JPH03483Y2 - - Google Patents

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JPH03483Y2
JPH03483Y2 JP1982098817U JP9881782U JPH03483Y2 JP H03483 Y2 JPH03483 Y2 JP H03483Y2 JP 1982098817 U JP1982098817 U JP 1982098817U JP 9881782 U JP9881782 U JP 9881782U JP H03483 Y2 JPH03483 Y2 JP H03483Y2
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fit
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JP1982098817U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車用エンジンのバルブ機構のプ
ツシユロツドなどを構成するに好適なロツドに関
するものである。
〈従来の技術〉 自動車用エンジンのバルブ機構において、通常
は例えば第1図に示すようにカム1に追従するタ
ペツト2とバルブ3を駆動するロツカアーム4と
を連動させるプツシユロツド5の両端にピース
6,6をそれぞれ固定している。そして、これら
のピース6,6をそれぞれタペツト2及びロツカ
アーム4に球面スラスト軸受状態に接合させるよ
うにしていた。
ところで、このようにピース6,6を取付ける
に際して、従来では例えば第2図に示すように棒
部材としてのパイプ7の開口8にピース6,6を
圧入して固定していた。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このように圧入によつてピース
6,6をパイプ(棒部材)7に固定する場合は、
パイプ7の開口8とピース6,6との締代を厳格
に規制する必要性がある。このために、開口8の
内径及びピース6,6の挿入部分の外径などの圧
接面に高い寸法精度が要求されるという不具合が
あつた。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたも
のであり、圧接面相互の寸法精度の制限(公差の
範囲)を緩和することができるロツドを提供する
ことを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本考案は、棒部材の
端面にピースの一端を圧入固定するようにしたロ
ツドにおいて、底部を有する開口を棒材の端面に
設ける一方、ピースの圧入側端面に開口を設けて
いる。又、前記底部との当接により前記ピースの
開口に突入してこの開口を拡開させて該ピースの
圧入側端部を前記棒部材の開口内に圧縮嵌め状態
に固定するテーパ部材を設けたことを特徴として
いる。
〈作用〉 このように構成されたロツドを組立てるに際し
ては、ピースの開口にテーパ部材の先端を臨ませ
た状態でこのテーパ部材をピースの圧入側先端と
ともに棒部材の開口に押し込む。この押し込みに
よつてテーパ部材が棒部材の開口の底部に当接し
て停止するために、ピースの押し込みにともなつ
てテーパ部材がピースの開口に次第に深く押し込
まれてこの開口を拡開させてピースの圧入側端部
を拡径させる。
つまり、テーパ部材の楔効果によりピースの圧
入側端部が拡径して、緩み嵌め状態から圧縮嵌め
状態に移行するために、当初におけるピースの圧
入部分の外径と棒部材の開口の内径との寸法精度
を厳格に規制する必要性がない。このために、棒
部材の開口及びピースの圧入部分の寸法精度を緩
和し、当該部分の公差についての管理を簡易化し
て生産性を向上させることができる。
又、ピースの圧入側端部は先端に至るにつれて
拡径しているために、一旦固定した後は棒部材か
らピースが抜け出すこともない。
〈実施例〉 以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第3図乃至第5図は本考案の一実施例を示して
おり、棒部材11の端面には底部を有する開口1
2を設けている。前記開口12に圧入されるピー
ス13の圧入側端面には開口14を設けており、
この開口14の底部を第5図に示すように彎曲面
Rとしている 又、テーパ部材として設けた楔部材15の先端
を前記開口14に臨ませて両者を仮止めしてい
る。
尚、このようなピース13と楔部材15との仮
止めは、開口14が拡開しない程度の力で楔部材
15の先端をピース13の開口14に軽く押し込
むことによつて行なわれる。
次に、第3図に示すようにピース13の圧入側
端部を楔部材15とともに棒部材11の開口12
に押し込す。この押し込みにともない、開口12
の底面に楔部材15が当接して停止する。従つ
て、楔部材15が棒部材11の開口12の底部に
当接した後もピース13を押し込むと、この押し
込みにともなつて楔部材15がピース13の開口
14に次第に押し込まれてこの開口14を押し広
げるために、ピース13の圧入側端部が第4図に
示すように次第に拡径し、当初の緩み嵌め状態か
ら圧縮嵌め状態に移行してピース13が固定され
る。
即ち、楔部材15の楔作用を利用してピース1
3の圧入側端部を棒部材11の開口12内で拡径
させてこれを固定するようにしているために、当
初におけるピース13と棒部材11の開口12と
の寸法関係を厳密に管理する必要性がない。この
ために、棒部材11の開口12の内径及びピース
13の圧入側端部の外径などの寸法精度を緩和し
て当該部分に公差についての管理を簡易化できる
ために、生産性が向上する。
又、ピース13の圧入側端部が棒部材11の開
口12内で圧入先端に至るにつれて次第に拡径し
た状態で圧縮嵌め固定されるために、棒部材11
とピース13との固着力が強大になるとともに、
ピース13の脱落(抜け出し)が確実に予防され
る。
尚、本実施例ではピース13の露呈部で凸球面
スラスト軸受部を構成し、この軸受部をタペツト
などの一端に形成されている凹球面スラスト軸受
部に滑動自在に接合させて球面軸受接合を構成し
ている。又、このスラスト軸受状態においては、
ピース13には圧入方向への力が加わつてその圧
入側端部が一層拡径する傾向になるために、万一
にもピース13が棒部材11から脱落するおそれ
がない。
尚、棒部材11の開口12を第6図に示すよう
に底部に至るにつれて大径となるようにすること
により、棒部材11とピース13との固着強度及
び固着の信頼性をより高くすることができる。更
に、中空のパイプで棒部材11を構成する場合
は、例えば第7図に示すようにパイプ16の中空
部16aと開口12との段差部に反力部材17を
設けて楔部材15との当接部分を構成することが
できる。尚、前記反力部材17に透孔17aを穿
設しておけば、パイプ16の中空部16aを給油
路などとして利用することもできる。
更に又、テーパ部材は実施例に示した楔部材1
5に限定さるものではなく、第8図に示すように
入手の容易な鋼球18を使用することもできる。
一方、ピース13に形成する開口14は実施例
に示した孔に限定されるものではなく、スリツト
あるいは透孔で構成することもできる。尚、開口
が孔あるいはスリツトなどのように底部を有する
もので構成される場合は、第5図に示すように開
口14の底部を彎曲面Rで構成することにより、
テーパ部材の楔作用にともなう開口12の底部の
応力集中を回避することもできる。
更に、実施例では本考案をバルブ機構のプツシ
ユロツドに適用した場合について説明している
が、他の機構のプツシユロツドに適用することが
でき、あるいは、プツシユロツド以外のロツドに
本考案を適用することもでき、ロツドの用途ある
いは種類に応じてピースの形状を変形すれば良
い。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、テーパ部材の楔作用を利用してピースの圧入
端部を棒部材の開口内で拡径させて圧縮嵌め固定
するようにしているために、棒部材の開口の内径
及びピースの圧入部分の外径の寸法精度を厳密に
管理する必要性がなく、組付作業が簡易化される
とともに、ピースの抜け荷重を強化することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンジンのバルブ機構を概略構成を示
す縦断面図、第2図は従来のロツドを例示する縦
断面図、第3図は本考案に係るロツドの一実施例
を示す組立途中の縦断面図、第4図は同じく組立
状態態の断面図、第5図は同じくピースの一部切
欠断面図、第6図及び第7図はそれぞれ棒部材の
開口の変形例を示す断面図、第8図は本考案の他
の実施例を示す縦断面図である。 11……棒部材、12……開口、13……ピー
ス、14……開口、15……楔部材(テーパ部
材)、16……パイプ(棒部材)、17……反力部
材、18……鋼球(テーパ部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒部材の端面にピースの一端を圧入固定するよ
    うにしたロツドにおいて、底部を有する開口を端
    面に設けた棒部材と、圧入側端面に開口を設けた
    ピースと、前記底部との当接により前記ピースの
    開口を拡開させて該ピースの圧入側端部を開口内
    に圧縮嵌め状態に固定するテーパ部材とを備えて
    なるロツド。
JP9881782U 1982-06-29 1982-06-29 ロツド Granted JPS592904U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9881782U JPS592904U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 ロツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9881782U JPS592904U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 ロツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS592904U JPS592904U (ja) 1984-01-10
JPH03483Y2 true JPH03483Y2 (ja) 1991-01-10

Family

ID=30234447

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JP9881782U Granted JPS592904U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 ロツド

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6540045B2 (ja) * 2015-01-27 2019-07-10 中国電力株式会社 鋳鋼部材の補修方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5628328U (ja) * 1979-08-13 1981-03-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472211U (ja) * 1977-10-31 1979-05-23
JPS5491571U (ja) * 1977-12-12 1979-06-28

Patent Citations (1)

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JPS5628328U (ja) * 1979-08-13 1981-03-17

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JPS592904U (ja) 1984-01-10

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