JPH059589Y2 - - Google Patents

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JPH059589Y2
JPH059589Y2 JP1985183774U JP18377485U JPH059589Y2 JP H059589 Y2 JPH059589 Y2 JP H059589Y2 JP 1985183774 U JP1985183774 U JP 1985183774U JP 18377485 U JP18377485 U JP 18377485U JP H059589 Y2 JPH059589 Y2 JP H059589Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、産業用機器に穿設された圧入孔を閉
塞する圧入プラグに関するもので、かかる圧入プ
ラグは気化器、燃料ポンプ等の産業用機器の燃料
通路、空気通路等の流体通路の閉塞手段として良
く使用される。
〔従来の技術〕
従来一般的に用いられる圧入プラグは比較的高
圧力(例えば10Kg/cm2)の気密保持が要求される
ことから金属材料よりなり棒状、球状のものが良
く使用されるもので、前記圧入プラグの外径より
小径に穿設された圧入孔内にかかる圧入プラグを
圧入するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる圧入プラグによると、圧
入プラグの圧入径部の外径と圧入孔の内径との寸
法差による圧入代によつてのみその圧入荷重が保
証される為に、(気密保持はこの圧入荷重によつ
て主に保証される)これら圧入代を形成する寸法
は極めて精度よく管理製作されなければならず部
品のコスト高を招来する。
また、棒状プラグにあつては、その圧入長さは
圧入径部の外径の少なくとも2倍の長さが必要と
なるものであるが、機器設計上2倍の圧入長さが
確保できない場合においては圧入荷重の保証が困
難であつた。
さらには亜鉛合金等の非鉄金属材料にて圧入プ
ラグを製作した際には経年変化による径の縮少傾
向が進み圧入荷重が軽減する場合があり、これを
防止するためにひとつひとつ接着剤を塗布すると
いう作業が必要となる。
このようなことから、従来のものにあつてはそ
の圧入荷重(プラグの引抜き荷重)を保証する為
に加工精度の向上、あるいは接着剤の塗布など加
工、製造コスト高を招来する恐れがあつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案になる圧入プラグは前記不具合点に鑑み
なされたもので、その目的とするところは、圧入
プラグの圧入孔内への圧入に際し、圧入荷重の保
証を端に圧入部のみの圧入に頼ることなく、他の
圧入要素を付加して複数の部位によつて圧入荷重
を保証し、もつて製造コストが安価で圧入が確実
な圧入プラグを提供するものである。
そして前記目的達成のために、圧入孔を閉塞す
る圧入プラグにおいて、圧入プラグを圧入孔の内
壁の内径φdより大径の外径φDを有する円筒形状
の金属棒材料にて形成し、圧入プラグには、その
一端部側に中空圧入部を形成するとともに他端部
B側には圧入プラグの長手方向軸心線X−Xに沿
う環状の薄肉部を穿設して中空状の環状薄肉部を
形成し、 圧入孔内への圧入プラグの圧入時、圧入プラグ
の中空圧入部にて圧入孔を圧入状態とするととも
に圧入孔に圧入された環状薄肉部を圧入孔の内壁
に向けて拡大塑性変形せしめて環状薄肉部を圧入
孔に対して拡大カシメ状態としたものである。
〔作用〕
従つて、圧入孔内への圧入プラグの圧入に際し
ては、圧入孔内に圧入プラグを圧入し、次に圧入
プラグの他端部に穿設した環状薄肉部を圧入孔の
内壁に向つて外方へ拡大カシメしてクサビ効果を
もたらしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案になる圧入プラグの一実施例を第
1図によつて説明する。
1は筐体2に穿設された圧入孔であり、圧入孔
1の内壁1Aの内径はφdをなす。3は金属材料
よりなり棒状(円筒形状)に形成された圧入プラ
グであり、この圧入プラグ3の外径φDは前記圧
入孔1の内径φdより大径に製作される。
この圧入プラグ3の他端部B側には圧入プラグ
3の長手方向軸心線X−Xに沿つて一端部A側に
向かう環状薄肉部3Aが穿設されるものであり、
これによると圧入プラグ3にはその一端部A側に
中空圧入部3Bが形成され、他端部B側に中空状
の環状薄肉部3Aが連続して形成されることにな
る。
かかる圧入プラグ3を圧入孔1内へ圧入するに
は次の如く行なわれる。まず、圧入孔1の開口部
に圧入プラグ3の一端部Aを対向させ、この状態
にて圧入プラグ3を圧入孔1内へ挿入する。これ
によると圧入プラグ3の外径φDを圧入孔1の内
壁1Aの内径φdより大径としたので、圧入プラ
グ3は圧入孔1に対して圧入状態で配置される。
すなわち、圧入プラグ3の中空圧入部3B、環
状薄肉部3A、ともに圧入孔1に対して圧入され
る。
次いで、環状薄肉部3Aを圧入孔1の内壁1A
に向けて拡大カシメする。この外方へのカシメは
テーパー状の治具を環状薄肉部3Aの内径部分へ
機械的に押圧することによつて行なわれるもの
で、これによつて環状薄肉部3Aは圧入孔1の内
壁1Aに向かつて拡大塑性変形してカシメ効果を
奏する。而して、圧入孔1内にある圧入プラグ3
はその中空圧入部3Bがカシメ孔1の内壁1Aに
対して圧入されるとともに環状薄肉部3Aが拡大
カシメされることになる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案になる圧入プラグによる圧
入孔を閉塞する圧入プラグにおいて、圧入プラグ
を圧入孔の内壁の内径φdより大径の外径φDを有
する円筒形状の金属棒材料にて形成し、圧入プラ
グには、その一端部側に中空圧入部を形成すると
ともに他端部B側には圧入プラグの長手方向軸心
線X−Xに沿う環状の薄肉部を穿設して中空状の
環状薄肉部を形成し、 圧入孔内への圧入プラグの圧入時、圧入プラグ
の中空圧入部にて圧入孔を圧入状態とするととも
に圧入孔に圧入された環状薄肉部を圧入孔の内壁
に向けて拡大塑性変形せしめて環状薄肉部を圧入
孔に対して拡大カシメ状態としたので、圧入孔内
における圧入プラグは、中空圧入部による圧入
と、環状薄肉部の拡大カシメによるクサビ効果と
の相乗圧入効果を得ることができ、圧入プラグの
圧入孔内における圧入状態を極めて確実に行なえ
るもので、圧入孔の高い閉塞性を得られるもので
あり、さらには圧入とカシメによつて二重結合と
したので圧入プラグ、圧入孔の寸法精度をラフに
でき加工コストの低減を図ることができたもので
あり、さらには経年変化の生じ易い材料の使用が
可能となつたものであり、材料の選択の自由度を
大幅に向上できたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる圧入プラグの1実施例を
示す縦断面図である。 1……圧入孔、1A……内壁、3……圧入プラ
グ、3A……環状薄肉部、3B……中空圧入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧入孔を閉塞する圧入プラグにおいて、圧入プ
    ラグ3を圧入孔1の内壁1Aの内径φdより大径
    の外径φDを有する円筒形状の金属棒材料にて形
    成し、圧入プラグ3には、その一端部A側に中空
    圧入部3Bを形成するとともに他端部B側には圧
    入プラグ3の長手方向軸心線X−Xに沿う環状の
    薄肉部を穿設して中空状の環状薄肉部3Aを形成
    し、圧入孔1内への圧入プラグ3の圧入時、圧入
    プラグ3の中空圧入部3Bにて圧入孔1を圧入状
    態とするとともに圧入孔1に圧入された環状薄肉
    部3Aを圧入孔1の内壁1Aに向けて拡大塑性変
    形せしめて環状薄肉部3Aを圧入孔1に対して拡
    大カシメ状態としてなる圧入プラグ。
JP1985183774U 1985-11-29 1985-11-29 Expired - Lifetime JPH059589Y2 (ja)

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JPS6292394U JPS6292394U (ja) 1987-06-12
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55137779U (ja) * 1979-03-24 1980-10-01

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JPS6292394U (ja) 1987-06-12

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