JP3031130U - マンホールにおける寒暖防止用内蓋 - Google Patents

マンホールにおける寒暖防止用内蓋

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JP3031130U
JP3031130U JP1996005136U JP513696U JP3031130U JP 3031130 U JP3031130 U JP 3031130U JP 1996005136 U JP1996005136 U JP 1996005136U JP 513696 U JP513696 U JP 513696U JP 3031130 U JP3031130 U JP 3031130U
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lid
manhole
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旭 森部
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旭 森部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、マンホールの蓋は鋳物で構成された一
枚ものとなっているため、地熱や排水熱が蓋に伝わり、
蓋の上の雪が融けてしまい、蓋の周囲の路面は圧雪凍結
しているために段差ができ、車や人の通行の妨げとなっ
ているなどの問題点を有していた。 【解決手段】 マンホール2における筒状上部2Bの中
間位置に水平状態で配設された内蓋3は、下方内蓋3A
と、下方内蓋の上面に積層された伸縮ゴム蓋3Bと、伸
縮ゴム蓋の上面に積層された上方内蓋3Cと、下方内蓋
3A、伸縮ゴム蓋3B、上方内蓋3Cの中心に上方から
貫通された締付け固定ボルト3Dと、締付け固定ボルト
の下方に螺合されたナット3Eから構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、マンホールにおける寒暖防止用内蓋に関するものである。 マンホールとしては、防火用マンホール、排水用マンホール、汚水用マンホー ル、ケーブル用マンホール、地下水路用マンホールなどがある。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のマンホールの蓋は、鋳物で構成された一枚ものとなっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.地熱や排水熱が蓋に伝わり、蓋の上の雪が融けてしまう。これに反し、蓋 の周囲の路面は圧雪凍結しているために段差ができ、車や人の通行の妨げとなっ ている。 このため、人手で圧雪を削るなどして蓋の上面と周囲の圧雪とが平らになるよ うに処理しなければならない。 2.防火用マンホールにあっては、冬間期は毎日氷を割り氷を取り除き火事に 備えなければならない。 3.ケーブル用マンホールの場合、当該マンホール内に発生した霜柱や氷柱な どが落下して、配設されたケーブルの表面に付着するなどの問題がある。 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするもので ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち本考案のものは、下方のマンホール本体2Aと、このマンホール本体 の上端に連設された筒状上部2Bと、この筒状上部の上面開口部に着脱自在に取 付けられたマンホール蓋2Cから構成されているマンホール2において、マンホ ール2における筒状上部2Bの中間位置に水平状態で配設された内蓋3は、下方 内蓋3Aと、この下方内蓋の上面に積層された中間の伸縮ゴム蓋3Bと、中間の 伸縮ゴム蓋の上面に積層された上方内蓋3Cと、これら下方内蓋3A、中間の伸 縮ゴム蓋3B、上方内蓋3Cの中心に上方から貫通された締付け固定ボルト3D と、この締付け固定ボルトの下方に螺合されたナット3Eから構成され、締付け 固定ボルト3Dとナット3Eで下方内蓋3Aと上方内蓋3Cとを互いに内方に向 け締付けると、中間の伸縮ゴム蓋3Bの膨大部3B1が外方に向け膨大し筒状上 部2Bの内壁に圧着するよう構成されているマンホールにおける寒暖防止用内蓋 である。
【0005】 この場合、下記のように構成することができる。 A.下方のマンホール本体2Aと、このマンホール本体の上端に連設された筒 状上部2Bと、この筒状上部の上面開口部に着脱自在に取付けられたマンホール 蓋2Cから構成されているマンホール2において、マンホール2における筒状上 部2Bの中間位置に水平状態で配設された内蓋3は、下方内蓋3Aと、この下方 内蓋の上面に積層された中間の伸縮ゴム蓋3Bと、中間の伸縮ゴム蓋の上面に積 層された上方内蓋3Cと、これら下方内蓋3A、中間の伸縮ゴム蓋3B、上方内 蓋3Cの中心に上方から貫通された締付け固定ボルト3Dと、この締付け固定ボ ルトの下方に螺合されたナット3Eとから構成され、下方内蓋3Aの上面外周縁 には外方に向け斜めに切除した段部3A1が形成され、中間の伸縮ゴム蓋3Bの 下面外周縁には下方に向け膨大した膨大部3B1が形成され、締付け固定ボルト 3Dとナット3Eで下方内蓋3Aと上方内蓋3Cとを互いに内方に向け締付ける と、中間の伸縮ゴム蓋3Bの膨大部3B1が外方に向け膨大し筒状上部2Bの内 壁に圧着するよう構成されている。
【0006】 B.内蓋3の所定箇所に開設された透孔4Aに貫入固定されたボルト4の上端 に連結された脱落防止チェン4Bは、筒状上部2Bの上方位置に連結されている と共に、内蓋3の所定箇所に開設された透孔5Aに温度計5が貫入固定されてい る。
【0007】
【考案の実施の形態】
実施例について図面を参照して説明する。 1は本考案のマンホールにおける寒暖防止用内蓋である。 2はマンホールで、下方のマンホール本体2Aと、このマンホール本体の上端 に連設された筒状上部2Bと、この筒状上部の上面開口部に着脱自在に取付けら れたマンホール蓋2Cから構成されている。 図中、2Dは昇降用のステップである。 3はマンホール2における筒状上部2Bの中間位置に水平状態で配設された内 蓋で、下方内蓋3Aと、この下方内蓋の上面に積層された中間の伸縮ゴム蓋3B と、中間の伸縮ゴム蓋の上面に積層された上方内蓋3Cと、これら下方内蓋3A 、中間の伸縮ゴム蓋3B、上方内蓋3Cの中心に上方から貫通された締付け固定 ボルト3Dと、この締付け固定ボルトの下方に螺合されたナット3Eから構成さ れ、下方内蓋3Aの上面外周縁には外方に向け斜めに切除した段部3A1が形成 され、中間の伸縮ゴム蓋3Bの下面外周縁には下方に向け膨大した膨大部3B1 が形成され、締付け固定ボルト3Dとナット3Eで下方内蓋3Aと上方内蓋3C とを互いに内方に向け締付けると、中間の伸縮ゴム蓋3Bの膨大部3B1が外方 に向け膨大し筒状上部2Bの内壁に圧着するよう構成されている。
【0008】 4は内蓋3の所定箇所に開設された透孔4Aに貫入固定されたボルトで、この ボルトの上端に連結された脱落防止チェン4Bは、筒状上部2Bの上方位置に連 結されている。 5は内蓋3の所定箇所に開設された透孔5Aに貫入固定された温度計である。
【0009】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 A.地熱や排水熱が蓋に伝わり蓋の上の雪が融け、蓋の周囲の路面が圧雪凍結 しているために段差ができるようなことがないから、従来のように防火用マンホ ールの周囲の氷や圧雪を取除くような手間を不要とすることができる。 B.防火用マンホールにあっては、凍結現象が防止されるので、毎日氷を割り 氷を取除くような手間を不要とすることができる。 C.ケーブル用マンホールの場合、当該マンホール内における霜柱や氷柱など の発生を防止することができる。 D.マンホールの下部に空間を作り寒暖防止内蓋を取付けることにより、地熱 や排水熱がマンホール蓋に伝わるのを防止することができる。 E.寒暖防止内蓋を取付けることにより、マンホールの上面の圧雪のレベルと マンホールの周囲の路面上の圧雪のレベルが同一レベルとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部拡大縦断面図である。
【図2】作用を説明する同上の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 マンホールにおける寒暖防止用内蓋 2 マンホール 3 内蓋 3A 下方内蓋 3B 中間の伸縮ゴム蓋 3C 上方内蓋 3D 締付け固定ボルト 3E ナット 3A1 段部 3B1 膨大部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方のマンホール本体(2A)と、この
    マンホール本体の上端に連設された筒状上部(2B)
    と、この筒状上部の上面開口部に着脱自在に取付けられ
    たマンホール蓋(2C)から構成されているマンホール
    (2)において、マンホール(2)における筒状上部
    (2B)の中間位置に水平状態で配設された内蓋(3)
    は、下方内蓋(3A)と、この下方内蓋の上面に積層さ
    れた中間の伸縮ゴム蓋(3B)と、中間の伸縮ゴム蓋の
    上面に積層された上方内蓋(3C)と、これら下方内蓋
    (3A)、中間の伸縮ゴム蓋(3B)、上方内蓋(3
    C)の中心に上方から貫通された締付け固定ボルト(3
    D)と、この締付け固定ボルトの下方に螺合されたナッ
    ト(3E)から構成され、締付け固定ボルト(3D)と
    ナット(3E)で下方内蓋(3A)と上方内蓋(3C)
    とを互いに内方に向け締付けると、中間の伸縮ゴム蓋
    (3B)の膨大部(3B1)が外方に向け膨大し筒状上
    部(2B)の内壁に圧着するよう構成されていることを
    特徴とするマンホールにおける寒暖防止用内蓋。
  2. 【請求項2】 下方のマンホール本体(2A)と、この
    マンホール本体の上端に連設された筒状上部(2B)
    と、この筒状上部の上面開口部に着脱自在に取付けられ
    たマンホール蓋(2C)から構成されているマンホール
    (2)において、マンホール(2)における筒状上部
    (2B)の中間位置に水平状態で配設された内蓋(3)
    は、下方内蓋(3A)と、この下方内蓋の上面に積層さ
    れた中間の伸縮ゴム蓋(3B)と、中間の伸縮ゴム蓋の
    上面に積層された上方内蓋(3C)と、これら下方内蓋
    (3A)、中間の伸縮ゴム蓋(3B)、上方内蓋(3
    C)の中心に上方から貫通された締付け固定ボルト(3
    D)と、この締付け固定ボルトの下方に螺合されたナッ
    ト(3E)から構成され、下方内蓋(3A)の上面外周
    縁には外方に向け斜めに切除した段部(3A1)が形成
    され、中間の伸縮ゴム蓋(3B)の下面外周縁には下方
    に向け膨大した膨大部(3B1)が形成され、締付け固
    定ボルト(3D)とナット(3E)で下方内蓋(3A)
    と上方内蓋(3C)とを互いに内方に向け締付けると、
    中間の伸縮ゴム蓋(3B)の膨大部(3B1)が外方に
    向け膨大し筒状上部(2B)の内壁に圧着するよう構成
    されていることを特徴とするマンホールにおける寒暖防
    止用内蓋。
  3. 【請求項3】 内蓋(3)の所定箇所に開設された透孔
    (4A)に貫入固定されたボルト(4)の上端に連結さ
    れた脱落防止チェン(4B)は、筒状上部(2B)の上
    方位置に連結されていると共に、内蓋(3)の所定箇所
    に開設された透孔(5A)に温度計(5)が貫入固定さ
    れている請求項1あるいは請求項2記載のマンホールに
    おける寒暖防止用内蓋。
JP1996005136U 1996-05-13 1996-05-13 マンホールにおける寒暖防止用内蓋 Expired - Lifetime JP3031130U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3372229B2 (ja) 1999-11-02 2003-01-27 三山工業株式会社 マンホールの断熱装置

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JP3372229B2 (ja) 1999-11-02 2003-01-27 三山工業株式会社 マンホールの断熱装置

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