JP3035848U - 地上式消火栓の保護カバー - Google Patents
地上式消火栓の保護カバーInfo
- Publication number
- JP3035848U JP3035848U JP1996010145U JP1014596U JP3035848U JP 3035848 U JP3035848 U JP 3035848U JP 1996010145 U JP1996010145 U JP 1996010145U JP 1014596 U JP1014596 U JP 1014596U JP 3035848 U JP3035848 U JP 3035848U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- straight pipe
- heat insulating
- insulating material
- protective cover
- fire hydrant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Thermal Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 凍上現象が生じた場合であっても水道管との
接続部の破損を防止し、かつ、直管部に巻付けられてい
る保温材を保護する、地上式消火栓の保護カバーを提供
することである。 【解決手段】 直管部(14)に巻付けられた保温材
(18)の周囲を実質的に隙間なしに包囲する円筒形の
側壁(20)と、直管部の通過する孔(22a)が中央
に設けられた上蓋(22)と、直管部の外径よりも大き
な直径を有する孔(24a)が中央に設けられた底壁
(24)とを備えていることを特徴とする。
接続部の破損を防止し、かつ、直管部に巻付けられてい
る保温材を保護する、地上式消火栓の保護カバーを提供
することである。 【解決手段】 直管部(14)に巻付けられた保温材
(18)の周囲を実質的に隙間なしに包囲する円筒形の
側壁(20)と、直管部の通過する孔(22a)が中央
に設けられた上蓋(22)と、直管部の外径よりも大き
な直径を有する孔(24a)が中央に設けられた底壁
(24)とを備えていることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は一般に、地上式消火栓の保護カバーに関し、より詳細には、凍上現象 が生じた場合であっても水道管との接続部の破損を防止し、かつ、直管部に巻付 けられている保温材を保護する、地上式消火栓の保護カバーに関する。
【0002】
寒冷地においては、水道管は、凍結を避けるため、凍結深度線以下の地中に埋 設されているが、地上式消火栓は、立上がり管となる直管部を介して、地上部に 延びている。したがって、凍結深度線以上に位置する直管部が凍結するおそれが ある。このような事態を回避するため、従来の地上式消火栓では、図2に示され るように、直管部の凍結深度線以上に位置する部分に保温材を巻付け(凍結深度 線以下の部分については、地下熱を直接直管部に接触させた方が保温効果が大き い)、バンドで固定していた。
【0003】 しかしながら、このような構成の従来の地上式消火栓では、土地の表層が凍結 して地盤が盛り上がる凍上現象によって、保温材を固定しているバンドに力が加 えられてバンドが破損することがあった。そして、バンドが破損すると、保温材 と直管部との間に隙間が生じて保温材の断熱効果が低くなるとともに、この隙間 から地上の冷気が凍結深度線以下に入り込み直管部近傍の凍結深度線以下の土が 凍結して直管部が持ち上げられ、水道管との接続部が破損することがあった。ま た、直管部に巻付けられている保温材が土圧によって押しつぶされ、保温材の断 熱性能を十分に利用できないこともあった。
【0004】 したがって、本考案は、凍上現象が生じた場合であっても水道管との接続部の 破損を防止し、かつ、直管部に巻付けられている保温材を保護する、地上式消火 栓の保護カバーを提供することを目的としている。
【0005】
上述の課題を達成するために、本考案により、水道管に接続される弁箱と、弁 箱に接続され、立上がり管となる直管部と、直管部に接続され、地上部となる上 胴とを備えた地上式消火栓の保護カバーであって、直管部に巻付けられた保温材 の周囲を実質的に隙間なしに包囲する円筒形の側壁と、直管部の通過する孔が中 央に設けられた上蓋と、直管部の外径よりも大きな直径を有する孔が中央に設け られた底壁とを備えていることを特徴とする、地上式消火栓の保護カバーが提供 される。
【0006】
次に、図面を参照して、本考案の実施の形態について詳細に説明する。図1に おいて全体として参照符号10で示される本考案の保護カバーが取付けられる地 上式消火栓は、水道管(図示せず)に接続される弁箱12と、弁箱12に接続さ れ、立上がり管となる直管部14と、直管部14に接続され、地上部となる上胴 16とを備えている。直管部14の凍結深度線よりも上の部分には、保温材18 が巻付けられている。保温材18は、例えば商品名トーレペフとして市販されて いる材料のような任意の材料が使用される。
【0007】 本考案の保護カバー10は、直管部14に巻付けられた保温材18の周囲を実 質的に隙間なしに包囲する円筒形の側壁20を備えている。円筒形の側壁20の 上端には、直管部14の通過する孔22aが中央に設けられた上蓋22が取付け られている。また、円筒形の側壁20の下端には、凍上現象が生じて保護カバー 10が持ち上げられるとき、保護カバー20と共に保温材18も一緒に持ち上げ られるように、底壁24が取付けられている。底壁24の中央には、直管部の外 径よりも大きな直径を有する孔24aが設けられている。なお、保護カバー10 は、金属材料で形成してもよく、樹脂材料で形成してもよい。
【0008】
本考案によれば、保温材18が保護カバー10によって保護されているので、 保温材18は土圧の影響を直接受けることはなく、保温材の断熱性能を最大限に 利用することができる。また、直管部14と保温材18が常に密着しているので 、直管部14と保温材18との間に隙間が生じて冷気が入り込むことはなく、従 って、直管部14近傍の凍結深度線以下の土が凍結して凍上現象が生ずる可能性 が小さくなる。さらに、たとえ凍上現象が生じた場合であっても、土と保護カバ ー10との摩擦力よりも直管部14と保温材18との摩擦力の方が小さいので、 保温材18と保護カバー10のみが持ち上がり、直管部14が持ち上げられるこ とはなく、従って、水道管との接続部が破損することもない。
【図1】本考案の保護カバーが装着された地上式消火栓
を示した概略全体図である。
を示した概略全体図である。
【図2】直管部に保温材が巻付けられている従来の地上
式消火栓を示した概略全体図である。
式消火栓を示した概略全体図である。
10 保護カバー 12 弁箱 14 直管部 16 上胴 18 保温材 20 側壁 22 上蓋 24 底壁
Claims (1)
- 【請求項1】 水道管に接続される弁箱と、弁箱に接続
され、立上がり管となる直管部と、直管部に接続され、
地上部となる上胴とを備えた地上式消火栓の保護カバー
であって、直管部に巻付けられた保温材の周囲を実質的
に隙間なしに包囲する円筒形の側壁と、直管部の通過す
る孔が中央に設けられた上蓋と、直管部の外径よりも大
きな直径を有する孔が中央に設けられた底壁とを備えて
いることを特徴とする、地上式消火栓の保護カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996010145U JP3035848U (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 地上式消火栓の保護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996010145U JP3035848U (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 地上式消火栓の保護カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3035848U true JP3035848U (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=43170640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996010145U Expired - Lifetime JP3035848U (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 地上式消火栓の保護カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035848U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101880878B1 (ko) * | 2018-02-26 | 2018-07-20 | 신진정공 주식회사 | IoT 스마트 공설 지상 소화전 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP1996010145U patent/JP3035848U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101880878B1 (ko) * | 2018-02-26 | 2018-07-20 | 신진정공 주식회사 | IoT 스마트 공설 지상 소화전 |
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