JPS6231758Y2 - - Google Patents

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JPS6231758Y2
JPS6231758Y2 JP1983067656U JP6765683U JPS6231758Y2 JP S6231758 Y2 JPS6231758 Y2 JP S6231758Y2 JP 1983067656 U JP1983067656 U JP 1983067656U JP 6765683 U JP6765683 U JP 6765683U JP S6231758 Y2 JPS6231758 Y2 JP S6231758Y2
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JP
Japan
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pipe
hot water
sheath
underground tank
ground
Prior art date
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Application number
JP1983067656U
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English (en)
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JPS592000U (ja
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は地下タンクの周囲地盤の凍結を制限
するために、地盤中に埋設されるヒートフエンス
に関するものである。
地下に構築したタンクに液化天然ガスなどの低
温液化ガスを貯蔵すると、その低温のために地下
タンクの周囲地盤が凍結する。その凍結は地下タ
ンクの周辺のごく限られた範囲にとどまるもので
あれば、むしろ液密及び気密を保つ上で有効なも
のと取扱われるが、凍結領域として順次に拡がつ
て行くと、凍結による膨張圧力は、末凍結領域の
地盤を圧縮するばかりが、地下タンクにも大きな
外圧として作用することになる。
このような地盤の無制限な凍結を阻止するため
に、地下タンクの周囲地盤に地下タンクを取巻く
ようにしてヒートフエンスが埋設してある。この
ヒートフエンスは特開昭48−90014号公報に記載
されているように、外管と内管の二重管とからな
り、内管より内管と外管との間に通水を行つて地
盤を加温している。また一部には、外管と内管と
の間に砂、礫等の粒状物を充填し、その粒状物を
通過させて水を回収しているものもある。
しかしながら、いずれの型式のものであつて
も、外管と内管との間に通水を行うものは、腐蝕
などによる漏水の危険があり、特に外管からの漏
水は僅かなものであつても、ヒートフエンス周囲
の地盤の凍結の原因となり、長期間の後にはヒー
トフエンスの機能が失なわれて、凍結領域の拡大
につながる。
この考案は上記従来構造における不測の事故を
防止するために考えられたものであつて、ヒート
フエンスは温水管に破損あるいは腐蝕による漏水
が生じても、その漏水は鞘管内にてとどまるよう
に三重構造とし、また鞘管と温水管の外管との空
間は砂、細礫などの粒状物の充填をもつて密に埋
め、鞘管内における温水管の安定化、耐震性の向
上を図り、長期間にわたつて地盤中に埋設して置
いても、その機能を失わず、さらには鞘管をその
ままにして温水管を交換できる新な構成のヒート
フエンスを提供するものである。
以下この考案を図示の例により詳細に説明す
る。
図中1は地盤に構築した低温液化ガス用の地下
タンク、3は地下タンク1の周辺に一定の距離を
追い埋設したヒートフエンスで、図は省略したが
所要間隔ごとに地下タンク1を囲繞する状態に配
設してある。4は地下タンク1の構築に先立つて
地盤2に打設した山留で、上記ヒートフエンス3
の支持材を兼ねる場合もある。
しかして上記ヒートフエンス3は、第3図に示
すように、底部を閉鎖した所要直径の金属あるい
は合成樹脂の鞘管31と、その鞘管31の中央部
に位置する温水管32とからなる。この温水管3
2は下端を水密に塞いだ外管32aと、その内部
に挿入されて温水の往路33と復路34とを形成
する内管32bとの二重管よりなり、上記鞘管3
1を含めてヒートフエンス3は三重構造となつて
いる。
また鞘管31と温水管32との空間には砂35
が密に充填してあり、温水管32はこの砂35に
よつて強い衝撃や震動を受けても揺れ動かないよ
うに支持されている。
なお図中36は外管32bに接続した温水圧送
パイプ、37は内管32aに接続した温水回収パ
イプである。
次に上記ヒートフエンス3の施工について述べ
ると、地下タンク1の施工計画においては、地盤
2に山留4を打設してのち、掘削を行つて地下タ
ンク1を造る。そして地下タンクの外壁コンクリ
ート打設一段完了後に、山留4との間の埋戻しを
する。そこでこの埋戻しのときに鞘管31の建込
み、後に温水管32を鞘管内に挿入する。
第2図は山留4を利用して鞘管31を直角に支
持場合であつて、山留4の垂直部材として打込ま
たH型鋼の露出面に支持金物41を取付け、この
支持金物先端の左右に開閉自在なバンド42に鞘
管31を嵌め、鞘管31の底部には基礎コンクリ
ート43を打設する。この場合、支持金物41は
H型鋼の施工精度の逃げがとれるように突出方向
に2部構成とし、ボルトナツトにてスライド可能
なものとする。また図は省略したが、鞘管31を
長く継足する場合には、それが鋼管のときには端
部にカラーを溶接しておき、上部より順次差込み
溶接して一体化する。
上記のようにして鞘管31を建込み、埋戻しを
行つて埋設を完了したならば、その鞘管31の内
に温水管32の外管32aを吊り込む。そしてそ
の外管32aの位置を決め、上部にて固定したの
ち、次に内管32bを外管32aの内に吊り込ん
で同様に固定し、温水の往路33と復路34とを
有する二重管の温水管32を完成する。最後に水
圧テストまたは空気テストにより配管のもれのテ
ストを行い、特に異常がなければ圧力をかけたま
ま密封し、圧力ゲージを確認しながら鞘管31と
の間に砂35を充填しつつ水締めを行い、温水管
32の支持を行う。
この考案は上述のように、地下タンク1の周囲
地盤2に埋設した鞘管31と、下端を水密に塞い
だ外管32a及び該外管32a内にあつて温水の
往路33と復路34とを形成する内管32bを備
えた二重管の温水管32とからなり、該温水管3
2を上記鞘管の中央に設けるとともに、鞘管31
との間に充填した砂35などの粒状物により支持
して、三重構造のヒートフエンス3に構成してな
るものであるから、温水管を直接周囲地盤に埋設
する場合に比べて、施工時における温水管の損傷
がきわめて少なく、施工途中で手直しできるな
ど、常に設計通りの温水路が確保できる。また温
水管とタンク地盤との間に粒状物と鞘管が介在し
ていても、それらが占める割合は僅かで、熱伝導
の点においても特に問題となるようなことがな
く、二重管をもつて地下タンクの周囲地盤を直接
加温する場合と同等の加温効果が得られる。更に
また温水管に漏水が生じても、その漏水は鞘管に
よつて地盤まで及ぶことがなく、鞘管内にて凍結
するようなこともないから、漏水によりヒートフ
エンスの機能が低下したり失われるようなことが
ない。
また鞘管をそのままにして温水管を交換するこ
ともできるので、長期間にわたるヒートフエンス
の保守、管理にきわめて都合がよく、粒状物と鞘
管とによつて温水管の安定化や耐震性の向上を充
分に図ることもできる等の多くの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るヒートフエンスの1実施
例を示すもので、第1図は低温液化ガス地下タン
クの縦断面図、第2図は外管の建込を例示する略
示斜視図、第3図はヒートフエンスの一部縦断側
面図である。 1……地下タンク、2……地盤、3……ヒート
フエンス、4……山留、31……鞘管、32……
温水管、32a……外管、32b……内管、33
……往路、34……復路、35……砂、36……
温水圧送パイプ、37……温水回収パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低温液化ガス用の地下タンクの周囲地盤に埋設
    した鞘管と、下端を水密に塞いだ外管及び該外管
    内にあつて温水の往路と復路とを形成する内管を
    備えた二重管の温水管とからなり、該温水管を上
    記鞘管の中央に設けるとともに、鞘管との間に充
    填した粒状物により支持して、三重構造のヒート
    フエンスに構成してなる低温液化ガス地下タンク
    のヒートフエンス。
JP6765683U 1983-05-06 1983-05-06 低温液化ガス地下タンクのヒ−トフエンス Granted JPS592000U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6765683U JPS592000U (ja) 1983-05-06 1983-05-06 低温液化ガス地下タンクのヒ−トフエンス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6765683U JPS592000U (ja) 1983-05-06 1983-05-06 低温液化ガス地下タンクのヒ−トフエンス

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Publication Number Publication Date
JPS592000U JPS592000U (ja) 1984-01-07
JPS6231758Y2 true JPS6231758Y2 (ja) 1987-08-14

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ID=30197845

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JP6765683U Granted JPS592000U (ja) 1983-05-06 1983-05-06 低温液化ガス地下タンクのヒ−トフエンス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016114211A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 大成建設株式会社 低温地下式貯槽および低温地下式貯槽の施工方法
JP6886378B2 (ja) * 2017-09-28 2021-06-16 鹿島建設株式会社 地下タンク構造および地中連続壁の構築方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4890014A (ja) * 1972-03-02 1973-11-24

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JPS4890014A (ja) * 1972-03-02 1973-11-24

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JPS592000U (ja) 1984-01-07

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