JPS5834077Y2 - ライニング貯槽 - Google Patents

ライニング貯槽

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JPS5834077Y2
JPS5834077Y2 JP1978069437U JP6943778U JPS5834077Y2 JP S5834077 Y2 JPS5834077 Y2 JP S5834077Y2 JP 1978069437 U JP1978069437 U JP 1978069437U JP 6943778 U JP6943778 U JP 6943778U JP S5834077 Y2 JPS5834077 Y2 JP S5834077Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
lining plate
concrete frame
storage tank
stiffener
side lining
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978069437U
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English (en)
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JPS54170414U (ja
Inventor
博志 庄司
久雄 仲井
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新潟鐵工所 filed Critical 株式会社新潟鐵工所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はライニング貯槽に係り、更に詳しく言えば、コ
ンクリート躯体の側壁部の内壁面に内張りされる側部ラ
イニングプレートの取付は構造に関するものである。
現在、石油類、放射性廃棄物等の貯蔵には陸上タンク、
地下タンク等が利用されている。
従来においては地下タンクを例にとると第1図ないし第
3図に示すように、コンクリート躯体1の側壁部2の内
壁面2aと底部3の内底面3aに側部ライニングプレー
ト4と底部ライニングプレート5をそれぞれ内張りして
、脆弱な地殻或いは地震等に起因する、被貯蔵液体の外
部への洩れ、或いは地下水等のタンク内への浸入を防止
している。
ところで、石油類等をライニング貯槽に受は入れ、また
は払い出す際には、場合によっては石油類を加熱して流
動しやすい状態にすることが行なわれる。
このような場合、或いは気温の変化等によってライニン
グプレート4,5は熱膨張或いは熱収縮するが、これ以
外にもライニングプレートには被貯蔵流体の液圧と自重
がかかるため、ライニングプレートには引張りないし圧
縮応力が発生する。
この場合地下タンクにおいては、側部ライニングプレー
ト4は、ロックボルト8により岩盤6に固着されたコン
クリート躯体1のアンカーボルト7に固定されているた
め、一応、座屈が防止され、また熱膨張、熱収縮による
伸びが内部ひずみとして吸収されるが、内径寸法及び真
円度にかなりの誤差を持つコンクリート躯体に、いわば
直接若しくはこれに近い状態で取り付けられているため
、一部分に応力が集中する場合があり、その強度や信頼
性及び耐久力に問題がある。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、側部ラ
イニングプレートを精度よく取り付けて内径寸法と真円
度を正確にし、側部ライニングプレートの組立て強度と
その信頼性を高めたライニング貯槽を提供することを目
的とするものである。
以下、本考案を図面に基いて詳細に説明する。
第4図ないし第7図は地下タンクに適用した本考案に係
るライニング貯槽の一実施例を示すもので、図中11は
岩盤である。
この岩盤11に掘られた孔には平面円形のコンクリート
躯体12が構築されている。
コンクリート躯体12はロックボルト13により岩盤1
1に固着された側壁部14と底部15とから成り、側壁
部14の内壁面14 aには鋼板よりなる側部ライニン
グプレート16がその下端16aをコンクリート躯体1
2の隅部Cに位置させて後述のように取り付けられ、ま
た底部15の内底面15 aには鋼板よりなる底部ライ
ニングプレート18がその外端18 aをコンクリート
躯体12の側壁部14から充分に離しかつアスファルト
サンド19(第7図)を介して水平に敷設されている。
コンクリート躯体12の打設時に多数のアンカーボルト
17がコンクリート内に埋め込まれる。
このアンカーボルト17はコンクリート躯体12の側壁
部14に側部ライニングプレート16を固着するための
もので、コンクリート躯体12の硬化後、適当な時期に
その先端に■型鋼、H型鋼、L型鋼、C型鋼等よりなる
円周スチフナ−28と縦スチフナ−29を溶接その他の
手段で取り付けられる。
この場合、円周スチフナ−28はコンクリート躯体12
の円周方向に、また縦スチフナ−29は縦方向に取り付
けるが、この時コンクリート躯体12の変形(つまり構
築誤差)を修正するようにして円周スチフナ−28と縦
スチフナ−29を所定の内径寸法の真円を区画しうるよ
うに取り付ける。
そしてこれらの円周スチフナ−28と縦スチフナ−29
に側部ライニングプレート16がこれも溶接等の手段で
取り付けられ、真円の地下タンクを構成する。
側部ライニングプレート16の取付は後、コンクリート
躯体12と側部ライニングプレート16の間隙にグラウ
ト30を詰める。
このグラウト30はコンクリート躯体12とスチフナ−
28,29及び側部ライニングプレート16相互の強度
を高める効果がある。
さらに円周スチフナー28には多数の貫通孔31が穿設
しであるので、グラウト30の流通は良好で、これをコ
ンクリート躯体12と側部ライニングプレート16の間
隙にむらなく充填することができる。
上記の構成においてコンクリート躯体12の隅部Cに配
置せしめられた側部ライニングプレート16と底部ライ
ニングプレート18の外端18 aは、鋼板よりなるコ
ーナーライニングプレート20により相互に一体的に結
合される。
上記コーナーライニングプレー) 20は断面形状が円
弧状に形威され、その外面20 aを外側に位置させる
とともに、コンクリート躯体12の隅部Cにその全周に
わたって隙間21を形威し、一方の端部20 bを側部
ライニングプレート16に、また他方の端部20 Cを
底部ライニングプレート18にそれぞれ溶接されて側部
ライニングプレート16と底部ライニングプレート18
を一体的に結合している。
上記コーナーライニングプレート20と側部ライニング
プレート16及び底部ライニングプレート18の溶接部
は符号22 、23により示されている。
上記のように、コーナーライニングプレート20によっ
てコンクリート躯体12の隅部Cに形成された隙間21
には不活性ガス等の流体が封入若しくは流動せしめられ
るもので、これには不活性ガス等の流体の供給管24が
連絡され、隙間21に不活性ガスを封入してコーナーラ
イニングプレート20や他のライニングプレー) 16
.18等の腐食を防止したり、空気等の気体を隙間21
に流して被貯蔵流体の漏洩や温度を検知することができ
るようになっている。
なお、コーナーライニングプレート20の側部ライニン
グプレート16と底部ライニングプレート18に対する
取付は方には種々あるが、本考案においては任意である
コーナーライニングプレー) 20を用いずに、側部ラ
イニングプレート16の下端16 aと底部ライニング
プレート18の外端18 aを相互に直接溶接すること
もできる。
コーナーライニングプレート20を用いる場合、これの
曲率半径rは、例えば、直径80mの地下タンクの場合
、1〜3m程度好ましくは2m前後に設定される。
しかして25は隙間21に入れられた不活性ガス等の流
体を外部に排出させる排出管、26は地下タンクの底部
に開口せしめられた送液(排液)管、27はサービスト
ンネル、32は溶接部である。
本考案のライニング貯槽は上記の構造であり、上記は地
下タンクの例であるが、これらの構造を地上タンクに用
いてよいのは勿論である。
この構造においては、側部ライニングプレート16はス
チフナー28.29によって強固に固着されているので
、被貯蔵流体の液圧、自重、及び温度変化による側部ラ
イニングプレート16の伸縮を内部ひずみとして完全に
吸収し、座屈を防止することができる。
また、スチフナ−28、29をアンカーボルト17に取
り付ける際に、コンクリート躯体12の凹凸等の変形を
実質的に修正して、側部ライニングプレート16を精度
よく取付けているので、部分的に応力が集中することが
なく、シたがって強度的に強く、また耐久力に優れたラ
イニング貯槽を得ることができる。
その上、スチフナ−28,29は側部ライニングプレー
ト16の取付は時に、治具及び溶接裏当金としても利用
できるため、側部ライニングプレート16の取付は作業
を容易になし、さらにライニングプレート16とコンク
リート躯体12の間にグラウト30を詰めたので、コン
クリート躯体12とスチフナ−28、29及び側部ライ
ニングプレート16相互の固着力を強めかつタンク全体
の強度を高めるという長所もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の地下タンクの断面図、第2図と第3図は
従来の側部ライニングプレートと底部ライニングプレー
トの組立て構造を示す断面図である。 第4図は本考案に係るライニング貯槽の一実施例を示す
断面図、第5図と第6図は本考案の側部ライニングプレ
ートの組立て構造の例を示す縦断面図と横断面図、第7
図は側部ライニングプレートと底部ライニングプレート
の結合構造の一例を示す断面図である。 12・・・・・・コンクリート躯体、14・・・・・・
側壁部、14 a・・・・・・内壁面、15・・・・・
・底部、15a・・・・・・内底面、16・・・・・・
側部ライニングプレート、17・・・・・・アンカーボ
ルト、18・・・・・・底部ライニングプレート、28
・・・・・・円周スチフナー、29・・・・・・縦スチ
フナ−,30・・・・・・グラウト、31・・・・・・
貫通孔、C・・・・・・隅部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート躯体の側壁部の内壁面と底部の内底面に側
    部ライニングプレートと底部ライニングプレートをそれ
    ぞれ内張りし、それらの側部ライニングプレートと底部
    ライニングプレートとをコンクリート躯体の隅部で相互
    に一体に結合して戒るライニング貯槽において、上記コ
    ンクリート躯体の側壁部に設けられたアンカーボルトに
    、コンクリート躯体の構築誤差を修正して、縦スチフナ
    −と、貫通孔を有する円周スチフナーとが取り付けられ
    、これらの縦スチフナ−と円周スチフナーとに、上記側
    部ライニングプレートがコンクリート躯体から離して固
    着されて側壁部の内壁面に内張すされるとともに、上記
    側部ライニングプレートと上記コンクリート躯体の間に
    上記貫通孔を通してグラウトが充填されて成ることを特
    徴とするライニング貯槽。
JP1978069437U 1978-05-22 1978-05-22 ライニング貯槽 Expired JPS5834077Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978069437U JPS5834077Y2 (ja) 1978-05-22 1978-05-22 ライニング貯槽

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JP1978069437U JPS5834077Y2 (ja) 1978-05-22 1978-05-22 ライニング貯槽

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JPS54170414U JPS54170414U (ja) 1979-12-01
JPS5834077Y2 true JPS5834077Y2 (ja) 1983-07-30

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ID=28978260

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993679A (ja) * 1982-11-10 1984-05-30 株式会社日立製作所 ライニング構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5325916A (en) * 1976-08-24 1978-03-10 Toshiba Corp Construction method of lining storage tank and accessory unit
JPS5369437A (en) * 1976-12-03 1978-06-20 Kawasaki Steel Corp Method of dismantling steel tower

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JPS5325916A (en) * 1976-08-24 1978-03-10 Toshiba Corp Construction method of lining storage tank and accessory unit
JPS5369437A (en) * 1976-12-03 1978-06-20 Kawasaki Steel Corp Method of dismantling steel tower

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