JPS5993679A - ライニング構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はライニング構造に係り、特に高温液体ナトリウ
ムの漏洩による建物コンクリートの温度上昇に対拠する
のに好適なＦＢＲ用ライニング構造に関する。

〔従来技術〕

ＦＢＲ用の２イニング構造は、万が−のナトリウム漏洩
時に建物コンクリートとナトリウムの化学反応を防止し
、かつ建物コンクリートの過度の温度上昇を防止するた
めに室内の尿、側壁及び天井に設置される。このような
２イニング構造は通常鋼製ライナ板、ライナ板と建物コ
ンクリート間の断熱材及びこｎらｔ建物コンクリートに
定着させるだめの固定金具より構成される。従来のライ
ニング構造を側壁を例にとって説明すると、まずコンク
リート壁面上にＨ形鋼を平行に敷設してコンクリート側
をスタッド等によってコンクリートに固定し、Ｈ形鋼の
間に予めブロック状に成形した断熱材としてのパーライ
トコンクリートを設置し、鋼製ライナ板をＨ形鋼に溶接
した構造である。

建′＃Ｊ壁コンクリートの打設がライニング組立後とな
る場合もある。ライナ板の最外周部は、当該壁面と直角
に交わる床、側壁及び天井のコンクリート中に埋設され
た埋込金物、即ちコーナーアンカに溶接される。

このように構成される従来のライニング構造では、ナト
リウム漏洩等の原因によって室内温度が上昇する場合、
Ｖ＠製シイナ板が変形しやすくなるとともにコーナーア
ンカ部には鋼製ライナ板の変形を拘束するための大きな
反力が作用するため、コーナーアンカ部は固定金具を多
くした複雑な構造となり、又建物に対してもコーナーア
ンカ部を経由して大きな力が作用する。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、構造が簡単で室内温度上昇時にも建物
に作用する力を低減させることができるライニング構造
を提供するものである。

〔発明の概要〕

本発明は、鋼製ライナ板と固定金具との結合を、その′
Ｓ製ライナ板の面外変形のみを拘束する機械的結合とし
、鋼製ライナ板の最外周部のコーナーアンカを排する構
造としたものである。

〔発明の実施例〕

以下、添付図面によって本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明によるライニング構造の一体パネルの断
面図である。図において、ｌは鋼製ライナ板であシ、５
はスタッド等の固定棒であって、その一端に俸の芯に直
角に鍔４が固着されている。

中央に孔を有する円盤状の固定板３は、鍔４を挾持した
状態でライナ板ｌの裏面に溶接により固定されている。

これによシ、固定棒５及び鍔４とライナ板１は、固定棒
５の軸方向に結合される。又、鍔４とライナ板１とに予
め設けられたネジ穴にボルト７が植込まれ、固定棒５及
び鍔４とライナ板１とは固定棒：５の軸直角方向にも結
合系れる。Ｃのボルト７は、据付は完了後に除かれる裾
付冶具としての役目をもつ。前記固定板３の外面には、
中央部に孔を有するたとえば発泡スチロールの如き非含
水性の弾性体６が固定棒５を嵌合した状態でライナ板１
に固着される。

次いでライナ板１の表面を下面とした状態でノく一ライ
トコンクリート２をライナ板１の裏面に所要の厚みで充
填固化させると、ライナ板１、／＜−ライトコンクリー
ト２及び固定金具（固定棒５等）からなる一体パネルが
形成される。この場合、パーライトコンクリートは固定
棒１に付着することによってライナ板１の裏面と固着も
安定したものとなる。

ここで、ライナ板１の接線方向における弾性体６の厚み
ｔｌ、鍔４と固定板３との隙間δ１、及び固定板３の中
央部孔の縁と固定棒５との隙間δ２は、当該固定金具部
におけるライナ板１の熱移動量よシ自ら定められる。

第２図は、上記のように形成された一体ノくネル金用い
て構Ｊ戎される２イニングイ再造の障テ面図である。図
ｖ′Ｃ公いて、一体パネルはパーライトコンクリート２
から突出した固定棒５が建物コンクリ−゛ト８中に埋設
固定されるように組１てられる。一体パネルの搬送時及
びライニング構造の組立時に２いて、鍔４とライナ板１
との間の剪断方向（第１図中、矢印Ａ全′ゴむライナ而
）の動きはボルト７によ仄拘束される。

ライニング構造の組立に際しては、一体パネルのパーラ
イトコンクリート２の面ヲ型枠としてコンクリート８が
打設される。コンクリート８が固化した後、ｓ４とライ
ナ板１と′ｆｒ：結合すゐボルト７が除かｔ、代シにラ
イナ板１のネジ孔を基ぐためのプラグ１０がネジ孔に植
込まれ、プラグｌＯとライナ板１とはシール溶＃、畑れ
る。ここでプラグ１０はライナ板１のネジ孔の＋Ｖこ挿
入され、鍔４のネジ穴には挿入されていないので、鍔４
とライナ板１との間の剪断方向の結合が解除される。

第３図は、上６Ｃのライニング構造全側壁に通用した場
合の横断面図で必る。側壁ライナ板ＩＡとこれに直角に
交わる他の側壁ライナ板ＩＢとの交叉部には補性の大き
なコーナ部材１１が設けられていて、各ライナ板の面内
熱膨張を拘束するコーナーアンカは設けられない。ただ
しコーナ部分には岩綿、発泡ポリスチレン等の断熱材１
２が充填されている。

以上第１図〜第３図で説明した本発明の一実施例によれ
ば、万が一ナトリウムの漏洩によって建物コンクリート
の温度が上昇し、鋼製ライナ板１が熱膨張した場合、以
下の挙動によシ鋼製うイナ板１の面内熱膨張が拘束され
ない。すなわち、鋼製ライナ板１は固定板３及び鍔４を
介して固定棒５の軸方向に対しては固定されている。し
かし鋼製ライナ板１は鍔４面に対しては摺動自在であシ
又固定板３は鋼製ライナ１の熱移＃ｆｆｉに応じて移動
するが、固定棒５に遊嵌された状態で設けられているの
で鍔４面を摺動する。さらに弾性体６の端周部は固体板
３および鋼製ライナ１に固着されているが、鋼製ライナ
１の熱移動量に応じて収縮及び伸張するので鋼製シイナ
１の面内熱膨張を拘束し・よい。したがって鋼製ライナ
１の面内熱膨張は補性の大きいコーナ部材１１に吸収さ
れる。このとき、コーナ部材１１の建物コンクリート側
には変形しやすい断熱材が充填されているので、建物コ
ンクリートに作用する力を低減させることができる。又
、パーライトコンクリートは予めライナ板と共に一体パ
ネル化されているので、据付施工が従来と比べて極めて
容易となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、室内温度上昇時にライナ板の熱膨張を
拘束しない２イニング構造とすることができるので、ラ
イニング構造を簡素化し、又建物に作用する力を大幅に
低減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるライニング構造の一体パネルの
断面図、第２図はライニング構造の断面図、第３図はラ
イニング構造を側壁に適用した場合の横断面図である。 １・・・鋼製ライナ板、２・・・断熱材（パーライトコ
ンクリート）、３・・・固定板、４・・・鍔、５・・・
固定棒、６・・・弾性体、７・・・ボルト、訃・・コン
クリ−ト、１１・・・コーナ部材、１２・・・断熱材。 茅　！　固 第　２　目 第　３　口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、鋼製ライナ板と、建物コンクリートと鋼製ライナ板
   との間に設けられる断熱材と、鋼製ライナと断熱材とを
   建物コンクリートに固定させるための固定金具と、よシ
   なるライニング構造におい−Ｃ１前記鋼製ライナ板と前
   記固定金具との結合部を前記銅製ライナ板の面外変形の
   みを拘束するように構成したことｆｅ特徴とするライニ
   ング構造。 ２、前記固定金具は、一端部が建物コンクリートに埋設
   され、他端部に断熱材側の鋼製ライナ面と摺動自在に設
   けられた鍔部を有する固定棒と、前記鋼製ライナ面に固
   着されるとともに＠記鋼製ライナとの面方向において前
   記鍔部と間隙を有し、かつ前記鍔部の鋼製ライナと接す
   る面と対応する面に摺動自在に設けられた固定部材と、
   この固定部材の外周囲に設けられた弾性体と、からなる
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のライニン
   グ構造１． ３、前記断熱材を、前記固定金具に固着させて予め鋼製
   ライナ、断熱材及び固定金具よシ一体パネル構造とした
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のライニン
   グ構造。