JPH0531321Y2 - - Google Patents

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JPH0531321Y2
JPH0531321Y2 JP1989145657U JP14565789U JPH0531321Y2 JP H0531321 Y2 JPH0531321 Y2 JP H0531321Y2 JP 1989145657 U JP1989145657 U JP 1989145657U JP 14565789 U JP14565789 U JP 14565789U JP H0531321 Y2 JPH0531321 Y2 JP H0531321Y2
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JP
Japan
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bellows
diameter side
annular
annular connecting
elastomer
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JP1989145657U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はベローズに関し、さらに詳しくは振動
条件の厳しい環境下において使用するのに好適な
ベローズに関する。
〔従来の技術〕
ベローズは高温、低温、耐圧性、耐熱性、耐食
性等に優れているため、メカニカルシール、金属
パツキン、バルブ、配管ジヨイント、カツプリン
グ、アキユムレータ等に使用されている。
第4図は溶接金属ベローズ1を示し、このベロ
ーズの内径側の環状接続部1aと外径側の環状接
続部1bが筒状部の軸方向交互に配置され、これ
らの接続部1a,1b間に環状伸縮ベローズ2が
架設され、蛇腹状の構造となつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このようなベローズにおいて、ベローズの振動
が著しい場合、ベローズ1が共振等により破損
し、あるいは振動源になることがあり、膨張・収
縮を吸収するというベローズ本体の目的が損なわ
れることがある。
本考案の目的は、上記した従来技術の課題を解
決し、振動が厳しい状況に置かれた場合にも振動
を吸収し、防振作用を発揮することができるベロ
ーズを提供することにある。
「課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するために、内径側に環状接
続部が、外径側に環状接続部がそれぞれ軸方向に
交互に配設されるとともに、これらの環状接続部
間に環状の伸縮ベローズが伸縮自在に架設され
て、全体で蛇腹状に形成されているベローズにお
いて、隣接する内径側の環状接続部間又は隣接す
る外径側の環状接続部間の少なくとも何れか一方
に伸縮自在な環状のシール材を架設して、これら
のシール材によつて形成される密封空所内に、ゲ
ル状又はエラストマ状の物質からなる緩衝材を封
入した手段を採用している。
〔作用〕
蛇腹状の伸縮ベローズが激しく振動した場合、
この振動エネルギーは、伸縮ベローズ間の隣接す
る伸縮ベローズ間の外周側又は内周側の何れか一
方には、シール材によつて密封空所が形成される
とともに、この密封空所内には、ゲル状又はエラ
ストマ状の物質からなる緩衝材が封入されること
になるので、各伸縮ベローズの内面側又は外面側
の少なくとも何れか一方は、密封空所内の緩衝材
に必ず接触することになる。したがつて、使用時
に各伸縮ベローズが激しく振動するような場合に
おいても、その振動エネルギーは各伸縮ベローズ
に接触する緩衝材の高弾性特性により吸収される
ことになるので、伸縮ベローズの共振作用や伸縮
ベローズが振動源となることが防止され、伸縮ベ
ローズの破損や作動不安定性が解消されることに
なる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案のベローズの一実施例を示す断
面図であり、筒状のベローズをその直径方向で切
断した面を示している。
このベローズは、内径側の環状接続部1aと外
径側の環状接続部1bが筒状部の軸方向に交互に
配置されており、これらの環状接続部1a,1b
間に環状伸縮ベローズ2が伸縮可能に架設されて
全体で蛇腹状となつている。
これらの環状伸縮ベローズ2の筒状部軸方向の
両端部には断面Y字状の形状からなり、例えば、
フランジ等に接続される接続部材3がそれぞれ配
設されている。
第1図に示す実施例において、筒状部の内径側
の隣接する環状接続部1a,1a間には、伸縮シ
ール又は伸縮フイルムからなるシール材5が架設
されて、このシール材5によつて隣接する環状接
続部1a,1a間には密封空所が形成されるとと
もに、各密封空所内には、それぞれゲル状または
エラストマ状の物質からなる緩衝材4が封入され
ている。
第2図は本考案の他の実施例を示す断面図であ
り、筒状のベローズをその直径方向で切断した面
を示している。
本実施例においては、筒状部の外径側の隣接す
る環状接続部1b,1b間には、伸縮シール又は
伸縮フイルムからなるシール材5が架設されて、
このシール材5によつて隣接する環状接続部1
b,1b間には密封空所が形成されるとともに、
各密封空所内には、それぞれゲル状またはエラス
トマ状の物質からなる緩衝材4が封入されてい
る。
ここでゲル状物質及びエラストマ物質は、ベロ
ーズが装着される環境条件によつて任意に選定可
能であるが、伸縮ベローズ2との接着性が良好な
材質を選定することが望ましい。
この理由はゲル状又はエラストマ状の物質4と
伸縮ベローズ2との接着が不良であつて、両者の
間に離間が生じると、振動の吸収作用が低下する
ためである。
ゲル状又はエラストマ状の物質としては、たと
えば、液状ゴムやシリコンRTVゴム等が有効で
ある。
また、伸縮ベローズ2は、多枚数の金属シール
を溶接によつて接続した溶接金属ベローズ、樹
脂、ゴム等の成形により得られる成形ベローズの
他に電着につて形成される電着ベローズのいずれ
も使用可能である。
さらに前記の実施例においては、ゲル状又はエ
ラストマ状の物質からなる緩衝材4を、内面側又
は外面側の隣接する全ての伸縮ベローズ2間で密
封空所を形成して、それらの密封空所内に封入す
るようにしたが、ベローズが配設される環境条件
等によつては、二つおき以上の間隔で密封空所を
形成してその内部に緩衝材4を封入してもよく、
また、第3図に示すように、内面側と外面側の両
方に密封空所を形成して、その内部に緩衝材4を
封入してもよいものである。
要は、ゲル状又はエラストマ状の物質からなる
緩衝材4を、筒状部の軸方向に対して所定の間隔
ごとに封入すればよいものである。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、隣接する内径側
の環状接続部間又は隣接する外径側の環状接続部
間の少なくとも何れか一方に伸縮自在な環状のシ
ール材を架設して、これらのシール材によつて形
成される密封空所内に、ゲル状又はエラストマ状
の物質からなる緩衝材を封入したことにより、各
伸縮ベローズの内面側又は外面側の少なくとも何
れか一方は、密封空所内に封入されている緩衝材
に必ず接触することになる。したがつて、使用時
に各伸縮ベローズが激しく振動するような場合に
おいても、その振動は緩衝材の高弾性特性により
吸収されることになり、これにより、伸縮ベロー
ズの共振作用や伸縮ベローズが振動源となること
が防止され、伸縮ベローズの破損が防止されると
ともに、作動不安定性が解消されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のベローズの一実施例を示す断
面図、第2図は本考案のベローズの他の実施例を
示す断面図、第3図は本考案のベローズの他の実
施例を示す断面図、第4図は従来のベローズの断
面図である。 1a……環状接続部(内径側)、1b……環状
接続部(外径側)、2……伸縮ベローズ、3……
接続部材、4……緩衝材(ゲル状又はエラストマ
状の物質)、5……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内径側に環状接続部1aが、外径側に環状接続
    部1bがぞれぞれ軸方向に交互に配設されるとと
    もに、これらの環状接続部1a,1b間に環状の
    伸縮ベローズ2が伸縮自在に架設されて、全体で
    蛇腹状に形成されているベローズにおいて、隣接
    する内径側の環状接続部1a間又は隣接する外径
    側の環状接続部1b間の少なくとも何れか一方に
    伸縮自在な環状のシール材5を架設して、これら
    のシール材5によつて形成される密封空所内に、
    ゲル状又はエラストマ状の物質からなる緩衝材4
    を封入したことを特徴とするベローズ。
JP1989145657U 1989-12-18 1989-12-18 Expired - Lifetime JPH0531321Y2 (ja)

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JPH0384478U JPH0384478U (ja) 1991-08-27
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JP2021050776A (ja) * 2019-09-25 2021-04-01 株式会社前川製作所 波形配管及び熱収縮緩和機構付き冷却配管

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