JP2868742B2 - 管接続部の離脱防止装置 - Google Patents

管接続部の離脱防止装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水、工業用水、
農業用水その他の液体の移送を行なう管の接続部に設置
し、管相互の位置のずれによる接続部での離脱を防止す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコンクリート製のPC管からな
る、液体移送のための管の接続部にゴム製環状のバンド
体を用いて漏水対策とすることは従来公知である。その
例として本出願人の実公昭64−6474号、実公平1
−17757号その他の考案が存在する。前記考案を実
施した区間の上水道は1995年1月17日の神戸の地
震に耐えて漏水を出さず、高い評価を得た。しかし前記
考案に管相互の位置ずれに対向し得る構成はなく、ずれ
の方向や大きさによっては漏水を起こすことも予想され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題はより高度の耐震
性を具備し、それによって管接続部での離脱や漏れ等を
防止することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、隣接した管の端部に取り付け基部を複数
個ずつ設け、少なくとも管軸と平行な方向へ伸縮可能で
あり、かつ伸長力を吸収可能な緩衝体を有する結合具を
複数個装備し、同結合具の一端を一方の管の取り付け基
部に取り付け、結合具の他端を他方の管の取り付け基部
に取り付けて成り、各結合具の両端は、互いに直交する
方向の軸周りに回転可能な滑節構造を有する節点部材に
よって取り付けるという手段を講じたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る装置は、管11、1
2の接続部に設置し、管相互の位置のずれによる接続部
での離脱を防止する。
【0006】隣接する管11、12同士は単に端部が突
き合わされただけの接続部を有していても良いし、また
嵌め合い構造によって機械的に結合された接続部を有し
ていても良い。図1〜図4に示す実施例1及び図5〜図
8に示す実施例2の場合、隣接の管11、12は突き合
わされた端部を有している。
【0007】隣接した管11、12の端部には、取り付
け基部13を複数個ずつ設ける。この取り付け基部13
は離脱防止装置の結合具20を各管11、12に取り付
けるための手段である。管11、12への取り付け基部
13の設け方は任意であり、例えば締め付け、ねじ止
め、圧迫等の手段によって、特別の取り付け構造を持た
ない管11、12にも、結合具20の取り付けを可能に
する構造を付与する。
【0008】管11、12の内側に離脱防止装置を設置
する実施例1の場合、取り付け基部13は管11、12
の内壁にボルト止め等によって取り付けることができ
る。図3、4参照。このボルト14として例えばアンカ
ーボルトが用いられる。複数の取り付け基部13は周方
向に等間隔等、力学的に合理的に、或いは地質に適合す
るように間隔を変えて配置する。それにより離脱防止効
果を最良のものとすることができる。
【0009】管11、12の外側に離脱防止装置を設置
する実施例2の場合、取り付け基部13の設置には管1
1、12の外壁を締め付けるバンド状物15を使用する
ことができる。図5、6参照。バンド状物15は1個ま
たは複数個を1組として管11、12の外周を囲み、端
部締結部16同士をボルト17等により緊締することで
管外周に取り付けられる。
【0010】このように設けられる取り付け基部13を
利用して結合具20を管11、12に取り付ける。その
結合具20は、少なくとも管軸と平行な方向へ伸縮可能
であり、かつ伸長力を吸収可能な緩衝体23を有する。
各図中、矢印は流れ方向、管軸と平行な方向を示す。
【0011】伸張力を吸収可能な緩衝体23が不可欠な
理由は、本発明が主として管同士の離脱を防止する装置
であるからである。このため管接続部に働く圧縮力には
特別の措置を講じていない。しかし同圧縮力を吸収可能
な緩衝体を併用することは自由であり、そのようにすれ
ば管同士がぶつかり合うのを防止することができる。
【0012】本発明では、結合具20を複数個装備し、
同結合具20の一端を一方の管の取り付け基部13に取
り付け、結合具20の他端を他方の管の取り付け基部1
3に取り付ける。つまり結合部20を介して隣接した管
11、12同士を緩衝体23の作用下につなぎ合わせ
る。
【0013】結合具20は、一方の取り付け基部側に配
置される第1可動体21と、他方の取り付け基部側に配
置される第2可動体22とを伸縮可能に組み合わせ、か
つ第1、第2可動体21、22が離れる(伸びる)方向
へ外力が作用したときにその外力を吸収可能な緩衝体2
3を組み込んだ構成を有する。
【0014】実施例1の場合、第1可動体21をシリン
ダ状とし、第2可動体22はその内部で軸方向移動可能
なピストン軸状とし、第2可動体22の先端と第1可動
体21との間の伸びを圧縮によって吸収可能な緩衝体2
3としてコイルばねを介在させている。24、25は各
可動体21、22に設けたばね受けを示す。なお、結合
具20の内部は密封状態とすることができる。26はシ
ール部材であり、ばね受けでもあるキャップ24に設け
られる。
【0015】結合具20の両端は前記取り付け基部1
3、13に夫々取り付けられる。取り付け方は任意であ
り、滑節でも剛節でも良い。実施例1の場合、2組の滑
節で取り付ける構成を採用している。つまり、第1、第
2可動体21、22の端部は互いに直交する方向の軸周
りに回転可能な滑節構造を有する節点部材30によって
取り付けられる。この節点部材30は直交軸31、32
と、夫々の軸受け体33、34とからなる。故に管1
1、12の相互の回転を含む複雑な動きを吸収するので
破壊に到らない。
【0016】取り付け基部13は結合具20を管11、
12へ取り付けるための手段であるから、節点部材30
とほぼ同じ構成を共有するといえる。
【0017】実施例2の場合も、結合具20と節点部材
30の構成は上記実施例1の場合と同じで良い。共通部
分については符号を援用し、説明は繰り返さない。いず
れの実施例の場合も第1可動体21が上流側にくるよう
に配置されている。第1可動体21の先端部はテーパ状
の整形部27となっているので、水流にさらされる実施
例1の場合は抵抗減少につながり好都合である。
【0018】実施例1は、管11、12が地中に埋設さ
れる構造の例であり、そのため内側に配置される水密性
の環状シール体35と共に本装置を管内へ取り付けてい
る。環状シール体35は管内面への密接のため周方向の
突条36を外周に複数有し、補強帯37内方には止帯3
8を取り付け、補強帯37に対する止帯38の圧迫によ
り漏れを防止する。この構成は実公昭64−6474号
の内容にしたがうことができる。なお39は各止帯38
を突っ張って押し付けるための連結駒を示す。図1。
【0019】これに対して実施例2の場合、管11、1
2は水管橋の管のようなものを想定している。このため
管内に本装置を設ける必要がない。それ故前述のように
取り付け基部13を管外壁に取り付け、同様に環状シー
ル体40を隣接した管の双方にわたって嵌め付けて止水
手段とすることができる。図6、7参照。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、かつ作用
するものであって、隣接した管同士、少なくとも管軸と
平行な方向へ伸縮可能であり、かつ伸張力を吸収可能な
緩衝体を有する結合具によって結合されるため、地震そ
の他の振動、或いは不等沈下等による管接続部の離脱を
防止することができ、特に管の内部にも外部にも区別な
く実施可能であるから適用範囲が広いという特徴を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管接続部の離脱防止装置の実施例
1を示す横断面説明図。
【図2】同上のものの縦断面図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】図1のIV矢視図。
【図5】本発明に係る装置の実施例2を示す横断面説明
図。
【図6】同上のものの外観を示す側面図。
【図7】図5のVII−VII線断面図。
【図8】図5のVIII矢視図。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の接続部に設置し、管相互の位置のず
    れによる接続部での離脱を防止する装置であって、隣接
    した管の端部に取り付け基部を複数個ずつ設け、少なく
    とも管軸と平行な方向へ伸縮可能であり、かつ伸長力を
    吸収可能な緩衝体を有する結合具を複数個装備し、同結
    合具の一端を一方の管の取り付け基部に取り付け、結合
    具の他端を他方の管の取り付け基部に取り付けて成り、
    各結合具の両端は、互いに直交する方向の軸周りに回転
    可能な滑節構造を有する節点部材によって取り付けたこ
    とを特徴とする管接続部の離脱防止装置。
  2. 【請求項2】 結合具は、一方の取り付け基部側に配置
    される第1可動体と、他方の取り付け基部側に配置され
    る第2可動体とを伸縮可能に組み合わせ、かつ第1、第
    2可動体が伸びる方向へ外力が作用したときにその外力
    を吸収可能な緩衝体を組み込んだ構成を有する請求項1
    記載の管接続部の離脱防止装置。
  3. 【請求項3】 第1可動体をシリンダ状とし、第2可動
    体はその内部で軸方向移動可能なピストン軸状とし、第
    2可動体と第1可動体との間の緩衝体としてコイルばね
    を介在させた請求項2記載の管接続部の離脱防止装置。
  4. 【請求項4】 節点部材は直交関係にある軸と、夫々の
    軸受け体とからなる請求項記載の管接続部の離脱防止
    装置。
  5. 【請求項5】 隣接する管の接続部の内周に配置される
    水密性の環状シール体とともに、結合具及びその取り付
    け手段を管の内側に配置した請求項1記載の管接続部の
    離脱防止装置。
  6. 【請求項6】 管接続部の外周に配置される水密性の環
    状シール体とともに、結合具及びその取り付け手段を管
    の外側に配置した請求項1記載の管接続部の離脱防止装
    置。
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