JPH0353116Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353116Y2 JPH0353116Y2 JP1986048784U JP4878486U JPH0353116Y2 JP H0353116 Y2 JPH0353116 Y2 JP H0353116Y2 JP 1986048784 U JP1986048784 U JP 1986048784U JP 4878486 U JP4878486 U JP 4878486U JP H0353116 Y2 JPH0353116 Y2 JP H0353116Y2
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- JP
- Japan
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- bellows
- gel
- vibration
- type anti
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 claims description 13
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 11
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 11
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 9
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 9
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Joints Allowing Movement (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、配管等に作用する振動を効果的に防
止し得るベローズ形防振継手に関するものであ
る。
止し得るベローズ形防振継手に関するものであ
る。
(従来の技術)
配管には、ポンプ等の駆動装置や地震等の種々
の振動が作用するため、配管途中にベローズ形防
振継手を用いてこれを防止している。
の振動が作用するため、配管途中にベローズ形防
振継手を用いてこれを防止している。
従来のベローズ形防振継手は、実開昭56−
13292号公報に開示されるように、ベローズの外
側面にゴムを接着して構成されており、配管から
の振動をベローズ及びゴムで吸収するようにして
いる。
13292号公報に開示されるように、ベローズの外
側面にゴムを接着して構成されており、配管から
の振動をベローズ及びゴムで吸収するようにして
いる。
(考案が解決使用とする課題)
しかしながら、従来のベローズ形防振継手で
は、ベローズの外側面にゴムを接着しているた
め、ベローズが外部から直線変位や曲げを受けた
場合に、ゴムがこれに追従して変形できず、ベロ
ーズ自体の伸縮及び屈曲作用が妨げられる欠点が
ある。また、継続的な使用でゴムがベローズの外
側面から剥がれ易いため、両者の結合が不安定と
なつて所期の防振効果が期待できなくなる欠点が
ある。
は、ベローズの外側面にゴムを接着しているた
め、ベローズが外部から直線変位や曲げを受けた
場合に、ゴムがこれに追従して変形できず、ベロ
ーズ自体の伸縮及び屈曲作用が妨げられる欠点が
ある。また、継続的な使用でゴムがベローズの外
側面から剥がれ易いため、両者の結合が不安定と
なつて所期の防振効果が期待できなくなる欠点が
ある。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ベローズ自体の伸縮及
び屈曲作用を良好に維持し、しかも長期に亘つて
所期の防振効果を発揮できるベローズ形防振継手
を提供することにある。
その目的とするところは、ベローズ自体の伸縮及
び屈曲作用を良好に維持し、しかも長期に亘つて
所期の防振効果を発揮できるベローズ形防振継手
を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本考案では、ベロー
ズの外側に弾性材を装着したベローズ形防振継手
において、ベローズの外側周囲を伸縮性フイルム
で覆うと共に、ベローズの外側面と伸縮性フイル
ムとの間にゲル状物質を充填している。
ズの外側に弾性材を装着したベローズ形防振継手
において、ベローズの外側周囲を伸縮性フイルム
で覆うと共に、ベローズの外側面と伸縮性フイル
ムとの間にゲル状物質を充填している。
(作 用)
本考案のベローズ形防振継手に外部から加わつ
た振動は、ベローズとゲル状物質との双方で吸収
される。
た振動は、ベローズとゲル状物質との双方で吸収
される。
ベローズが外部から直線変位や曲げを受けた場
合でも、ゲル状物質及び伸縮性フイルムがこれに
追従して自在に変形する。また、ゲル状物質がベ
ローズの外側面と伸縮性フイルムとの間に充填さ
れているので、該ゲル状物質がベローズの外側面
から離脱することがない。
合でも、ゲル状物質及び伸縮性フイルムがこれに
追従して自在に変形する。また、ゲル状物質がベ
ローズの外側面と伸縮性フイルムとの間に充填さ
れているので、該ゲル状物質がベローズの外側面
から離脱することがない。
(実施例)
図は本考案の一実施例を示すベローズ形防振継
手の断面図である。
手の断面図である。
このベローズ形防振継手10は、ベローズ15
の両端にフランジ11,12を連結しており、両
フランジ11,12を介して配管等が接続できる
ようになつている。
の両端にフランジ11,12を連結しており、両
フランジ11,12を介して配管等が接続できる
ようになつている。
各フランジ11,12は、ベローズ15の折返
し部分13,14と、ベローズ両端の山形部分1
5aとの間に固着されており、折返し部分の成形
は図示省略の成形装置で両端直管部を折曲げるこ
とにより行なわれる。
し部分13,14と、ベローズ両端の山形部分1
5aとの間に固着されており、折返し部分の成形
は図示省略の成形装置で両端直管部を折曲げるこ
とにより行なわれる。
ベローズ15の各山形部分15aは断面がΩ形
状で、外部からの振動、直線変位、曲げ等を自ら
の伸縮及び屈曲で吸収できるようになつている。
状で、外部からの振動、直線変位、曲げ等を自ら
の伸縮及び屈曲で吸収できるようになつている。
ベローズ15の外側周囲は、伸縮性を有する筒
形のプラスチツクフイルム16で被覆されてい
る。このプラスチツクフイルム16は2箇所に孔
17,18を有しており、その両端を各フランジ
11,12に接合されている。
形のプラスチツクフイルム16で被覆されてい
る。このプラスチツクフイルム16は2箇所に孔
17,18を有しており、その両端を各フランジ
11,12に接合されている。
また、ベローズ15の外側面と、プラスチツク
フイルム16との間には、シリコーンゲル19が
充填されている。このシリコーンゲル19はゼリ
ー状に固化した非圧縮性のシリコーンで、所定の
弾性と耐熱性を有すると共に、優れた防振特性と
緩衝特性を示す物質であり、例えば日本軽構造(株)
の製造、販売に係る「α−Gel」「β−Gel」「γ
−Gel」と称される商品が使用できる。
フイルム16との間には、シリコーンゲル19が
充填されている。このシリコーンゲル19はゼリ
ー状に固化した非圧縮性のシリコーンで、所定の
弾性と耐熱性を有すると共に、優れた防振特性と
緩衝特性を示す物質であり、例えば日本軽構造(株)
の製造、販売に係る「α−Gel」「β−Gel」「γ
−Gel」と称される商品が使用できる。
ここで、上記シリコーンゲル19の充填につい
て説明する。
て説明する。
まず、プラスチツクフイルム16にてベローズ
15を被覆し、該フイルム16の両端を各フラン
ジ11,12に気密状態で接合する。次いで、液
状のシリコーンを所定の硬化剤と共に一方の孔1
7から流入する。ベローズ15の外側面とプラス
チツクフイルム16との間の空気は流入に伴つて
他方の孔18から追出され、やがてゲル化したシ
リコーン19で満たされる。プラスチツクフイル
ム16の各孔17,18はシリコーンゲル19を
充填した後に閉塞する。尚、各孔17,18にク
イツクバルブと呼ばれる逆止弁の役割を果たすフ
イムを取付ければ、各孔17,18の閉塞作業が
不要となる。クイツクバルブの構造は公知である
ため、その説明を省略する。
15を被覆し、該フイルム16の両端を各フラン
ジ11,12に気密状態で接合する。次いで、液
状のシリコーンを所定の硬化剤と共に一方の孔1
7から流入する。ベローズ15の外側面とプラス
チツクフイルム16との間の空気は流入に伴つて
他方の孔18から追出され、やがてゲル化したシ
リコーン19で満たされる。プラスチツクフイル
ム16の各孔17,18はシリコーンゲル19を
充填した後に閉塞する。尚、各孔17,18にク
イツクバルブと呼ばれる逆止弁の役割を果たすフ
イムを取付ければ、各孔17,18の閉塞作業が
不要となる。クイツクバルブの構造は公知である
ため、その説明を省略する。
上述のベローズ形防振継手10に外部から加わ
つた振動は、ベローズ15とシリコーンゲル19
との双方で吸収されることになる。
つた振動は、ベローズ15とシリコーンゲル19
との双方で吸収されることになる。
また、ベローズ15が外部から直線変位や曲げ
を受けた場合でも、シリコーンゲル19及びプラ
スチツクフイルム16がこれに追従して自在に変
形するので、ベローズ15自体の伸縮及び屈曲作
用が妨げられることがない。
を受けた場合でも、シリコーンゲル19及びプラ
スチツクフイルム16がこれに追従して自在に変
形するので、ベローズ15自体の伸縮及び屈曲作
用が妨げられることがない。
更に、シリコーンゲル19がベローズ15の外
側面とプラスチツクフイルム16との間に充填さ
れているので、該シリコーンゲル19がベローズ
15の外側面から離脱することがなく、両者を接
触状態で常に保持して、所期の防振効果を長期に
亘つて良好に発揮することができる。
側面とプラスチツクフイルム16との間に充填さ
れているので、該シリコーンゲル19がベローズ
15の外側面から離脱することがなく、両者を接
触状態で常に保持して、所期の防振効果を長期に
亘つて良好に発揮することができる。
尚、上記実施例ではシリコンゲルを用いたもの
を示したが、他のゲル状物質を採用してもよい。
また、実施例ではベローズ形防振継手を配管に使
用したものを示したが、該ベローズ形防振継手は
建築構造物の耐震手段や車両用サスペンシヨンに
も適用可能である。
を示したが、他のゲル状物質を採用してもよい。
また、実施例ではベローズ形防振継手を配管に使
用したものを示したが、該ベローズ形防振継手は
建築構造物の耐震手段や車両用サスペンシヨンに
も適用可能である。
(考案の効果)
以上詳述したように、本考案のベローズ形防振
継手によれば、ベローズが外部から直線変位や曲
げを受けた場合でも、ゲル状物質及び伸縮性フイ
ルムがこれに追従して自在に変形するので、ベロ
ーズ自体の伸縮及び屈曲作用が妨げられることが
ない。しかも、ゲル状物質がベローズの外側面と
伸縮性フイルムとの間に充填されているので、該
ゲル状物質がベローズの外側面から離脱すること
がなく、両者を接触状態で常に保持して、所期の
防振効果を長期に亘つて良好に発揮することがで
きる。
継手によれば、ベローズが外部から直線変位や曲
げを受けた場合でも、ゲル状物質及び伸縮性フイ
ルムがこれに追従して自在に変形するので、ベロ
ーズ自体の伸縮及び屈曲作用が妨げられることが
ない。しかも、ゲル状物質がベローズの外側面と
伸縮性フイルムとの間に充填されているので、該
ゲル状物質がベローズの外側面から離脱すること
がなく、両者を接触状態で常に保持して、所期の
防振効果を長期に亘つて良好に発揮することがで
きる。
図は本考案の一実施例を示すベローズ形防振継
手の断面図である。 図中、10……ベローズ形防振継手、15……
ベローズ、16……プラスチツクフイルム、19
……シリコーンゲル。
手の断面図である。 図中、10……ベローズ形防振継手、15……
ベローズ、16……プラスチツクフイルム、19
……シリコーンゲル。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ベローズの外側に弾性材を装着したベローズ
形防振継手において、 ベローズの外側周囲を伸縮性フイルムで覆う
と共に、 ベローズの外側面と伸縮性フイルムとの間に
ゲル状物質を充填した、 ことを特徴とするベローズ形防振継手。 (2) 上記ゲル状物質がシリコーンゲルである実用
新案登録請求の範囲第1項に記載のベローズ形
防振継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986048784U JPH0353116Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986048784U JPH0353116Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62163391U JPS62163391U (ja) | 1987-10-17 |
JPH0353116Y2 true JPH0353116Y2 (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=30870638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986048784U Expired JPH0353116Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0353116Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009097673A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Kurashiki Kako Co Ltd | 防振継手 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56113292U (ja) * | 1980-01-31 | 1981-09-01 |
-
1986
- 1986-04-01 JP JP1986048784U patent/JPH0353116Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009097673A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Kurashiki Kako Co Ltd | 防振継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62163391U (ja) | 1987-10-17 |
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