JPH0629973U - 動力操向装置 - Google Patents

動力操向装置

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JPH0629973U
JPH0629973U JP7251992U JP7251992U JPH0629973U JP H0629973 U JPH0629973 U JP H0629973U JP 7251992 U JP7251992 U JP 7251992U JP 7251992 U JP7251992 U JP 7251992U JP H0629973 U JPH0629973 U JP H0629973U
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JP
Japan
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link shaft
dust
power steering
steering link
tie rod
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Pending
Application number
JP7251992U
Other languages
English (en)
Inventor
茂 菊島
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダストブーツの変形を抑制することができる
動力操向装置を提供する。 【構成】 操向リンク軸2の両端側に、該操向リンク軸
2とタイロッド41 、42 との連結部A、Bを密閉状態
で覆う筒状のダストブーツ51 、52 をそれぞれ設け、
これらのダストブーツ51 、52 内を連通路6、7、
8、9を介して互いに連通させた動力操向装置におい
て、前記連通路6、7、8、9に接続されたアキュムレ
ータ10を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車等における例えばラックアンドピニオン式の動力操向装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の動力操向装置では、図2に示すように、外筒部材1の内部に は、該筒状部材1の両端部から外延する操向リンク軸2が挿通されている。この 操向リンク軸2の一端部2aにはボールジョイント31 を介してタイロッド41 の一端部が、他端部2bにはボールジョイント32 を介してタイロッド42 の一 端部がそれぞれ連結されている。
【0003】 筒状部材1の一端部1aとタイロッド41 には筒状のダストブーツ51 の両端 が固定されており、該ダストブーツ51 により前記操向リンク軸2の端部2aと タイロッド41 との連結部Aが密閉状態で覆われている。また、筒状部材1の他 端部1bとタイロッド42 には筒状のダストブーツ52 の両端が固定されており 、該ダストブーツ52 により前記操向リンク軸2の端部2bとタイロッド42 と の連結部Bが密閉状態で覆われている。前記ダストブーツ51 、52 は蛇腹構造 で操向リンク軸2の移動に伴い伸縮できるようになっている。
【0004】 上記の動力操向装置はエンジンルーム内に配置されており、エンジンからの受 熱でダストブーツ51 、52 内のエアが膨脹すると、その膨脹量(=内部体積増 加分)を吸収するようにダストブーツ51 、52 自体が変形する。
【0005】 このようなダストブーツ51 、52 の材質として、従来、伸縮性、密封性、耐 久性に適したものとしてゴムが使用されていたが、近時、耐久性の向上及びコス トダウンのためにポリエステルエラストマー等の合成樹脂材が使用される傾向に ある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の動力操向装置において、ダストブーツ1 、52 内の エアが膨脹して内圧が増加した時、ダストブーツ51 、52 の材質がゴムである 場合、剛性が低いため、ダストブーツ51 、52 の全体が風船のように膨らみ変 形することから、ステアリング操作で操向リンク軸2が移動しても、ダストブー ツ51 がボールジョイント31 に、ダストブーツ52 がボールジョイント32 に 接触することはないが、ダストブーツ51 、52 の材質が合成樹脂材である場合 、剛性が高いため、ダストブーツ51 、52 は膨らみ変形するだけでは済まなく て蛇行状に変形することから、ステアリング操作で操向リンク軸2が移動した時 、ダストブーツ51 がボールジョイント31 に、ダストブーツ52 がボールジョ イント32 にそれぞれ接触し、音が発生するおそれがあった。また、接触により ダストブーツ51 ,52 が破損し、密閉状態を守れなくなるおそれがあった。
【0007】 この考案は上記課題を解決するためになしたもので、ダストブーツの変形を抑 制することができる動力操向装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は、操向リンク軸の両端側に、該操向 リンク軸とタイロッドとの連結部を密閉状態で覆う筒状のダストブーツをそれぞ れ設け、これらのダストブーツ内を連通路を介して互いに連通させた動力操向装 置において、前記連通路に接続されたアキュムレータを備えたものである。
【0009】
【作用】
上記構成により、ダストブーツ内及び連通路内のエアの膨脹による内圧の増加 はアキュムレータにより吸収される。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面により説明する。
【0011】 図1は動力操向装置を示す縦断面図である。尚、従来例と同一の部品には同一 の符号を付した。
【0012】 外筒部材1の内部には、該筒状部材1の両端部から外延する操向リンク軸2が 挿通されている。この操向リンク軸2の一端部2aにはボールジョイント31 を 介してタイロッド41 の一端部が、他端部2bにはボールジョイント32 を介し てタイロッド42 の一端部がそれぞれ連結されている。
【0013】 筒状部材1の一端部1aとタイロッド41 には筒状のダストブーツ51 の両端 が固定されており、該ダストブーツ51 により前記操向リンク軸2の端部2aと タイロッド41 との連結部Aが密閉状態で覆われている。また、筒状部材1の他 端部1bとタイロッド42 には筒状のダストブーツ52 の両端が固定されており 、該ダストブーツ52 により前記操向リンク軸2の端部2bとタイロッド42 と の連結部Bが密閉状態で覆われている。前記ダストブーツ51 、52 は合成樹脂 材で製作された蛇腹構造のもので、操向リンク軸2の移動に伴い伸縮できるよう になっている。
【0014】 操向リンク軸2内には、軸方向に延在する中空部6が形成されており、該操向 リンク軸2には、該操向リンク軸2と外筒部材1との間の隙間7、及び、ダスト ブーツ52 内をそれぞれ前記中空部6に連通させる連通孔8、9が形成されてい る。ダストブーツ51 内とダストブーツ52 内とは、隙間7、連通孔8、中空部 6及び連通孔9で構成される連通路を介して互いに連通している。
【0015】 前記外筒部材1には、前記連通路を構成する隙間8に接続されたアキュムレー タ10が装着されている。
【0016】 以上の構成において、エンジンからの受熱によりダストブーツ51 、52 内及 びこれらのダストブーツ51 、52 内を連通させる連通路内のエアが膨脹して内 圧が増加するが、この内圧の増加はアキュムレータ10により吸収される。
【0017】 このため、ダストブーツ51 、52 は膨らむ程度に変形するだけで、蛇行状に 変形することがない。
【0018】
【考案の効果】
以上の通りこの考案は、操向リンク軸の両端側に、該操向リンク軸とタイロッ ドとの連結部を密閉状態で覆う筒状のダストブーツをそれぞれ設け、これらのダ ストブーツ内を連通路を介して互いに連通させた動力操向装置において、前記連 通路に接続されたアキュムレータを備えたため、エンジンからの受熱によりダス トブーツ内及び連通路内のエアの膨脹による内圧の増加をアキュムレータにより 吸収でき、これによりダストブーツが蛇行状に変形することを確実に防止できる 。従って、操向リンク軸とタイロッドとの連結部にダストブーツが接触すること を防止して、接触音の発生をなくすことができるばかりでなく、ダストブーツの 安定した伸縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である動力操向装置を示す
縦断面図である。
【図2】従来例である動力操向装置を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 外筒部材 2 操向リンク軸 31 、32 ボールジョイント 41 、42 タイロッド 51 、52 ダストブーツ 6 中空部(連通路) 7 連通孔(連通路) 6 隙間(連通路) 8、9 連通孔(連通路) 10 アキュムレータ A、B 連結部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向リンク軸の両端側に、該操向リンク
    軸とタイロッドとの連結部を密閉状態で覆う筒状のダス
    トブーツをそれぞれ設け、これらのダストブーツ内を連
    通路を介して互いに連通させた動力操向装置において、
    前記連通路に接続されたアキュムレータを備えたことを
    特徴とする動力操向装置。
JP7251992U 1992-09-25 1992-09-25 動力操向装置 Pending JPH0629973U (ja)

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JPH0629973U true JPH0629973U (ja) 1994-04-19

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JP (1) JPH0629973U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3034037U (ja) * 1996-07-26 1997-02-14 有限会社葛飾ネジ製作所 遠投げ可能な浮遊シンカー
KR101313947B1 (ko) * 2009-11-24 2013-10-01 주식회사 만도 자동차 조향장치의 중간축

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3034037U (ja) * 1996-07-26 1997-02-14 有限会社葛飾ネジ製作所 遠投げ可能な浮遊シンカー
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