JPS5920440Y2 - 地下構造物用蓋の浮上防止構造 - Google Patents

地下構造物用蓋の浮上防止構造

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JPS5920440Y2
JPS5920440Y2 JP9236581U JP9236581U JPS5920440Y2 JP S5920440 Y2 JPS5920440 Y2 JP S5920440Y2 JP 9236581 U JP9236581 U JP 9236581U JP 9236581 U JP9236581 U JP 9236581U JP S5920440 Y2 JPS5920440 Y2 JP S5920440Y2
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JP
Japan
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lid
bolt
hole
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crowbar
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Application number
JP9236581U
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JPS581656U (ja
Inventor
定司 浦上
Original Assignee
日之出水道機器株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、マンホール等の鉄蓋の浮上防止構造に係り
、更に詳しくは、■下水管路、電力管路及び通信用管路
のマンホール、■水道管路の消化栓、空気弁、仕切弁及
び止水栓等の箱、並びに量水器箱、■ガス管路の各種弁
箱、等の地下構造物に対して用いられる蓋のバール穴部
位に設けられる蓋の浮上防止構造に係る。
近年、地下構造物用蓋において、蓋と受枠とを両者の合
わせ面を急勾配5°〜10°のテーパー面に形成し、密
着嵌合させ、がたつきを防止するいわゆるくさび方式急
勾配型のものが多用されつつある。
すなわち、このくさび方式急勾配型の蓋では、テーパー
面による接触嵌合により、蓋と受枠との間に強力な食い
込み力300〜500 kgが発生することになり、が
たつき防止効果は当然のこととして、蓋の持上げは容易
でなくなる。
このため、蓋の開放には、蓋の外縁部に切欠き状に形成
したバール穴にバールを挿入して、この作用によりこの
食込み力を開放し、しかる後手持にて蓋を引き起こすも
のである。
しかし、このくさび方式の蓋においても、集中豪雨等、
雨水が大量に下水管路に流入し管路内の水位が急上昇し
、そのためマンホール内部の空気が圧縮され、ウォータ
ハンマ現象やエヤーハンマ現象が起った際、蓋が吹き上
ったり、吹き飛んだりすることを完全に阻止できるもの
ではなかった。
(勿論、この外の現象により、蓋を吹き飛ばす何らかの
外方が作用することを想起することを防げるものではな
い。
)このため、既提案のものに、このくさび方式の蓋・受
枠構造物において、蓋及び受枠の両者に外方に延設する
突出部を円周複数個所にわたって設け、同突出部に両者
を緊定締め付ける締付は具を配した浮上防止構造のもの
がある(実用新案出願公開54−97056号公報参照
)。
しかし、この既提案のものにあっては、突出部の形状が
複雑であるの・で、その鋳造成形加工や部品加工、取付
は性に難点があり、また、突出状となり、蓋と受枠の重
量がかさみ、経済的にみてコスト高の製品となっていた
ので、団地や家庭用汚水口蓋等においては、より経済的
に安価で、しかも操作が簡単にして実効性のある簡易型
蓋の浮上防止構造が要望されていた。
本考案は、上記既提案のもののもつ問題点を解決すべく
なされたものであって、くさび方式の蓋・受枠構造物に
おいて、より経済性に富み実効性のある優れた蓋の浮上
り防止構造を得ようとするものである。
このため、本考案では蓋のバール穴部位に着目し、鉄部
を臭気排出防止用として袋穴部にするとともに、受枠に
はボルト貫通孔を設けてこのボルト貫通孔に市販のステ
ンレス製ボルト及びナツトよりなる締着具を単独又は複
数個取り付けてなることをその要点とするものである。
以下、本考案の浮上防止構造を図面に示す実施例に基づ
いて説明する。
1は丸形成いは角形状の蓋であり、その縁端面11は、
受枠3の内面31のテーパー面に一致して形成されてい
るので、蓋1と受枠3との合わせ面は密着嵌合し、蓋1
のがたつきはない。
2は、蓋1の縁部に1つ以上にわたって設けられるバー
ル用袋穴部であって、次の構成よりなる。
すなわち、20はバール穴であって、蓋1の縁部に半円
又は馬蹄形の溝状に切り欠かれている。
このバール穴20を囲んで蓋1の下面より袋穴空間21
を保持して袋棚部22が延設される。
この袋棚部22の前端面は、バール穴20の溝を残して
、全面が蓋1の縁端面11の傾斜に連なってテーパー面
に加工され、受枠の内面31と密着する。
23は袋棚部22の奥方下部に設けられた排砂及び水抜
き部である。
袋穴空間21はバールの先端が挿入され、てこ作用を奏
する十分大きな空間が確保される。
受枠3には、バール用袋穴部2に対応する位置すなわち
バール穴部位に、ボルト貫通孔32が穿設されている。
4は、このボルト貫通孔に挿入される締着具であって、
ボルト41とナツト42とからなり、ボルト頭411は
バール用袋穴部の袋穴空間21に位置し、ボルト杆41
2は受枠3のボルト貫通孔32に遊挿され、先端のねじ
部413にナツト42が螺装されるものである。
ナツト42は外形が四角形あるいは多角形に形成され、
その回り止めのために、ナツトの下辺に接して、受枠3
の外面に突出して棚部33が形成されている。
5は、受枠3の外面に取り付けられ、締着具4を覆う保
護カバーである。
更に、締着具4は複数個設けるか、又は蓋1の蝶番6に
は係止突起6′が設けられる。
そして、蓋1は蝶番6を軸として開閉されるので、受枠
3のバール穴部位は一意的に決まるものである。
締着具4の取付けは次のようにしてなされる。
蓋1を閉じたのち、バール穴部位において、バール穴2
0からボルト41を挿入し、ボルト杆412を受枠のボ
ルト貫通孔32に挿入するとともにボルト頭411を回
動してナツト42に螺入する。
この際、ナツト42は受枠の棚部33により又は棚部3
3に溶接止めする事により拘束され、回動が阻止されて
いるので、ボルト41の螺入は容易になされる。
このようにボルト41を受枠3に締着すれば、蓋1にマ
ンホール内部からの空気力や水力が作用して蓋1に浮上
がり力が働いても、袋棚部22の前端上面がボルト頭4
11に衝接し、締着具4は複数個設けられるか又は蝶番
6の係止突起6′が受枠3の受座側3′に係止する事に
よりそれ以上の蓋の浮き上がりが阻止されることになる
また、蓋1を開ける際には、まず締着具4のボルト41
を回動してナツト42からはずし、バール穴20から取
り出す。
その後、バールを使用し、バールの先端を袋穴空間21
に挿入することにより、てこの作用を利用して蓋1を持
ち上げるものである。
本考案の地下構造物用蓋の浮上防止構造は上述の構成よ
りなり、作用を奏するものであるので、従来のものに比
べ、以下の種々優れた効果を有するものである。
■ バール穴部の、蓋の形状即ち袋棚部の形状、並びに
受枠の形状が簡単で、その成形が容易である。
■ ボルト先端は受枠へ確実に係合して、その突出ボル
ト頭により蓋の吹き飛びを阻止する。
■ ボルトの取りはずしにより、ボルトの交換ができる
とともに、ボルトの取付け、取りはずし操作は容易であ
る。
■ 蝶番の作用により、バール穴部位は一意的に定まり
、締着具の取り付は操作が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部省略縦断面図、第2
図は要部の拡大縦断面図、第3図は要部の平面図である
。 1・・・・・・蓋、2・・・・・・バール穴用袋穴部、
22・・・・・・袋棚部、3・・・・・・受枠、32・
・・・・・ボルト貫通孔、4・・・・・・締着具、5・
・・・・・保護カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 蓋1と受枠3とが合わせ面をテーパー面に形成され、か
    つ、蓋1は蝶番6を軸として開閉されるとともに蓋1の
    外縁部の所要個所に切欠き状のバール穴20を有する地
    下構造物用蓋において、蓋1には、バール穴20の下方
    に袋空間21を保持して袋棚部22が設けられ、 受枠3にはボルト貫通孔32が穿設されるとともに、該
    ボルト貫通孔32にボルト41及びナツト42よりなる
    締着具4が取り付けられ、 ボルト41のボルト頭411の下方に前記蓋の袋棚部2
    2の前端上面が位置することを特徴とする、地下構造物
    用蓋の浮上防止構造。
JP9236581U 1981-06-24 1981-06-24 地下構造物用蓋の浮上防止構造 Expired JPS5920440Y2 (ja)

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JPS581656U JPS581656U (ja) 1983-01-07
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