JP3027586B2 - バンプの製造方法 - Google Patents

バンプの製造方法

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

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  • Wire Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は半導体チップのような半導体装置を基板に取
り付ける際に使用されるバンプの製造方法に関するもの
である。
(従来の技術) テープキャリア方式,フリップチップ方式等において
チップを基板に取り付ける際バンプが使用されており、
通常はチップのパッド上に形成されているが、フィンガ
ーの先端に形成される場合もある。
第2図及び第3図はチップのパッド上に形成した例で
あって、第2図はバンプの断面形状がマッシュルーム形
状の場合であり、第3図はバンプの断面の壁面が垂直の
場合である。両図において、例えばシリコンのような基
板1の表面には回路が形成され、端子の部分には例えば
Alのような金属によりパッド3が設けられ、その上にバ
リヤ金属4を介してメッキによりバンプ5が形成され
る。前記のバンプの形状は、メッキ形成するときのフォ
トレジストの膜厚で決定される。すなわち、フォトレジ
ストの膜厚がバンプの高さより小さい場合は、第2図の
ようなマッシュルーム状となり、フォトレジストの膜厚
がバンプの高さより大きいと第3図のような壁面が垂直
のものとなる。なおバンプ以外の部分は絶縁膜2によっ
て覆われている。
(発明が解決しようとする課題) バンプの高さは、外部回路と接続のため、約20μm必
要であるが、第2図のようなマッシュルーム状のものを
形成するときは、フォトレジストの厚さが通常2〜3μ
m位であり、バンプの高さより小さい。従って、パッド
上のフォトレジストを除去し、メッキによりバンプを形
成すると、パッド上に高さ方向に成長するが、フォトレ
ジストの表面にも横方向に成長する。このため、隣のバ
ンプとショートを防ぐには、横方向の成長分だけ、すな
わち、バンプ高さ20μm、フォトレジスト厚2μmとし
て横方向の成長分18μmの2倍以上の約40μm、隣のバ
ンプとの間を離す必要がある。従って、バンプ電極数が
多くなると、チップサイズが大きくなり不利である。ま
た、フォトレジストが薄いため、工程の途中で摩擦によ
り剥離が生じる虞れがある。
第3図のような壁面が垂直のバンプは、通常ネガタイ
プのフォトレジストの厚さをバンプの高さより大きくし
て形成する。バンプの高さを20μmとすると、フォトレ
ジストの厚さは25〜30μm必要となる。この厚いフォト
レジストに穴を明けてパッドの上にメッキするのである
が、このとき、メッキ液が穴明けされた部分に十分に入
り込めず、メッキが付着しないことがある。またフォト
レジストを現像し不要な部分を除去して穴を明けると
き、フォトレジストがうまく除去されず、スカムと呼ば
れるレジスト残渣が残る。そのため、現像の後に通常ス
カム除去工程が必要となる。
以上のようにマッシュルーム状のバンプは、接続され
る部分の面積は広くなるが、チップサイズが大きくな
り、工程上の事故の危険性があり、壁面垂直のバンプは
横方向に成長しないので、チップサイズは小さくなる
が、工程が多くなりかつ事故の危険性がある。
(課題を解決するための手段) 本発明のバンプの製造方法は、半導体チップ上に金か
らなるマッシュルーム状のバンプを、1層のポジタイプ
フォトレジストを用いて形成するバンプの製造方法にお
いて、前記半導体チップ上に塗布する、前記1層のポジ
タイプフォトレジストの厚さを、5μmより厚く、15μ
m以下で、かつ、前記バンプの高さより5μm以上小さ
くすることにより、前記バンプの張り出しの大きさを制
御することを特徴とする。
(作用) 以上のようにすることにより、バンプの横方向の成長
を小さくすることができ、しかもマッシュルーム状のバ
ンプを形成することができる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の断面図である。基板1の
表面のパッド3及びパシベイション用の絶縁膜2の表面
に例えばスパッタリングによりバリヤ金属4の被膜を設
ける。次にポジタイプ又はネガタイプのフォトレジスト
6を全面に例えば15μmの厚さに塗布し、フォトリソグ
ラフィによりバッド3の上部にバリヤ金属4に達する穴
を明け、この部分にバンプ金属Auを20μmの厚さにメッ
キする。その後点線で示されるフォトレジスト6及びバ
ンプ以外の部分のバリヤ金属4を除去すると、第1図の
実線で示されるようなバンプ5が形成される。この場合
マッシュルーム状のバンプ5の頂部の張り出しは約5μ
mとなる。張り出しの大きさが小さ過ぎると、接触面積
が小さくなるので、約5μm以上が望ましい。
(発明の効果) 従来の方法であれば、マッシュルーム状のバンプを形
成するとき、隣のバンプとの間隔を約40μm以上離さな
ければならなかったものを、本発明によれば約10μm以
上迄短かくすることができる。また、本発明によれば、
フォトレジストの厚さが比較的大きいため、剥離するこ
とが少なく、また、穴が浅いのでメッキ液が穴に入り易
く、また、スカム除去の必要もなくなる。
更に、現在主流であるマッシュルーム状バンプ用のポ
ジタイプフォトレジストの既存設備がそのまま使用でき
る。すなわち、フォトレジストの厚さを20μm以上とす
る場合、レジストの種類はネガタイプとなるが、15μm
程度までであればポジタイプのレジストで対応できる。
従って、従来のマッシュルーム状のバンプ形成に用いら
れていたポジタイプ用の設備が利用できる。
なお、本発明によれば、例えば400ピンのチップで
は、チップサイズが一辺あたり約3mmも小さくでき、大
幅なコストダウンとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるバンプの断面図、第2
図及び第3図は従来のバンプの断面図である。 1……基板、2……絶縁膜、3……パッド、4……バリ
ヤ金属、5……バンプ、6……フォトレジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 敦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−160250(JP,A) 特開 昭62−293649(JP,A) 特開 昭63−20854(JP,A) 特開 昭62−266851(JP,A) 特開 昭63−29940(JP,A) 特開 昭63−237445(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップ上に金からなるマッシュルー
    ム状のバンプを、1層のポジタイプフォトレジストを用
    いて形成するバンプの製造方法において、 前記半導体チップ上に塗布する、前記1層のポジタイプ
    フォトレジストの厚さを、5μmより厚く、15μm以下
    で、かつ、前記バンプの高さより5μm以上小さくする
    ことにより、前記バンプの張り出しの大きさを制御する
    ことを特徴とするバンプの製造方法。
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