JP3026747U - マンホール用蓋の構成体 - Google Patents

マンホール用蓋の構成体

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JP3026747U
JP3026747U JP1996000429U JP42996U JP3026747U JP 3026747 U JP3026747 U JP 3026747U JP 1996000429 U JP1996000429 U JP 1996000429U JP 42996 U JP42996 U JP 42996U JP 3026747 U JP3026747 U JP 3026747U
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manhole
manhole cover
opening
bolt
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JP1996000429U
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勉 種市
孝志 上野
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Nippon Koshuha Steel Co Ltd
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Nippon Koshuha Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンホールの蓋を設置する時及び設置後の高
さ調整及び勾配の調整を簡単に行うことができるものを
提供することにある。 【解決手段】 マンホール18の開口部上面18Aに設
置する受け枠10と、該受け枠10内に嵌合するマンホ
ールの蓋22とからなり、前記受け枠10に設けたブラ
ケット13にねじ結合によって上下動する調整ボルト1
6を立設するとゝもに、該調整ボルト16の先端に角度
可変,回転自在に形成した底面17Aが前記マンホール
18の開口部上面18Aと面接する脚部17を設けた構
成からなる高さ調整機構14を備えたことを特徴とする
マンホール用蓋の構成体。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、上下水道,共同溝或いは電線共同溝等のマンホールに設置するマン ホール用蓋の構成体に関する。
【0002】
【従来の技術】
マンホールの開口部に開閉可能とした蓋を設置する時に、道路面或いは歩道面 との面合わせのため、蓋の設置高さを調整することが必要な場合がある。このよ うな場合従来は、図5及び図6に示すように、マンホール1の開口部上面1Aと 受け枠2の下端外周に設けた外方フランジ3の下面3Aとの間にコンクリート板 や鉄板等のスペーサ4を挟め、マンホール1の開口部上面1Aに埋設したインサ ートナット5と固定ボルト6との締結による調整方法や、図7に示すように、イ ンサートナット5に植え込んだ植込みボルト7とナット8Aを用いて調整してい た。
【0003】 更に、水はけを良くするため道路面或いは歩道面には2%程度の勾配を付ける のが一般的であるが、マンホール1の開口部上面1Aは通常水平に設置されてい るので、この上面1Aに受け枠2を介して取付けるマンホールの蓋9は路面の勾 配に合わせて傾斜させて設置する必要がある。
【0004】 また、受け枠2及び蓋9を設置したマンホールは時間の経過とゝもに不等沈下 し、周囲の路面と段差を生じる場合があるが、このような場合従来は、図8に示 すように、受け枠2の周囲の部分Aを掘り起こし、前記の方法により高さの調整 を行って路面Bとの面合わせをした後、土砂等の埋め戻しを行っていた。なお、 図中Pは歩道ブロックである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図5及び図6に示すような、スペーサ4による高さ調整或いは勾配の 調整は、厚みの異なるスペーサを何枚も用意しなければならないこと、調整範囲 がスペーサの厚さで決まってしまうために微調整が難しいこと、スペーサを挟む ために受け枠2全体を持ち上げなければならず、大型の場合には重機の搬入が必 要となって作業性が悪い、といった諸問題点がある。更に図7に示すような植込 みボルト7とナット8Aによる調整方法では、植込みボルト7の長さを加工しな ければならず準備が面倒である、といった問題点がある。
【0006】 また、設置後におけるマンホールの不等沈下による修正をしようとする場合、 従来の受け枠2は、垂直壁2Aと、垂直壁2Aの下端に連結した水平な外方フラ ンジ3と、前記垂直壁2Aと外方フランジ3を連結する縦方向の補強リブ2Bと で構成されているため、受け枠2をマンホール1の開口部上面1Aから分離して 高さの調整をする場合には、図8に示すように、受け枠2の周辺の部分Aを広い 範囲で堀り起こして前記外方フランジ3の部分を露出させ、締結しているナット 8Bを植込みボルト7から外した後に高さ調整ナット8Aにより受け枠2の調整 を行わなければならない。
【0007】 したがって、受け枠2の周辺における広い範囲にわたる土砂等の掘り起こし、 高さ調整後の埋め戻し及び歩道ブロックPの再敷設といった諸作業が必要であり 手間がかかること、特に受け枠2の外側面には外方フランジ3,補強リブ2B及 び植込みボルト7等の突起物が突出しているため、受け枠2の周辺の部分Aの土 砂等を掘り起こす際に邪魔になり、全て手作業に頼るしかないため作業能率が悪 い、といった諸問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記のような従来の問題点を解決するために成されたもので、マンホ ールの蓋を設置する時或いは設置後における高さ調整及び勾配の調整を簡単に行 うことができるものを提供することを目的としたものであり、その要旨は、マン ホールの開口部上面に設置する受け枠と、該受け枠内に嵌合するマンホールの蓋 とからなり、前記受け枠に設けたブラケットにねじ結合によって上下動する調整 ボルトを立設するとゝもに、該調整ボルトの先端に角度可変,回転自在に形成し た底面が前記マンホールの開口部上面と面接する脚部を設けた構成からなる高さ 調整機構を備えたことを特徴とするマンホール用蓋の構成体にある。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図1乃至図4に示す実施例により詳細に説明するに、図中10 はマンホール蓋の受け枠で、鋳物等により形成された平面視が円形又は矩形状の ものであり、所望の高さを有する垂直な側壁11と、該側壁11の上部に設けた 内方フランジ12と、下部に設けた水平な内方ブラケット13と、該内方ブラケ ット13に設けた高さ及び勾配の調整機構14とから主に構成されている。
【0010】 前記高さ及び勾配の調整機構14は、前記内方ブラケット13に穿設した雌ね じ孔15と、該雌ねじ孔15に螺合して上下方向に移動可能に立設した調整ボル ト16と、該調整ボルト16の下端に形成した球状部16Aと、該球状部16A を抱持して角度可変,回転自在に装着した脚部17とから夫々構成されており、 この調整機構14は、図示の例では一定間隔をおいて複数ケ所に夫々設けられて いる。
【0011】 18はマンホールで、その開口部上面18Aの近傍には複数個のインサートナ ット19が所定間隔をおいて埋設されている。このインサートナット19は、受 け枠10の前記内方ブラケット13に形成したボルト挿入孔20と夫々対応する 位置に設けられており、該ボルト挿入孔20に挿入した固定ボルト21を螺合さ せて締結することにより、前記受け枠10をマンホール18の前記開口部上面1 8Aに固定するものである。なお図中22は前記受け枠10内に落とし込み方式 で嵌合し、前記内方フランジ12で支持されるマンホールの蓋であり、23は前 記内方フランジ12と内方ブラケット13間に設けた縦方向の補強リブである。
【0012】 そこで、マンホール18の開口部上面18Aに蓋22を開閉可能に設置する場 合、先ず開口部上面18Aに受け枠10を固定し、次にこの受け枠10内にマン ホールの蓋22を嵌め込むのであるが、この受け枠10の固定方法は次の順序に したがって行う。すなわち、マンホール18の開口部の上方に受け枠10を配設 し、該受け枠10に設けた調整機構14の脚部17が開口部上面18Aと当接す るようにして載置し、路面Bの高さや勾配に合わせる調整作業を行う。
【0013】 この調整作業は、図2に示すように、各調整ボルト16を回動することにより 上下方向に夫々移動させ、該調整ボルト16の受け枠10の下端面10Aとマン ホール18の開口部上面18A間における長さ、すなわち両者10,18間の高 さHを変えることにより、受け枠10の高さ調整、ひいては蓋22と路面Bとの 面合わせのため高さ調整を行う。
【0014】 この場合、調整ボルト16の先端に装着した脚部17は、その底面17Aがマ ンホール18の開口部上面18Aと面接していて、受け枠10の荷重を脚部17 の底面17Aへ均一に分散させるとゝもに、調整ボルト16の先端と脚部17と は球状部16Aとその抱持部の間で摺動するので、調整ボルト16を回転しても 脚部17は回転することなく、調整ボルト16のみが抵抗なく回転することがで きる。
【0015】 また、受け枠10を水平な上面18Aに対して傾けた状態でマンホール18の 開口部に設置する、所謂勾配調整を行う場合、脚部17は調整ボルト16の先端 と角度可変自在となる構成であるため、脚部17の底面17Aは開口部上面18 Aと常に面接した状態に設置され、安定した状態で設置される。したがって、調 整ボルト16の回転が円滑であり、路面Bの勾配との面合わせを容易に行うこと ができるとゝもに、傾いた調整ボルト16から受ける受け枠10,蓋22の荷重 を開口部18に分散させて伝達することができる。
【0016】 上記の諸作業を行うことにより、高さ調整及び勾配調整が完了したら、固定ボ ルト21を内方ブラケット13に形成した前記ボルト挿入孔20内に挿入し、こ れをマンホール18の開口部上面18Aに開口するインサートナット19に締結 することにより、前記受け枠10を前記調整した状態でマンホール18の開口部 上面18Aに固定する。そして、該受け枠10とマンホール18の開口部上面1 8Aとの間にモルタル24を充填してシールを施し、受け枠10内に蓋22を嵌 め込むことにより完了する。
【0017】 つぎに、設置後のマンホールが不等沈下して、蓋22と路面Bとのレベル合わ せが必要な場合について述べるに、本考案における受け枠10は、高さ調整機構 14及び開口部上面18Aに対する固定手段等は全て受け枠の側壁11の内側に 設けてあるため、蓋22を開いて受け枠10の内部で前記諸作業を行う。この場 合、受け枠10の周囲の部分を掘り起こす必要はないが、あっても、図3に示す ように、側壁11の外側が土砂等と接触しない程度の最小限の範囲で行えばよい のと、この際にも、側壁11の外側にはフランジ,補強リブ等の突起物がないの で、堀り起こし作業が容易である。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係るマンホール用蓋の構成体は、上記のように、マンホールの開口部 上面に設置する受け枠と、該受け枠内に嵌合するマンホールの蓋とからなり、前 記受け枠に設けたブラケットにねじ結合によって上下動する調整ボルトを立設す るとゝもに、該調整ボルトの先端に角度可変,回転自在に形成した底面が前記マ ンホールの開口部上面と面接する脚部を設けた構成からなる高さ調整機構を備え た構成であるから、設置時及び設置後における高さの調整や勾配の調整を簡単に 行うことができる。また高さ調整機構及び固定ボルトのボルト挿入孔を受け枠の 内側に設けた構成とすることにより、設置後にレベル合わせが必要な場合でも、 周囲の土砂等の掘り起こしや埋め戻し作業が不要か或いは最小限の範囲で済むた め、工事費用の低減を図ることができる、といった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るマンホール用蓋の構成体をマンホ
ールの開口部に設置した状態における調整機構を含む部
分の縦断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】設置後に調整する場合の作用説明断面部分図で
ある。
【図4】本考案に係るマンホール用蓋の構成体をマンホ
ールの開口部に設置した状態における固定部分を含む部
分の縦断面図である。
【図5】従来のマンホール用蓋の構成体の分解斜視図で
ある。
【図6】図5の部分拡大断面図である。
【図7】他の従来例の図5に相当する部分の拡大断面図
である。
【図8】設置後に調整する場合の従来の作用説明断面部
分図である。
【符号の説明】
10 受け枠 10A 下端面 11 側壁 12 内方フランジ 13 内方ブラケット 14 調整機構 15 雌ねじ孔 16 調整ボルト 16A 球状部 17 脚部 17A 底面 18 マンホール 18A 開口部上面 19 インサートナット 20 ボルト挿入孔 21 固定ボルト 22 マンホールの蓋 23 補強リブ 24 モルタル

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの開口部上面に設置する受け
    枠と、該受け枠内に嵌合するマンホールの蓋とからな
    り、前記受け枠に設けたブラケットにねじ結合によって
    上下動する調整ボルトを立設するとゝもに、該調整ボル
    トの先端に角度可変,回転自在に形成した底面が前記マ
    ンホールの開口部上面と面接する脚部を設けた構成から
    なる高さ調整機構を備えたことを特徴とするマンホール
    用蓋の構成体。
  2. 【請求項2】 マンホールの開口部上面に設置する受け
    枠と、該受け枠内に嵌合するマンホールの蓋とからな
    り、前記受け枠に設けたブラケットに、ねじ結合によっ
    て上下動する調整ボルトを立設するとゝもに、該調整ボ
    ルトの先端に角度可変,回転自在に形成した底面が前記
    マンホールの開口部上面と面接する脚部を設けた構成か
    らなる高さ調整機構と、前記マンホールの開口部に設け
    たインサートナットと締結する固定ボルトのボルト挿入
    孔を夫々備えたことを特徴とするマンホール用蓋の構成
    体。
  3. 【請求項3】 高さ調整機構を受け枠の内方ブラケット
    に設けたことを特徴とする請求項1記載のマンホール用
    蓋の構成体。
  4. 【請求項4】 高さ調整機構及び固定ボルトのボルト挿
    入孔を受け枠の内方ブラケットに夫々設けたことを特徴
    とする請求項2記載のマンホール用蓋の構成体。
  5. 【請求項5】 受け枠の外側面を突起部のないほぼ垂直
    な面で形成したことを特徴とする請求項1記載のマンホ
    ール用蓋の構成体。
  6. 【請求項6】 受け枠の外側面を突起部のないほぼ垂直
    な面で形成したことを特徴とする請求項2記載のマンホ
    ール用蓋の構成体。
  7. 【請求項7】 受け枠の外側面を突起部のないほぼ垂直
    な面で形成したことを特徴とする請求項3記載のマンホ
    ール用蓋の構成体。
  8. 【請求項8】 受け枠の外側面を突起部のないほぼ垂直
    な面で形成したことを特徴とする請求項4記載のマンホ
    ール用蓋の構成体。
JP1996000429U 1996-01-12 1996-01-12 マンホール用蓋の構成体 Expired - Lifetime JP3026747U (ja)

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US08/656,409 US5732512A (en) 1996-01-12 1996-05-30 Manhole opening structure

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