JP3024704B2 - 突板化粧材 - Google Patents

突板化粧材

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塗装したような感じを与える突板化粧材に関
するものである。本発明の突板化粧材は家具、弱電キャ
ビネット、住宅用部材などに使える。
〔従来の技術〕
従来から突板を表面材とし更に塗装を施した突板化粧
材があるが、Vカット、くし曲げ加工などの曲げ加工が
できない欠点があり、深みのある塗装感を得るには何度
も塗装を繰り返す必要があり、製造の効率が悪く、コス
トが嵩む。
〔発明が解決すべき課題〕
本発明は、請求項1の発明では、深みのある塗装感を
得るための何回にも及ぶ塗装を軽減すること、及び曲げ
加工が容易にできるようにすること、突板を割れ難くす
ることを目的とするものであり、請求項2の発明では、
請求項1の発明の目的に加えて、耐水性を向上させるこ
とを、請求項3の発明では、請求項1及び2の発明に加
えて化粧材の表面を保護、強化することを、請求項4の
発明では、請求項3の発明の目的に加えて、耐候性を向
上させて住宅、店舗などの外装用部材や日光のよくあた
る窓ぎわに用いる部材に利用できるようにすることを、
更に請求項5の発明では、請求項4の発明の耐候性を一
層向上させることをそれぞれ目的とする。
〔課題を解決する手段〕
上記の課題を達成する請求項1の発明は、ジアリルフ
タレート樹脂,ベンゾグアナミン樹脂,フェノール樹
脂,メラミン樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ
樹脂,或いはウレタン樹脂のうちのいずれかの樹脂を含
浸した樹脂含浸紙からなる基材、不織布又は布、突板、
及び透明プラスチックフィルムがこの順に積層されてい
ることを特徴とする突板化粧材であり、請求項2の発明
は、突板に樹脂が含浸されていることを特徴とする請求
項1に記載の突板化粧材であり、請求項3の発明は、透
明プラスチックフィルムの突板とは反対側の面に表面保
護層を設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の
突板化粧材であり、請求項4の発明は、表面保護層が耐
候性を有する透明プラスチックフィルムであることを特
徴とする請求項3に記載の突板化粧材であり、請求項5
の発明は、耐候性を有する透明プラスチックフィルムが
紫外線吸収剤を含有するアクリル系樹脂フィルム又はフ
ッ素系樹脂フィルム又はアクリル系樹脂フィルムとフッ
素系樹脂フィルムをフッ素系樹脂フィルム側を外表面と
なる様積層したフィルムであることを特徴とする請求項
4に記載の突板化粧材である。
以下に本発明について図面を参照しながら詳細に説明
する。
第1図は本発明の突板化粧材の一実施態様を示す断面
図であり、基材1の上に、突板2、透明プラスチックフ
ィルム3をこの順に積層したものである。
本発明でいう基材1とは、ジアリルフタレート樹脂,
ベンゾグアナミン樹脂,フェノール樹脂,メラミン樹
脂,不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,或いはウ
レタン樹脂のうちのいずれかの樹脂を含浸した樹脂含浸
紙を指す。
本発明における突板2とは、スライスした木の薄いシ
ートで、通常の突板の厚さは0.1〜1.0mm、好ましくは0.
1〜0.3mm程度である。
基材1と突板2の接着は、酢酸ビニル系,エチレン・
酢酸ビニル系,ウレタン系,エポキシ系,尿素系,アク
リル系,ゴム系などの接着剤を使用し、ロールコート、
スプレーコート、ハケ塗りなどの手法を用いて塗布して
行う。
基材が樹脂含浸紙であるときは、熱プレス時、含浸さ
れている樹脂が接着剤として作用するので、接着剤はな
くてもよい。
透明プラスチックフィルム3としては、ポリ塩化ビニ
ル樹脂フィルムが適しており、この塩化ビニル樹脂フィ
ルムを使うと着色化、印刷、保護コートが容易であり、
製品に曲げ加工の適性を付与する効果も有する。この他
の透明プラスチックフィルムとして、エチレン・ビニル
アルコール共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカ
ーボネート、ポリアミド(ナイロン)、ポリスチレンも
しくはポリビニルアルコールからなるものなどが使用で
きる。この透明プラスチックフィルム3の厚さは、0.03
〜1mm、好ましくは0.1〜0.5mm程度である。また、着色
した透明プラスチックフィルムを用いると、意匠性が更
に向上する。
突板2と透明プラスチックフィルム3の接着は、熱プ
レスのみによっても実現するが、次に示すように接着剤
を用いる〜の方法によってもよい。
エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、
塩化ビニリデン共重合体、ポリビニルアセタール、ポリ
ビニルブチラールなどのホットメルト接着剤を、押出し
コート法など任意の手段で接着面上にアンカーコートを
施して行う。
ビニル系、エチレン・酢酸ビニル系、ウレタン系、
エポキシ系、尿素系、アクリル系、ゴム系などの接着剤
をロールコート、スプレーコート、ハケ塗りなどの手法
を用いて塗布して行う。
感熱接着剤、例えば、アクリル系、ビニル系、ゴム
系、オレフィン系などの樹脂からなるものから適宜選択
し、グラビアコート、コールコート、キスコートなどの
手法を用いて塗布して行う。
本発明の突板化粧板には必要に応じて、プラスチック
フィルムの表裏もしくは突板素材の表側の面に、任意の
インクを用い、グラビア、オフセット、凸版、シルクス
クリーンなどの手法で印刷した絵柄の印刷層もしくは透
明着色面印刷層を設ける。これにより、低級突板の高級
化、高級突板の一層の高級化、透明プラスチックフィル
ムへの着色の代替ができる。
第2図は本発明の突板化粧材の別の実施態様を示す断
面図であり、基材1と突板2の間に不織布又は布4を積
層したものである。。
不織布又は布4などを任意の接着剤を介して突板2に
裏打ちすると、割れを防ぐことができる。
また、不織布又は布4が裏打ちされた突板2に、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグ
アナミン樹脂などの樹脂を含浸させると、耐水性を向上
させることができる。
第3図は本発明の突板化粧材の更に別な実施態様を示
す断面図であり、透明プラスチックフィルム3の表面に
表面保護層5を積層したものである。
表面保護層5とは、樹脂などを用い化粧材を保護する
層のことである。この場合の樹脂として硬化型樹脂が好
ましく、例えば、熱硬化型樹脂もしくは、電離放射線硬
化型樹脂を用いる。
表面保護層5として、着色透明の樹脂フィルムを用い
ると、意匠性が更に向上する。
表面保護層5の厚みとしては0.5〜200μm、好ましく
は1〜100μmの範囲が適している。表面保護層5の形
成方法としては、例えば、ブレードコーティング方法、
グラビアコーティング方法、ロッドコーティング方法、
ナイフコーティング方法、リバースロールコーティング
方法、スプレーコーティング方法、オフセットグラビア
コーティング方法、キスコーティング方法などがある。
特に、塗布厚の精度、塗布表面の平滑性などに優れた
グラビアコーティング方法、リバースロールコーティン
グ方法、オフセットグラビアコーティング方法などが適
している。
本発明でいう、電離放射線硬化型樹脂とは電離放射線
を照射すると硬化する樹脂である。この電離放射線と
は、電磁波又は、荷電粒子のうち、物質を電離させる能
力を有するもので、工業的に利用できるものとして紫外
線もしくは電子線があり、この他ガンマー線などを挙げ
ることができる。
電離放射線硬化型樹脂としては、分子中にエチレン性
不飽和結合を有するプレポリマー又はオリゴマー、例え
ば、不飽和ポリエステル類、ポリエステルアクリレー
ト、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポ
リエーテルアクリレート、ポリオールアクリレート、メ
ラミンアクリレートなどの各種アクリレート類、ポリエ
ステルメタクリレート、ポリエーテルメタクリレート、
ポリオールメタクリレート、メラミンメタクリレートな
どの各種メタクリレート類などの1種もしくは2種以上
と、分子中にエチレン性不飽和結合を有するモノマー、
例えばスチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系
モノマー類、アクリル酸メチル、アクリル酸−2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸ブ
トキシエチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸メトキシ
ブチル、アクリル酸フェニルなどのアクリル酸エステル
類、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキシメチ
ル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ラウリルなど
のメタクリル酸エステル類、アクリルアミド、メタクリ
ルアミドなどの不飽和カルボン酸アミド、アクリル酸−
2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル、メタクリル酸−
2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、アクリル酸−2
−(N,N−ジベンジルアミノ)エチル、メタクリル酸−
2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル、アクリル酸−2
−(N,N−ジエチルアミノ)プロピルなどの不飽和酸の
置換アミノアルコールエステル類、エチレングリコール
ジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールアクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、ジプロピレングリコールジアクリレート、エチレン
グリコールアクリレート、プロピレングリコールジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジメタクリレートな
どの多官能性化合物、及び(又は)分子中に2個以上の
チオール基を有するポリチオール化合物、例えば、トリ
メチロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロ
ールプロパントリチオプロピレート、ペンタエリストリ
トールテトラチオグリコールなどの化合物がある。これ
らの化合物は任意に混合して塗工用組成物とすることが
できる。この組成物においては、通常のコーティング適
性を持たせるために、前記プレポリマー又は、オリゴマ
ーを5重量%以上、同じく前記モノマー及び(又は)ポ
リチオールを95重量%以下とすることが好ましい。
表面保護層5として耐候性を有する透明プラスチック
フィルムを用いると、耐候性が向上し、住宅、店舗など
の外装用部材や日光のよくあたる窓ぎわ用部材に用いる
に好ましいものとなる。この場合の表面保護層の厚み
は、特に25〜100μmの範囲内であることが好ましい。
前記耐候性を有する透明プラスチックフィルムとして
は、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸ブチル、アクリル系ゴムなどのアクリ
ル系樹脂フィルム;フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、
フッ化エチレンなどのフッ素系樹脂フィルムの単層又
は、これらの2層以上の積層体が挙げられる。
特に耐候性と突板への易接着性とを両立させる為に
は、フッ素系樹脂フィルムとアクリル系樹脂フィルムと
の積層体を用い、フッ素系樹脂フィルム層を外表面側と
するのが望ましい。
また、前記アクリル系樹脂フィルム又はフッ素系樹脂
フィルムに紫外線吸収剤、例えば、ベンゾトリアゾール
系、オキザリックアシッド系、ベンゾフェノン系、ヒン
ダードアミン系の紫外線吸収剤を好ましくは0.1〜15重
量%含有させると、耐候性が一層向上する。
本発明の化粧材は基材と突板、突板と透明プラスチッ
クフィルムを別々に接着することにより製造できるが、
基材、突板、透明プラスチックフィルムの3者又は必要
に応じてこれらに表面保護層を加えた4者を一度に熱プ
レスで貼ることにより製造する方がより効率的である。
この熱プレス時には、製品に要求される表面形状に応
じて、ミラー仕上げ用、マット仕上げ用、凹凸仕上げ用
などの型版を介して行う。熱プレスの条件は基材との接
着法により異なる。主な例を以下に挙げる。
メラミン樹脂、フェノール樹脂含浸紙を用いる場合の
プレス条件は、温度が130〜150℃、圧力が70〜100kg/cm
2、時間としては15〜20分が好ましい。ベンゾグアナミ
ン樹脂含浸紙も同様である。ジアリルフタレート樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂含浸紙のプレス条件は、温度が
130〜150℃、圧力が8〜30kg/cm2、時間としては10〜15
分が好ましい。
エチレン酢酸ビニル系接着剤などの酢酸ビニル系接着
剤、尿素系接着剤、アクリル系接着剤を塗布する場合に
は、温度が80〜140℃、圧力が5〜20kg/cm2、時間とし
ては10〜15分が好ましい。
ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤
では、常温で圧力1〜10kg/cm2、時間は数時間のプレス
が好ましい。
〔発明の効果〕
請求項1の発明によれば、透明プラスチックフィルム
の存在により、塗装をしていないにもかかわらず、塗装
感を得ることが可能である。また透明プラスチックフィ
ルムが曲げに耐えるので、曲げ加工が容易にできる効果
がある。さらに、不織布、布などを任意の接着剤を介し
て裏打ちしてあるので、突板が割れるのを防ぐ効果があ
る。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加
え、突板に樹脂が含浸されているので、優れた耐水性が
得られる効果がある。
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の発明の効
果に加え、透明プラスチックフィルムに表面保護層を設
けてあるので、化粧材の表面が強化されている。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加
え、優れた耐候性が得られる効果がある。
請求項5の発明によれば、請求項4の発明の耐光性を
一層向上させることができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、
これらの実施例は本発明の範囲の何ら制限するものでは
ない。
実施例1 本実施例の含浸紙は、坪量200g/m2の含浸用紙にジア
リルフタレート樹脂60重量%を含浸、乾燥させて作成し
た。
次に、突板(0.15mm厚 楢材)は坪量40g/m2の不織布
(東レ(株)製 アクスター)を酢酸ビニル系接着剤
(中央理化工業(株)製 AC−500)を用いて裏打ちし
たものを準備した。
更に、塩化ビニルフィルム(理研ビニルフィルム工業
(株)製 W−500、0.2mm厚)には、表側に紫外線硬化
型樹脂(大日精化工業(株) XD−520)を10μmの厚
みになるようにグラビアコートした。
上記で得られた含浸紙上に、突板を重ね、エチレン酢
酸ビニル系接着剤(中央理化工業(株)製 BA−820)
を突板面に100g/m2、塗装時ハケ塗りで塗布した。更
に、エチレン酢酸ビニル系接着剤上に上記の塩化ビニル
フィルムを塗布面を上にして重ね、その上にミラー仕上
げの鏡面版を置いた。このように重ねられたものの上下
両側の外側表面にクッション材を当て、上下のプレス熱
盤間でプレスして本発明の突板化粧材を得た。なお、プ
レスの条件は圧力が20kg/cm2,温度135℃,時間は15分で
あった。
得られた突板化粧材は、Vカット加工などの曲げ加工
が可能で、表面に塗装感を有していた。
実施例2 (1) 坪量200g/m2の含浸用紙にジアリルフタレート
樹脂60重量%を含浸、乾燥させた。
(2) 突板(0.15mm厚 楢材)に坪量40g/m2の不織布
(東レ(株)製アクスター)を酢酸ビニル系接着剤(中
央理化工業(株)製 AC−500)を用いて裏打ちし、ジ
アリルフタレート樹脂を120g/m2含浸させた。
(3) 100μm厚の塩化ビニルフィルム(理研ビニル
工業(株)製 Rタイプ)にオレフィン系ホットメルト
接着剤(武田薬品工業(株)製 タケメルト)を50μm
の厚みでコーティングした。
(4) (1)で得た基材、(2)で得た不織布が裏打
ちされた突板、(3)で得た接着剤をコーティングした
塩化ビニルフィルム及び100μm厚のアクリル系樹脂フ
ィルム(三菱レーヨン(株)製 HBS)を第4図に示す
ように重ね、アクリル系樹脂フィルム5′上にミラー仕
上げの鏡面版を置いた。このように重ねられたものの上
下両側の外側表面にクッション材を当て、上下のプレス
熱盤間でプレスして本発明の突板化粧材を得た。なお、
プレスの条件は圧力が20kg/cm2,温度が135℃,時間は15
分であった。
得られた突板化粧材は、耐候性・耐水性に優れ、塗装
感を有し、Vカット・くし曲げ・ポストフォーム等の加
工が可能な突板化粧材であった。
実施例3 実施例2において、(4)で用いたアクリル系樹脂フ
ィルムの代わりに、片面にヒートシール性を有する50μ
m厚のフッ素系樹脂フィルム5″を用いた以外は実施例
2と同様にして、その断面図が第5図に示されるような
本発明の突板化粧材を得た。
得られた突板化粧材は、耐候性・耐水性に優れ、塗装
感を有し、Vカット・くし曲げ・ポストフォーム等の加
工が可能な突板化粧材であった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、本発明の突板化粧材の断面図であ
る。 1……基材,2……突板,3……透明プラスチックフィル
ム,3′……塩化ビニルフィルム,4……不織布又は布,4′
……不織布,5……表面保護層,5′……アクリル系樹脂フ
ィルム,5″……フッ素樹脂フィルム,6……ホットメルト
接着剤,7……接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジアリルフタレート樹脂,ベンゾグアナミ
    ン樹脂,フェノール樹脂,メラミン樹脂,不飽和ポリエ
    ステル樹脂,エポキシ樹脂,或いはウレタン樹脂のうち
    のいずれかの樹脂を含浸した樹脂含浸紙からなる基材、
    不織布又は布、突板、及び透明プラスチックフィルムが
    この順に積層されていることを特徴とする突板化粧材。
  2. 【請求項2】突板に樹脂が含浸されていることを特徴と
    する請求項1に記載の突板化粧材。
  3. 【請求項3】透明プラスチックフィルムの突板とは反対
    側の面に表面保護層を設けることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の突板化粧材。
  4. 【請求項4】表面保護層が耐候性を有する透明プラスチ
    ックフィルムであることを特徴とする請求項3に記載の
    突板化粧材。
  5. 【請求項5】耐候性を有する透明プラスチックフィルム
    が紫外線吸収剤を含有するアクリル系樹脂フィルム又は
    フッ素系樹脂フィルム又はアクリル系樹脂フィルムとフ
    ッ素系樹脂フィルムをフッ素系樹脂フィルム側を外表面
    となる様積層したフィルムであることを特徴とする請求
    項4に記載の突板化粧材。
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