JP2883989B2 - 化粧材の製造方法 - Google Patents

化粧材の製造方法

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主として、家具や建材等の表面仕上げ材に
利用される化粧材の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 家具や建材等の表面仕上げ材に利用される化粧材に
は、所謂塩ビ化粧材に代表される熱可塑性合成樹脂化粧
材と、例えば、メラミン樹脂化粧材,ダップ樹脂化粧
材,不飽和ポリエステル樹脂化粧材等による熱硬化型樹
脂化粧材とが広く利用されている。
さらに、硬化型樹脂による優れた諸物性と熱可塑性合
成樹脂による易積層性とを利用した化粧材、すなわち、
硬化型樹脂と熱可塑性合成樹脂との複合化粧材が、例え
ば、特開昭60−122149号公報や特公昭62−54674号公報
等によって紹介されている。
すなわち、特開昭60−122149号公報には、化粧材用基
材上に、熱硬化型樹脂含浸紙と、プライマー層を有する
熱可塑性合成樹脂フィルムとを順次積層した積み重ね体
を熱圧成形することによって得られた複合化粧材、すな
わち、硬化型樹脂と熱可塑性合成樹脂との複合化粧材
が、また、特公昭62−54674号公報には、化粧材用基材
上に、硬化処理されている硬化型樹脂含浸紙と、透明な
熱可塑性合成樹脂によるラミネート用化粧シートとを、
接着剤によって積層させることによって得られた複合化
粧材、すなわち、硬化型樹脂と熱可塑性合成樹脂との複
合化粧材が、それぞれ説明されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前述の特開昭60−122149号公報に説明され
ている硬化型樹脂と熱可塑性合成樹脂との複合化粧材
は、該複合化粧材を得る際のプライマー層の選定が難し
く、また、プライマー層を有する熱可塑性合成樹脂フィ
ルムを得る際のプライマー層の塗工工程が煩雑であり、
しかも、得られる化粧材の表面硬度も不十分である等の
欠点を有している。
また、特公昭62−54674号公報に説明されている硬化
型樹脂と熱可塑性合成樹脂との複合化粧材は、既に硬化
処理が付されている硬化型樹脂含浸紙に対して、透明な
熱可塑性合成樹脂フィルムによる表面層を形成するもの
であるため、その製造工程が複雑で、しかも、得られる
化粧材の表面硬度も不十分である等の欠点を有してい
る。
これに対して、本発明の化粧材の製造方法は、硬化型
樹脂と熱可塑性合成樹脂とを利用する複合化粧材で、し
かも、表面硬度に優れた物性を有する化粧材を、煩雑な
製造工程を経ることなく容易に得る方法を提供するもの
である。
[課題を解決するための手段] 本第1の発明の化粧材の製造方法は、化粧材用基材上
に、熱硬化型樹脂含浸紙と、熱溶着性能を有する合成樹
脂フィルムと、電離放射線によって硬化されている電離
放射線硬化樹脂層からなる表面層を具備する熱可塑性合
成樹脂フィルムによる透明な被覆用積層フィルムとを、
順次載置する第1工程と、得られた重ね合わせ体を熱圧
成形に付す第2工程とによって、硬化型樹脂と熱可塑性
合成樹脂との複合化粧材を得るものである。
また、本第2の発明の化粧材の製造方法は、前記本第
1の発明の化粧材の製造方法において、化粧材用基材上
に載置する熱硬化型樹脂含浸紙として、印刷絵柄模様を
有している含浸用紙に対して熱硬化型樹脂が含浸されて
いる熱硬化型樹脂含浸紙を利用することによって、硬化
型樹脂と熱可塑性合成樹脂との複合化粧材を得るもので
ある。
さらに、本第2の発明の化粧材の製造方法は、前記本
第1または第2の発明の化粧材の製造方法において、熱
溶着性能を有する合成樹脂フィルム上に載置する透明な
被覆用積層フィルム、すなわち、電離放射線によって硬
化されている電離放射線硬化樹脂層からなる表面層を具
備する熱可塑性合成樹脂フィルムによる透明な被覆用積
層フィルムとして、着色されている被覆用積層フィルム
を利用することによって、硬化型樹脂と熱可塑性合成樹
脂との複合化粧材を得るものである。
前記構成からなる本各発明の化粧材の製造方法におい
て、化粧材用基材には、この種の化粧材における基材と
して通常利用されている化粧材用基材、例えば、坪量20
〜200g/m2程度の紙質シート、パルプボード、板紙、石
膏ボード紙をはじめ、紙や布等の繊維製材に熱硬化型樹
脂や熱可塑性樹脂を混抄,塗布,さらには含浸させたシ
ート、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル等
の合成樹脂シート、各種の木材や合板、鉄,Al,銅等の金
属製シート、無機質製シート等による基材が利用され
る。
また、前記化粧材用基材上に載置される熱硬化型樹脂
含浸紙は、必要に応じて印刷絵柄模様が付されているチ
タン紙,薄様紙,クラフト紙等に対して、例えば、メラ
ミン樹脂,ジアリルフタレート樹脂,フェノール樹脂,
尿素樹脂,グアナミン樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,
ポリウレタン樹脂,エポシシ樹脂,アミノアルキッド樹
脂,メラミン・尿素共重合樹脂,珪素樹脂,ポリシロキ
サン樹脂等の熱硬化型樹脂を含浸させ、さらに、必要に
応じて乾燥させたものであって、含浸用樹脂によって、
通常20〜80重量%程度に含浸されている熱硬化型樹脂含
浸紙が利用される。
熱硬化型樹脂含浸紙上に載置される合成樹脂フィルム
は熱溶着性能を有する熱可塑性合成樹脂フィルムであっ
て、例えば、ポリオレフィン系樹脂フィルム,ポリエス
テル系樹脂フィルム,ポリビニルアルコールフィルム,
ナイロン系樹脂フィルム,エチレン・酢酸ビニル共重合
体フィルム,エチレン・ビニルアルコール共重合体フィ
ルム,ポリ酢酸ビニル系樹脂フィルム,アクリル系樹脂
フィルム等による厚さ15〜100μ程度の公知の熱溶着性
合成樹脂フィルムが利用される。
被覆用積層フィルムに使用される透明な樹脂フィルム
は、電離放射線によって硬化されている硬化樹脂層から
なる表面層を具備する熱可塑性合成樹脂フィルムであっ
て、厚さ25〜300μ程度の熱可塑性合成樹脂フィルムに
対して、厚さ1〜50μ、好ましくは、10〜15μ程度の電
離放射線硬化樹脂層からなる表面層が形成されている積
層フィルムが利用される。
なお、電離放射線によって硬化されている硬化樹脂層
と熱可塑性合成樹脂フィルムとによる透明な被覆用積層
フィルムは、前述の熱溶着性能を有する合成樹脂フィル
ム上に、電離放射線硬化樹脂層からなる表面層が外側と
なるようにして載置されるものであることは勿論であ
る。
電離放射線硬化樹脂層からなる表面層は、熱可塑性合
成樹脂フィルムに対して、電離放射線硬化型樹脂による
にコーティング材を塗工し、さらに、電離放射線によっ
て前記コーティング剤を硬化させることによって得られ
る。
なお、前述の電離放射線硬化型樹脂によるコーティン
グ剤が塗工される熱可塑性合成樹脂フィルムには、例え
ば、ポリエチレンやポリプロピレン等によるポリオレフ
ィン系樹脂フィルム,ポリ塩化ビニルフィルム,ポリ塩
化ビニリデンフィルム,ポリビニルアルコールフィル
ム,ナイロンフィルム,エチレン・酢酸ビニル共重合体
フィルム,エチレン・ビニルアルコール共重合体フィル
ム,アイオノマー樹脂フィルム等からなる無色あるいは
着色フィルムが利用される。
前述の被覆用積層フィルムにおける電離放射線硬化樹
脂層の形成に際して利用される電離放射線硬化型樹脂に
よるコーティング剤は、例えば、分子中に重合性不飽和
結合またはエポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマ
ー、及び/又は単量体等による混合樹脂組成物によって
得られる。
なお、前記プレポリマーやオリゴマーの具体例として
は、不飽和ジカルボン酸と多価アルコールとの縮合物等
による不飽和ポリエステル類をはじめ、ポリエステルメ
タクリレート,ポリエーテルメタクリレート,ポリオー
ルメタクリレート,メラミンメタクリレート等によるメ
タクリレート類、ポリエステルアクリレート,エポキシ
アクリレート,ウレタンアクリレート,ポリエーテルア
クリレート,ポリオールアクリレート,メラミンアクリ
レート等によるアクリレート類等が利用される。
さらに、単量体の具体例としては、 スチレン,α・メチルスチレン等によるスチレン系単
量体、アクリル酸メチル,アクリル酸−2−エチルヘキ
シル,アクリル酸メトキシエチル,アクリル酸ブトキシ
エチル,アクリル酸ブチル,アクリル酸メトキシブチ
ル,アクリル酸フェニル等によるアクリル酸エステル
類、 メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチル,メタクリ
ル酸プロピル,メタクリル酸メトキシエチル,メタクリ
ル酸エトキシメチル,メタクリル酸フェニル等によるメ
タクリル酸エステル類、 アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル,
メタクリル酸−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル,
アクリル酸−2−(N,N−ジベンジルアミノ)エチル,
メタクリル酸−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル,
アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)プロピル等
による不飽和酸の置換アミノアルコールエステル類、 アクリルアミド,メタクリルアミド等による不飽和カ
ルボン酸アミド、 エチレングリコールジアクリレート,プロピレングリ
コールジアクリレート,ネオペンチルグリコールジアク
リレート,1,6−ヘキサンジオールジアクリレート,ジエ
チレングリコールジアクリレート,トリエチレングリコ
ールジアクリレート等のジアクリレート化合物、 ジプロピレングリコールジアクリレート,エチレング
リコールアクリレート,プロピレングリコールジメタク
リレート,ジエチレングリコールジメタクリレート等に
よる多官能性化合物、 トリメチロールプロパントリチオグリコレート,トリ
メチロールプロパントリチオプロピレート,ペンタエリ
スリトールテトラチオグリコール等による分子中に2個
以上のチオール基を有するポリチオール化合物、 等が利用される。
熱可塑性合成樹脂フィルムに対して塗工される電離放
射線硬化型樹脂によるコーティング剤は、該コーティン
グ剤の塗工適性を考慮して、通常、前述のプレポリマー
又はオリゴマーの5〜95重量%と、単量体及び/又はポ
リチオール化合物の95〜5重量%との混合組成物が利用
されることが好ましい。
また、電離放射線硬化型樹脂によるコーティング剤中
には、該コーティング剤が紫外線の照射によって硬化さ
れる場合には、例えば、アセトフェノン類,ベンゾフェ
ノン類,ミヒラーベンゾイルベンゾエート,α・アミロ
キシムエステル,テトラメチルメウラムモノサルファイ
ド,チオキサントン類等による光重合開始剤と、必要に
応じて添加される光増感剤、例えば、n−ブチルアミ
ン,トリエチルアミン,トリ−n−ブチルホスフィン等
による光増感剤とを含有することは、勿論である。
さらに、前記コーティング剤は、熱可塑性合成樹脂フ
ィルムに対して、例えば、ロールコート,カーテンフロ
ーコート,ワイヤーバーコート,リバースコート,グラ
ビアコート,グラビアリバースコート,エアナイフコー
ト,キスコート,ブレードコート,スムーズコート,コ
ンマコート等によって塗工され、例えば、超高圧水銀
灯,高圧水銀灯,低圧水銀灯,カーボンアーク,ブラッ
クライトランプ,メタルハライドランプ等による光源の
紫外線照射で硬化されるか、あるいは、コックロフトワ
ルトン型,ハンデグラフ型,共振変圧器型,絶縁コア変
圧器型,直線型,ダイナミトロン型,高周波型等の各種
の電子線加速器による100〜1000KeV、好ましくは、100
〜300KeVのエネルギーの電子線の照射によって硬化され
る。
本発明の化粧材の製造方法における熱圧成形工程での
熱圧条件、すなわち、化粧材用基材と、該化粧材用基材
上に順次載置されている熱硬化型樹脂含浸紙,熱溶着性
能を有する合成樹脂フィルム,電離放射線によって硬化
されている電離放射線硬化樹脂層からなる表面層を具備
する熱可塑性合成樹脂フィルム等との重ね合わせ体を熱
圧成形する際の熱圧条件は、熱圧成形に付される重ね合
わせ体に利用されている熱硬化型樹脂の種類等に応じて
適宜選定されるものであり、一般的には、120〜180℃,1
0〜80kg/cm2,20〜60分程度で行なわれる。
なお、重ね合わせ体の熱圧成形に際しては、光沢板,
半光沢板等の鏡面板や、エンボス板(艶消し板)等によ
る当て板を利用し得ることは勿論である。
[実施例] 以下本発明の化粧材の製造方法を具体的な構成を、実
施例に基づいて説明する。
実施例1 化粧材用基材 下記に示す熱硬化型樹脂含浸用組成物[1]を、坪量
140g/m2のクラフト紙に140(樹脂成分)g/m2の割合で含
浸させ、化粧材用基材を準備した。
熱硬化型樹脂含浸用組成物[1] (1) 不飽和ポリエステル樹脂 (昭和高分子(株)・6200X) ……200重量部 (2) ジアリルフタレートプレポリマー (大阪曹達(株)・ダイソーダップ) ……60重量部 (3) ベンゾイルパーオキサイド (硬化剤) ……10重量部 (4) 充填剤 (徳山曹達(株)・トクシールU)……16重量部 (5) アセトン ……50重量部 熱硬化型樹脂含浸紙 坪量80g/m2のチタン紙に、グラビア印刷による絵柄を
付した後、前記した熱硬化型樹脂含浸用組成物[1]
を、80(樹脂成分)g/m2に含浸し、熱硬化型樹脂含浸紙
を得た。
熱溶着性能を有する合成樹脂フィルム 厚さ50μのアクリル樹脂フィルムを熱溶着性能を有す
る合成樹脂フィルムとして準備した。
透明な被覆用積層フィルム 厚さ200μの透明塩化ビニル樹脂フィルム(理研ビニ
ル(株)・W−500)からなる熱可塑性合成樹脂フィル
ムに対して、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化型樹
脂(大日精化(株)・PTC)によるコーティング剤を塗
工した後、160w/cmの紫外線ランプの下を10m/min.で通
過させ、紫外線硬化樹脂層からなる表面層を具備する熱
可塑性合成樹脂フィルムによる透明な被覆用積層フィル
ムを得た。
以上の積層用剤による積み重ね体、すなわち、樹脂含
浸されているクラフトからなる化粧材用基材上に、グラ
ビア印刷による絵柄が付されている樹脂含浸チタン紙を
絵柄面が上を向くようにして載置し、さらに、アクリル
樹脂フィルム、及び、紫外線硬化樹脂層を具備する硬化
ビニル樹脂フィルムを、順次、紫外線硬化樹脂層が最上
層となるようにして載置した積み重ね体を、ジュラルミ
ン製の光沢成型板間で、140℃,20kg/cm2,10分間の熱圧
条件による熱圧成形に付し、続いて、加圧状態を維持し
たままで10分間の冷却を行ない、目的製品である化粧材
を得た。
[発明の作用,効果] 本発明の化粧材の製造方法は、化粧材用基材上に、熱
硬化型樹脂含浸紙と、熱溶着性能を有する合成樹脂フィ
ルムと、電離放射線によって硬化されている電離放射線
硬化樹脂層からなる表面層を具備する熱可塑性合成樹脂
フィルムによる透明な被覆用積層フィルムとを、順次載
置し、得られた重ね合わせ体を熱圧成形に付すことによ
って、硬化型樹脂と熱可塑性合成樹脂とによる複合化粧
材を得るものである。
しかして、前記本発明の化粧材の製造方法において
は、熱硬化型樹脂含浸紙と、電離放射線によって硬化さ
れている電離放射線硬化樹脂層からなる表面層を具備す
る熱可塑性合成樹脂フィルムによる透明な被覆用積層フ
ィルムとの間に、熱溶着性能を有する合成樹脂フィルム
を載置するものであり、この熱溶着性能を有する合成樹
脂フィルムによる熱接着作用を利用することによって、
広範囲の熱可塑性合成樹脂フィルムの利用が可能とな
り、また、選定の難しいプライマー層を形成する必要が
なく、製造工程の簡略化が計られる。
また、本発明の化粧材の製造方法においては、熱圧成
形に付される積み重ね体の最上層側に、電離放射線によ
って硬化されている電離放射線硬化樹脂層からなる表面
層を具備する熱可塑性合成樹脂フィルムによる透明な被
覆用積層フィルムを、該被覆用積層フィルムにおける電
離放射線硬化樹脂層が最外層となるようにして載置する
ものであるから、最上層が電離放射線硬化樹脂層で形成
されている熱圧成形体が得られ、優れた表面硬度と、深
みのある外観による優れた意匠特性とを、併せ具備する
化粧材が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 33/00 B32B 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧材用基材上に、熱硬化型樹脂含浸紙
    と、熱溶着性能を有する合成樹脂フィルムと、電離放射
    線によって硬化されている電離放射線硬化樹脂層からな
    る表面層を具備する熱可塑性合成樹脂フィルムによる透
    明な被覆用積層フィルムとを、順次載置し、得られた重
    ね合わせ体を熱圧成形に付すことを特徴とする化粧材の
    製造方法。
  2. 【請求項2】熱硬化型樹脂含浸紙が、印刷絵柄模様を有
    している熱硬化型樹脂含浸紙からなる特許請求の範囲第
    1項記載の化粧材の製造方法。
  3. 【請求項3】電離放射線によって硬化されている電離放
    射線硬化樹脂層からなる表面層を具備する熱可塑性合成
    樹脂フィルムによる透明な被覆用積層フィルムが、着色
    されているフィルムである特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の化粧材の製造方法。
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