JP3024268B2 - 電気採暖機 - Google Patents
電気採暖機Info
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- JP3024268B2 JP3024268B2 JP3141640A JP14164091A JP3024268B2 JP 3024268 B2 JP3024268 B2 JP 3024268B2 JP 3141640 A JP3141640 A JP 3141640A JP 14164091 A JP14164091 A JP 14164091A JP 3024268 B2 JP3024268 B2 JP 3024268B2
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- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱式蒸気発生装置を
備えた電気採暖機に関する。
備えた電気採暖機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の電気採暖機は、例えば実
開昭６２−１３２３１５号公報に示されているような構
成が一般的であった。以下その構成につき図４および図
５を参照して説明する。
開昭６２−１３２３１５号公報に示されているような構
成が一般的であった。以下その構成につき図４および図
５を参照して説明する。
【０００３】すなわち、図に示すように蒸気発生装置１
８はパイプ１９と発熱体２０と絶縁マイカ２１からな
り、パイプ１９は一方を蒸気吹き出し口２２と通管２３
で、他方を貯水タンク２４と通管２５でそれぞれ水密に
結合している。
８はパイプ１９と発熱体２０と絶縁マイカ２１からな
り、パイプ１９は一方を蒸気吹き出し口２２と通管２３
で、他方を貯水タンク２４と通管２５でそれぞれ水密に
結合している。
【０００４】上記構成において、加湿スイッチ（図示せ
ず）をオンすると、発熱体２０の発熱でパイプ１９内の
水は沸騰し、蒸気となって通管２３を通って蒸気吹き出
し口２２から外気へ吹き出すようになっている。
ず）をオンすると、発熱体２０の発熱でパイプ１９内の
水は沸騰し、蒸気となって通管２３を通って蒸気吹き出
し口２２から外気へ吹き出すようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、パイプ１９と蒸気吹き出し口２２が短い
通管２３で直接結合されているのでパイプ１９で発生し
た蒸気は、高温（約１００℃）のまま蒸気吹き出し口２
２から放出され、使用者が不意に蒸気に触れた場合、火
傷等をおこす危険があるという問題があった。
来の構成では、パイプ１９と蒸気吹き出し口２２が短い
通管２３で直接結合されているのでパイプ１９で発生し
た蒸気は、高温（約１００℃）のまま蒸気吹き出し口２
２から放出され、使用者が不意に蒸気に触れた場合、火
傷等をおこす危険があるという問題があった。
【０００６】本発明は上記問題を解決するもので、安全
性のある簡単な構成の加熱式蒸気発生装置をもった電気
採暖機の提供を目的としている。
性のある簡単な構成の加熱式蒸気発生装置をもった電気
採暖機の提供を目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の電気採暖機は、ケースの外郭に温風吹き出し
口と外気吸い込み口と蒸気吹き出し口とを設け、かつ前
記ケースの内部に蒸気発生装置とその蒸気発生装置の水
を溜める受け皿と送風機とを設け、この送風機から蒸気
温風吹き出し口へ通じる吹き出し風路内に温風用発熱体
を設けるとともに、上記蒸気発熱装置から上記蒸気吹き
出し口に連通して蒸気パイプを設け、さらに上記温風用
発熱体の風上側の前記吹き出し風路内に空気取口を設
け、かつこの空気取口から上記蒸気吹き出し口の近傍に
形成した空気吹き出し口に通じる空気パイプを設けて、
この空気パイプの前記空気取口側は前記空気パイプの上
部を開口させ、かつ末端を上記受け皿の上部に臨ませて
構成したものである。
の本発明の電気採暖機は、ケースの外郭に温風吹き出し
口と外気吸い込み口と蒸気吹き出し口とを設け、かつ前
記ケースの内部に蒸気発生装置とその蒸気発生装置の水
を溜める受け皿と送風機とを設け、この送風機から蒸気
温風吹き出し口へ通じる吹き出し風路内に温風用発熱体
を設けるとともに、上記蒸気発熱装置から上記蒸気吹き
出し口に連通して蒸気パイプを設け、さらに上記温風用
発熱体の風上側の前記吹き出し風路内に空気取口を設
け、かつこの空気取口から上記蒸気吹き出し口の近傍に
形成した空気吹き出し口に通じる空気パイプを設けて、
この空気パイプの前記空気取口側は前記空気パイプの上
部を開口させ、かつ末端を上記受け皿の上部に臨ませて
構成したものである。
【０００８】
【作用】本発明の電気採暖機は上記構成により、蒸気発
生装置からの蒸気（約１００℃）は、蒸気吹き出し口近
傍において、空気パイプを通じ送風機から送られてくる
ほぼ室温に近い空気と混合するので蒸気温度が下げら
れ、そのとき、蒸気吹き出し口の近傍にある空気吹き出
し口部で発生した結露水が、空気パイプを逆流して吹き
出し風路内に入ってきたとしても、結露水は、その吹き
出し風路には滴下せず空気取口側の空気パイプから受け
皿に戻り空気のみを温風吹き出し口に送ることができ
る。
生装置からの蒸気（約１００℃）は、蒸気吹き出し口近
傍において、空気パイプを通じ送風機から送られてくる
ほぼ室温に近い空気と混合するので蒸気温度が下げら
れ、そのとき、蒸気吹き出し口の近傍にある空気吹き出
し口部で発生した結露水が、空気パイプを逆流して吹き
出し風路内に入ってきたとしても、結露水は、その吹き
出し風路には滴下せず空気取口側の空気パイプから受け
皿に戻り空気のみを温風吹き出し口に送ることができ
る。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図１，図２および図３に示すように、ケー
ス１の前面には温風吹き出し口２、裏面には外気吸い込
み口３、上面には蒸気吹き出し口４と蒸気吹き出し口４
の近傍に形成した空気吹き出し口５と操作パネル６を配
している。
て説明する。図１，図２および図３に示すように、ケー
ス１の前面には温風吹き出し口２、裏面には外気吸い込
み口３、上面には蒸気吹き出し口４と蒸気吹き出し口４
の近傍に形成した空気吹き出し口５と操作パネル６を配
している。
【００１０】またケース１の内部には、温風吹き出し口
２に通じ、内部に温風用発熱体７を有する吹き出し風路
８と、この吹き出し風路８に連通する送風機９と、蒸気
吹き出し口４に蒸気を導く蒸気パイプ１０と、蒸気パイ
プ１０にヒータパイプ１１がつながり、このヒータパイ
プ１１，絶縁マイカ１２および蒸気用ヒータ１３よりな
る蒸気発生装置１４と、さらにタンク１５およびタンク
１５の水を貯水する受け皿１６とを配設している。そし
て吹き出し風路８内の温風用発熱体７の風上側に設けた
空気取口８ａと蒸気吹き出し口４の近傍の空気吹き出し
口５は空気パイプ１７で通じ、この空気パイプ１７の空
気取口８ａ側には空気パイプ１７の上部に開口１７ａを
有し、さらにその末端１７ｂを小径穴にして受け皿１６
の上部に臨ませている。
２に通じ、内部に温風用発熱体７を有する吹き出し風路
８と、この吹き出し風路８に連通する送風機９と、蒸気
吹き出し口４に蒸気を導く蒸気パイプ１０と、蒸気パイ
プ１０にヒータパイプ１１がつながり、このヒータパイ
プ１１，絶縁マイカ１２および蒸気用ヒータ１３よりな
る蒸気発生装置１４と、さらにタンク１５およびタンク
１５の水を貯水する受け皿１６とを配設している。そし
て吹き出し風路８内の温風用発熱体７の風上側に設けた
空気取口８ａと蒸気吹き出し口４の近傍の空気吹き出し
口５は空気パイプ１７で通じ、この空気パイプ１７の空
気取口８ａ側には空気パイプ１７の上部に開口１７ａを
有し、さらにその末端１７ｂを小径穴にして受け皿１６
の上部に臨ませている。
【００１１】次に、上記構成における動作を説明する。
蒸気発生装置１４で発生した蒸気は、蒸気パイプ１０を
通って蒸気吹き出し口４から放出されるが、外気吸い込
み口３から吸い込まれた空気は、送風機９で加圧され、
吹き出し風路８内の温風用発熱体７で加熱されて温風吹
き出し口２から吹き出される。
蒸気発生装置１４で発生した蒸気は、蒸気パイプ１０を
通って蒸気吹き出し口４から放出されるが、外気吸い込
み口３から吸い込まれた空気は、送風機９で加圧され、
吹き出し風路８内の温風用発熱体７で加熱されて温風吹
き出し口２から吹き出される。
【００１２】このとき、送風機９で加圧された空気の一
部は、図に示す矢印のように空気取口８ａにある空気パ
イプ１７の上部の開口１７ａを通って、蒸気吹き出し口
４の近傍の空気吹き出し口５から放出される。また蒸気
吹き出し口４の近傍にある空気吹き出し口５で結露水が
発生し、その結露水が空気パイプ１７を逆流して吹き出
し風路８内に入ってきても、その結露水は空気パイプ１
７の末端１７ｂの小径穴より受け皿１６に戻すことがで
きる。
部は、図に示す矢印のように空気取口８ａにある空気パ
イプ１７の上部の開口１７ａを通って、蒸気吹き出し口
４の近傍の空気吹き出し口５から放出される。また蒸気
吹き出し口４の近傍にある空気吹き出し口５で結露水が
発生し、その結露水が空気パイプ１７を逆流して吹き出
し風路８内に入ってきても、その結露水は空気パイプ１
７の末端１７ｂの小径穴より受け皿１６に戻すことがで
きる。
【００１３】すなわち、蒸気吹き出し口４の近傍の空気
吹き出し口５と、吹き出し風路８内の温風用発熱体７の
風上側の空気取口８ａが空気パイプ１７で通じていて、
送風機９で加圧されたほぼ室温の空気と、蒸気吹き出し
口４から放出される高温の蒸気とが混合してその蒸気温
度が下げられるとともに、このとき発生した空気吹き出
し口５の結露水が空気パイプ１７を逆流し、吹き出し風
路８内に入ってきたとしても、この吹き出し風路８内に
は滴下することがない。
吹き出し口５と、吹き出し風路８内の温風用発熱体７の
風上側の空気取口８ａが空気パイプ１７で通じていて、
送風機９で加圧されたほぼ室温の空気と、蒸気吹き出し
口４から放出される高温の蒸気とが混合してその蒸気温
度が下げられるとともに、このとき発生した空気吹き出
し口５の結露水が空気パイプ１７を逆流し、吹き出し風
路８内に入ってきたとしても、この吹き出し風路８内に
は滴下することがない。
【００１４】以上の結果、高温（約１００℃）の蒸気の
温度が下がり、火傷等をおこす危険がなくなるととも
に、結露水の逆流が吹き出し風路８に入り、温風用発熱
体７にかかるという不都合も生ずることがない。
温度が下がり、火傷等をおこす危険がなくなるととも
に、結露水の逆流が吹き出し風路８に入り、温風用発熱
体７にかかるという不都合も生ずることがない。
【００１５】また、結露水が再び受け皿１６に戻るので
蒸気用水のリサイクル効果がある。
蒸気用水のリサイクル効果がある。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、吹き出し
風路内の温風用発熱体の風上側から蒸気吹き出し口の近
傍に通じるように空気吹き出し用の空気パイプを配設す
ることにより、高温の蒸気と室温に近い空気を混合させ
てその蒸気温度を下げるとともに、そのとき発生する結
露水を蒸気発生装置で使う水に戻すことができるという
簡単な構成でしかも安全度の高い加熱式蒸気発生装置を
有する電気採暖機を提供することができる。
風路内の温風用発熱体の風上側から蒸気吹き出し口の近
傍に通じるように空気吹き出し用の空気パイプを配設す
ることにより、高温の蒸気と室温に近い空気を混合させ
てその蒸気温度を下げるとともに、そのとき発生する結
露水を蒸気発生装置で使う水に戻すことができるという
簡単な構成でしかも安全度の高い加熱式蒸気発生装置を
有する電気採暖機を提供することができる。
【図１】本発明の一の実施例の電気採暖機の正面断面図
【図２】同電気採暖機の側面断面図
【図３】同電気採暖機の斜視図
【図４】従来の電気採暖機の側面断面図
【図５】同電気採暖機の蒸気発生装置部の切り欠き断面
図
図
１ ケース ２ 温風吹き出し口 ３ 外気吸い込み口 ４ 蒸気吹き出し口 ５ 空気吹き出し口 ７ 温風用発熱体 ８ 吹き出し風路 ９ 送風機 １０ 蒸気パイプ １４ 蒸気発生装置 １６ 受け皿 １７ 空気パイプ ８ａ 空気取口 １７ａ 開口 １７ｂ 末端
フロントページの続き (72)発明者 和田 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−211629（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−203845（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−140261（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F24H 3/04 302 F24C 13/00
Claims (1)
- 【請求項１】ケースの外郭に温風吹き出し口と外気吸い
込み口と蒸気吹き出し口とを設け、かつ前記ケースの内
部に蒸気発生装置とその蒸気発生装置の水を溜める受け
皿と送風機とを設け、この送風機から上記温風吹き出し
口へ通じる吹き出し風路内に温風用発熱体を設けるとと
もに、上記蒸気発生装置から上記蒸気吹き出し口に連通
して蒸気パイプを設け、さらに上記温風用発熱体の風上
側の前記吹き出し風路内に空気取口を設け、かつこの空
気取口から上記蒸気吹き出し口の近傍に形成した空気吹
き出し口に通じる空気パイプを設けて、この空気パイプ
の前記空気取口側は前記空気パイプの上部を開口させ、
かつ末端を上記受け皿の上部に臨ませた電気採暖機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3141640A JP3024268B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 電気採暖機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3141640A JP3024268B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 電気採暖機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04366355A JPH04366355A (ja) | 1992-12-18 |
| JP3024268B2 true JP3024268B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=15296751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3141640A Expired - Fee Related JP3024268B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 電気採暖機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3024268B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6149986A (en) | 1991-10-15 | 2000-11-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Methods for manufacturing a substrate for a liquid jet recording head, liquid jet recording head, and liquid jet recording apparatus |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP3141640A patent/JP3024268B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6149986A (en) | 1991-10-15 | 2000-11-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Methods for manufacturing a substrate for a liquid jet recording head, liquid jet recording head, and liquid jet recording apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04366355A (ja) | 1992-12-18 |
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