JP3022881U - 清掃用具 - Google Patents

清掃用具

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JP3022881U
JP3022881U JP1995008800U JP880095U JP3022881U JP 3022881 U JP3022881 U JP 3022881U JP 1995008800 U JP1995008800 U JP 1995008800U JP 880095 U JP880095 U JP 880095U JP 3022881 U JP3022881 U JP 3022881U
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美宏 川名
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付けられる清掃用シートの弛みを防止す
ることができる清掃用具を提供する。 【構成】 清掃用シート23が底面22を覆うように巻
き付けられ、上面10側に折り返された清掃用シートの
縁部を保持するシート取付部2を備えた清掃用具におい
て、シート取付部におけるシート折り返し方向にある第
1中心線16側にて枢支した清掃用シートの縁部を保持
するバックル20を、シート取り付け部上面の、第1中
心線に直交する第2中心線33を跨ぎこの第2中心線に
対称かつ第1中心線に対称な2箇所位置に配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、清掃用シートが取り付けられるシート取付部を有した清掃用具に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、清掃用具としてのモップは、図16に示すように、清掃用シートである 払拭シート91を巻き付ける下板92と、該下板92の一端側に枢支された図示 しない柄が設けられた上板93とを備えている(実開平3−58261号公報参 照)。
【0003】 前記下板92には、底面から側面にかけて第1のスポンジ94が一体的に接着 されており、下板92の上面における幅方向の両端部にも同様に、第2のスポン ジ95が設けられている。また、前記下板92の上面には、前記払拭シート91 を端部にて係止する突子96が四箇所に設けられており、前記上板93及び前記 下板92には、互いに止着する係止手段97(下板側のみ図示)が設けられてい る。
【0004】 前記下板92に、払拭シート91を取り付ける際には、払拭シート91を前記 下板92に巻き付けるとともに、払拭シート91の両端部を各突子96にて係止 する。そして、この払拭シート91を、前記下板92と前記上板93とによって 挟むように構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記モップにおいては、払拭シート91を、下板92の各突子 96にて係止した後、前記下板92と前記上板93とによって挟むように構成さ れているため、関払拭シート91を引張することができなかった。このため、使 用中に前記払拭シート91が弛むことがあり、これによって拭き取りむらができ る虞が生じる。
【0006】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、取り付けられる清掃用 シートの弛みを防止できる清掃用具を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために第1の考案に係わる清掃用具は、清掃用シート が底面を覆うように巻き付けられ、上面側に折り返された清掃用シートの縁部を 保持するシート取付部を備えた清掃用具において、シート取付部におけるシート 折り返し方向にある第1中心線側にて枢支した清掃用シートの縁部を保持するバ ックルを、シート取り付け部上面の、第1中心線に直交する第2中心線を跨ぎこ の第2中心線に対称かつ第1中心線に対称な2箇所位置に配設した。
【0008】 第2の考案に係わる清掃用具は、バックルの枢支軸にカム形状のカム部を設け 、シート取り付け部に、バックルによって清掃用シートを保持した状態でカム部 に当接する弾性変形可能な弾性部を設けた。
【0009】 第3の考案に係わる清掃用具は、バックルとシート取付部との清掃用シートの 縁部がかからない第2中心線上に、両者を係脱自在に固定する固定手段を設けた 。
【0010】 第4の考案に係わる清掃用具は、バックルに、第2中心線側にて清掃用シート の縁部を貫通する係合爪を、第2中心線方向に複数かつ第2中心線に対称に突設 すると共に、係合爪よりも第1中心線方向外側に離間して当該係合爪の突出量よ りも小さく突出し、係合爪の並び方向に沿って延在する凸部を設け、シート取り 付け部に、凸部と共に清掃用シートの縁部が押し込められる凹部を形成した。
【0011】 第5の考案に係わる清掃用具は、清掃用シートが底面を覆うように巻き付けら れ、上面側に折り返された清掃用シートの縁部を保持するシート取付部を備えた 清掃用具において、シート取付部におけるシート折り返し方向に直交する第1中 心線側にて枢支した清掃用シートの縁部を保持するバックルを、シート取り付け 部上面の、第1中心線に直交する第2中心線を跨ぎこの第2中心線に対称かつ第 1中心線に対称な2箇所位置に配設した。
【0012】 第6の考案に係わる清掃用具は、バックルの枢支軸にカム形状のカム部を設け 、シート取り付け部に、バックルによって清掃用シートを保持した状態でカム部 に当接する弾性変形可能な弾性部を設けた。
【0013】 第7の考案に係わる清掃用具は、バックルの枢支軸側に清掃用シートの縁部を 貫通する係合爪をバックルの枢支軸方向に複数突設すると共に、当該バックルの 自由端側に枢支軸方向に延在する凸部を設け、シート取り付け部に、凸部と共に 清掃用シートの縁部が押し込められる凹部を形成した。
【0014】 第8の考案に係わる清掃用具は、凸部を、第2中心線位置にて最大突出し、両 端に向けて徐々に突出量が減少する形状した。
【0015】
【作用】
第1の考案では、シート取付部に清掃用シートを取り付ける際には、先ず、シ ート取付部を、このシート取付部における第2中心線が横方向に延在するように 配置し、このシート取付部の底面を清掃用シートにより覆うと共に、清掃用シー トの前後両端部をシート取付部の前後方向から上側に折り返す。次に、シート取 付部の第1中心線より左側に折り返された清掃用シートの縁部を、シート取付部 における第1中心線より左側に枢支されたバックルにて保持する。そして、シー ト取付部の第1中心線より右側に折り返された清掃用シートの縁部を引張しつつ 、シート取付部における第1中心線より右側に枢支されたバックルにて保持する 。このように、清掃用シートを、シート取付部の左右2箇所位置に設けられた各 バックルにて各々独立的に保持することができるので、各バックルを操作する際 には、取り付けられる清掃用シートを引張しながら順次保持することができる。
【0016】 第2の考案では、清掃用シートを保持した状態で、バックルの枢支軸に設けら れたカム部がシート取付部に設けられた弾性部に当接するので、バックルの不用 意な開放が防止される。
【0017】 第3の考案では、固定手段が、シート取付部の前後方向から上側に折り返され た清掃用シートの前後両端部がかからない第2中心線上に設けられていることか ら、清掃用シートの縁部に係わることなくバックルとシート取付部とを固定する ことができ、さらにバックルの不用意な開放が防止される。
【0018】 第4の考案では、清掃用シートの縁部は、バックルの枢支軸側に突設された係 合爪が貫通することにより係止された後、自由端側に設けられた凸部とともにシ ート取付部に設けられた凹部に押し込められるので、バックルを操作することに より清掃用シートの保持と清掃用シートの引張とが同時に行われる。
【0019】 第5の考案では、シート取付部に清掃用シートを取り付ける際には、先ず、シ ート取付部を、このシート取付部における第1中心線が横方向に延在するように 配置し、このシート取付部の底面を清掃用シートにより覆うと共に、清掃用シー トの前後両端部をシート取付部の前後方向から上側に折り返す。次に、シート取 付部の第1中心線より前側に折り返された清掃用シートの縁部を、シート取付部 における第1中心線より前側に枢支されたバックルにて保持する。そして、シー ト取付部の第1中心線より後側に折り返された清掃用シートの縁部を引張しつつ 、シート取付部における第1中心線より後側に枢支されたバックルにて保持する 。このように、清掃用シートを、シート取付部の前後2箇所位置に設けられた各 バックルにて各々独立的に保持することができるので、各バックルを操作する際 には、取り付けられる清掃用シートを引張しながら順次保持することができる。
【0020】 第6の考案では、清掃用シートを保持した状態で、バックルの枢支軸に設けら れたカム部がシート取付部に設けられた弾性部に当接するので、バックルの不用 意な開放が防止される。
【0021】 第7の考案では、清掃用シートの縁部は、バックルの枢支軸側に突設された係 合爪が貫通することにより係止された後、自由端側に設けられた凸部とともにシ ート取付部に設けられた凹部に押し込められるので、バックルを操作することに より清掃用シートの保持と清掃用シートの引張とが同時に行われる。
【0022】 第8の考案では、凸部が第2中心線位置にて最大突出し、両端に向けて徐々に 突出量が減少する形状を成すことから、清掃用シートは、先ず第2中心線位置に て凹部内に押し込められ、この第2中心線から左右両端にかけて順に押し込めら れる。
【0023】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。図1は、本考案の第1実 施例における清掃用具としてのモップ1を示すものであり、このモップ1は、不 織布などの清掃用シートが取り付けられるシート取付部2と、このシート取付部 より延出する柄3とから構成されている。
【0024】 柄3は、軸方向先端に設けられた把持部5と、この把持部5に順に連結された 複数のパイプアーム6と、基端側のパイプアーム6に連結された端部が二股に分 かれるY字ジョイント7と、このY字ジョイント7に前後方向から狭持された連 結リング8とから構成され、前記柄3の左右方向への倒れが可能となっている。
【0025】 シート取付部2は、横長の長方形板状に形成されており、このシート取付部2 の上面10中央には、連結リング8を左右より狭持する一対の突片11が形成さ れている。これにより、柄3の前後方向への倒れも可能となっている。
【0026】 シート取付部2の上面10には、図2に示すように、シート取付部2の長尺方 向両端部に長方形凹状の受容部15が形成されている。この受容部15は、シー ト取付部2の短尺方向に延在する第1中心線16に対称かつ、第1中心線16に 直交するシート取付部2の長尺方向に延在する第2中心線33を跨ぐ2箇所位置 に形成されている。
【0027】 また、バックル受容部15における第1中心線16側には、図4にも示すよう に、段差を有した弾性変形可能な弾性部としての舌片17が設けられている。
【0028】 そして、各受容部15には、バックル受容部15に受容される長方形状のバッ クル20が、第1中心線16側にて回動可能に枢支されており、各バックル20 における枢支軸には、下方に突出するカム形状のカム部21が設けられている。 これにより、バックル20がバックル受容部15に受容された際に、バックル2 0に設けられたカム部21が受容部15に形成された舌片17に当接し、バック ル20のロック状態が維持されるように構成されている。
【0029】 各バックル20の裏面における第2中心線33側には、図2に示すように、シ ート取付部2の底面22を覆うように巻き付けられた図中破線で示した清掃用シ ートとしての不織布23の上面10に折り返された縁部を貫通するピン状の係合 爪24が、第2中心線33方向に並んで複数突設されている。この係合爪24は 、第2中心線33を挟んで対称位置にも突設されている。
【0030】 係合爪24の第1中心線16方向外側に離間した位置には、係合爪24の突出 量よりも小さく突出し、係合爪24の並び方向に沿って延在する凸部25が突設 されている。そして、バックル20の自由端側の中心部には、先端が鉤状を成す 係合突片34が突設されている。
【0031】 一方、バックル受容部15には、バックル20の係合爪24が挿入されるリン グ状の縁を有した係合孔30と、バックル20の凸部25とともに不織布23の 縁部が押し込められる溝状の凹部31とが形成されている。そして、このバック ル受容部15の第2中心線33上には、前記した係合突片34が係合する係合孔 35が形成されている。この係合孔35は、第2中心線33上に形成されている ことから、取り付けられた不織布23の縁部がかからず、係合突片34が不織布 23の縁部を係合孔35内に押し込むことはない。即ち、係合突片34と係合孔 35とから、バックル20とシート取付部2とを係脱自在に固定する本考案の固 定手段が構成されることとなる。
【0032】 そして、シート取付部2の底面22には、熱可塑性エラストマーによって形成 された弾性部材32が結合されている。
【0033】 以上の構成からなるモップ1のシート取付部2に不織布23を取り付ける際に は、先ず、設置した不織布23の上方よりシート取付部2を載置する。次いで、 不織布23の縁部をシート取付部2の上面10側に折り返す。
【0034】 次に、折り返された不織布23の縁部をバックル20にて固定する。即ち、左 右どちらか一方のバックル20を不織布23の縁部を挟み込むようにして回動操 作する。この時、図3から図8に示すように、先ず第1中心線16側の係合爪2 4が不織布23の縁部を捕らえ、この部分で縁部を貫通して不織布23は係止さ れる。次いでバックル20を回動させると、不織布23の縁部が、凸部25とと もにバックル受容部15に形成された凹部31内に押し込められて引張される。 さらにバックル20を回動させると、前記した縁部を貫通した係合爪24の反第 1中心線16側に位置する係合爪24が不織布23の縁部を貫通し、この部分に おいて縁部を係止する。そして、前記と同様に不織布23の縁部が、凸部25と ともに凹部31内に押し込められて引張される。以下、同様にして不織布23の 縁部がバックル20によって係止されるわけである。そして、バックル20に設 けられたカム部21が、バックル受容部15に形成された舌片17に当接し、バ ックル20のロック状態が維持される。さらに、係合突片34が係合孔35に係 合してバックル20のロック状態が確実に維持される。
【0035】 次に、他方のバックル20を回動操作することによって、前記と同様に不織布 23の縁部を係止する。
【0036】 ここで、上記のようにして係止された不織布23は、第1中心線16から長尺 方向外側に向けて、かつ第2中心線33に向けて引張されることから、取り付け 後における不織布23の弛みを防止することができる。よって、不織布23の弛 みに起因する拭き取りむらの発生を防止することができる。
【0037】 また、不織布23を保持したバックル20は、バックル20の枢支軸に設けら れたカム部21及び、バックル受容部15に設けられた舌片17によって、ロッ ク状態が維持されるので、清掃時における不織布23の離脱を防止することがで きる。
【0038】 さらに、バックル20に形成された係合突片34がシート取付部2に形成され た係合孔35に係合することから、前記したロック状態に加えてより確実に不織 布23の離脱を防止することができる。
【0039】 尚、本実施例においては、バックル20に係合爪24及び凸部25を設けると ともに、バックル受容部15に前記凸部25とともに不織布23が挿入される凹 部31を設け、さらには、バックル20の枢支軸にカム部21を、また前記バッ クル受容部15に前記カム部21に当接する舌片17を設けたものを示したが、 シート取り付け部2上面10の、第1中心線16に直交する第2中心線33を跨 ぎこの第2中心線33に対称かつ第1中心線16に対称な2箇所位置にバックル 20を設けた場合には、各バックル20を回動操作する際に、不織布23を引張 しながら順次保持することにより、取り付け後における不織布23の弛みを防止 することができる。
【0040】 次に、図9は本考案の第2実施例における清掃用具としてのモップ41を示す ものであり、このモップ41は、不織布などの清掃用シートが取り付けられるシ ート取付部42と、このシート取付部より延出する柄43とから構成されている 。
【0041】 柄43は、軸方向先端に設けられた把持部45と、この把持部45に順に連結 された複数のパイプアーム46と、基端側のパイプアーム46に連結された端部 が二股に分かれるY字ジョイント47と、このY字ジョイント47に前後方向か ら狭持された連結リング48とから構成され、前記柄43の左右方向への倒れが 可能となっている。
【0042】 シート取付部42は、横長の長方形板状に形成されており、このシート取付部 42の上面50中央には、連結リング48を左右より狭持する一対の突片51が 形成されている。これにより、柄43の前後方向への倒れも可能となっている。
【0043】 シート取付部42の上面50には、図10に示すように、シート取付部42の 長尺方向両端部に長方形凹状の受容部55が突片51の両側に設けられている。 このバックル受容部55は、シート取付部42の長尺方向に延在する中心線56 を挟む前後に対称かつ、第1中心線56に直交するシート取付部42の短尺方向 に延在する第2中心線73を跨ぐ2箇所位置に形成されている。
【0044】 また、バックル受容部55における中心線56側には、図12にも示すように 、段差を有した弾性変形可能な弾性部としての舌片57が設けられている。
【0045】 そして、各バックル受容部55には、バックル受容部55に受容される長方形 状のバックル60が、中心線56側にて回動可能に枢支されており、各バックル 60における枢支軸には、下方に突出するカム形状のカム部61が設けられてい る。これにより、バックル60がバックル受容部55に受容された際に、バック ル60に設けられたカム部61が受容部55に形成された舌片57に当接し、バ ックル60のロック状態が維持されるように構成されている。
【0046】 各バックル60の裏面における枢支端側、即ち中心線56側には、図10に示 すように、シート取付部42の底面62を覆うように巻き付けられた図中破線で 示した清掃用シートとしての不織布63の縁部を貫通するピン状の係合爪64が 、このバックル60の長尺方向に並んで突設されており、バックル60の自由端 側には、係合爪64の並び方向に沿って延在する板状の凸部65が突設されてい る。この凸部65は、図11にも示すように、第2中心線73位置にて最大突出 し(図にH1で示す)、この凸部65の両端に向けて徐々に突出量が減少し、両 端位置にてその突出量が最小(図にH2で示す)となる形状を成している。
【0047】 また、バックル受容部55には、バックル60に突設された係合爪64が挿入 されるリング状の縁を有した係合孔70と、バックル60に突設された凸部65 とともに不織布63が押し込められる溝状の凹部71とが形成されている。
【0048】 さらに、シート取付部42の底面62には、熱可塑性エラストマーによって形 成された弾性部材72が結合されている。
【0049】 以上の構成からなるモップ41のシート取付部42に不織布63を取り付ける 際には、先ず、設置した不織布63の上方よりシート取付部42を載置する。次 いで、不織布63の縁部をシート取付部42の上面50側に折り返す。そして、 シート取付部42の後方側に設けられたバックル60にて、不織布63を固定す る。
【0050】 次に、シート取付部42の前方側のバックル60を、不織布63を挟み込むよ うにして回動操作する。すると、不織布63の縁部には、図12から15に示し たようにバックル60の係合爪64が貫通し、この不織布63は係止される。
【0051】 さらにバックル60を回動させると、不織布63は、バックル60の凸部65 とともにバックル受容部55に形成された凹部71内に押し込められ、引張され る。この時、凸部65が第2中心線73位置にて最大突出し、両端に向けて徐々 に突出量が減少する形状を成すことから、不織布63は、先ず第2中心線73位 置にて凹部71内に押し込められ、この第2中心線73から左右両端にかけて順 に押し込められる。
【0052】 そして、バックル60に設けられたカム部61が、バックル受容部55に形成 された舌片57に当接し、バックル60のロック状態が維持される。
【0053】 このように、シート取付部42に取り付けられる不織布63は、バックル60 を回動操作させることによって、バックル60の係合爪64により確実に係止さ れると同時に、バックル60の凸部65及びバックル受容部55の凹部71によ って引張される。このため、取り付け後における不織布63の弛みを防止するこ とができ、不織布63の弛みに起因する拭き取りむらの発生を防止できる。
【0054】 また、不織布63を保持したバックル60は、バックル60の枢支軸に設けら れたカム部61及び、バックル受容部55に設けられた舌片57によってロック 状態が維持されるので、清掃時における不織布63の離脱を防止することができ る。
【0055】 さらに、不織布63は、バックル60の凸部65とともにバックル受容部55 に形成された凹部71内に押し込められる際に、第2中心線73から左右両端に かけて順に押し込められることから、取り付けられた不織布23の弛みをさらに 防止することができ、上記した拭き取りむらの発生をさらに防止することができ る。
【0056】 尚、本実施例においては、バックル60に係合爪64及び凸部65を設けるとと もに、バックル受容部55に前記凸部65とともに不織布63が挿入される凹部 71を設け、さらには、バックル60の枢支軸にカム部61を、また前記バック ル受容部55に前記カム部61に当接する舌片57を設けたものを示したが、シ ート取り付け部42上面50の、第1中心線56に直交する第2中心線73を跨 ぎこの第2中心線73に対称かつ第1中心線56に対称な2箇所位置にバックル 60を設けた場合には、各バックル60を回動操作する際に、不織布63を引張 しながら順次保持することにより、取り付け後における不織布63の弛みを防止 することができる。
【0057】
【考案の効果】
以上説明したように、第1の考案の清掃用具にあっては、シート取付部の左右 2箇所に設けられた各バックルを操作する際に、取り付けられる清掃用シートを 引張しながら順次保持することができるので、取り付け後における清掃用シート の弛みを防止することができる。したがって、清掃用シートの弛みに起因すね拭 き取りむらの発生を防止することができる。
【0058】 また、第2の考案の清掃用具にあっては、清掃用シートを保持した後には、バ ックルの不用意開放が確実に防止されるので、例えば、清掃中に清掃用シートが 釘などに引っ掛かり引っ張られる場合であっても、清掃用シートの離脱を防止で きる。
【0059】 さらに、第3の考案の清掃用具にあっては、清掃用シートの縁部に係わること なくバックルとシート取付部とを固定することができので、上記第2の考案の効 果に加えて、さらにバックルの不用意な開放が防止される。
【0060】 そして、第4の考案の清掃用具にあっては、バックルにて清掃用シートを保持 する際には、バックルを操作することにより、清掃用シートの保持と清掃用シー トの引張とを同時に行うことができるので、清掃用シートの取り付け作業性が簡 単化する。
【0061】 一方、第5の考案の清掃用具にあっては、シート取付部の前後2箇所に設けら れた各バックルを操作する際に、取り付けられる清掃用シートを引張しながら順 次保持することができるので、取り付け後における清掃用シートの弛みを防止す ることができる。したがって、清掃用シートの弛みに起因すね拭き取りむらの発 生を防止することができる。
【0062】 また、第6の考案の清掃用具にあっては、清掃用シートを保持した後には、バ ックルの不用意開放が確実に防止されるので、例えば、清掃中に清掃用シートが 釘などに引っ掛かり引っ張られる場合であっても、清掃用シートの離脱を防止で きる。
【0063】 さらに、第7の考案の清掃用具にあっては、バックルにて清掃用シートを保持 する際には、バックルを操作することにより、清掃用シートの保持と清掃用シー トの引張とを同時に行うことができるので、清掃用シートの取り付け作業性が簡 単化する。
【0064】 そして、第8の考案の清掃用具にあっては、清掃用シートは、先ず第2中心線 位置にて凹部内に押し込められ、この第2中心線から左右両端にかけて順に押し 込められることから、第2中心線から第1中心線方向外側に向けて清掃用シート を引張することができる。したがって、取り付けられた清掃用シートの弛みをさ らに防止することができ、弛みに起因する拭き取りむらの発生をさらに防止する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるシート取付部の拡大図である。
【図3】図1におけるシート取付部の断面図である。
【図4】図1におけるバックルの回動過程を説明するた
めの概略断面図である。
【図5】図1におけるバックルの回動過程を説明するた
めの概略断面図である。
【図6】図1におけるバックルの回動過程を説明するた
めの概略断面図である。
【図7】図1におけるバックルの回動過程を説明するた
めの概略断面図である。
【図8】図1におけるバックルの回動過程を説明するた
めの概略断面図である。
【図9】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図10】図9におけるシート取付部の拡大図である。
【図11】図9におけるバックルの正面図である。
【図12】図9におけるシート取付部の断面図である。
【図13】図9におけるバックルの回動過程を説明する
ための概略断面図である。
【図14】図9におけるバックルの回動過程を説明する
ための概略断面図である。
【図15】図9におけるバックルの回動過程を説明する
ための概略断面図である。
【図16】従来のモップの要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,41 モップ(清掃用具) 2,42 シート取付部 10,50 上面 16,56 第1中心線 17,57 舌片 20,60 バックル 21,61 カム部 22,62 底面 23,63 不織布(清掃用シート) 24,64 係合爪 25,65 凸部 31,71 凹部 33,73 第2中心線 34 係合突片(固定手段) 35 係合孔(固定手段)

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】清掃用シートが底面を覆うように巻き付け
    られ、上面側に折り返された清掃用シートの縁部を保持
    するシート取付部を備えた清掃用具において、シート取
    付部におけるシート折り返し方向にある第1中心線側に
    て枢支した清掃用シートの縁部を保持するバックルを、
    シート取り付け部上面の、第1中心線に直交する第2中
    心線を跨ぎこの第2中心線に対称かつ第1中心線に対称
    な2箇所位置に配設したことを特徴とする清掃用具。
  2. 【請求項2】バックルの枢支軸にカム形状のカム部を設
    け、シート取り付け部に、バックルによって清掃用シー
    トを保持した状態でカム部に当接する弾性変形可能な弾
    性部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の清掃用
    具。
  3. 【請求項3】バックルとシート取付部との清掃用シート
    の縁部がかからない第2中心線上に、両者を係脱自在に
    固定する固定手段を設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2のいずれかに記載の清掃用具。
  4. 【請求項4】バックルには、第2中心線側にて清掃用シ
    ートの縁部を貫通する係合爪を、第2中心線方向に複数
    かつ第2中心線に対称に突設すると共に、係合爪よりも
    第1中心線方向外側に離間して当該係合爪の突出量より
    も小さく突出し、係合爪の並び方向に沿って延在する凸
    部を設け、シート取り付け部に、凸部と共に清掃用シー
    トの縁部が押し込められる凹部を形成したことを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれかに記載の清掃用
    具。
  5. 【請求項5】清掃用シートが底面を覆うように巻き付け
    られ、上面側に折り返された清掃用シートの縁部を保持
    するシート取付部を備えた清掃用具において、シート取
    付部におけるシート折り返し方向に直交する第1中心線
    側にて枢支した清掃用シートの縁部を保持するバックル
    を、シート取り付け部上面の、第1中心線に直交する第
    2中心線を跨ぎこの第2中心線に対称かつ第1中心線に
    対称な2箇所位置に配設したことを特徴とする清掃用
    具。
  6. 【請求項6】バックルの枢支軸にカム形状のカム部を設
    け、シート取り付け部に、バックルによって清掃用シー
    トを保持した状態でカム部に当接する弾性変形可能な弾
    性部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の清掃用
    具。
  7. 【請求項7】バックルの枢支軸側に清掃用シートの縁部
    を貫通する係合爪をバックルの枢支軸方向に複数突設す
    ると共に、当該バックルの自由端側に枢支軸方向に延在
    する凸部を設け、シート取り付け部に、凸部と共に清掃
    用シートの縁部が押し込められる凹部を形成したことを
    特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の
    清掃用具。
  8. 【請求項8】凸部が、第2中心線位置にて最大突出し、
    両端に向けて徐々に突出量が減少する形状を成すことを
    特徴とする請求項7に記載の清掃用具。
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