JP3022821B2 - 板材の供給装置 - Google Patents

板材の供給装置

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JP3022821B2
JP3022821B2 JP9247071A JP24707197A JP3022821B2 JP 3022821 B2 JP3022821 B2 JP 3022821B2 JP 9247071 A JP9247071 A JP 9247071A JP 24707197 A JP24707197 A JP 24707197A JP 3022821 B2 JP3022821 B2 JP 3022821B2
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正昭 金山
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富山日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材の供給機構に
関し、特に積み重ねられた薄い板材を一枚づつ順次搬送
する板材の供給機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の板体を供給するには、台
などに積み重ねられた板材を上部から作業者が手作業に
て必要の枚数の板材を取り出し運搬し、各装置に供給し
ていた。しかしながら、この作業は作業者に負担を負わ
せるとともに作業効率の向上を図るうえで大きな障害と
なっていた。かかる問題を解消する板材供給装置が特開
平2−117519号公報に開示されている。
【0003】図3および図4は特開平2−117519
号公報に開示された板材供給装置を説明するための斜視
図および部分図である。この板体供給装置は、図3に示
すように、適宜的に複枚数積み上げられた板体9を載置
し板厚に応じて一ピッチづつ昇降し得るリフタ11と、
図4に示す板体9の一側縁9bと係合する係合部12の
ベース部材13に取り付けられた回動部材14の先端部
の下面に切欠き15を形成し構成された係合ツメ16を
有し板体9を各装置に送り出すプッシャA17及びプッ
シャB18とを備えてなることを特徴としている。
【0004】また、この板材供給装置の動作は、積み重
ねられた板材9はリフタ11上に載置され、これら板材
9のうち最上部の板材9の一側縁9bとプッシャA17
及びプッシャB18の先端部に位置する係合部12が有
する係合ツメ16とを係合させた後、プッシャA17及
びプッシャB18を伸長させ、係合ツメ16を前方に押
し出すことにより最上部の板材9を各装置側に送り出
す。そしてプッシャA17及びプッシャB18を元の位
置まで縮退させた後、リフタ11を板材9の1枚分厚み
だけ上昇させ、上述と同様にプッシャA17及びプッシ
ャB18で最上部の板材9を送り出す。このような動作
を順次繰り返し板材9を供給していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術の板材供給機構では、板材との係合するツメ
部の構造上、薄い板材の厚さが、例えばt=1mmに満
たないような薄い場合には、ツメ部が2枚同時に係合し
供給したりする問題がある。
【0006】また、このように薄い板材が重ねて積まれ
ると、板材どうしが互に密着してその密着力が以外に強
く、押す力の大部分は引剥す力に奪われる。その結果、
一枚づつ送ろうとするのに、ツメ部の深さを板厚以下に
浅くしてそのツメ部で押しても、係合部の面積が小さく
ツメ部が押す力が不足し、送るべき板材とその下の板材
とが分離せず、ややもすると、ツメ部が送るべき板材を
乗り越えて空振りし、板材の表面にツメ部による引掻傷
をつけることになる。
【0007】いずれにしても板材を一枚づつ安定して自
動的に搬送し供給ができないという問題がある。また、
この種の板材の表面仕上がりが品質に重要な影響を及ぼ
す場合がある。このような場合に、プッシャで板材を押
し出すと、上下の板材が互に摺動し表面に擦過傷を生じ
品質に重大な欠陥をもたらしていた。特に、かかる板材
の表面には、ゴミなど付着し易く、この擦過傷の発生が
頻繁となる。
【0008】本発明の目的は、表面に擦過傷を発生する
ことなく板材を一枚づつ連続して確実に搬出し供給でき
る板材の供給装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、水平に
搬送される方向に対し前方に向け下るように傾むけた状
態で複数枚の板材を積み重ねて載置するとともに前記板
材の厚みに相当するピッチで上昇し得るテーブルリフタ
と、このテーブルリフタに積載される最も上の前記板材
の後端部を先端の傾斜面で押さえ梃作用を生せ前記板材
の先端部を浮せ該板材を略水平にさせるプッシャと、前
記板材の該後端部と接触し前記板材を前記搬送方向に送
り込む昇降可能な送り出し補助ローラと、前記プッシャ
により前記先端部が浮せられ前記送り出し補助ローラで
送られる前記板材を乗せ回転して該板材を前記搬送方向
に送り込むとともに外周囲に密生してブラシが埋設され
かつ該ブラシの間に等間隔に空気吹き出し口を有するブ
ラシローラと、このブラシローラとで前記板材を挟み込
み回転し前記搬送方向に該板材を送り込む押さえローラ
とを備える板材の供給機構である。
【0010】また、浮せられ前記搬送方向に送られる前
記板材とその下にある板材との間に空気を吹き付ける手
段を備えることが望ましい。さらに、前記プッシャによ
る先端部を浮かされる前記板材が水平になったことを検
知するセンサを備えることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1(a)および(b)は本発明の一実施
の形態における板材の供給装置を示す図である。この板
材の供給装置は、図1に示すように、板材9の送り方向
(パスライン)の前方に対し下るように傾斜させ複数枚
の板材9を積み重ねて乗せるとともに板材9の板厚に相
当するピッチで寸動し得るテーブルリフター1と、テー
ブルリフタ1に積載された最上部の板材9の後端部を傾
斜面2で押しその梃作用により送り方向に対して板材9
aの先端部を浮せるプッシャ3と、下降し板材9aの後
端部と接触し回転して搬送方向に板材9aを送り出す送
り出し補助ローラー5と、他端が持ち上げられ送り出さ
れた板材9aの先端部を外周囲に密生して埋設されるブ
ラシ4aで受けるとともに外周囲のブラシ4aの間に介
在するエア吹き出し口からの空気の吹き付けにより先端
部が持ち上げられた板材9aとその下の板材9と引き離
しながら回転し板材9aを送り込むブラシローラ4と、
ブラシローラ4に乗せられた板材9aを挟み回転し板材
9aを矢印の方向に搬送する押さえローラ6とを備えて
いる。
【0013】また、板材9aとその下の板材9の間に空
気を吹き付けるエア吹出し管8を設けることが望まし
い。このエア吹き出し管8を設けることにより、板材9
aの表面やその下の板材9の表面にあるゴミおよび異物
が吹き飛ばされ、その後の搬送において擦過傷を表面に
発生させることはない。なお、この空気の吹き付けは、
板材9aとその下の板材9との分離に効果的に作用する
利点がある。
【0014】さらに、プッシャ3によって板材9aの先
端部が浮き上り板材9aが水平に達したか否かを確認す
る上面検知センサ7を設けることが望ましい。この上面
検知センサ7を設けることによりシーケンス動作が円滑
に制御される。すなわち、板材9aの先端部が確実にブ
ラシローラ4の上に乗ったか否かのインターロックとし
ての役割を行なう。
【0015】図2は図1のブラシローラを拡大して示す
断面図である。このブラシローラは、図2に示すよう
に、外周囲に等間隔にエア吹き出し孔4bが形成される
空気配管である本体10と、外周囲に密生して埋設され
るブラシ4aとを備えている。また、ブラシ4aは板材
9aの裏面の異物を拭き取る機能を有し、排出されその
後の搬送コンベアに移載されたとき、搬送コンベアの摺
動面と板材9aとの間に介在する異物により板材9aの
表面に擦過傷が発生しないようにしている。さらに、エ
ア吹き出し孔4bからの空気は、送り出される板材9a
とその下の板材との分離を助勢するとともに送られる板
材9aがブラシ4aとの接触力を一定にしかつ板材9a
のレベルを保たせる役割を担っている。
【0016】次に、図1の板材の供給装置の動作を説明
する。まず、図1(a)に示すように、テーブルリフタ
1に適宜枚数の板材9を積み重ねて載置する。そして、
プッシャ3を前進させ最も上にある板材9aの後端部を
傾斜面2で押す。このことにより、図1(b)に示すよ
うに、梃作用により板材9aの先端部が持ち上げられブ
ラシローラ4から空気送風力により板材9aは分離され
水平となる。
【0017】次に、上面検知センサ7が板材9aが水平
になることを検知し、エア吹き出し管8より空気が吹き
出され板材9aの裏面とその下の板材9の表面のゴミお
よび異物を吹き飛ばす。これと同時に、送り出し補助ロ
ーラ5が下降し板材9aの後端部の表面と接触し回転し
板材9aを搬送方向に送り込む。送り込まれた板材9a
は、その先端部がブラシローラ4に載せられる。そし
て、ブラシローラ4の回転によって板材9aが送られ押
さえローラ6とブラシローラ4とに挟まれる。そして、
押さえローラ6およびブラシローラ4の回転によって板
材9aはさらに搬送方向に送られる。そして、板材9a
の後端部は送り出し補助ローラ5から離脱し、板材9a
は搬送コンベアに板材は移載される。
【0018】そして、送り出し補助ローラ5が上昇し元
の板に戻り、テーブルリフタ1が板材9の厚さ分だけ上
昇し、上述の動作をし次の板材9の送り込みを行なう。
上面検知センサ7の板材9aの有無の検知により、ブラ
シローラ4のエア吹き出し口からの空気の吹き付け力に
より板材9aとその下の板材9の分離が容易に行なわれ
るので、従来のように長尺なプッシャなどを設ける必要
がなく、板材9aを送る搬送力が比較的に小さくて済む
ローラ送り機構を設けるだけで良く、より装置が小型に
なるという利点がある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、積み重ね
られて送り方向に下るように傾斜した状態で載置される
板材の最も上の板材の後端部を押して梃作用で板材の先
端部を浮き上らせ該板材を水平にする手段と、水平状態
にされた板材をローラ送り機構に送り込む補助ローラを
設けることによって、送るべき板材とその下の板材とを
容易に分離し、ローラ送り機構に分離された板部材を一
枚づつ送ることができるので、安定して各装置に効率良
く自動供給できるという効果がある。
【0020】また、送るべき板材の先端を持ち上げたと
きに、板材供給方向に対し平面上垂直方向左右から空気
を吹き付けることで、搬送による擦過傷や板材どうしの
接触による擦過傷を防ぐことができるので、品質の歩留
りの向上が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における板材の供給装置
を示す図である。
【図2】図1のブラシローラを拡大して示す断面図であ
る。
【図3】特開平2−117519号公報に開示された板
材供給装置を説明するための斜視図である。
【図4】図3の係合部の構成を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 テーブルリフタ 2 傾斜面 3 プッシャ 4 ブラシローラ 4a ブラシ 4b エア吹き出し孔 5 送り出し補助ローラ 6 押さえローラ 7 上面検知センサ 8 エア吹き出し管 9,9a 板材 9b 一側縁 10 本体 11 リフタ 12 係合部 13 ベース部材 14 回動部材 15 切欠き 16 係合ツメ 17 プッシャA 18 プッシャB
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 59/00 - 59/12 B65H 1/00 - 3/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に搬送される方向に対し前方に向け
    下るように傾むけた状態で複数枚の板材を積み重ねて載
    置するとともに前記板材の厚みに相当するピッチで上昇
    し得るテーブルリフタと、このテーブルリフタに積載さ
    れる最も上の前記板材の後端部を先端の傾斜面で押さえ
    梃作用を生せ前記板材の先端部を浮せ該板材を略水平に
    させるプッシャと、前記板材の該後端部と接触し前記板
    材を前記搬送方向に送り込む昇降可能な送り出し補助ロ
    ーラと、前記プッシャにより前記先端部が浮せられ前記
    送り出し補助ローラで送られる前記板材を乗せ回転して
    該板材を前記搬送方向に送り込むとともに外周囲に密生
    してブラシが埋設されかつ該ブラシの間に等間隔に空気
    吹き出し口を有するブラシローラと、このブラシローラ
    とで前記板材を挟み込み回転し前記搬送方向に該板材を
    送り込む押さえローラとを備えることを特徴とする板材
    の供給装置。
  2. 【請求項2】 浮せられ前記搬送方向に送られる前記板
    材とその下にある板材との間に空気を吹き付ける手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載の板材の供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記プッシャによる先端部を浮かされる
    前記板材が水平になったことを検知するセンサを備える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の板材の供給装
    置。
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JP4552846B2 (ja) * 2005-12-21 2010-09-29 パナソニック電工株式会社 板材吸引移送装置およびその方法
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CN109335140B (zh) * 2018-10-15 2024-03-08 武汉柏思睿电子科技有限公司 一种制作驾驶证的物料供应装置
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