JP3022222U - ガス器具用レバー式コック開閉装置 - Google Patents

ガス器具用レバー式コック開閉装置

Info

Publication number
JP3022222U
JP3022222U JP1995010162U JP1016295U JP3022222U JP 3022222 U JP3022222 U JP 3022222U JP 1995010162 U JP1995010162 U JP 1995010162U JP 1016295 U JP1016295 U JP 1016295U JP 3022222 U JP3022222 U JP 3022222U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear
closing device
cock
gas
rotating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995010162U
Other languages
English (en)
Inventor
哲 柴田
弘 鈴木
Original Assignee
株式会社サン・フロンティア・テクノロジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サン・フロンティア・テクノロジー filed Critical 株式会社サン・フロンティア・テクノロジー
Priority to JP1995010162U priority Critical patent/JP3022222U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3022222U publication Critical patent/JP3022222U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Taps Or Cocks (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス器具のコックを器具本体の上面に設けた
直線操作体の直線移動によって操作する。 【構成】 ガス器具の器具本体10に内蔵された、コッ
ク11の操作軸12と回転方向に係合可能な回転部材1
3を器具本体10の側面に回転可能に設ける。前記回転
部材13の回転面とほぼ平行な方向へ直線移動可能な直
線操作体14を器具本体10の上面に配置し、直線操作
体14の直線移動により回転部材13を回転させるため
それらをカム機構15によって連動可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、ガス器具の本体に内蔵され、ガス流路の開閉及び流量の調整を行な うコックを操作するため、ほぼ水平に配置された操作軸を有するレバー式コック 開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃焼部へ供給するガスの開閉及び流量調整を行なうコック(器具栓とも称する 。)は、器具栓軸と称する操作軸を器具本体に配置した摘みの回転によって操作 する構造を有する。したがって摘みを取り付ける器具栓やそれと一体の減圧弁及 びそれに接続する小型ガス容器など、各部品の配置及び構造は器具正面に位置す る摘みを基準に決められているといっても良い。このため本体上面に摘みを配置 するという要求があっても、それに応じることは従来のガス器具では非常に困難 である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に鑑みなされたもので、その課題は側面に摘みを有する従来 のガス器具の基本構造を変更することなく、ガス器具の上面における操作体の直 線移動によってコックを操作できるようにすることである。また本考案は、例え ば車両に搭載するキッチンユニットなどの一部として使用する上面操作型のガス 器具に適したコック開閉装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本考案は、コック11の操作軸12と回転方向に係 合可能な回転部材13を器具本体10の側面に軸回りに回転可能に設け、その回 転部材13の回転面とほぼ平行な方向へ直線移動する直線操作体14を器具本体 10の上面にて操作可能に配置し、直線操作体14の直線移動により回転部材1 3を回転させるためのカム機構15を前記軸受部材13と直線操作体14との間 に設けたものである。
【0005】 コック11の操作軸12は、器具本体10に回転可能に設けられた回転部材1 3を介して支持されているので操作力を加えても撓まず安定に回転する。
【0006】 直線操作体14は器具本体10の上部に配置され、そこにおいて操作軸12を 操作するためにカム機構15を介して回転部材13に連繋している。このため直 線操作体14の直線運動はカム機構15によって回転運動に変換されて操作軸1 2に伝わり、コック11を操作できることになる。
【0007】
【考案の実施の形態】
この考案のガス器具は、ガス流路の開閉及び流量の調整を行なうコック11を 有している。コック11は、小型ガス器具Cから吐出したガスをほぼ一定の圧力 に調整する減圧弁G(ガバナとも称する。)と一体に設けられており、ガスは調 整された圧力及び流量で燃焼部Bへ配管Dを通じて送給される。
【0008】 コック11はほぼ水平方向に突出した操作軸12(器具栓軸とも称する。)を 有し、操作軸12は、通常、コックに遮ぎられるガス流路の開閉と、開度即ちガ ス流量の調整のために回転操作される。この操作軸12は、器具本体10の四周 を囲んでいる側面20に向かって配置されている。以上のような構造は従来のガ ス器具に共通して見られる。
【0009】 その操作軸12と回転方向に係合可能な回転部材13を用意し、それを器具本 体10の上記側面20に形成した軸受部21に回転可能に取り付ける。この軸受 部21は回転部材13を器具本体10に軸承する手段の一部であり、故に操作軸 12を端部で支える手段である。また回転部材13と軸受部21には操作軸12 の心ずれを吸収する手段(24)を設けると良い。
【0010】 操作軸12を、器具本体10の上面方向から直線移動により操作するために、 直線操作体14をカム機構15を介して回転部材13に連繋させる。直線操作体 14の上端の操作端部14aは器具本体10の上面に配置する。この直線操作体 14は器具本体10の上方から見て直線に動くだけではなく、側面20の側から 見ても直線状の軌跡を描く。
【0011】 直線操作体14の移動方向は、回転部材13の回転面と平行で、同部材13の 軸方向とは直交した方向である。そして直線操作体14は回転部材13の上方へ 配置し、この位置関係において直線操作体14の直線運動を回転運動に転換し、 回転部材13を回転させるのがカム機構15である。カム機構15はカム溝17 と軸体16からなるが、回転部材13又は直線操作体14のどちらに軸体16又 はカム溝17を設けても良い。
【0012】 さらに図示の実施例について説明する。実施例のガス器具Aは車載用のもので 、長方形状の平面形を有し、その上面に燃焼部Bを有し、片側に小型ガス容器C の収容部Eを有する。収容部Eは開閉蓋Fによって開閉され、その一側に寄って 減圧弁Gと、この考案のコック11の開閉装置を設けている。
【0013】 実施例の操作軸12は器具本体10の側面20にほぼ達しており、そこに軸受 部21として開口した円形開口の中心に位置する。該開口からなる軸受部21に は、軸受部材23が外側から回転可能に嵌まり込む。23aはその軸受部材23 の内側に設けた軸受周面であり、軸受部21の開口内周に軸承される。
【0014】 軸受部材23は中心に孔23bを有するが、そこには操作軸12とその回転方 向に係合可能な接手部材24を取り付けている。接手部材24は軸受部材23と の取り付け上融通のきく緩みを持っていて、前述したような心ずれを吸収する。 前記緩みはコック11に過度の外力を加えないためにも作用し、それによってガ ス漏れを防ぐようになっている。
【0015】 回転部材13と直線操作体14とは、前記のカム機構15を介して連繋してい る。実施例におけるカム機構15は、回転部材13と直線操作体14とを係合さ せるための軸体16を回転部材13に設け、それと係合し、回転による半径方向 の動きを吸収するためのカム溝17を直線操作体14に形成している。軸体16 は回転部材13の上方突出部25に植設し、カム溝は直線操作体14の垂下片2 6に上下方向に形成してある。
【0016】 直線操作体14は略逆L字状の断面形を有し、基片から上方へ突出する部分2 7に操作端部14aが取り付けてある。その突出部分27は器具本体10の上面 に取り付けた直線案内部18を有するカバー手段28から上方へ突出する。カバ ー手段28は直線操作体14の直線移動軌跡を覆っており、前記開閉蓋Fで覆わ れない器具本体10の隅に固定される。なお、回転部材13へ直線移動方向のカ ム溝17を円弧状に形成し、直線操作体14に軸体16を取り付ける構成でも良 い。
【0017】 直線操作体14にはばね性を有する部材、例えば金属材料によって形成した抵 抗体19を移動方向に対して側方から作用させ摺動抵抗を与えることができる。 実施例の抵抗体19は、直線操作体14の手前側内方に取り付けてあり、直線操 作体14が手前に引かれてくるとそれに接触して抵抗感を与え、かつそれを例え ば消火の定位置に拘束できるようになっている。29aはその拘束用凹部であり 、直線操作体14の凸部29bがばね力によってそこに入り込む。また29cは 器具本体10側への取り付け部を示す。
【0018】 なお、このような拘束用凹部29aを消火位置に設けたのは消火位置に戻され たことを使用者に伝え、また直線操作体14が動いてガス洩れが発生するのを防 ぐためである。しかしそれ以外の目的、位置例えば弱火等調整し難い位置にレバ ーを保持しておく場合にも利用することができる。また前記回転部材13はその 回転途中で着火装置30と接触し、それを作動させるための係合子31を有する (図4参照)。
【0019】 このような構成を有するガス器具Aは器具本体10の上面において前後方向へ 直線状に移動する直線操作体14を有するので、車載設備の取り付け部Hに図2 に示す縦長の状態でも或いはそれから90度回転させた横長の状態でも自由な配 置を取ることができ、かつ左右に別の設備が隣接していても操作に支承は生じな い。直線操作体14は消火位置では抵抗体19との係合下にあり、点火のため摺 動抵抗力に抗して直線移動させて行くと、その途上でコック11が開となり(「 開」位置で全開)、さらに移動させると圧電素子などからなる着火装置30を作 動させることとなる(図3)。
【0020】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、側面に摘みを有す る従来のガス器具の基本構造を変更することなく、そのコック11を器具本体1 0の上面に配置した直線操作体14の直線移動によって操作することができると いう効果を奏する。このため、車載キッチンユニットの一部として隙間なく配置 されるガス器具のコック開閉装置としても好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るレバー式コック開閉装置を組み込
んだガス器具の実施例に関する斜視図。
【図2】図1のものの平面図。
【図3】図1のものの左側面図。
【図4】同上装置の機構に関する側面説明図。
【図5】同じく分解斜視図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス器具の本体に内蔵され、ガス流路の
    開閉及び流量の調整を行なうコックを操作するため、ほ
    ぼ水平に配置された回転可能な操作軸を有するレバー式
    コック開閉装置であって、前記コック11の操作軸12
    と回転方向に係合可能な回転部材13を器具本体10の
    側面に軸回りに回転可能に設け、その回転部材13の回
    転面とほぼ平行な方向へ直線移動する直線操作体14を
    器具本体10の上面にて操作可能に配置し、直線操作体
    14の直線移動により回転部材13を回転させるための
    カム機構15を前記軸受部材13と直線操作体14との
    間に設けたことを特徴とするガス器具用レバー式コック
    開閉装置。
  2. 【請求項2】 カム機構15は、回転部材13と直線操
    作体14とを係合させるための軸体16と、回転部材1
    3の回転による半径方向の動きを吸収するために、回転
    部材13又は直線操作体14のいずれか一方に形成した
    カム溝17とを有する請求項第1項記載のガス器具用レ
    バー式コック開閉装置。
  3. 【請求項3】 直線操作体14は、器具本体10に設け
    た直線案内部18に沿って直線移動し、かつ移動方向に
    対して側方に配置された抵抗体19によって摺動抵抗を
    受け、消火位置に位置決めされるようにした構成を有す
    る請求項第1項記載のガス器具用レバー式コック開閉装
    置。
JP1995010162U 1995-08-31 1995-08-31 ガス器具用レバー式コック開閉装置 Expired - Lifetime JP3022222U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995010162U JP3022222U (ja) 1995-08-31 1995-08-31 ガス器具用レバー式コック開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995010162U JP3022222U (ja) 1995-08-31 1995-08-31 ガス器具用レバー式コック開閉装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3022222U true JP3022222U (ja) 1996-03-22

Family

ID=43157538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995010162U Expired - Lifetime JP3022222U (ja) 1995-08-31 1995-08-31 ガス器具用レバー式コック開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3022222U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3417562B2 (ja) ハンドルラッチ/ロック付き弁
JP2585354Y2 (ja) ドアロツク装置のチヤイルドプロテクター機構
EP1348827B1 (en) Rotary damper
JP3022222U (ja) ガス器具用レバー式コック開閉装置
JPH06506282A (ja) 作動機構を有する衛生水栓弁
JP3021481U (ja) ガス器具用レバー式コック開閉装置
KR20040043836A (ko) 빌트인 가스레인지의 안전가스밸브
JPH0443376Y2 (ja)
JP6644582B2 (ja) 医療用ポンプ
JPS6137986Y2 (ja)
JPS6128936Y2 (ja)
JPH0443375Y2 (ja)
JPS60228751A (ja) 可変ベンチユリ型気化器
JPS5911238Y2 (ja) 埋込型ガスコツク
JPH0227254Y2 (ja)
JPH0513619Y2 (ja)
JPS6225220Y2 (ja)
JP3832118B2 (ja) 小型電気機器
JP2528599Y2 (ja) ガス栓
JPH0740846Y2 (ja) ボンベ内蔵型ガスこんろの火炎調節具
JPS6312287Y2 (ja)
JPH0754764Y2 (ja) 出湯切替え器
JP2884681B2 (ja) シングルレバー式水栓用開閉バルブ
JP2023127440A (ja) ロック装置
JPS6112033Y2 (ja)