JPS60228751A - 可変ベンチユリ型気化器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ０発明の目的 （１）産業上の利用分野 本発明は可変ベンチュリ型気化器に関する。

（２）従来の技術 従来、可変ベンチュリ型気化器としては、吸気道を横切
って摺動可能な摺動絞り弁を、スロットルワイヤによっ
て操作するものがあるが、機関の吸入負圧によって摺動
絞り弁が吸気方向下流側に引き寄せられるので、下流側
に臨む摺動絞り弁の側面と気化器本体との間に比較的大
きな摩擦力が作用し、したがってスロットルワイヤを比
較的大きな牽引力で操作しなければならなかった。この
ような欠点を解決するために、吸気道に配設された蝶型
絞り弁によって吸入負圧を制御し、その吸入負圧により
摺動絞り弁を開閉駆動するようにした。いわゆる定員圧
式可変ベンチュリ型気化器も実現されている。ところが
、このように負圧によって摺動絞り弁を駆動するように
した気化器では、低負荷状態から急加速を行なうべく蝶
型絞り弁の開度を急激に増加させても、それに吸入負圧
が追随しない。このため、摺動絞り弁の動作が急加速操
作に追随せず、加速応答性に劣る。

そこで、本出願人は、可変ベンチュリとして機能する摺
動弁と、蝶型絞り弁とを連動機構を介して連結し、摺動
弁と蝶型絞り弁とを連動させるようにした可変ベンチュ
リ型気化器を既に提案している。しかるに、連動機構は
気化器本体の側部に配設されるのが一般的であり、外気
に直接曝されることによる発錆などを極力防止し、耐久
性を向上させることが望ましい。

（３）発明が解決しようとする問題点 本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、加
速応答性を向上するとともに、連動機構が外気に直接曝
されることを回避して、耐久性を向上した可変ベンチュ
リ型気化器を提供することを目的とする。

Ｂ１発明の構成 （１）問題点を解決するための手段 本発明によれば、気化器本体に内設された吸気道に、該
吸気道を横切って摺動し可変ベンチュリとして機能する
摺動弁と、該摺動弁よりも下流側で気化器本体に軸支さ
れる蝶型絞り弁とが配設され、前記摺動弁および蝶型絞
り弁は相互に連動すべく連動機構を介して連結され、該
連動機構は、気化器本体の側部に設けられた収納室に収
納、配置される。

（２）作　用 連動機構を介して摺動弁と蝶型絞り弁とが連結されるの
で、加速応答性が向上し、しかも連動機構が収納室に収
納、配置されるので、連動機構が外気に直接曝されるこ
とが回避され、耐久性を向上することができる。

（３）実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
先ず本発明の第１実施例を示す第１図〜第４図において
、吸気道１が内設された気化器本体２の下部には、フロ
ート室３を形成するためのフロート室体４がシール部材
５を介して一体的に装着され、吸気道１には、該吸気道
１を横切って摺動する摺動弁６と、吸気方向８に沿って
摺動弁６よりも下流側で気化器本体２に軸支される蝶型
絞り弁７とが配設される。しかも摺動弁６と蝶型絞り弁
７とは、その全閉位置から全開位置にわたって連動する
。

気化器本体２には、吸気道１の内面に開口する中、高速
系の主燃料ノズル１０が設けられ、この主燃料ノズル１
０の下部にはエアブリード管１１が一体的かつ同心に連
設され、さらにエアブリード管１１の下部には、フロー
ト室３内の燃料油面下に連通ずる主燃料ジェット１２が
装着される。

このようにして、主燃料ジェット１２からエアブリード
管１１を経て主燃料ノズル１０に至る主燃料通路Ｍｗが
形成され、この主燃料通路Ｍ・Ｗは摺動弁６の直下で吸
気道１に開口する。またエアブリード管１１の周囲に形
成される環状室１７は、図示しないエアブリード通路を
経て、吸気道１の上流端に連通される。

また気化器本体２には、蝶型絞り弁７の近傍で吸気道１
に開口する低速燃料通路Ｓｗが設けられる。すなわち、
蝶型絞り弁７のわずかに下流側で吸気道１に開口するパ
イロットアウトレット１８と、蝶型絞り弁１の全閉時に
おけるわずかに上流側で吸気道１に開口する低速系燃料
ノズル１９とが穿設され、これらは燃料通路２０に共通
に連通し、燃料通路２０には、フロート室３内の燃料油
面下に連通ずる低速燃料ジェット２１がエアブリード管
２２を介して接続される。またパイロットアウトレット
１８の開度を調節すべく、気化器本体２にはパイロット
スクリュウ２３が進退可能に螺合される。

さらに気化器本体２の下部には、摺動弁６および蝶型絞
り弁７間で吸気道１に開口する低、中速系のプライマリ
燃料ノズル２８が設けられ、このプライマリ燃料ノズル
２８の下部には、エアブリード管２９が一体的かつ同心
に連設され、さらにエアブリード管２９の下部には、フ
ロート室３内の燃料油面下に連通ずるプライマリ燃料ジ
ェット３０が接続される。エアブリード管２９の周囲に
形成される環状室３１は図示しないエアブリード通路を
経て、吸気道１の上流端に連通される。

フロート室３内にはフロート１３が収納されており、気
化器本体２に穿設された燃料供給通路１５に連通する弁
口１６を開閉するためのフロート弁１４は、フロート１
３の上下動に応じて開閉動作すべくフロート１３の枢支
部に当接される。

気化器本体２の上部には、主燃料ノズル１０の開口位置
に対応して上方に延びる案内筒２４が一体的に設けられ
ており、この案内筒２４の上部には空気室２５を形成す
るためのハウジング２６が一体的に連設される。また空
気室２５は通路２１を介して吸気道１の上流端に連通さ
れる。

摺動弁６は、上部が開放した有底円筒状に形成されてお
り、案内筒２４に摺合される。この摺動弁６の底部には
針弁３４が保持され、この針弁３４は主燃料ノズル１０
に挿入される。また、摺動弁６の下端面には、上刃に窪
んだリセス３２が設けられ、さらに吸気方向８に沿う下
流側で摺動弁６の底部側面には逆カッタウェイ３３が形
成される。

リセス３２を設けることによって、リセス３２内で吸気
流に乱流を生じさせ、主燃料ノズル１０にかかる負圧を
均一化させることができ、さらに逆カッタウェイ３３に
より、摺動弁６の底部と吸気道１の壁面との間、すなわ
ちベンチュリ部の負圧を高めることができ、これによっ
て主燃料ノズル１０からの燃料吐出量を増大させ、さら
に空燃比調整を容易ならしめることができる。

−力、ハウジング２６には、蝶型絞り弁７の弁軸３９と
平行な回動軸４３が回動自在に支承されており、空気室
２５内で回動軸４３には駆動アーム４４の一端が固着さ
れる。また摺動弁６には、ブラケット４５が固着されて
おり、このブラケット４５と駆動アーム４４の他端とは
連結杆４６により相互に連結される。したがって回動軸
４３の往復回動動作が駆動アーム４４、連結杆４６およ
びブラケット４５を介して摺動弁６０案内筒２４に沿う
往復直線運動すなわち開閉動作に変換される。

第５図〜第７図を併せて参照して、摺動弁６の開閉動作
を、蝶型絞り弁７の開閉動作に連動させるために、蝶型
絞り弁７の弁軸３９と、回動軸４３とは、連動機構９を
介して相互に連結される。この連動機構９は、気化器本
体２の側部に設けられる収納室６０内に収納、配置され
、収納室６０は、気化器本体２の側部に設けられた収納
凹部６１と、その収納凹部６１を覆うべく気化器本体２
に装着されるカバ一部材６２とによって画成される。

連動機構９は、弁軸３９の端部に圧入、固着されるスロ
ットルレバー４７と、回動軸４３の端部に装着される揺
動アーム４８と、一端が揺動アーム４８に固定されかつ
他端がスロットルレバー４１の軸心からずれた位置に連
結される連結アーム４９とから成り、揺動アーム４８お
よ−び回動軸４３間には、調整機構５０が介装される。

スロットルレバー４７にはスロットルワイヤ４１が連結
され、このスロットルワイヤ４１を矢符４２で示す方向
に牽引すること′により、蝶型絞り弁７は開弁動作する
。しかも蝶型絞り弁７はコイルばね４０により閉弁方向
に付勢されており、スロットルワイヤ４１による牽引力
を高めることにより、蝶型絞り弁７は閉弁動作する。こ
の蝶型絞り弁７の開閉動作が前記連動機構９および調整
機構５０を介して回動軸４３に伝えられ、回動軸４３が
回動動作することにより、摺動弁６が開閉作動する。

調整機構５０は、回動軸４３の端部に相対回転を阻止し
て嵌挿され揺動アーム４８と同一方向に延出されたレバ
ー５２と、このレバー５２に突設された突部５３と、レ
バー５２を突部５３が揺動アーム４８に当接する方向に
回動付勢するコイルばね５５とから成るユこのコイルば
ね５５は７回動軸４３を囲繞し、その一端はハウジング
２６に一体的に植設さ−れた係止ピン５６に係合され、
他端はレバー５２に係合される。−力、揺動アーム４８
の基部は回動軸４３に相対回転可能に嵌挿され、揺動ア
ーム４８の回動軸４３からの抜は出しを阻止するために
、回動軸４３の端部には取付用ナツト５７が螺着される
。また揺動アーム４８には、連結アーム４９が連結され
る部分との間の周方向距離を調整可能な当接腕５８が設
けられており、この当接腕５８には前記調整機構５０の
突部５３に当接し得る突起５９が突設される。

このような連動機構９および調整機構５０において、ス
ロットルレバー４７による蝶型絞り弁１の開弁方向動作
、すなわち第５図の時計方向の回動動作は、揺動アーム
４８に伝えられ、揺動アーム４８が時計方向に回動する
。このとき、調整機構５０の突部５３は揺動アーム３８
の突起５９に弾発的に当接しているので、レバー５２お
よび回動軸４３が時計方向に回動し、この回動軸４３の
回動動作が駆動アーム４４、連結杆４６およびブラケッ
ト４５を介して摺動弁６に伝えられ、摺動弁６は案内筒
２４に沿って上方に変位、すなわち開弁動作する。

これとは逆に、蝶型絞り弁７を第５図の反時計方向に回
動して閉弁作動せしめると、揺動アーム４８も同様に反
時計方向に回動し、この揺動アーム４８の反時計方向の
回動動作に応じて、レバー５２すなわち回動軸４３はコ
イルばね５５のばね力により突部５４が突起５１に当接
するように追随して反時計方向に回動する。したがって
、摺動弁６は駆動アーム４４、連結杆４６およびブラケ
ット４５を介して押下げられ、閉弁動作する。この際、
調整機構５０によって揺動アーム４８の反時計方向の回
動は可能であり、したがって蝶型絞り弁１は摺動弁６の
動作に拘らず閉弁することができる。

また調整機構５０においては、揺動アーム４８における
連結アーム４９との連結部分と、当接腕５Ｂとの間の距
離を調整することにより、蝶型絞り弁７０開度に対する
摺動弁６の開度の微調整を行なうことができる。しがも
突部５３は突起５９に弾発的に当接するので、スロット
ルレバー４７、揺動アーム４８および連結アーム４９な
どの取付けがたを吸収して円滑な作動を行なうことがで
きる。

さらに、スロットルレバー４７には側方に突出した規制
突部６３が突設されており、この規制突部６３に調整ね
じ部材としてのストップスクリュウ６４が当接すること
により、その全閉位置が規定される。したがってストッ
プスクリュウ６４を螺進あるいは螺退することにより、
蝶型絞り弁７の全閉開度を微調整することができる。

さらに、第７図に特に注目して、弁軸３９および回動軸
４３は、案内筒２４が設けられている部分を避けて気化
器本体２およびハウジング２６に支承されており、こう
することにより、収納室６０内で弁軸３９および回動軸
４３の周囲にデッドスペースを形成し、それらのデッド
スペースにコイルばね４０，５５を配置することができ
る。この結果、弁軸３９および回動軸４０の気化器本体
２およびハウジング２６からの突出量を小さく抑えるこ
とができ、気化器全体をコンパクトに構成することがで
きる。

カバ一部材６２は可撓性を有する合成樹脂により箱状に
形成されており、その開口端縁には嵌合溝６５が穿設さ
れる。一方、気化器本体２に設けられる収納凹部６１の
開口端縁には前記嵌合溝６５に嵌入し得る嵌合突起６６
が突設される。これによりカバ一部材６２は、シール部
材６７を介して嵌合突起６６を嵌合溝６５に弾発的に嵌
合することにより気化器本体２に装着される。したがっ
て、カバーｂｈ部材６２の気化器本体２への装着が容易
となり、嵌合部のシール性能も向上する。

しかもカバ一部材６２の下端には、係合突部６８が突設
されており、この係合突部６Ｂは気化器本体２に設けら
れた係合孔６９に係合可能である。

したがって、係合突部６８を係合孔６９に係合すること
により、カバ一部材６２はその下部で気化器本体２に枢
支されることになり、上部を気化器本体２側に押圧する
ことにより、嵌合溝６５に嵌合突部６６が嵌合され、取
付は作業がより容易となる。カバ一部材６２の気化器本
体２への嵌合が終了した時点で、カバ一部材６２の上部
はねじ部材７０で気化器本体２に締付けられ、これによ
ってカバ一部材６２が気化器本体２に確実に固着される
。

さらに収納室６０の壁部な構成する収納四部６１には、
ねじ孔７１を有するボス部７２が一体的に設けられてお
り、このボス部７２のねじ孔７１にストップスクリュウ
６４が、螺進、螺退自在に螺合される。したがって、収
納室６０の外力からストップスクリュウ６４を螺進ある
いは螺退して、蝶型絞り弁７の閉弁開度を微調整するこ
とができる。また収納凹部６１の上部には、キャップ７
３が螺着される。キャップ７３にはアウタワイヤ７４の
端部が嵌入、固定されており、このアウタワイヤ７４内
を移動可能なスロットルワイヤ４１が収納室６０内でス
ロットルレバー４７に連結される。

したがって、スロットルワイヤ４１は収納室６０を構成
する壁部で支承されることになり、スロットルワイヤ４
１を支承するためのステーを特に設ける必要がない。さ
らに、カバ一部材６２には、回動軸４３の端部に対応す
る位置で、緩め止め部７５が内方側に向けて一体的に突
設されており、この緩み止め部７５は取り付は用ナツト
５７が回動軸４３から緩んで脱落することを阻止すべく
、取り付は用ナツト５７に当接する。

第３図に特に注目して、連動機構９を配置した側と反対
側で、気化器本体２の側部には、バイパス式始動燃料供
給装置７６が配置される。このように気化器本体２０両
側に、連動機構９とバイパス式始動燃料供給装置７６と
を振り分けて配置することにより、気化器全体がコンパ
クトになる。

次にこの実施例の作用について説明すると、スロットル
ワイヤ４１の牽引操作によって、蝶型絞り弁７を開閉駆
動するのに応じて、摺動弁６が連動機構９を介して開閉
駆動される。この際、蝶型絞り弁７が摺動弁６の下流側
に配設されているので、吸気負圧が摺動弁６を下流側に
引寄せる力として直接作用することがない。このため、
摺動弁６と案内筒２４の内面との間の摩擦抵抗が比較的
小さく、スロットルワイヤ４１を比較的小さな牽引力で
操作することができる。しかも、蝶型絞り弁Ｔの開度を
急激に増加させて急加速するようにしたときでも、摺動
弁６はそれに追随して開弁作動される。したがって、開
き遅れの生じることはなく、優れた加速性を得ることが
できる。

ここで、蝶型絞り弁７を低開度として低負荷運転をする
ときを想定すると、低速系燃料ノズル１９が蝶型絞り弁
７の近傍に配設されているので、その低速系燃料ノズル
１９かもの吐出燃料の制御が蝶型絞り弁７の開度に応じ
て制御され、高精度の制御を達成することができる。

機関を中、高負荷で運転すべく、摺動弁６の開度を中、
高開度としたときには、摺動弁６が可変ベンチュリ機能
を発揮し、主燃料ノズル１０上の負圧を負荷に応じて制
御して主燃料ノズル１０からの燃料噴出量を調整し、中
、高負荷に適した混合気を生成することができる。

さらに、低負荷から中負荷運転への移行時を想定すると
、摺動弁６の急開操作に吸気道１の負圧が追随しない場
合が考えられる。このため、主燃料ノズル１０かもの燃
料噴出量が不充分となるおそれがある。この際、蝶型絞
り弁７と摺動弁６との間の吸気道１の負圧は、摺動弁６
の下方の負圧よりも犬となる。しかも蝶型絞り弁７と摺
動弁６との間で吸気道１には低、中速系のプライマリ燃
料ノズル２８が開口されているので、主燃料ノズル１０
からの燃料吐出量が少ない分を補って、プライマリ燃料
ノズル２８から燃料が吐出される。

このようにして、低負荷から高負荷までの全運転域にわ
たって、良好な空燃比を得ることができる。

しかも、蝶型絞り弁７と摺動弁６とを連動させるための
連動機構９は収納室６０内に収納、配置されているので
、塵埃等から連動機構９が隔離されることになり、摩耗
や発錆が連動機構９の各構成部品に生じることが極力防
止され、耐久性が向上する。

は支持突部７７が一体的に設けられ、この支持突部７７
には揺動アーム４８の突起５９に当接すべく調整部材と
してのねじ部材７８が進退自在に螺合され、これにより
調整機構５０′が構成される。

しかも収納室６０を構成する壁部としての収納凹部６１
の壁面あるいはカバ一部材６２にはねじ部材７８の軸線
延長上に操作孔７９が穿設され、この操作孔７９はゴム
製蓋８０で閉蓋される。このような構成により、外力か
ら操作すべき調整部材としてのねじ部材７８をも収納室
６０内に収納することができる。

第９図は本発明の第３実施例を示すものであり、連動機
構９′が、カバ一部材６２に装着されるカッく一装着部
８１と、気化器本体２に装着される本体装着部８２とに
分割可能に構成される。カッく一装着部８１は、スロッ
トルレバー４７と、連結杆４９と、揺動アーム４８とか
ら成る。スロットルレノ（−４７は、弁軸３９の軸線延
長上でカッ（一部材６２に一体的に設けられた支軸８３
に枢支され、揺動アーム４８は回動軸４３の軸線延長線
上でカッ（一部材６２に一体的に設けられた支軸８４に
枢支される。また本体装着部８２は、弁軸３９に固定さ
れた連結腕８５と、回動軸４３に固定されたレノく一５
２′とから成る。

スロットルレバー４７および連結腕８５には、相互に当
接する当接突起８６．８７がそれぞれ設けられており、
これらの当接突起８６．８７はカバ一部材６２を気化器
本体２に装着したときに、相互に当接し得る位置に配設
される。しかも、連結腕８５およびスロットルレバー４
７はコイルばね８８，８９で蝶型絞り弁７を閉弁する方
向に付勢すれており、スロットルレバー４７の当接突起
８６は蝶型絞り弁７の開弁操作時に連結腕８５の当接突
起８７に当接すべく配置される。

揺動アーム４８とレバー５２′との連結は、前述の第８
図で示した調整機構５０′を介して行なわれており、ね
じ部材７８が揺動アーム４８の突起５９に当接する。

このように、連動機構９′をカバー装着部８１と本体装
着部８２とに分割可能とすることにより、カバ一部材６
２の気化器本体２への装着時に連動機構９′が組付けら
れるので、組付は作業性が向上する。

またカバ一部材６２の下部に呼吸孔９０を設けてもよく
、この場合、呼吸孔９０は水などがかかり難い位置に配
置される。

第１０図は本発明の第４実施例を示すものであり、カバ
一部材６２はラビリンスシール構造を有して収納四部６
１の開口縁に嵌合される。すなわち、収納四部６１の開
口縁には複数の嵌合突起９１が突設され、カバ一部材６
２の開口縁にはそれらの嵌合突起９１が嵌合される嵌合
溝９２が穿設される。このような構造によれば、シール
部材全省略することができ、カバ一部材６２の気化器本
体２への装着がより容易となる。

以上の各実施例のように、収納凹部６１とカバ一部材６
２とで収納室６０を画成すれば、収納室６０を簡単に形
成することができ、収納室６０によって気化器本体２側
部から突出する部分を極力小さくすることができるが、
気化器本体２に収納凹部６１を設けずに、カバ一部材の
みで収納室を形成するようにしてもよい。

Ｃ０発明の効果 以上のように本発明によれば、摺動弁と蝶型絞り弁とが
連動機構を介して連結されるので、急加速操作に摺動弁
を追随させることができ、加速応答性を向上することが
できる。

また、連動機構は収納室に収納、配置されるので、連動
機構が多気に直接曝されることが回避され、耐久性を向
上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第７図は本発明の第１実施例を示すもので、第
１図は気化器の正面図、第２図は第１図の右側面図、第
３図は第１図の左側面図、第４図は第１図のＴＶ−ＩＶ
線断面図、第５図は第１図の■−Ｖ線断面図、第６図は
収納室内を示す要部縦断正面図、第７図は第２図の■−
■線断面図、第８図は本発明の第２実施例を示す第５図
に対応した断面図、第９図は本発明の第３実施例を示す
第６図に対応した要部縦断正面図、第１０図は本発明の
第４実施例の要部拡大断面図である。 １・・・吸気道、２・・・気化器本体、６・・・摺動弁
、１・・・蝶型絞り弁、９，９′・・連動機構、２４・
・・案内筒。 ３９・・・弁軸、４１・・・スロットルワイヤ、４３・
・・回動軸、５７・・・取り付は用ナンド、６０・・収
納室、６１・−収納凹部、６２・　カバ一部材、６４・
・・調整用ねじ部材としてのストップスクリュウ、７２
・・・ボス部、７５・・緩み止め部、７６・・・バイパ
ス式始動燃料供給装置、７８・調整部材としてのねじ部
材、１９・・操作孔、８１・・・カバー装着部、８２・
・・本体装着部、９０・・・呼吸孔 特許出願人　本田技研工業株式会社 １；叫　１； ｍｔ回の浄書（内容に変更なし）　第１　図第２図 １ 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第１０図 手続補正書（方式） 昭和　５９年　８　月−６日 １、事件の表示 昭和５９年　特　願第８３２３０号 ２・発明の名称　可変ベンチュリ型気化器３、補正をす
る者 事件との関係　特許出願人 名　称　（５３２）本田技研工業株式会社４、代　理　
人　〒１０５ ５、補正命令の日陰

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）気化器本体に内股された吸気道に該吸気道を横切
   って摺動し可変ベンチュリとして機能する摺動弁と、該
   摺動弁よりも下流側で気化器本体に軸支される蝶型絞り
   弁とが配設され、前記摺動弁および蝶型絞り弁は相互に
   連動すべく連動機構を介して連結され、該連動機構は、
   気化器本体の側部に設けられた収納室に収納、配置され
   ることを特徴とする可変ベンチュリ型気化器。 （２）前記収納室は、気化器本体の側部に設けられた収
   納凹部と、該収納凹部を覆って気化器本体に。 装着されるカバ一部材とによって画成されることを特徴
   とする特許請求の範囲第（１）項記載の可変ベンチュリ
   型気化器。 （３）前記収納室を構成する壁部には、前記連動機構に
   具備された調整部材を操作するための操作孔が穿設され
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の可
   変ベンチュリ型気化器。 （４）前記収納室を構成する壁部には、前記連動機構に
   具備された調整用ねじ部材を螺着するためのボス部が一
   体的に設けられることを特徴とする特許請求の範囲第（
   １）項記載の可変ベンチュリ型気化器。 （５）前記気化器本体の側部には、前記摺動弁が摺合さ
   れる案内筒が一体的に設けられ、前記蝶型絞り弁の弁軸
   および前記連動機構の構成要素たる回動軸は、前記案内
   筒を避けて前記収納室内で支承。 配置されることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項
   記載の可変ベンチュリ型気化器。 （６）前記収納室が設けられる気化器本体の側部とは反
   対側の側部に、バイパス式始動燃料供給装置が配設され
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の可
   変ベンチュリ型気化器。 （７）前記収納室の下方壁部には、呼吸孔が穿設される
   ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の可変
   ベンチュリ型気化器。 （８）前記連動機構は、前記カバ一部材に装着されるカ
   バー装着部と、前記気化器本体に装着される本体装着部
   とに分割可能でちり、それら両装着部は前記カバ一部材
   の気化器本体への装着時に相互に連結すべく構成される
   ことを特徴とする特許請求の範囲第（２）項記載の可変
   ベンチュリ型気化器。 （９）前記カバ一部材には、前記連動機構の構成要素た
   る取付用ナツトの回転を阻止してねじ緩みを阻止すべく
   、緩み止め部が一体的に設けられることを特徴とする特
   許請求の範囲第（２）項記載の可変ベンチュリ型気化器
   。 （１ｏ）　前記カバ一部材は、ラビリンスシールＩｌｌ
   を有して、前記収納四部の開口縁に嵌合されることを特
   徴とする特許請求の範囲第（２）項記載の可変ベンチュ
   リ型気化器。 （１１）前記カバ一部材は可撓性合成樹脂により形成さ
   れ、前記収納凹部の開口縁に弾発的に嵌合されることを
   特徴とする特許請求の範囲第（２）項記載の可変ベンチ
   ュリ型気化器。 （Ｉ２）前記カバ一部材の下部は気化器本体に回動可能
   に支承され、カバ一部材の上部はねじ部材で気化器本体
   に螺着されることを特徴とする特許請求の範囲第（２）
   項記載の可変ベンチュリ型気化器。 （１３）前記連動機構を操作すべきスロットルワイヤが
   収納室の壁部で支承されることを特徴とする特許請求の
   範囲第（１）項記載の可変ベンチュリ型気化器。