JP2004019483A - 回転絞り弁式気化器 - Google Patents

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Kimio Koizumi
小泉 喜美男
Satoru Araki
荒木 悟
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Abstract

【課題】絞り弁カバーが合成樹脂製であるものについて気化器本体の外部に設けたカム機構がエンジン熱の影響を受けることなく絞り弁に所定の中心軸線方向移動を行なわせ、したがって燃料流量を正確に制御する機能を安定して維持できるものとする。
【解決手段】金属で作られている絞り弁レバー8の気化器本体1に向いた面に金属製のカム22を設け、金属で作られている気化器本体1に金属製の従動部片24を突出させて設けカム面23に接触させた。金属製の気化器構成部品に金属製のカム機構21を設けたことにより、計量針10と燃料ノズル16のノズル口17とによる燃料流量制御がエンジン熱による変形の心配なく正確に行える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は汎用エンジンに燃料を供給するための回転絞り弁式気化器、詳しくは運転者のアクセル操作を絞り弁に伝達する絞り弁レバーと絞り弁を回転可能且つ自身の中心軸線方向へ移動可能に支持した気化器本体とに中心軸線方向への移動を行なわせるカム機構を設けた回転絞り弁式気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯作業機械や小形車両などの動力源に用いられている汎用2サイクルまたは4サイクルエンジンに燃料を供給する気化器の一つに回転絞り弁式気化器が知られている。この気化器は周知のように、絞り通孔および計量針を有する円柱形の絞り弁を吸気通路に直交させて気化器本体に支持させ、この絞り弁を運転者のアクセル操作に応じて回転させながら自身の中心軸線方向へ移動させることにより、絞り通孔の吸気通路との重なり度合いを変えて空気流量を制御すると同時に、計量針の燃料ノズルへの挿入深さを変えて燃料流量を制御するものである。
【0003】
絞り弁の中心軸線方向への移動はカム機構によって行なわれるものであり、例えば特開昭58−101253号公報、実開平6−67842号公報に記載されているように気化器本体の外部である絞り弁レバーと絞り弁カバーとにカム機構を設けるか、または例えば特開2001−182620号公報に記載されているように気化器本体の内部である絞り弁と弁孔拡径部とにカム機構を設けている。
【0004】
カム機構を気化器本体の外部に設けたものは、内部に設けたものに比べて気化器本体を大形化することなく設置できるという利点があり、前記特開昭58−101253号公報に記載されているように絞り弁レバーに従動部片を設けるとともに絞り弁カバーにカムを設けるか、または前記実開平6−67842号公報に記載されているように絞り弁レバーにカムを設けるとともに絞り弁カバーに従動部片を設けることによってカム機構が構成される。
【0005】
一方、気化器の部品の内で性能に影響を与えない部品を金属に代えて合成樹脂で作ることが行なわれている。合成樹脂は金属に比べて軽量であり、且つ任意形状に成形容易である、という利点をもっており、絞り弁カバーを合成樹脂製とするのが普通である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、合成樹脂製の絞り弁カバーは高温のエンジン熱の伝導や輻射によって熱せられると容易に変形し、その表面に設けたカムまたは従動部片と絞り弁レバーに設けられている従動部片またはカムとの高さ位置関係が変化して絞り弁の中心軸線方向移動量を変化させる。
【0007】
汎用エンジンの要求燃料流量は比較的少量であり、また絞り弁に設けた計量針の短かい移動でアイドリングから全負荷までの燃料流量を制御させているので、絞り弁カバーの変形が微小であっても燃料流量に及ぼす影響は大きく、流量を狂わせてエンジン運転性を損う原因となる。
【0008】
本発明は絞り弁を中心軸線方向へ移動させるカム機構を絞り弁レバーと合成樹脂製絞り弁カバーとを利用して気化器本体の外部に設けた従来のものがもっている、エンジン熱の影響を受けて燃料流量を狂わせエンジン性能を損う原因を作る、という前述の課題を解決するためになされたものであって、絞り弁カバーが合成樹脂製であるものについて気化器本体の外部に設けたカム機構がエンジン熱の影響を受けることなく絞り弁に所定の中心軸線方向移動を行なわせ、従って燃料流量を正確に制御する機能を安定して維持できるものとすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は円柱形の絞り弁を嵌装した弁孔を塞いで気化器本体に取り付けた絞り弁カバーが合成樹脂製であり、絞り弁を回転に伴い自身の中心軸線方向へ移動させるカム機構が気化器本体の外部に設置されている回転絞り弁式気化器におけるカム機構を、カム面を気化器本体に向けて絞り弁レバーに設けられたカムと、気化器本体に設けられてカム面に接触させた金属製の従動部片とを具えてなるものとしたことをもって、前記課題を解決するための手段とした。
【0010】
気化器本体は一般に金属のダイカスト鋳造品であり、絞り弁レバーは一般に金属の成形品であってカムは絞り弁レバーと一体または別体に形成される金属製である。そして、気化器本体に設けた従動部片も金属であることによって、カム機構の構成部品およびそれを設けた気化器の構成部品の全てが金属であり、高温のエンジン熱に長時間さらされることがあっても変形することがなく、絞り弁に所定の中心軸線方向移動を行なわせて燃料流量を正確に制御する機能を安定して維持させる、という目的を達成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明すると、気化器本体1は横方向へ延びる吸気通路2およびこれと直交した下端が閉止されている弁孔3を有し、円柱形の絞り弁4が弁孔3に回転可能且つ自身の中心軸線方向へ移動可能に嵌め込まれている。
【0012】
絞り弁4はその中心軸線に直交して吸気通路2とほぼ同一径の絞り通孔5を有しており、またその中心軸線上に位置させて絞り弁軸6および計量針10を有している。絞り弁軸6は弁孔3の開放端側に位置する端部において絞り弁4に固結され、弁孔3の上端開放面を塞いで気化器本体1の上面に取り付け固定した絞り弁カバー7を貫通して外部へ突出し、軸端に絞り弁レバー8を固着させている。また、弁孔3の絞り弁4と絞り弁カバー7との間の空間には、これらに両端を固定したねじりコイルばねからなる閉弁ばね9が絞り弁軸6を囲んで収装されている。
【0013】
計量針10は基端におねじ10Aを有し、絞り弁軸6のめねじ孔6Aにおねじ10を螺装して絞り通孔5に上方から突出している。一方、気化器本体1の絞り弁カバー7と反対側である下端面には、ダイヤフラム11によって大気室12と区画された定燃料室13が設けられており、この定燃料室13と逆止弁14,主ジェット15を経て接続したパイプ状の燃料ノズル16が絞り通孔5に下方から突出し、計量針10を挿入させている。
【0014】
運転者のアクセル操作により絞り弁レバー8を旋回させると、絞り弁4が一体に回転して絞り通孔5の吸気通路2との重なり度合いを大きくすることによって吸入空気流量を増加させる。これと同時に、後述するカム機構21が絞り弁レバー8と絞り弁4とを一体に押し上げて中心軸線方向へ移動させ、計量針10の燃料ノズル16への挿入深さを浅くしてノズル口17の開口面積を大きくすることによって燃料流量を増加させる。
【0015】
絞り弁レバー8の気化器本体1に向いた面には、絞り弁軸6を中心とする円弧状のカム22が接着、溶接またはねじ止めにより固着されている。また、気化器本体1の絞り弁カバー7が重ねられた上面には、図1,図2(A)に示したように鋼球からなる接触片25を柱体26の先端に回転自由に保持して構成した従動部片24が、柱体26の基部に形成したおねじを気化器本体1に設けためねじ付き取付孔27にねじ込むことによって固着されている。従動部片24は絞り弁カバー7を貫通して上方へ突出し、カム22の気化器本体1に向いたカム面23が接触片25に閉弁ばね9の絞り弁4に働く押下げ力によって常時接触させられている。
【0016】
前述のカム22と従動部片24とはカム機構21を構成しており、そしてこれらは金属で作られて同じく金属で作られている絞り弁レバー8,気化器本体1に取り付けられている。尚、カム22は絞り弁レバー8に一体成形により設けられることがある。従動部片24は図2(B)に示すように柱体26の基部を気化器本体1の取付孔27に圧入することにより設けられることがあり、気化器本体1と別体品とすることによりカム面23に接触する部分を高耐摩耗性とした従動部片24を容易に設置することができる。また、従動部片24のカム面23に接触する部分は図2(B)に示すように柱体26の先端を半球状に形成したものであってもよい。
【0017】
前記のカム機構21は、絞り弁4のアイドル位置でカム22の最も低い部分が従動部片24に接し、全開位置でカム22の最も高い部分が従動部片24に接することによって、計量針10とノズル口17とによる燃料流量制御を行なわせる。
【0018】
本実施の形態によると、カム機構21を構成するカム22および従動部片24が金属で作られ、且つ同じく金属で作られている絞り弁レバー8および気化器本体1に設けられていることにより、高温のエンジン熱に長時間さらされることがあっても変形することがなく、絞り弁に所定の中心軸線方向の移動を行なわせることができる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、気化器構成部品の内で合成樹脂製のものを避けて金属製のものに金属製のカム機構を具えさせた本発明によると、エンジン全運転域に亘る燃料流量制御を安定して正確に行なわせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断面図。
【図2】(A),(B)はカム機構の異なる実施の形態を示す縦断面部分図。
【符号の説明】
1 気化器本体,2 吸気通路,3 弁孔,4 絞り弁,7 絞り弁カバー,8 絞り弁レバー,10 計量針,16 燃料ノズル,21 カム機構,22 カム,23 カム面,24 従動部片,

Claims (1)

  1. 円柱形の絞り弁を嵌装した弁孔を塞いで気化器本体に取り付けた絞り弁カバーが合成樹脂製であり、前記絞り弁を回転に伴い自身の中心軸線方向へ移動させるカム機構が前記気化器本体の外部に設置されている回転絞り弁式気化器において、
    前記カム機構はカム面を前記気化器本体に向けて絞り弁レバーに設けられた金属製のカムと、前記気化器本体に設けられて前記カム面に接触させた金属製の従動部片とを具えてなるものである、
    ことを特徴とする回転絞り弁式気化器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190048827A1 (en) * 2016-12-02 2019-02-14 Yamabiko Corporation Portable Engine Working Machine And Rotary Carburetor Incorporated Therein

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20190048827A1 (en) * 2016-12-02 2019-02-14 Yamabiko Corporation Portable Engine Working Machine And Rotary Carburetor Incorporated Therein
US10634095B2 (en) * 2016-12-02 2020-04-28 Yamabiko Corporation Portable engine working machine and rotary carburetor incorporated therein

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