JP3020990B2 - カートリツジ用シヤツタならびにその成形装置 - Google Patents

カートリツジ用シヤツタならびにその成形装置

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JP3020990B2
JP3020990B2 JP2068270A JP6827090A JP3020990B2 JP 3020990 B2 JP3020990 B2 JP 3020990B2 JP 2068270 A JP2068270 A JP 2068270A JP 6827090 A JP6827090 A JP 6827090A JP 3020990 B2 JP3020990 B2 JP 3020990B2
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稔 藤田
一哉 福永
勝 ▲吉▼田
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    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/0301Details
    • G11B23/0308Shutters

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば磁気デイスクカートリツジ、光デイ
スクカートリツジあるいは磁気テープカートリツジなど
に用いるカートリツジ用シヤツタならびにその成形装置
に係り、特にシヤツタの一部分である平面板部の板厚な
らびにその部分を成形する金型構造に関するものであ
る。
[従来の技術] 第1図は磁気デイスクカートリツジの斜視図、第2図
は第1図II-II線上の断面図、第3図はその磁気デイス
クカートリツジに用いられるシヤツタの斜視図である。
上ケース1aと下ケース1b(第2図参照)とを合体して
構成したカートリツジケース1の内側には、フレキシブ
ルな磁気デイスク2が回転自在に収納されている。この
カートリツジケース1の前部には段落ちされた凹部3が
形成されており、それのほぼ中央部には磁気ヘツド挿入
口4が開設されている。この磁気ヘツド挿入口4を選択
的に開閉するためのシヤツタ5が、前記凹部3内に摺動
可能に支持されている。
ところでこのシヤツタ5は金属または合成樹脂にて形
成されている。金属製のものでは、シヤツタ5の摺動時
にそれのエツジ部によつて凹部3の摺動表面が削られ
て、合成樹脂の削り粉が発生する。そしてそれが磁気デ
イスク2に付着し、そのために記録、再生時にエラーが
起きやすくなる。これを防止するためカートリツジケー
ス1とシヤツタ5との間のクリアランスを大きくとる
と、シヤツタ5の周囲からごみ類が入りやすくなり、そ
のごみ類が磁気デイスク2に付着し、やはり記録、再生
時のエラーの原因になる。
一方、合成樹脂製のシヤツタ5を用いると、金属製の
ものと違つて凹部3面の削れの問題は生じない。そのた
めシヤツタ5をカートリツジケース1(凹部3)の表面
に弾接、密着することができ、シヤツタ5の周囲からの
ごみ類の侵入を効果的に防止することができる。
この合成樹脂製のシヤツタ5は第2図ならびに第3図
に示すように、相対向する2つの平面板部6,6と、両平
面板部6,6の一方の端縁どうしを連結する連結板部7と
から主に構成され、側面形状がほぼコ字形をしている。
前記平面板部6は、前記磁気ヘツド挿入口4とほぼ同じ
大きさの開口8と、磁気ヘツド挿入口4を閉塞する閉塞
部9とを有している。このシヤツタ5は第1図に示すよ
うに、前記閉塞部9によつて磁気ヘツド挿入口4を閉塞
する方向にバネ部材(図示せず)によつて常に弾性付勢
されている。
前記連結板部7の内面にカギ型の突部10が設けられて
いる。このカギ型の突部10は、第2図に示されているよ
うにカートリツジケース1の内側に形成されたガイド溝
11と係合して、摺動時にシヤツタ5がカートリツジケー
ス1から抜け落ちないようにしている。この突部10の根
元部10aと対向する平面板部6の部分には、金型を抜く
ときに形成された開口部12がある。
[発明が解決しようとする課題] ところで従来のシヤツタ5は、平面板部6の板厚につ
いて特には考慮されておらず、全体的に均一の板厚に設
計されていた。
一方、シヤツタ5を射出成形する際のゲートは、普
通、樹脂の流れの均等性を考慮して連結板部7の側端縁
に相当する位置に設けられている。そのため、実際にシ
ヤツタ5を射出成形すると、平面板部6の連結板部7と
反対側の自由端側において樹脂の流れが悪くなり、シヨ
ートシヨツトまたは欠け気味となり、反対にゲート側で
は厚くなり、バリが発生することがある。例えば3.5イ
ンチの磁気デイスクカートリツジの場合のように、平面
板部6の板厚が0.35mm程度と極めて薄いものにおいて
は、また光デイスクカートリツジのように、ヘツド挿入
口と駆動軸挿入口をともに開閉するように平面板部の長
さ(シヤツタの摺動方向と直交する方向の長さ)が長い
ものにおいては、特に平面板部6の自由端側において前
述のようなシヨートシヨツトや欠けが発生し易い。この
ようなことから、従来のものではシヤツタ5の成形不良
が発生しやすく、生産性の問題があつた。
さらに従来のシヤツタ5は平面板部6の板厚が等しく
かつ薄いため、シヤツタ5の射出成形時、その平面板部
6を形成する狭い空間部では必然的に樹脂圧が高くな
り、そのために成形歪みを生じ易く、平面板部6が互い
に内側に凸に湾曲するように変形する。この変形によっ
てカートリッジケース1(凹部3)の表面に対する平面
板部6の密着性が低下し、ごみ類の侵入を完全に防止す
ることはできない。また、前述の湾曲により平面板部6
の自由端側先端部がカートリッジケース1の表面より突
出することがあり、そのためにデイスクカートリツジを
デイスクドライブ装置に挿入するときに、前記先端部が
ドライブ装置内の部材に引っ掛かり、挿入力によってシ
ヤツタ5(平面板部6)が大きく変形してしまうことが
ある。
また第15図は、従来の合成樹脂製シヤツタ5を用いた
磁気デイスクカートリツジの一部平面図である。同図に
示すように、カートリツジケース1の前面側には、シヤ
ツタ5を開くための凹欠部13が形成されている。そして
磁気デイスクカートリツジを記録再生装置に挿入するこ
とにより、記録再生装置側に設けてあるシヤツタ開き部
材14の先端部がこの凹欠部13に挿入され、閉位置にある
シヤツタ5の側端縁にシヤツタ開き部材14の先端部が当
接して、磁気デイスクカートリツジの挿入動作にともな
つて自動的にシヤツタ5を矢印方向に押し開くようにな
つている。
一方、従来のシヤツタ5では開口8が形成される側の
端部にゲート跡15が形成され、その先細り状のゲート跡
15がシヤツタ5の端部から突出していた。そのため、シ
ヤツタ5とシヤツタ開き部材14とが確実に係合されず、
シヤツタ開き部材14がシヤツタ5と係合しないで乗り上
げることがあり、そのため動作信頼性に問題があつた。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消
し、成形不良のないシヤツタが量産性よく成形できるカ
ートリツジ用シヤツタならびにその成形装置を提供する
にある。
[課題を解決するための手段] 前述の目的を達成するため、本発明は、記録媒体を収
納するカートリツジケースのヘツド挿入口を開閉する合
成樹脂製で、かつ相対向する2つの平面板部と、両平面
板部の一方の端縁どうしを連結する連結板部とを有する
カートリツジ用シヤツタを対象とするものである。
そして、前記平面板部の板厚Tが、その平面板部の連
結板部との付け根部付近の板厚T1から、連結板部との付
け根部と反対側の自由端側の板厚T2に向かって徐々に厚
くなっていることを特徴とするものである。
前述の目的を達成するため、さらに本発明は、記録媒
体を収納するカートリツジケースのヘツド挿入口を開閉
する合成樹脂製で、かつ相対向する2つの平面板部と、
両平面板部の一方の端縁どうしを連結する連結板部とを
有するカートリツジ用シヤツタの成形装置を対象とする
ものである。
そして、前記平面板部を形成する平面板部形成空間の
掘り込み深さSが、連結板部形成空間との接合部付近の
掘り込み深さS1から、連結板部形成空間との接合部と反
対側の自由端側掘り込み深さS2に向かって徐々に深くな
っていることを特徴とするものである。
[作用] 本発明は前述のように、平面板部の連結板部との付け
根部付近の板厚T1からそれと反対側の自由端側の板厚T2
に向かって徐々に厚くすることにより、平面板部全体の
樹脂の流れを良好にして、平面板部の自由端側でのシヨ
ートシヨトならびに欠けを有効に防止して、成形性の向
上を図ることができる。
また、前記T1からT2にかけて板厚を徐々に厚くするこ
とにより、シヤツタの射出成形時、その平面板部形成空
間の掘り込み深さが徐々に深くなるから、樹脂の射出圧
が一定の場合、前記空間部での樹脂圧は従来のものに比
較して低くなる。そのために成形歪みが生じ難く、平面
板部が互いに内側に凸に湾曲するように変形することが
なくなり、従ってカートリッジケース(凹部)の表面に
対する平面板部の密着性が高く、ごみ類の侵入を効果的
に防止することができる。さらに、平面板部が湾曲して
自由端側先端部がカートリッジケースの表面より突出す
ることがなくなるから、デイスクカートリツジをデイス
クドライブ装置に挿入するときに、前記先端部がドライ
ブ装置内の部材に引っ掛かって変形するようなトラブル
もなくなる。
[実施例] 次に本発明の実施例を図面とともに説明する。第4図
は実施例に係るシヤツタの平面図、第5図は第4図A−
A線上の断面図、第6図は第4図B−B線上の断面図、
第7図はそのシヤツタを成形する射出成形装置の型締時
で合成樹脂を充填する前の全体断面図、第8図ならびに
第9図はその合成樹脂を充填する前の状態で第5図なら
びに第6図に示されている部分を成形する金型の要部断
面図、第10図はその射出成形装置の型締時で合成樹脂を
充填した状態での全体断面図、第11図はその射出成形装
置の型開時における全体断面図である。
シヤツタ5の成形材料としては、例えばコポリマーポ
リアセタール、ホモポリマーポリアセタール、ポリプロ
ピレン、ポリプロピレンとポリアミドのポリマーアロ
イ、ABS樹脂などの合成樹脂が使用される。このシヤツ
タ5は第4図ないし第6図に示すように、相対向する2
つの平面板部6,6と、両平面板部6,6の一方の端縁どうし
を連結する連結板部7とから主に構成され、側面形状が
ほぼコ字形をしている(第5図参照)。第4図に示して
いるように前記平面板部6には、前記磁気ヘツド挿入口
4とほぼ同じ大きさの開口8と、磁気ヘツド挿入口4を
閉塞する閉塞部9とが形成されている。また第6図に示
しているように前記連結板部7の内面には、カートリツ
ジケース1の内側に形成されたガイド溝11と係合する
(第2図参照)カギ型の突部10が、所定の間隔をおいて
2個設けられている。この突部10の根元部と対向する平
面板部6の部分には、金型を抜くときに形成された開口
部12がある(第4図参照)。
第4図に示すように、このシヤツタ5を射出成形する
ときのゲートGは、連結板部7のうち記録再生装置のシ
ヤツタ開き部材14が当接する第1の側端縁24と反対側の
第2の側端縁25の側にのみ設けられている。このような
位置に一点ゲートを設けることにより、バリ状のゲート
跡が形成されても前記シヤツタ開き部材14と当接するこ
とはない。
次に前記平面板部6の板厚Tについて説明する。第5
図に示すように、平面板部6の連結板部7との付け根部
付近の板厚T1から、連結板部7の付け根部と反対側の自
由端側の板厚T2に向かって徐々に厚くなつている(T1<
T2)。なお、板厚T1は従来と異なり前記連結板部7の板
厚T5以上になつている(T1≧T5)。
また、第6図に示すように、平面板部6のゲート跡
(ゲートG)側の板厚T3から、ゲート跡(ゲートG)側
と反対側の板厚T4に向かって徐々に厚くなつている(T3
<T4)。すなわち第4図において、平面板部6の板厚T
はゲート跡(ゲートG)を中心にして矢印X方向ならび
に矢印Y方向に行くにしたがつて板厚Tが厚くなつてい
る。
前記板厚T1に対する板厚T2の増加率、ならびに板厚T3
に対する板厚T4の増加率は、1〜15%、好ましくは2〜
10%である。
ついでこのようなシヤツタ5を成形する射出成形装置
の構成について、第7図ないし第11図を用いて説明す
る。
これらの図中において16は固定金型、17は可動金型、
18は固定金型16と可動金型17との間に所定の隙間をおい
て配置されたスライドコアで、型開き時に図示していな
いがアンギユラピンまたはエアシリンダなどによつてス
ライドするように構成されている。19は固定金型16と一
体となつて可動金型17側の延びた固定側突部輪郭形成
部、20は可動金型17側に設けられ、成形固定側突部輪郭
形成部19と対向する可動側突部輪郭形成部である。この
固定側突部輪郭形成部19と可動側突部輪郭形成部20の対
は、例えば第7図の紙面に対して垂直方向に所定の間隔
をおいて2対設けられている。21はランナブロツクであ
る。また第9図に示すように、固定金型16ならびに可動
金型17には、それらと一体になつてスライドコア18側に
延びた固定側ヘツド挿入口輪郭形成部26ならびに可動側
ヘツド挿入口輪郭形成部27がそれぞれ設けられている。
第7図ないし第9図に示すように、型締めして樹脂を
充填する前の状態では、固定金型16とスライドコア18と
の間にならびに可動金型17とスライドコア18との間に、
比較的隙間の狭い平面板部形成空間22がそれぞれ形成さ
れている。また、固定金型16と可動金型17とスライドコ
ア18と固定側突部輪郭形成部19と可動側突部輪郭形成部
20との間には連結部(突部)形成空間23が形成されてい
る。
前述のように平面板部6の板厚Tに変化を付けるた
め、第8図ならびに第9図に示すように、平面板部形成
空間22の掘り込み深さSが、連結板部形成空間23との接
合部付近の掘り込み深さS1から、それと反対側の自由端
側掘り込み深さS2に向かって徐々に深くなっている(S1
<S2 第8図参照)。また、前記掘り込み深さS1は、連
結板部形成空間23の掘り込み深さS5以上に設計されてい
る(S1≧S5 第8図参照)。
さらに、平面板部形成空間22のゲートG側の掘り込み
深さS3に対してゲートGと反対側の掘り込み深さS4が徐
々に深くなっている(S3<S4 第9図参照)。
このような状態(第7図参照)において、金型のゲー
トGから各空間22,23に溶融状態の合成樹脂が充填さ
れ、平面板部形成空間22に充填された樹脂によって平面
板部6が、連結板部(突部)形成空間23に充填された樹
脂によって突部10を有する連結板部7が、それぞれ形成
される。
保圧工程の後に型開きがなされるが、その状態が第11
図に示されている。この型開きにより、スライドコア18
か固定金型16に対して左方向に移動するとともに、可動
金型14が固定金型13に対して後退する。
第12図は、このようにして成形装置から排出された2
個どりのシヤツタ成形体の平面図である。同図に示すよ
うに一点ゲートで成形されて成形装置から排出された成
形体は、2個のシヤツタ5がランナ28によつて連結され
ている。
第13図は、第12図I−I線上の拡大断面図である。こ
の実施例の場合、同図に示すように平面板部6の表面に
は、第1の側端縁24から第2の側端縁25に向けて凸条29
と溝30とが交互に多数形成されている。
第14図は、本発明のシヤツタを光デイスクカートリツ
ジに適用した実施例を示す平面図である。
同図に示すように、カートリツジケース31にはヘツド
挿入口と駆動軸挿入口とが連通した長穴状の開口部32が
形成されている。そしてこの開口部32を選択的に開閉す
る合成樹脂製のシヤツタ33が、カートリツジケース31に
対して摺動可能に支持されている。カートリツジケース
31内には、中央にハブ34を有する光デイスク35が回転可
能に収納されている。
なお、シヤツタ33は前記実施例と同様に合成樹脂製で
成形され、相対向する2つの平面板部と、両平面板部の
一方の端縁どうしを連結する連結板部とを有し、その平
面板部の連結板部との付け根部付近の板厚T1に対して、
連結板部との付け根部と反対側の自由端側の板厚T2が徐
々に厚くなつている。また、平面板部のゲート跡側の板
厚T3に対してゲート跡側と反対側の板厚T4が徐々に厚く
なつている。なお、図中の36はシヤツタ33に突部(図示
せず)を形成する際に設けられた開口、37はシヤツタ33
の自由端を摺動可能に押さえたプレートである。
[発明の効果] 本発明は前述のように、平面板部の連結板部との付け
根部付近の板厚T1からそれと反対側の自由端側の板厚T2
に向かって徐々に厚くすることにより、平面板部全体の
樹脂の流れを良好にして、平面板部の自由端側でのシヨ
ートシヨトならびに欠けを有効に防止して、成形性の向
上を図ることができる。
また、前記T1からT2にかけて板厚を徐々に厚くするこ
とにより、シヤツタの射出成形時、その平面板部形成空
間の掘り込み深さが徐々に深くなるから、樹脂の射出圧
が一定の場合、前記空間部での樹脂圧は従来のものに比
較して低くなる。そのために成形歪みが生じ難く、平面
板部が互いに内側に凸に湾曲するように変形することが
なくなり、従ってカートリッジケース(凹部)の表面に
対する平面板部の密着性が高く、ごみ類の侵入を効果的
に防止することができる。さらに、平面板部が湾曲して
自由端側先端部がカートリッジケースの表面より突出す
ることがなくなるから、デイスクカートリツジをデイス
クドライブ装置に挿入するときに、前記先端部がドライ
ブ装置内の部材に引っ掛かって変形するようなトラブル
もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、磁気デイスクカートリツジの斜視図、 第2図は、第1図II-II線上の断面図、 第3図は、その磁気デイスクカートリツジに用いられる
シヤツタの斜視図である。 第4図は、本発明の実施例に係るシヤツタの平面図、 第5図は、第4図A−A線上の断面図、 第6図は、第4図B−B線上の断面図、 第7図は、そのシヤツタを成形する射出成形装置の型締
時で合成樹脂を充填する前の全体断面図、 第8図ならびに第9図は、その合成樹脂を充填する前の
状態で第5図ならびに第6図に示されている部分を成形
する金型の要部断面図、 第10図は、その射出成形装置の型締時で合成樹脂を充填
した状態での全体断面図、 第11図は、その射出成形装置の型開時における全体断面
図、 第12図は、このようにして成形装置から排出された2個
どりのシヤツタ成形体の平面図、 第13図は、第12図I−I線上の拡大断面図、 第14図は、本発明のシヤツタを光デイスクカートリツジ
に適用した実施例を示す平面図である。 第15図は、従来のシヤツタの開き動作を説明するための
平面図である。 1……カートリツジケース、2……磁気デイスク、4…
…磁気ヘツド挿入口、5……シヤツタ、6……平面板
部、7……連結板部、8……開口、9……閉塞部、14…
…シヤツタ開き部材、16……固定金型、17……可動金
型、22……平面板部形成空間、23……連結部形成空間、
24……第1の側端縁、25……第2の側端縁、26……固定
側ヘツド挿入口輪郭形成部、27……可動側ヘツド挿入口
輪郭形成部、T1,T2,T3,T4……平面板部の板厚、S1,S2,S
3,S4……掘り込み深さ。
フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼田 勝 大阪府茨木市丑寅1番目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−248181(JP,A) 特開 昭63−103484(JP,A) 実開 昭61−140480(JP,U) 実開 平2−39380(JP,U)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を収納するカートリッジケースの
    ヘツド挿入口を開閉する合成樹脂製で、かつ相対向する
    2つの平面板部と、両平面板部の一方の端縁どうしを連
    結する連結板部とを有するカートリツジ用シヤツタにお
    いて、 前記平面板部の板厚Tが、その平面板部の連結板部との
    付け根部付近の板厚T1から、連結板部との付け根部と反
    対側の自由端側の板厚T2に向かって徐々に厚くなってい
    ることを特徴とするカートリツジ用シヤツタ。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載において、前記連結板部
    のうち記録再生装置のシヤツタ開き部材が当接する第1
    の側端縁と反対側の第2の側端縁にのみ射出成形用のゲ
    ート跡が形成されていることを特徴とするカートリツジ
    用シヤツタ。
  3. 【請求項3】請求項(2)記載において、前記平面板部
    の板厚Tが、その平面板部のゲート跡側の板厚T3からゲ
    ート跡側と反対側の板厚T4に向かって徐々に厚くなって
    いることを特徴とするカートリツジ用シヤツタ。
  4. 【請求項4】請求項(2)記載において、前記平面板部
    にヘツド挿入口を開放する開口とヘツド挿入口を閉塞す
    る閉塞部とが設けられ、前記ゲート跡が形成された側に
    閉塞部が、ゲート跡と反対側にヘツド挿入口を開放する
    開口がそれぞれ配置されていることを特徴とするカート
    リツジ用シヤツタ。
  5. 【請求項5】記録媒体を収納するカートリッジケースの
    ヘツド挿入口を開閉する合成樹脂製で、かつ相対向する
    2つの平面板部と、両平面板部の一方の端縁どうしを連
    結する連結板部とを有するカートリツジ用シヤツタの成
    形装置において、 前記平面板部を形成する平面板部形成空間の掘り込み深
    さSが、連結板部形成空間との接合部付近の掘り込み深
    さS1から、連結板部形成空間との接合部と反対側の自由
    端側掘り込み深さS2に向かって徐々に深くなっているこ
    とを特徴とするカートリツジ用シヤツタの成形装置。
  6. 【請求項6】請求項(5)記載において、前記連結板部
    形成空間のうち、記録再生装置のシヤツタ開き部材が当
    接する第1の側端縁を形成する連結板部形成空間と反対
    側の第2の側端縁を形成する連結板部形成空間にのみ射
    出成形用のゲートが形成されていることを特徴とするカ
    ートリツジ用シヤツタの成形装置。
  7. 【請求項7】請求項(6)記載において、前記掘り込み
    深さSが、前記平面板部形成空間のゲート側の掘り込み
    深さS3からゲートと反対側の掘り込み深さS4に向かって
    徐々に深くなっていることを特徴とするカートリツジ用
    シヤツタの成形装置。
  8. 【請求項8】請求項(6)記載において、前記平面板部
    形成空間のうち、前記ゲートと反対側にヘツド挿入口輪
    郭形成部が挿入されるように構成されていることを特徴
    とするカートリツジ用シヤツタの成形装置。
JP2068270A 1990-03-20 1990-03-20 カートリツジ用シヤツタならびにその成形装置 Expired - Fee Related JP3020990B2 (ja)

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