JP2801789B2 - 磁気記録カートリッジ - Google Patents

磁気記録カートリッジ

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JP2801789B2
JP2801789B2 JP3077004A JP7700491A JP2801789B2 JP 2801789 B2 JP2801789 B2 JP 2801789B2 JP 3077004 A JP3077004 A JP 3077004A JP 7700491 A JP7700491 A JP 7700491A JP 2801789 B2 JP2801789 B2 JP 2801789B2
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斉藤  均
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録カートリッジ
に関し、更に詳しくは磁気ディスクのセンタリング精度
を高めた磁気記録カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】被写体の画像を磁気記録カートリッジに
記録するスチルビデオカメラが既に市販されている。こ
の磁気記録カートリッジは、特開昭61−115281
号公報に記載されているように、矩形状をしたカートリ
ッジ内に磁気ディスクが回転可能に収納されている。こ
の磁気ディスクは、その中央部分が金属製のコアプレー
トに接着され、ハブに固着した押えリングで上から押え
付けられている。ハブは、コアプレートの内側にアウト
サート成形によって作られており、その中央にスピンド
ルが挿入される挿入孔が形成されている。この挿入孔に
は、ハの字形に2個の受け面が形成されており、またバ
ネ板が取り付けられている。
【0003】磁気記録カートリッジをスチルビデオカメ
ラ又は再生機に装填すると、スピンドルがハブの挿入孔
に挿入される。この際に、バネ板によって2個の受け面
がスピンドルに向けて押圧され、これにより磁気ディス
クのセンタリングが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した2個の受け面
は、その上方に段落ち部を設けて受け面の面積を小さく
することで、受け面の成形精度を高めている。しかし、
このように受け面の精度を向上させると、スピンドルと
の接触面積が小さくなって耐摩耗性が悪化し、これは磁
気ディスクのセンタリング精度の低下を招くことにな
る。本発明は、受け面の摩耗を少なくして磁気ディスク
のセンタリングを高精度に行うことができる磁気記録カ
ートリッジを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各受け面をプラスチック製ハブと一体に
樹脂で形成するとともに、この受け面をスピンドルとの
接触部分近傍までの幅狭とし、且つ前記挿入孔の軸方向
の全長にわたって同一平面とし、前記受け面の幅狭方向
をスピンドル挿入方向に対し直角にしたものである。各
受け面はプラスチック製ハブと一体に樹脂で形成したか
ら、受け面を金属製のセンターコアに形成するものと異
なり、センターコアの構成が簡単になる。しかも、受け
面をプラスチック製にしても、この受け面は、挿入孔の
全長にわたって形成されているから、充分な接触面積を
確保する。したがって、スピンドルへの繰り返し脱着に
よる摩耗が少なくなる。また受け面の幅が狭く、且つ
け面の幅狭方向をスピンドル挿入方向に対し直角にした
から、成形冷却中のプラスチックのヒケを抑制すること
ができ、受け面の面精度の低下が防止される。
【0006】
【実施例】図1ないし図4は、本発明の第1実施例を示
すものである。ハブ2は、コアプレート3にアウトサー
ト成形によって成形されている。このアウトサート成形
は、コアプレート3の外周部分を挟み付けるように、上
金型と下金型とをセットし、これらの金型の間に形成さ
れたキャビティに、溶融状態のプラスチックを注入する
ことで行われ、これによりハブ2とストッパー4とが同
時に成形される。成形冷却後に、上金型を移動させてか
ら、押出しピンによってハブ2を下金型から押し出す。
【0007】前記コアプレート3は、磁性ステンレス等
の剛性及び透磁率が高い金属材料から作られている。図
3に示すように、その一部3aが上に折り曲げられてハ
ブ2から露出している。この折曲部3aは磁気ディスク
5の回転位置の検出に用いられるものであり、磁気ディ
スク5の回転中にスチルビデオカメラ内のセンサーによ
って通過が検出される。また、コアプレート3の外周部
は、ストッパー4が形成される部分に、2個を一組とし
た複数の小孔3bが形成されており、各組の小孔3bは
溝3cで接続されている。アウトサート成形時に、小孔
3b及び溝3c内に溶融したプラスチックが入り込むか
ら、ストッパー4がコアプレート3に強固に連結され
る。更に、コアプレート3には、2個の穴3dが形成さ
れているから、ハブ2がコアプレート3の上下で連通さ
れ、それによりコアプレート3に強固に連結され、また
この部分の成形冷却時のヒケを抑制することができる。
【0008】ハブ2は、その中央部に挿入孔7が形成さ
れており、これにスチルビデオカメラ等のスピンドル6
が挿入される。この挿入孔7は、その下部7aが垂直で
あり、上部7bがスピンドル6に接触しないようにテー
パ面となっている。また、挿入孔7には、2個の突出部
20がハ字形の配置となるように設けられている。これ
らの突出部20の前面は垂直面となっており、スピンド
ル6に接触する受け面20aを構成する。これらの受け
面20aをスピンドル6の外周面に押圧するために、バ
ネ板8が挿入孔7内に取り付けられている。前記ハブ2
の上には、成形冷却時のプラスチックの収縮によるヒケ
を防止するために、2個のリング溝2aが形成されてい
る。この2個のリング溝2aをつなげて1個にしてもよ
い。
【0009】前記受け面20aは、基準面となるもので
あるから、高い面精度と耐摩耗性とが必要である。そこ
で、受け面20aは、その幅Wをできるだけ小さくし、
かつ挿入孔7の全長にわたって形成されている。この幅
Wを小さくすることにより、成形時のヒケ等によって面
精度が低下するのを防止することができるものであり、
スピンドル接触部分の近傍まで広がっている。また、受
け面20aを長くして接触面積を広げ、スピンドル6へ
の繰り返し着脱による摩耗を抑制している。なお、成形
後に上金型の型抜きをスムーズにするために、上金型で
成形される部分には抜き勾配が必要となるが、この受け
面20aの上部、すなわちコアプレート3の上面で仕切
られる面よりも上の部分には、上端にゆくにつれて挿入
孔7の中心から離れる方向に傾斜したごく僅かな抜き勾
配が付けられている。同様に、突出部20の側面にも微
少な抜き勾配が与えられ、幅Wは下部の方がごく僅か大
きい。
【0010】アウトサート成形によってハブ2とストッ
パー4とを同時に成形してから、二点鎖線で示す磁気デ
ィスク5をコアプレート3に接着する。次に、上ハブ
(図示せず)の下面が磁気ディスク5の上を押さえ付け
るように、上ハブをハブ2に嵌着する。この組立体を矩
形状をしたカートリッジ(図示せず)内に回転可能に収
納する。なお、このカートリッジには、ハブ2及びスト
ッパー4が露出する開口と、スチルビテオカメラ等に装
填するときに,シャッタが開かれて磁気ヘッドの挿入を
許容する開口とが形成されている。
【0011】上記実施例の磁気記録ディスクをスチルビ
デオカメラ等に装填すると、スピンドル6が挿入孔7内
に挿入される。このスピンドル6が挿入されるときに、
バネ板8によって受け面20aがスピンドル6の外周面
に押圧され、磁気ディスク5のセンタリングが行われ
る。画像の記録画には、スピンドル6によって磁気ディ
スク5が一定速度が回転され、その間で磁気ヘッドによ
って映像信号が磁気ディスク5のトラックに記録され
る。
【0012】図5は、挿入孔7に長方形をした突出部2
2を設け、この前面を受け面22aとした実施例を示す
ものであり、図1と同じ部材には同じ符号を付してあ
る。この実施例では、突出部22を大きく突出させてい
るから、幅を更に小さくすることができる。したがっ
て、ヒケの発生が更に少なくなるから、成形精度を一層
高めることができる。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、各受け面をプラスチック製ハブと一体に樹脂で
成したから、受け面を金属製のセンターコアに形成する
ものと異なり、センターコアの構成が簡単になる。
た、受け面がプラスチック製となるので、スピンドル側
の磨耗が無くなる。しかも、幅狭の受け面を挿入孔の全
長にわたって形成したから、受け面をプラスチック製と
しスピンドルへの繰り返し脱着を行っても摩耗が少なく
耐久性が向上する。また、受け面の幅を狭くしたから、
成形冷却中のプラスチックのヒケを抑制することがで
き、受け面を高精度に成形することができ、磁気シート
のセンタリング精度が向上する。このように、受け面を
樹脂で構成することによりスピンドル側の磨耗を解決
し、更に、受け面を幅狭にして合成樹脂成形時のヒケに
よる面精度の低下を低減してディスクの寸法精度を確保
し、受け面の幅狭方向をスピンドル挿入方向に対して直
角に設けることにより、受け面の面精度を確保した上で
スピンドルとの接触面積を充分に確保し、受け面の磨耗
をも防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す斜視図である。
【図2】本発明のハブの平面図である。
【図3】図2のI ーII線断面図である。
【図4】図2のI ーIII 線断面図である。
【図5】本発明の別の実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 ハブ 3 コアプレート 4 ストッパー 6 スピンドル 7 挿入孔 8 バネ板 20,22 突出部 20a,22a 受け面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製ハブの中央に挿入孔が形
    成され、この挿入孔中に挿入されたスピンドルを弾性部
    材によって2個の受け面に向けて押圧して磁気ディスク
    をセンタリングする磁気記録カートリッジにおいて、 前記各受け面を前記プラスチック製ハブと一体に樹脂で
    形成し、 この受け面を前記スピンドルとの接触部分近傍までの幅
    狭とし、且つ前記挿入孔の軸方向の全長にわたって同一
    平面とし、前記受け面の幅狭方向をスピンドル挿入方向に対し直角
    にした ことを特徴とする磁気記録カートリッジ。
JP3077004A 1991-03-15 1991-03-15 磁気記録カートリッジ Expired - Fee Related JP2801789B2 (ja)

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JPS60164975A (ja) * 1984-02-06 1985-08-28 Hitachi Ltd デイスクカ−トリツジ
JPS62106345U (ja) * 1985-12-24 1987-07-07

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