JP2791511B2 - ディスク成形用金型 - Google Patents

ディスク成形用金型

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JP2791511B2
JP2791511B2 JP4265991A JP4265991A JP2791511B2 JP 2791511 B2 JP2791511 B2 JP 2791511B2 JP 4265991 A JP4265991 A JP 4265991A JP 4265991 A JP4265991 A JP 4265991A JP 2791511 B2 JP2791511 B2 JP 2791511B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • B29C45/2632Stampers; Mountings thereof
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レコード盤、磁気ディ
スク、光学ディスクなどの情報記録ディスクを成形する
ためのディスク成形用金型に関し、特に多少の変形を有
するスタンパを用いてもなんら支障のないディスク成形
用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク成形用金型は、その主要
部を図示した図3のように構成されている。図3におい
て、1は固定金型であり、その中心部にスプルブッシュ
2が設けられている。固定金型1に対向して可動金型3
が設けられ、固定金型1と可動金型3とによりキャビテ
ィ4が画成されている。可動金型3の鏡面部5上にはス
タンパ6が取り付けられており、その内周部は内周スタ
ンパホルダ7の鍔部8により、外周部は外周スタンパホ
ルダ9により微小の間隙を持って保持されている。スタ
ンパ6の外周端部を包むように環状溝が可動金型3の鏡
面部5と外周スタンパホルダ9の底面とにそれぞれ穿設
された空間10が形成されている。更に、内周スタンパホ
ルダ7と可動金型3との嵌合部に沿ってガス逃がし溝11
が配設され外部に連通している。同様に、空間10はガス
逃がし溝12によって外部に連通されている。
【0003】このように構成されたディスク成形金型に
よるディスクの成形は、固定金型1と可動金型3とによ
り画成されたキャビティ4にスプルブッシュ2を通して
合成樹脂を射出充填し、キャビティ形状のディスクを成
形すると共にスタンパ6の表面に形成されたの情報信号
をディスクに転写することにより行われる。この時、キ
ャビティ4内のガスは射出された合成樹脂によってスタ
ンパ6と、内周スタンパホルダ7及び外周スタンパホル
ダ9との間隙を通りスタンパ内周縁に設けられたガス逃
がし溝11とスタンパ外周縁の空間10に連通されたガス逃
がし溝12を介して外部に排出される。
【0004】上記のディスク成形用金型に使用されるス
タンパは、当然厳格な管理の元に精密に製作されるが、
例えば、図4に示すように内周上下端部a,bの面取り
仕上加工がなされていないスタンパ6や、図6に示すよ
うな打ち抜き加工時にその内外周端面c,dにスタンパ
6の下面方向に撓むような変形を生じたスタンパ6を使
用するケースがままあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示した面取り仕上加工がなされていないスタンパ6を図
5に示すように可動金型3の鏡面部5上にセットしよう
とすると、スタンパ6の内周上端部aが内周スタンパホ
ルダ7のコーナ部8aに干渉し、その結果、内周スタンパ
ホルダ7の鍔部8とスタンパ6との狭間13が広くなり、
その部分に樹脂が入り込んでディスクにバリが生じた
り、更に、入り込んだ樹脂のために、内周スタンパホル
ダ7の下面が金型本体14に接触できず、内周スタンパホ
ルダ7の全面にかかる樹脂圧力によってスタンパホルダ
7の鍔部8が破損するといったトラブルが発生してい
た。
【0006】また、図6に示す打ち抜き加工時にその内
外周端部c,dに変形を生じたスタンパ6を図7に示す
ように可動金型3の鏡面部5上にセットしようとする
と、内周スタンパホルダ7の鍔部8によってスタンパ6
が押え込まれて、鍔部8外側に位置するスタンパ上側表
面部分を盛り上げるとともに、スタンパ6の底面に凹部
を形成してスタンパ6と鏡面部5との間に微小の間隙6b
を形成するような変形が生じる。その結果、可動金型3
の鏡面部5からスタンパ6に対する冷却に部分的にばら
つきが現れて、複屈折不良のディスクが成形される。更
に、内周スタンパホルダ7によってスタンパ6が完全に
押え込まれてしまうため、内周スタンパホルダ7の鍔部
8とスタンパ1との狭間13が殆どなくなり、従って逃が
さなければならないガスが逃げることができず、ディス
クに銀条やシミがついてしまうという問題が発生してい
た。
【0007】本発明の目的は、以上のような面取り仕上
加工のない内周上下端部又は変形した内外周端面を有す
るスタンパを用いてディスクを成形したとしても、なん
ら支障のないディスク成形用金型を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の構成を次の通りとした。即ち、金型の鏡面
部上に中心部に内孔を有するスタンパを当接し、該スタ
ンパの内孔に軸部を貫通し鍔部にてスタンパを保持する
内周スタンパホルダを設け、かつ該スタンパの外周部を
外周スタンパホルダにて保持するディスク成形用金型に
おいて、前記金型の鏡面部の内周上縁部と、前記スタン
パホルダの鍔部底面にそれぞれ環状溝を形成したことを
特徴とする構成とした。
【0009】
【作用】本発明をこのような構成としたことにより、内
周上下端部の面取り仕上加工のないスタンパを可動金型
の鏡面部上にセットしたとしても内周上端部が鍔部底面
に設けられた環状溝内に逃げるので、スタンパとスタン
パホルダが干渉しあうことはない。また、打ち抜き加工
時に内外周端部に変形を生じたスタンパを可動金型の鏡
面部上にセットしたとしても、スタンパの変形分を鏡面
部上の内周上縁部とスタンパホルダの鍔部底面にそれぞ
れ設けられた環状溝に逃すことができるので、鍔部がス
タンパを完全に押え込むこともなく、よってディスクの
銀条やシミの原因となるスタンパの鍔部の外側にあたる
部分の変形を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2にも
とづいて説明する。なお、この実施例においては、図6
において示した打ち抜き加工時にその内外周端部に変形
を生じたスタンパを使用した場合を例にとり説明する。
また、本発明は、可動金型3及び内周スタンパホルダ7
に対する改良であるので、従来例と同一部材については
同一番号を付してその説明を省略する。
【0011】図1において、可動金型3の鏡面部5上に
はスタンパ6が当接され、その内周部はスタンパホルダ
7の鍔部8により、外周部は外周スタンパホルダ9によ
り微小の間隙をおいて保持されている。図2においてよ
り明らかなように可動金型3の鏡面部5の底面に環状溝
13が穿設されている。また、この下環状溝13に面して、
内周スタンパホルダ7の鍔部8の内周上縁部にも上環状
溝14が穿設されている。これらの上下環状溝13,14 によ
り形成された空間にはガス逃がし溝11が開口し外部に連
通している。
【0012】このような構成においてその内外周端部に
変形を生じたスタンパ6を可動金型3の鏡面部5上にセ
ットすると、スタンパ6の内周端面の変形分は、可動金
型3の鏡面部5の内周端面に設けられた下環状溝14に吸
収され、また、外周端面の変形分は従来から形成されて
いるガス逃がし用の空間10に吸収されるので、ディスク
の成形に何ら支障は起こらない。
【0013】また、図4において示された内周上縁部の
面取り仕上加工がなされていないスタンパ6を本発明の
金型にセットしたとしても、その内周端面部が内周スタ
ンパホルダ7の鍔部8の底面に設けられた上環状溝13に
逃げるので内周端面部が鍔部と干渉し合うこともなく、
従ってディスクの成形に何ら支障は起こらない。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、可動金
型の鏡面部の内周上縁部とスタンパ内周端縁と当接する
スタンパホルダの鍔部底面にそれぞれ環状溝を設けたの
で、端面部の面取り仕上加工のないスタンパまたは打ち
抜き加工時に内外周部に変形の生じたスタンパを用いて
ディスク成形を行っても何ら問題は生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディスク成形用金型を示す
部分断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】従来例のディスク成形用金型を示した部分断面
図である。
【図4】端面の面取り仕上げのないスタンパを示す断面
図である。
【図5】図4のスタンパを可動金型の鏡面部上にセット
した状態を示す従来例の断面図である。
【図6】内外周部に打ち抜き変形のあるスタンパを示す
断面図である。
【図7】図6のスタンパを可動金型の鏡面部上にセット
した状態を示す第2の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
3 可動金型 5 鏡面部 6 スタンパ 7 内周スタンパホルダ 8 鍔部 13 上環状溝 20 下環状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/26 - 45/37 B29C 33/00 - 33/76 G11B 3/70 G11B 7/26 B29L 17:00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型の鏡面部上に中心部に内孔を有する
    スタンパを当接し、該スタンパの内孔に軸部を貫通し鍔
    部にてスタンパを保持する内周スタンパホルダを設け、
    かつ該スタンパの外周部を外周スタンパホルダにて保持
    するディスク成形用金型において、前記金型の鏡面部の
    内周上縁部と、前記スタンパホルダの鍔部底面にそれぞ
    れ環状溝を形成したことを特徴とするディスク成形用金
    型。
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