JPS633799Y2 - - Google Patents

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JPS633799Y2
JPS633799Y2 JP1984075434U JP7543484U JPS633799Y2 JP S633799 Y2 JPS633799 Y2 JP S633799Y2 JP 1984075434 U JP1984075434 U JP 1984075434U JP 7543484 U JP7543484 U JP 7543484U JP S633799 Y2 JPS633799 Y2 JP S633799Y2
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JP
Japan
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stamper
cavity
outer periphery
ring
molding
Prior art date
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JP1984075434U
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English (en)
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JPS60187034U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案は、たとえばビデオデイスク、デイジタ
ルオーデイオデイスク等のような円盤状記録媒体
(以下デイスクという)を、射出、圧縮成形など
を始めとする各種の樹脂成形により成形する成形
装置における記録面成形用スタンパの外周部取付
構造に関する。
(2) 従来技術とその問題点 一般に、この種のデイスク成形装置にあつて
は、そのデイスクの記録面を形成するための母材
そして成形用のスタンパが用いられている。そし
て、この成形用スタンパは、一対をなす型板によ
り形成されるキヤビテイ内に臨むようにしてその
成形用型板の一方に取付け固定される。
ところで、このような成形用スタンパ1の外周
部1aを前記一方の型板2に取付け固定するにあ
たつて、従来は、第2図に示すように、その型板
2側に固定されるスタンパ外周押えリング3の先
端側内周部に形成されているL字状爪部3aにて
押圧して保持するような構成が採用されている。
そして、このスタンパ外周押えリング3のL字状
爪部3aは、一方の型板2と他方の型板4との間
に挟持され、その内周面3bがキヤビテイ5の外
径面となるような構成とされていた。なお、図中
6は可動側となる前記一方の型板2を保持する可
動受け板で、またこの可動型板2と他方の固定型
板4とにはそれぞれ冷媒通路2a,4aが適宜形
成されている。
しかしながら、このような従来構造においては
可動型板2のスタンパ1とその外周押えリング3
のL字状爪部3aとの間、およびこのL字状爪部
3aと他方の固定型板4との間に生じる隙間が、
キヤビテイ5の中心から充填される溶融樹脂の流
れ方向に向つて形成されており、しかもこれら隙
間のうち、特に他方型板4の隙間はガスベントと
して機能するため、この隙間に沿つていわゆるた
てばり等を生じるといつた欠点があつた。さら
に、このような従来構成では、スタンパ1の成形
時において生じる肉厚のばらつきによつて上述し
たばり等の問題が大きくなるものであり、このよ
うなスタンパ1の肉厚に応じた大きさをもつスタ
ンパ外周押えリング3を準備し、必要に応じてこ
れを交換するなどといつた面倒な作業を行なわな
ければならないものであつた。
また、上述したばり等の問題を防ぐために、第
3図に示すように、上記外周押えリング3とは別
個に固定型板4にキヤビテイ構成リング7を取付
けたものが知られている。このキヤビテイ構成リ
ング7は、突出部7aの内周面7bでキヤビテイ
外径面を構成するものであつた。しかしながら、
このような構造では、キヤビテイ構成リング7を
用いるという部品点数の増加とその取扱いの煩雑
さを招くばかりでなく、スタンパ1の肉厚のばら
つきによつてこのキヤビテイ構成リング7を多種
類準備し、これを適切な大きさをもつものに交換
して調整する必要があり、その作業が煩雑である
といつた欠点があつた。さらに、このようなキヤ
ビテイ構成リング7において、このスタンパ1に
当接する突出部7aの突出量が大きすぎると、ス
タンパ1を押圧しすぎるため、ガス逃げが悪いと
いつた問題を生じ、しかもこのスタンパ1を損傷
する可能性もあつた。また、これとは逆に、上述
した突出量が小さいときには、キヤビテイ5から
の隙間が大きくなるため、ばりの発生を避けるこ
とができないもので、いずれにしても実用上の不
具合は大きいものであつた。
特に、この種のスタンパ1は、その摩耗などに
よる交換頻度が大きいもので、その着脱が簡単か
つ適切に行なえるような構成とすることが大きく
望まれているものである。
(3) 考案の概要 本考案は上述した事情に鑑みてなされたもので
あり、可動または固定型板の一方に取付けられる
スタンパの外周を押え付けるリング状のスタンパ
外周押え部材を備え、かつこのスタンパ外周押え
部材の内周面の一部をキヤビテイ構成面とすると
ともに、この内周面に対し前記他方の型板を嵌合
状態にて組付けるようにするという簡単な構成に
よつて、従来のような面倒な取付け作業などを省
略し、全体の部品点数の削減化を図るとともに、
ばりの発生やスタンパの破損等を防ぐことが可能
となる円盤状記録媒体成形用スタンパの外周部取
付構造を提供するものである。
(4) 考案の実施例 以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る円盤状記録媒体成形用ス
タンパの外周部取付構造の一実施例を示すもので
あり、これらの図において、上述した第2図およ
び第3図と同一または相当する部分には同一符号
を付してその説明は省略する。
さて、一方の可動型板2に取付けられるスタン
パ1の外周部を押え付けるスタンパ外周押え部材
10は、L字状爪部10aをその先端側内周部に
備え、この爪部10aの内周面10bでキヤビテ
イ5の外径面を構成するとともに、この内周面1
0bに対し前記他方の固定型板4の鏡面上げ面1
1aを有する外周部分11を嵌合状態にて取付け
るところに特徴を有している。
すなわち、上述した爪部10aはキヤビテイ5
の必要とされる厚み寸法よりも厚く形成され、そ
の厚みの一部がキヤビテイ構成面となる。またこ
の内周部10bの厚みの残り部分は、上述した外
周部分11が嵌合する円筒面を構成する。上記内
周面10bと外周部分11との嵌合部分の間隙
は、溶融樹脂が侵入せずにガス抜きを行なえる程
度に設定される。この場合、本件出願人の提供し
た実公昭60−23135号公報(実願昭57−171190号)
の真空金型を適用することによつて、上記間隙を
介して真空排気を行なうことができる。又、内周
部10bの先端側は順次拡径するテーパ面10c
とされている。このテーパ面10cは、キヤビテ
イ5内に溶融樹脂の充填方向と直交する方向に形
成されるランドの幅寸法を小さくする。なお、図
中12はスタンパ外周押え部材10を可動型板2
に固定するためのボルト、13はスタンパ1の内
周部を固定するとともに、樹脂材の充填通路13
aを有する内径ホルダで、またこの内径ホルダ1
3からのキヤビテイ5内への樹脂材の充填はコア
アンダ効果を利用して適切なデイスク成形を行な
えるようにその通路形状などが定められている。
上記構成によれば、テーパ面10cによつてラ
ンドの幅寸法が小さく設定されているので、ガス
抜きが容易に行なえる利点がある。又、固定型板
4はスタンパ外周押え部材10と嵌合するような
段部構造にするだけで良く、テーパ面10cによ
るガイド効果も期待できる。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、各部の形状、構造などを必要に応じて適宜変
形、変更することは自由である。たとえば、本考
案を特徴づけるスタンパ外周押え部材10の形
状、構造などを型板2,4やキヤビテイ構成面の
形状などに応じて適宜変形してもよいものある。
(5) 考案の効果 以上説明したように、本考案に係る円盤状記録
媒体成形用スタンパの外周部取付構造によれば、
以下の効果を奏する。
従来のごときキヤビテイ構成リングを省略し
ても、たてばりを防止することができるうえ、
充填方向と直行する嵌合部分に微少間隙を設け
てガス抜きを行なえるので、円盤状記録媒体の
外周部における成形精度を向上させることがき
た。
スタンパ外周押え部材の内周面に他方の型板
が嵌合する構造であるので、スタンパの肉厚に
応じて部品交換をする必要がなく、面倒な交換
作業を一掃できた。特に、スタンパ肉厚に適応
した部材であるか否かは、スタンパ取付時では
なく取付後の成形状態で判別されていたので、
大きな作業軽減といえる。
キヤビテイ構成リングを省略した嵌合構造と
したので、型構造が簡単であつて、部品点数の
削減化を図ることができる。
キヤビテイ構成リングによる欠点を一掃でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る円盤状記録媒体成形用ス
タンパの外周部取付構造の一実施例を示す要部拡
大断面図、第2図および第3図はその従来構造を
示す要部断面図である。 1……スタンパ、2……可動型板、4……固定
型板、5……キヤビテイ、10……スタンパ外周
押え部材、10a……L字状爪部、10b……内
周部(キヤビテイ構成面)、10c……テーパ面、
11……円筒状部分、11a……鏡面仕上げ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動および固定型板と、その一方の型板に取付
    けられるスタンパと、このスタンパの外周を押え
    付けるリング状のスタンパ外周押え部材とを備え
    てなり、このスタンパ外周押え部材は、その内周
    面の一部がキヤビテイ構成面とされるとともに、
    この内周面に対し前記他方の型板が嵌合状態にて
    組付けられるように構成されていることを特徴と
    する円盤状記録媒体成形用スタンパの外周部取付
    構造。
JP7543484U 1984-05-23 1984-05-23 円盤状記録媒体成形用スタンパの外周部取付構造 Granted JPS60187034U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7543484U JPS60187034U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 円盤状記録媒体成形用スタンパの外周部取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7543484U JPS60187034U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 円盤状記録媒体成形用スタンパの外周部取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60187034U JPS60187034U (ja) 1985-12-11
JPS633799Y2 true JPS633799Y2 (ja) 1988-01-29

Family

ID=30616648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7543484U Granted JPS60187034U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 円盤状記録媒体成形用スタンパの外周部取付構造

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JP (1) JPS60187034U (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2613395A (en) * 1949-02-24 1952-10-14 M & W Company Inc Apparatus and method for producing disk phonograph records
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Family Cites Families (1)

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JPS60187034U (ja) 1985-12-11

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