JP3020464U - 簡易型スロープ - Google Patents

簡易型スロープ

Info

Publication number
JP3020464U
JP3020464U JP1995007168U JP716895U JP3020464U JP 3020464 U JP3020464 U JP 3020464U JP 1995007168 U JP1995007168 U JP 1995007168U JP 716895 U JP716895 U JP 716895U JP 3020464 U JP3020464 U JP 3020464U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slope
pedestal
auxiliary
pedestal member
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995007168U
Other languages
English (en)
Inventor
雅夫 江原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP1995007168U priority Critical patent/JP3020464U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3020464U publication Critical patent/JP3020464U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 建築現場において、床面にある敷居等の段差
部分をまたぐようにして床面上に配置した簡易型スロー
プであって、現場に簡単に持ち運びでき、その現場に合
せて容易に組み立てることができ、さらに、丈夫なスロ
ープを形成することができるようにする。 【解決手段】 ベランダ12と室内13との間にあるサ
ッシ枠18などの仕上げ材等による敷居15の段差部分
をまたぐようにして使用する簡易型スロープであって、
床面上に置かれ、4本の脚部2a、‥‥、3a、‥‥お
よび上面板2b、3bとを備えた主台座2および補助台
座3と、その主台座2あるいは補助台座3の上面板2
b、3bに接続可能であり、その接続状態で上面板2
b、3bから床面へ滑らかな傾斜をなす一対のスロープ
部材4とから構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、簡易型スロープに係り、詳細には、左官工事等の現場において、一 輪車によりモルタルなどの資材を運搬する時に、敷居等の段差部分を乗り越える ようにした簡易型スロープに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、左官工事の現場で行われるとろ詰め作業等において、サッシ材と既設コ ンクリート床の間隙に流し込んだり、壁面や床面の仕上げをするためのとろ詰め 用の軟練りモルタルを載せた一輪車の運搬時に、予め設置されているサッシ枠な どの各種仕上げ材による敷居や、スッキプフロアーなどのフロアー内とベランダ の間にある構造上の段差等を回避するために、作業者自らが、現場周辺などにあ る木材の角材や足場板を加工し、現場に合せて乗入れスロープを組み立てて、そ の乗入れスロープ上に一輪車が乗り入れられるようにしたものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記乗入れスロープであっては、敷居や段差等を回避するのに 、作業者自らが、乗入れスロープを作製していたので、とろ詰め用の軟練りモル タルなどの資材を載せた一輪車を乗り入れたときに、サッシ枠の敷居等の仕上げ 材を傷つけるおそれがあった。 また、安定性が悪く、一輪車に載せられた資材をこぼれ落としてしまい、敷居 や段差等の周辺部分が汚れてしまうおそれもあった。
【0004】 さらに、建築現場に適応させるために、その都度乗入れスロープを作製してい たので、現場が替わる毎に乗入れスロープを作り替えなければならずその作業に かなりの時間を要してしまうという問題点があった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、建築現場に簡単に持ち運びでき、その現場に合せて 容易に組み立てることができる丈夫な簡易型スロープを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく、請求項1記載の考案は、建築現場において左官工事 等に使用するために、スキップフロアーなどの床面にあるサッシ等の仕上げ材な どによる敷居等の段差部分をまたぐようにして床面上に置かれ、4本の脚部およ び上面板を備えた台座部材と、台座部材の上面板の少なくとも2辺部に備えられ るスロープ支持フックと、台座部材の上面板に接続可能であり、その接続状態で 台座部材の上面から床面へ滑らかな傾斜をなす一対のスロープ部材と、この一対 の各スロープ部材の端部にそれぞれ備えられ、前記スロープ支持フックに係合す る受口部と、からなる簡易型スロープの構成を特徴としている。
【0007】 このように、4本の脚部が、床面にある敷居等の段差部分をまたぐようにして 、台座部材を設置し、その台座部材の上面板の少なくとも2辺部に備えられてい るスロープ支持フックに対し、スロープ部材の受口部をそれぞれ係合させること により、スロープ部材を台座部材に取り付けることで、台座部材の上面板から床 面へスロープ部材の滑らかな傾斜が形成される。 従って、一対のスロープ部材にある各々の受口部が、台座部材にあるスロープ 支持フックに対し簡単に接続されるので、建築現場にある敷居等の段差部分がま たがれるようにして、予め設計された台座部材とスロープ部材が容易に組み立て られる。
【0008】 さらに、請求項2記載の考案は、台座部材は、接続、分離可能な第1の台座部 材、即ち、主台座と、第2の台座部材、即ち、補助台座とから構成され、これら の主台座と補助台座の各上面板の1辺部にスロープ支持フックが備えられ、これ らの上面板の枠部および脚部と、スロープ部材の枠部は、アングル材によりそれ ぞれ構成されていることを特徴としている。
【0009】 このように、台座部材は、主台座と補助台座によって構成されていることによ り、建築現場に合わせて、組合せ方向を変えて使用しできるとともに、非使用時 には、主台座上に補助台座を重ねることにより、簡易型スロープ自体がコンパク ト化できる。 従って、簡易型スロープを数多くの建築現場に設置させることができ、現場移 動の場合にも、容易に対応できる。
【0010】 また、簡易型スロープの構成部材がアングル材により構成された枠部により補 強されているので、従来の乗り入れスロープに比べて、より丈夫な簡易型スロー プが得られる。
【0011】 さらに、請求項3記載の考案は、台座部材を構成する主台座および補助台座の 4本の脚部は、上下分割構造であって、複数段の係止孔への係止ピンの挿入によ り長さ調整自在になっていることを特徴としている。
【0012】 このように、上下分割構造において、係止ピンの位置変更による長さ調節自在 な脚部を使用することで、台座部材、例えば、主台座および補助台座の4本の脚 部の長さがそれぞれ調整される。 従って、簡易型スロープの高さがその使用する建築現場に対応して合せられる 。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案に係る簡易型スロープの実施の形態の例を図1から図8に基づ いて説明する。 先ず、図1は本考案を適用した一例としての簡易型スロープの各部の構成を示 すもので、図中、1は簡易型スロープ、2は主台座、2aは脚部、2bは上面板 、2cは枠部、2dは支持棒、2eはスロープ支持フック、2fは補助台座接続 棒、3は補助台座、3aは脚部、3bは上面板、3cは枠部、3dは支持棒、3 eはフック、4はスロープ部材、4aは受口部、4bは平板、4cは枠部である 。
【0014】 簡易型スロープ1は、図示のように、主台座2、補助台座3およびスロープ部 材4により構成され、その各部材は角材や板を加工し、30mm×30mmのア ングル材により脚部や枠部が構成されたもので、全重量が25kg程度のもので ある。
【0015】 これから、図1の簡易型スロープ1における各部を説明する。 主台座2には、隣り合う2本が支持棒2d、2dで繋がれ、アングル材により 構成された4本の脚部2a、‥‥の上方に、上面板2bが載せられた状態で固定 され、さらに、その上面板2bの周囲に、アングル材を溶接して構成された正方 形の枠部2cが取り付けられ、上面板2bの脚部2a、2aが支持棒2dにより 繋がれている一側面に、スロープ部材4を取り付けるためのスロープ支持フック 2e、2eが、そして、その側面と対向する側面に、補助台座3を接続するため の補助台座接続棒2fが、上面板2bの枠部からはみ出すように形成されている 。
【0016】 このように、4本の脚部2a、‥‥が二つの支持棒2d、2dにより繋がれ、 上面板2bがアングル材により構成された枠部2cを用いて補強されているので 、上面板2bにモルタルなどを積載した一輪車等の重量が加えられた場合、その 枠部2cにより、その重量を確実に4本の脚部2a、‥‥に伝えることでき、さ らに、その支持棒2dにより、脚部2aの拡がりを防ぐことができるようになっ ている。
【0017】 補助台座3には、4本の支持棒3d、‥‥により、隣同士が繋がれている4本 の脚部3a、‥‥の上方に、上面板3bが取り付けられ、さらに、その上面板3 bの周囲に、アングル材を溶接して構成された長方形の枠部3cが取り付けられ 、そして、上面板3bの全側面に、スロープ部材4を取り付けたり、または、主 台座2を接続したりするためのフック3e、3eが、その枠部からはみ出すよう に形成されている。
【0018】 これにより、この補助台座3は、主台座2と同様の作用が得られる他に、フッ ク3e、3eを、主台座2にある補助台座接続棒2fに掛けることで、主台座2 と補助台座3を接続することができるようになっている。 また、後述する図2の説明で明らかなように、主台座2と構造上異なる4本の 支持棒3d、‥‥が、この簡易型スロープ1の運搬時に利用されるようになって いる。
【0019】 スロープ部材4には、平板4bの周囲に、アングル材を溶接して構成された枠 部4cが取り付けられ、さらに、平板4bの一端にある枠部4cに、主台座2に あるスロープ支持フック2d、2d、あるいは、補助台座3にあるフック3d、 3dに掛けるための受口部4aが形成されている。
【0020】 このように、主台座2にあるスロープ支持フック2d、2d、または、補助台 座3にあるフック3d、‥‥に対し、上方から受口部4aが掛けられるようにな っているので、主台座2と補助台座3に対し簡単に、しかも、確実に各々にスロ ープ部材4、4を取り付けることができるようになっている。 さらに、平板4bがアングル材により構成された枠部4cにより補強されてい るので、平板4bの上面から重量が加えられた場合、その重量により平板4bが 押し曲げられるのを防ぐことができるようになっている。
【0021】 図2は図1の簡易型スロープの移動可能な状態を示すものである。 主台座2にある上面板2aの上に、補助台座3において、脚部3aを上方に向 けて、上面板3aが重ねられた状態で、補助台座3が主台座2に載せられており 、さらに、その補助台座3の隣り合う脚部3a、3aの間に繋がれている支持棒 3dと、それに対向する側面に設置されている支持棒3dとの上方に、一対の重 ねたスロープ部材4、4が載せられている。
【0022】 これにより、積載された状態にある簡易型スロープにおいて、例えば、二人の 作業者が、一対の重ねられたスロープ部材4、4の長辺側の側面にそれぞれ立ち 、主台座2にある上面板2b、2bの端に手を掛けて持ち上げることにより、簡 易型スロープ1全体が持ち上げられて移動させることができるようになっている 。
【0023】 図3は図1の簡易型スロープを直線箇所に設置する場合の各部の配置を示すも ので、図4は図1の簡易型スロープをL字型の箇所に設置する場合の各部の配置 を示すものである。 先ず、図3を参照して、直線箇所に設置する場合の各部の配置を説明し、その 後、それによる作用を説明する。
【0024】 主台座2と補助台座3が各々の4本の脚部2a、‥‥、3a、‥‥を下方に向 けて設置しており、図示のように、主台座2において、側面にあるスロープ支持 フック2d、2dに対し、スロープ部材4にある受口部4aが掛けられている状 態で、スロープ部材4が主台座2に取り付けられている。 一方、補助台座3においては、主台座2と同様に、フック3d、3dに対し、 もう一つのスロープ部材4にある受口部4aが掛けられている状態で、スロープ 部材4が補助台座3に取り付けられている。
【0025】 さらに、補助台座3において、スロープ部材4が取り付けられている側面に対 向する側面にあるフック3e、3eが、主台座2にある補助台座接続棒2fに掛 けられることにより、主台座2と補助台座3とが接続されている。 これにより、作業者が、例えば、主台座2に取り付けられたスロープ部材4の 端部から一輪車などを乗り入れた場合に、スロープ部材4、主台座2、補助台座 3およびスロープ部材4の順に、直線箇所にある敷居や段差を越えて、スムーズ に一輪車を押し進めることができるようになっている。
【0026】 次に、図4を参照して、L字型の箇所に設置する場合の各部の配置を説明し、 その後、それによる作用を説明する。 図3での説明と同様にして、スロープ部材4が主台座2に、もう一つのスロー プ部材4が補助台座3に取り付けられている。
【0027】 さらに、図示のように、補助台座3において、スロープ部材4が取り付けられ ている側面の右側の側面にあるフック3e、3eに、主台座2にある補助台座接 続棒2fが掛けられることにより、主台座2と補助台座3とが接続されている。 これにより、L字型の箇所にある敷居や段差を越えて、作業者がスムーズに一 輪車を押し進めることができるようになっている。
【0028】 次に、図5から図7を用いて、ベランダと室内との間に段差が形成され、さら に、その場所にサッシの仕上げ材が配設されている共同住宅における建築現場に おいて左官工事等に使用するために、実際に、上記簡易型スロープを適用した場 合を説明する。 図5は図1の簡易型スロープを建築現場に設置した状態を示す斜視図で、図6 は図5の簡易型スロープをベランダから見た図で、図7は図5の簡易型スロープ を室内から見た図で、図中、12はベランダ、13は室内、14はコンクリート 段差部、15は敷居、16は養生ラバー、17はコンクリート壁、18はサッシ 枠、19はサッシ戸である。
【0029】 図5に示すように、コンクリート壁17により、ベランダ12と室内13が仕 切られ、そのコンクリート壁17の合間のコンクリート段差部14上に、サッシ 枠18による敷居15が設けられ、さらに、そのサッシ枠18内に、サッシ戸1 9がはめ込まれている。
【0030】 この建築現場では、左官工事における作業通路がベランダ12しかないので、 ベランダ12と室内13との間に形成されているコンクリート段差部14上に配 設されている敷居15を回避して、ベランダ12から室内13へ軟練りモルタル などを載せた一輪車(図示省略)を通すために、サッシ仕上げ材であるサッシ枠 18による敷居15をまたぐようにして、簡易型スロープ1がL字型に設置され ている。 さらに、簡易型スロープ1上に一輪車が乗り入れた時に、サッシ仕上げ材であ るサッシ枠18およびサッシ戸19が傷つけられるのを防ぐために、各々の側面 を、養生ラバー16により保護している。
【0031】 ここで、ベランダ12から眺めると、図6に示すように、スロープ部材4から 補助台座3、主台座2へと、ベランダ12と室内13のコンクリート段差部14 上にある敷居15を乗り越え、さらに、養生ラバー16で保護されたサッシ枠1 8やサッシ戸19に触れることなく、一定の間隔を保つように配置されている。 また、室内13から眺めた場合にも、図7に示すように、スロープ部材4から 主台座2、補助台座3へと、養生ラバー16で保護されたサッシ枠18やサッシ 戸19に一定の間隔を保ちながら、敷居15を乗り越えるように配置されている 。
【0032】 これにより、ベランダ12からとろ詰め用の軟練りモルタルなどの資材を室内 13に運搬する場合、資材を載せた一輪車をスロープ部材4、補助台座3、主台 座2およびスロープ部材4の順に移動させて行くことで、資材を落とすことなく 安全に敷居や段差を乗り越えて、安全に、しかも簡単に資材を運搬することがで きるようになっている。
【0033】 このような簡易型スロープとしたので、以下に挙げるような効果が得られる。 一対のスロープ部材4、4にある各々の受口部4aが、主台座2にあるスロー プ支持フック2e、2e、あるいは、補助台座3にあるフック3e、3eに対し 簡単に接続されるので、建築現場のサッシ仕上げ材などによる敷居15を確実に 保護するように、現場に合せて、予め設計された主台座2、補助台座3、および 一対のスロープ部材4、4が容易に設置される。
【0034】 従って、この簡易型スロープ1を使うことにより、従来の現場に合せて作製す る乗入れスロープに比べて、スロープを構成する時間が大幅に減ることで、人件 費などの経費が削減される。
【0035】 さらに、台座部材として、主台座2と補助台座3が用いられているので、建築 現場に合わせて、組合せ方向を変えて使用したり、非使用時には、主台座2上に 補助台座3を重ねて、さらに、その補助台座3上にスロープ部材4、4を重ねる ことにより、簡易型スロープ自体をコンパクト化できる。 従って、数多くの建築現場に対し、主台座2と補助台座3の組合せ方向を変え ることにより、簡易型スロープ1を設置できるとともに、現場が替わった場合に も、新しい現場へ容易に移動できる。
【0036】 また、簡易型スロープ1の構成部材である主台座2の脚部2aと上面板2b、 補助台座3の脚部3aと上面板3b、およびスロープ部材4の平板4bは、アン グル材により構成された枠部2c、3c、4cにより強固に補強されているので 、従来の乗入れスロープに比べて、より丈夫な簡易型スロープが得られる。
【0037】 そして、主台座2にある補助台座接続棒2fに、補助台座3のフック3e、3 eを掛けて、主台座2と補助台座3とを接続するようにしたので、スロープ上に 、一輪車などが乗り入れた場合にも、主台座2と補助台座3が離れてしまうこと なく、安全に運搬できる。
【0038】 なお、以上の実施の形態の例において、主台座2および補助台座3の脚部2a 、3aを長さ調整自在に構成しても良い。 図8は図1の簡易型スロープにおける補助台座の脚部の下方部分に長さ調整を 行うために上下分割構造を適応した図で、図中、21は可動脚部、21aは係止 孔、22は固定脚部、22aは係止孔、23は係止ピンである。
【0039】 補助台座3にある4本の脚部3a、‥‥の下方には、図示のように、可動脚部 21と固定脚部22とが重ねられ、可動脚部21に備えられた複数段の係止孔2 1a、‥‥の内の一つに、固定脚部22に形成された係止孔22aを合致させて 、その合致させた孔21a、22aに係止ピン23が止められた状態で、可動脚 部21が、固定脚部22に固定されている。 これにより、係止ピン23を外し、可動脚部21に形成された他の段階の係止 孔21aに対し、固定脚部22に形成された係止孔22aを合致させて、その孔 21a、22aに係止ピン23を挿入することで、脚部3aの長さが調整される 。
【0040】 従って、建築現場の環境に合わせて、補助台座3にある脚部3aの長さを数段 階に調整することができる。
【0041】 また、上記の実施の形態の例において、主台座2において、補助台座接続棒2 fを構成し、補助台座3のフック3e、3eを掛けるようにしたが、もちろんこ れに限るものではなく、主台座2に対して、スロープ部材4に形成されているよ うな受口部4aを改めて設計しても良い。
【0042】
【考案の効果】
以上のように、請求項1記載の考案に係る簡易型スロープによれば、建築現場 の敷居等の段差部分をまたぐようにして、予め設計された台座部材とスロープ部 材が容易に組み立てることができる。 従って、この簡易型スロープを使うことにより、従来の乗入れスロープに比べ て、スロープを構成する時間が大幅に減ることで、人件費などの経費を削減する ことができる。
【0043】 さらに、請求項2記載の考案によれば、丈夫に構成された簡易型スロープを数 多くの建築現場に設置することができ、さらに、現場移動の場合にも、容易に対 応できる。
【0044】 また、請求項3記載の考案によれば、簡易型スロープの高さを、その使用する 建築現場に対応して合せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した一例としての簡易型スロープ
の各部の構成を示すものである。
【図2】図1の簡易型スロープの移動可能な状態を示す
ものである。
【図3】図1の簡易型スロープを直線箇所に設置する場
合の各部の配置を示すものである。
【図4】図1の簡易型スロープをL字型の箇所に設置す
る場合の各部の配置を示すものである。
【図5】図1の簡易型スロープを建築現場に設置した状
態を示す斜視図である。
【図6】図5の簡易型スロープをベランダから見た図で
ある。
【図7】図5の簡易型スロープを室内から見た図であ
る。
【図8】図1の簡易型スロープにおける補助台座の脚部
の下方部分に長さ調整を行うために上下分割構造を適応
した図である。
【符号の説明】
1 簡易型スロープ 2 主台座 2a 脚部 2b 上面板 2c 枠部 2d 支持棒 2e スロープ支持フック 3 補助台座 3a 脚部 3b 上面板 3c 枠部 3d 支持棒 3e フック 4 スロープ部材 4a 受口部 4b 平板 4c 枠部 21 可動脚部 21a 係止孔 22 固定脚部 22a 係止孔 23 係止ピン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築現場において、床面にある敷居等の段
    差部分をまたぐようにして床面上に置かれ、4本の脚部
    および上面板を備えた台座部材と、 この台座部材の上面板の少なくとも2辺部に備えられる
    スロープ支持フックと、 前記台座部材の上面板に接続可能であり、その接続状態
    で前記台座部材の上面から前記床面へ滑らかな傾斜をな
    す一対のスロープ部材と、 この一対の各スロープ部材の端部にそれぞれ備えられ、
    前記スロープ支持フックに係合する受口部と、 から構成されることを特徴とする簡易型スロープ。
  2. 【請求項2】前記台座部材は、接続、分離可能な第1の
    台座部材と第2の台座部材とから構成され、これらの第
    1および第2の台座部材の各上面板の1辺部に前記スロ
    ープ支持フックがそれぞれ備えられ、 前記台座部材の前記上面板の枠部および前記脚部と、前
    記スロープ部材とは、アングル材によりそれぞれ構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の簡易型スロー
    プ。
  3. 【請求項3】前記台座部材の前記脚部は、 上下分割構造であって、複数段の係止孔への係止ピンの
    挿入により長さ調整自在になっていることを特徴とする
    請求項1または2記載の簡易型スロープ。
JP1995007168U 1995-07-13 1995-07-13 簡易型スロープ Expired - Lifetime JP3020464U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995007168U JP3020464U (ja) 1995-07-13 1995-07-13 簡易型スロープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995007168U JP3020464U (ja) 1995-07-13 1995-07-13 簡易型スロープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3020464U true JP3020464U (ja) 1996-01-23

Family

ID=43155839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995007168U Expired - Lifetime JP3020464U (ja) 1995-07-13 1995-07-13 簡易型スロープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3020464U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320826A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Aigi Sangyo Kk 可搬式スロープユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320826A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Aigi Sangyo Kk 可搬式スロープユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7387470B2 (en) Stackable concrete forming apparatus components
JP3020464U (ja) 簡易型スロープ
CA1159670A (en) Concrete form and method of assembling and dismantling the same
US4772058A (en) Carpet cleat
JP3438763B2 (ja) 組立式仮設足場
JP2007113193A (ja) Pc床版の揚重方法およびそれに用いる吊り治具
JP2536787Y2 (ja) パネル等荷上げ具
JPH0712549Y2 (ja) コンクリート板乾燥用架設装置
JPH026185Y2 (ja)
KR20160117940A (ko) 건축자재용 운반구
JPH0618978Y2 (ja) 中継足場
JPH0736994Y2 (ja) 屋根用足場脚
JP2597229Y2 (ja) 屋内用足場
JPH08901Y2 (ja) 可倒式パレット
JPH0450354Y2 (ja)
JPH04347258A (ja) 折畳式階段ユニット及び折畳式階段ユニットの組立設置方法
JPH04350255A (ja) 折畳式足場ユニット及び折畳式足場ユニットの組立設置方法
KR0119701Y1 (ko) 콘크리트 패널의 운반 장치
JPH0398903A (ja) パネル載置用ラック
JPH0447302Y2 (ja)
JPH0430283Y2 (ja)
JP3026246U (ja) 鉄筋支持装置
JPH0419153Y2 (ja)
US2489808A (en) Method of erecting concrete floor forms
JPS6340449Y2 (ja)