JP2526955Y2 - 門形運搬据付装置 - Google Patents

門形運搬据付装置

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JP2526955Y2
JP2526955Y2 JP9558490U JP9558490U JP2526955Y2 JP 2526955 Y2 JP2526955 Y2 JP 2526955Y2 JP 9558490 U JP9558490 U JP 9558490U JP 9558490 U JP9558490 U JP 9558490U JP 2526955 Y2 JP2526955 Y2 JP 2526955Y2
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JP
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board
chain block
gantry
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JP9558490U
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徹也 古谷
昭雄 大塚
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、例えば電気,計装盤のような重量物を、特
に高さが限定されている部屋に運搬し据付作業をすると
きに用いる門形運搬据付装置に関するものである。
(従来の技術) 発変電プラントや一般産業プラント等においては、受
変電盤,配電盤,計算機盤等非常に多数の電気,計装盤
(以下、盤という)が建屋内の限られた部屋(電気室)
に設置される。
これらの盤は、設置する場合建屋内へ引込後電気室へ
運搬し、電気室に予め埋設されているチャンネルベース
上に単独または所定の配列に従って据付け、ボルト締め
によって固定する。
ところで、一般に盤を設置する前の電気室は、内装が
完了しており、また、天井に盤を吊り上げて運搬するた
めのクレーンの設置はなく、クレーンを引込むスペース
(天井高さ)のないのが普通の状態である。
しかし、床は、コンクリート打ちされ平面状に整えら
れている。そこで、従来の室内での運搬作業は、次の方
法の何れかによって行うのが一般的であった。
(1)コロ引きによる運搬 (a)まず、チャンネルベースの高さに合せて床に高さ
調整用の板を敷き、コロを盤の床に順次入れながら転が
すことによって、チャンネルベースの上まで移動する。
(b)次に、盤の両端底面にジャッキを当てて押上げ、
コロを引抜くと共に敷板を取去る。
(c)次に、ジャッキを当てている一方の側にバールを
差し込み、若干押上げて、そのジャッキを取去る。バー
ルを操作し徐々に盤の一方の底をチャンネルベース上に
降ろす。
(d)次に、他方の側のジャッキ側にバールを差し込
み、若干押し上げてそのジャッキを取り去り、バールを
操作し盤を最終的にチャンネルベース上に設置する。
(2)ハンドリフタによる運搬 (a)外部でクレーンにより盤を吊り上げ、ハンドリフ
タに乗せる。
(b)所定の位置に運搬した後、リフティングして盤の
底面に木台を挿入し、その後リフティングの位置を下げ
る。
(c)ハンドリフタを引出す。
(d)ジャッキを入れてレベルを下げる。
(e)バールを使用してジャッキを抜きながら盤を所定
のチャンネルベース上に降ろす。
(3)ローラコンベヤ方式による運搬 基本的には上記した(1)項(コロ引きによる運搬)
と同じである。
(4)門形運搬据付装置による運搬 門形運搬据付装置は、門形架台の床部にキャスタを取
付け、上部からチェーンブロックを吊下げた構造であ
る。なお、チェーンブロックの代りに油圧ジャッキを吊
り下げた構造のものもある。
盤を運搬する場合には、門形運搬据付装置が盤を跨ぐ
状態で移動させ、チェーンブロックからのワイヤを盤の
天井に取付けられた吊耳(または吊金具)に引掛け、こ
の後チェーンブロックを操作し、盤をリフティングす
る。この後、門形運搬据付装置を押しながら所定のチャ
ンネルベース上まで移動させ、チェーンブロックでチャ
ンネルベース上に盤を徐々に降ろし、据付ける。この方
法は、上記(1),(2),(3)の方法に比べ作業性
は大きく改善される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した各方法による盤の運搬作業に
は、次のような欠点がある。
(1)コロ引き,ハンドリフタ及びローラコンベヤ各方
法の場合 (a)盤は、一般に高さが2mあり、長方形で角柱形状を
しているのみでなく重心位置も比較的高いので、運搬時
非常に不安定であり、転倒事故がよく発生し危険が伴
う。
(b)チャンネルベースに置くとき、上記したようにジ
ャッキで押上げたり、バールを操作する等の作業がある
ので、手間がかかるだけでなく、不安全な作業となる。
特に、チャンネルベースの締付ボルト穴に合せる作業
またはチャンネルベース上に置かれた絶縁板に合せる作
業は、大変困難であるのみでなく、盤を損傷するケース
も多い。
(c)列盤(盤を連続して揃える)の場合、既に一方の
側に盤が据付けられているので、主として他方の側での
作業となり、作業性が非常に悪く、特に困難な作業とな
っている。
(d)コロ引きの場合は、上記以外に敷板の用意、場所
替え等の準備作業に時間と費用も掛る。
(2)門形運搬据付け装置を用いる方法の場合 (a)チェーンブロック等を架台から吊り下げるため、
架台が高くなって限定された電気室では使用が困難とな
る。
(b)吊り下げる長さが長いため、盤の安定性が悪い。
(c)チェーンブロックを高い位置で操作するため、操
作チェーン等が盤面に触れ損傷することが多い。
等の欠点があるので実用性に欠け、実際に使用される
ケースはきわて少ない。
そこで、本考案の目的は、盤のような重量物を、例え
ば高さが限定されている電気室へ運搬し、所定の位置へ
の据付けが、安全で所定位置への合せ作業が容易にでき
るようにした門形運搬据付装置を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、門形状をなし移動自在とした架台と、この
架台の下部に係止されるチェーンブロックとを備え、こ
のチェーンブロックで被運搬据付物を吊り上げるワイヤ
ロープの中間部を、架台の上部に滑動自在に支持するよ
うにしたものである。
(作用) チェーンブロックが架台の下部に係止されているの
で、被運搬据付物の吊り上げ,吊り降ろし操作を容易に
すると共に所定位置への合せ作業も容易となる。また、
チェーンブロックで被運搬据付物を吊り上げるワイヤロ
ープの中間部を、架台の上部に滑動自在に支持している
ので、ワイヤロープの長さを短かくすることなく高さが
限定されている部屋へ、被運搬据付物を安全に運搬し据
付けができる。さらに、架台が門形状に形成されている
ので、列盤した据付けも容易にできる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本考案の一実施例の上面図であり、第2図
は、本考案の一実施例の正面図であり、第3図は、本考
案の一実施例の側面図である。第1図乃至第3図におい
て、1は門形状とし移動自在にした架台、2はこの架台
1の下部に係止されるチェーンブロック、3は中間部が
架台1の上部に支持され端部が下方に伸びたワイヤロー
プで、チェーンブロック2により盤(一点鎖線で示す)
を吊り上げる。なお、符号4は、チェーンブロック2の
フックを示す。
上記した架台1は、対向して配置される長方形枠5,5
を、上部で間隔枠6及びボルト7を介して連結し門形状
に構成されている。ここで、長方形枠5は、垂直状とし
た支柱8,8を、下部では連結梁9で一体に接合し、上部
ではワイヤ滑動支持パイプ10で一体に接合し、連結梁9
には下面に360°以上首振り自在としたキャスタ11を設
けると共に上面にフック12を設けている。このフック12
にはチェーンブロック2が鎖を介して係止される。ま
た、間隔枠6は、両側に設けた連結梁13,13をワイヤ滑
動支持補助パイプ14,14で一体に接合して構成されてい
る。
なお、上記した架台1は、使用しない場合にはボルト
7を外して間隔枠6を取外して2組の長方形枠5と、1
組の連結枠6に分離する。これにより、荷造り、輸送、
保管を容易にすることができる。
次に、以上のように構成された実施例の作用を説明す
る。
まず、作業場(電気室等)で第1図に示すように架台
1を組立て、チェーンブロック2及びワイヤ3を取付け
ておき、電気室入口まで輸送された盤15に開口側(第3
図に示す側)から接近し、盤15が架台1の略中央となる
位置まで移動させる。
次に、ワイヤ滑動支持パイプ10,ワイヤ滑動支持補助
パイプ14に中間部を支持され吊り下げられているワイヤ
ロープ3を、盤15の天井板コーナに取付けられている吊
耳16にセットし、両側のチェーンブロック2,2を操作し
て徐々に盤15を吊り上げ、連結梁9より僅かに吊り上げ
た状態で第4図に示すように受け梁17を連結梁9と盤15
の間に挿入し、再びチェーンブロック2を操作して盤15
を受け梁17の上に降ろす。これにより、盤15は、受け梁
17を介して架台1に安定した状態で支持され、架台1に
は下部に盤15の重量が作用するので、受け梁17と架台1
間に発生する摩擦力で架台1の開口側が運搬時変位しよ
うとするのを阻止することができる。
この状態にした架台1を、第5図に示すように盤据付
位置のチャンネルベース18まで移動する。再びチェーン
ブロック2を操作して盤15を若干吊り上げ、受け梁17を
外す。なお、同図は、受け梁17を外した状態を示し、符
号19は既に据付完了した列盤を示す。
この受け梁17を外した状態では盤15は、ワイヤロープ
3によって吊り下げられているため、僅かな人力で左右
前後の何れの方向にも動かすことができる。そこで、チ
ェーンブロック2を操作して徐々に盤15を降ろしてい
き、チャンネルベース18または絶縁板(図示しない)と
の合せ調整を行うと同時に、据付固定ボルト用穴の位置
合せを行う。
盤15の合せた状態を保持しながらチェーンブロック2
により、盤15をチャンネルベース18上に降ろす。この
後、チェーンブロック2を操作してワイヤロープ3を緩
め、吊耳16からワイヤロープ3を外し、架台1を引き出
す。盤15をチャンネルベース18にボルト(図示しない)
で締付けることにより、一連の運搬据付作業は終了す
る。
したがって、以上のように構成することにより、次の
効果を得ることができる。
(1)盤の吊り代が少なくてよいから、天井の低い場所
でも自由に使用することができる。
(2)チェーンブロック等の盤の昇降駆動部が、作業し
易い位置にあり、作業性が良好になるだけでなく、チェ
ーンブロック等のチェーンで盤を損傷することがない。
(3)盤を吊り下げているため、列盤の合せやチャンネ
ルベースとの合せが容易である。
(4)チャンネルベース上への盤の降ろし作業を、盤に
ショックを与えることなく、きめ細かくできる。
(5)運搬中は盤の底部に受け梁を入れて支持するので
安全である。
(6)分解可能であるから保管,運搬が容易である。
(7)間隔枠の選択によって架台の幅を広くすることが
でき、盤の転倒防止に効果がある。
なお、以上の説明は、盤を運搬,据付けする場合につ
いて行ったが、本考案は盤以外の電動機,ポンプ等その
他の機器についても適用できることはいうまでもない。
また、チェーンブロックを電動形をすることにより、1
人で2個のチェーンブロックを操作することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、架台が門形状で
移動自在とし、この架台の下部に係止したチェーンブロ
ックにワイヤロープを介して重量の大きい被運搬据付物
を吊り上げるようにしているので、高さが限定されてい
る部屋へ被運搬据付物を運搬し所定位置への据付を、安
全でかつ所定位置への合せ作業を容易とすることがで
き、さらに列盤した据付けも容易にできる門形状運搬据
付装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す上面図、第2図は本考
案案の一実施例を示す正面図、第3図は本考案の一実施
例を示す側面図、第4図は本考案の一実施例の作用を示
す説明図、第5図は第4図と異なる本考案の一実施例の
作用を示す説明図である。 1…架台、2…チェーンブロック 3…ワイヤロープ、4…フック 5…長方形枠、6…間隔枠 10…ワイヤ滑動支持パイプ 11…キャスタ 14…ワイヤ滑動支持補助パイプ 15…盤、18…チャンネルベース 19…列盤

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】門形状をなし移動自在とした架台と、この
    架台の下部に係止されるチェーンブロックとを備え、こ
    のチェーンブロックで被運搬据付物を吊り上げるワイヤ
    ロープの中間部を、前記架台の上部に滑動自在に支持す
    るようにしたことを特徴とする門形運搬据付装置。
JP9558490U 1990-09-13 1990-09-13 門形運搬据付装置 Expired - Lifetime JP2526955Y2 (ja)

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JPH0453792U JPH0453792U (ja) 1992-05-08
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