JP3016949B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP3016949B2
JP3016949B2 JP4091020A JP9102092A JP3016949B2 JP 3016949 B2 JP3016949 B2 JP 3016949B2 JP 4091020 A JP4091020 A JP 4091020A JP 9102092 A JP9102092 A JP 9102092A JP 3016949 B2 JP3016949 B2 JP 3016949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書の作成・編集処理
を行うパーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の
情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、文章の作成には、文字の訂正、削
除、挿入、移動、複写等の編集処理が容易に行えるパー
ソナルコンピュータやワードプロセッサ等の情報処理装
置が多用されてきている。
【0003】この情報処理装置では、カーソル移動キー
を操作することにより、ディスプレイに表示されるカー
ソルを移動させ、文字の入力位置や各種編集処理の開始
位置、処理領域の指定等を行うようになっている。この
場合、カーソルは、入力された文章中は自由に移動可能
であるが、文末以降の未入力領域(文字の存在しない
行)には移動できない。
【0004】そこで、従来、カーソルをどの位置にも自
由に移動できるようにするため、予めスペースコードを
入力可能領域全体に埋めておき、実際に入力された文字
をスペースコードと置換する方法が採用されている。
【0005】この方法が採用された場合、図6(a)の
状態から同図(b)の状態へカーソル移動しても、文章
バッファに格納されているデータは何ら変化しない。
尚、同図は文章バッファに格納されているデータを概念
で表しており、下矢マーク(↓)は改行コード、棒線
(−)はスペースコード、黒塗り四角(■)はカーソル
を示している。
【0006】しかしながら、この方法では、実際に文字
入力されていない領域のスペースコードがむだになる。
このため、入力できる文字数が少なくなると共に、編集
処理速度も遅くなってしまう。
【0007】また、従来より、入力された文章の文末以
降にカーソルが移動された場合、自動的に文末の次の入
力位置に改行コードを付することにより、カーソルを自
由に移動できるようにしたものもある。
【0008】即ち、この方法が採用された場合、図7
(a)に示すように、カーソルを1行下げれば未入力領
域に移動することになるような位置にカーソルが存在す
る状態のとき、カーソルを下へ移動させるカーソル移動
キーが押されれば、同図(b)に示すように、文末の
次、およびその次の行の行頭に改行コードが付されるこ
とにより、これからカーソルが移動される行が文字の存
在するカーソル移動可能な行にされ、カーソルの移動が
行われるようになっている。尚、同図は文章バッファに
格納されているデータを示す概念図であり、下矢マーク
(↓)は改行コード、黒塗り四角(■)はカーソル、空
白は未入力領域を示している。
【0009】この方法を採用すれば、むだなコードはな
くなり、最初からスペースコードを埋めて編集する方法
に比べ、文章バッファの容量が同じであっても入力でき
る文字数が多くなると共に、編集処理速度も速くできる
という利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動的
に文末の次に改行コードを付する上記従来の方法では、
同図(b)に示す状態から、同図(c)に示すように、
カーソルを上の行へ移動させた場合でも、改行コードは
付されたままであり、文字入力しないのに間違ってカー
ソルを文末以降に移動させてしまった場合、不要な改行
コードが残ってしまう。
【0011】このため、例えば実際に入力した文章の文
末が存在するページ以降のページにまでカーソルを移動
させてしまったとき、実際に入力した文章のページ数よ
りも多いページ数の入力が行われたことになり、プリン
タで入力文章の印字を行った場合には、余分な印字用紙
(例えばページ番号のみ印字されたもの)が使用される
ことになる。
【0012】このような事態を回避するためには、誤っ
て付されてしまった不要な改行コードを削除するという
使用者にとっては煩わしい操作が必要である。また、こ
の種の情報処理装置を使用して文章を作成する者にとっ
ては、誤って文末以降にカーソルを移動させてしまえ
ば、このような煩わしい操作を行わなければならないと
いう意識が働きがちであり、文章作成中、たえず意識し
てカーソル移動を行う必要があり、安心してカーソル移
動操作が行えないという問題を有している。
【0013】本発明は、上記に鑑みなされたものであ
り、その目的は、誤ってカーソルを文末以降に移動させ
てしまっても、カーソルを戻せば不要な改行コードが残
ることなく、入力文章の印字で余分な印字用紙が使用さ
れるといった事態が回避されると共に、安心してカーソ
ル移動操作が行える情報処理装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る情
報処理装置は、上記の課題を解決するために、文字およ
び各種データを入力する入力手段と、入力位置の指定を
行うカーソルを移動させるカーソル移動データを入力す
るカーソルデータ入力手段と、上記入力手段およびカー
ソルデータ入力手段からの入力に基づいて、入力された
文章およびカーソルを表示する表示手段と、上記入力手
段により入力された文章の文末を判断する文末判断手段
とを備えている情報処理装置において、以下の手段を講
じている。
【0015】即ち、上記文末以降にカーソルを移動させ
るカーソル移動データが入力されたとき、文末の次の入
力位置に、編集処理時に改行コードと同等に扱われるダ
ミー改行コード(例えば、通常の改行コードにアンダー
ライン情報等の付加情報を付加したもの)を付するダミ
ー改行コード付加手段と、ダミー改行コードの位置より
も文字入力方向とは逆方向(例えば、横書き入力の場合
は右または上方向)にカーソルを移動させるカーソル移
動データが入力されたとき、上記ダミー改行コードを削
除するダミー改行コード削除手段とを備えている。
【0016】また、請求項2の発明に係る情報処理装置
は、上記の課題を解決するために、上記請求項1の構成
において、上記表示手段は、例えば未入力領域が空白表
示であればダミー改行コードも空白表示にする等、ダミ
ー改行コードを未入力領域と同様に表示することを特徴
としている。
【0017】また、請求項3の発明に係る情報処理装置
は、上記の課題を解決するために、上記請求項1の構成
に加えて、ダミー改行コードが存在する状態で文字入力
が行われるとき、上記ダミー改行コードを改行コードに
置換する改行コード置換手段を備えていることを特徴と
している。
【0018】
【作用】請求項1の構成によれば、上記入力手段により
入力された文章、およびカーソルが表示手段に表示され
るので、使用者は、この表示手段の表示をみながらカー
ソルデータ入力手段を操作して、カーソルを移動させる
ことになる。
【0019】入力手段により入力された文章の文末は、
文末判断手段により判断されるようになっており、文末
以降にカーソルを移動させるカーソル移動データが入力
されたとき、ダミー改行コード付加手段により、文末の
次の入力位置にダミー改行コードが付されるようになっ
ている。上記ダミー改行コードは、通常の改行コードに
アンダーライン情報等の付加情報を付加したものであ
り、編集処理時には、通常の改行コードと同等に扱わ
れ、従来よりの編集処理で問題なく動作する。即ち、カ
ーソルの移動に先立って文末の次の入力位置にダミー改
行コードが付されることにより、文末以降の未入力領域
へのカーソルの移動が可能となる。
【0020】そして、上記のようにして付されたダミー
改行コードの位置よりも文字入力方向とは逆方向にカー
ソルを移動させるカーソル移動データが入力されたと
き、ダミー改行コード削除手段により、上記ダミー改行
コードが削除されるようになっている。即ち、文字入力
しないのに間違ってカーソルを文末以降に移動させてし
まった場合でも、カーソルを戻せば不要なダミー改行コ
ードが残ることはない。
【0021】したがって、従来必要であった誤って付さ
れた不要な改行コードを削除するという煩わしい操作を
行わなくてよい。このため、使用者は、不要な改行コー
ドを削除しなければならないという意識を持つことな
く、安心してカーソル移動操作が行える。また、不要な
改行コードを消し忘れることもなく、入力文章の印字で
余分な印字用紙が使用されるといった事態が回避され
る。
【0022】また、請求項2の構成によれば、上記表示
手段には、ダミー改行コードが未入力領域と同様に表示
されるので、使用者は、文章作成中、ダミー改行を全く
意識することなく、より安心してカーソル移動操作が行
え、快適な文章の作成が可能である。
【0023】また、請求項3の構成によれば、ダミー改
行コードが存在する状態で文字入力が行われるとき、改
行コード置換手段により、上記ダミー改行コードが改行
コードに置換されるので、文中にダミー改行コードが残
ることがない(上記の状態で文字入力が行われる場合、
文字入力される位置が新たな文末となる)。もし、文中
にダミー改行コードが残った場合、上記文字入力後にカ
ーソルを戻せばダミー改行コードが削除されてしまうの
で、上記文字入力された位置がずれてしまうことになる
が、そのような事態が生じることなく、通常通りの文章
作成が可能となる。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図5に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0025】本実施例に係る情報処理装置としてのワー
ドプロセッサは、図3に示すように、キーボード等の入
力装置(入力手段、カーソルデータ入力手段)1と、C
RT(Cathode-Ray Tube) や液晶ディスプレイ等からな
る表示装置(表示手段)2と、プログラムの実行を行う
CPU(Central Processing Unit)3と、CPU3にお
いて実行される制御プログラムを格納するROM(Read
Only Memory) 4、および入力された文章データを記憶
する文章バッファ5とを備えている。
【0026】上記入力装置1は、文字を入力したり、挿
入や削除等の編集処理を指令する各種キー、および、文
字の入力位置や各種編集処理の開始位置、処理領域の指
定等を行うカーソルを移動させるためのカーソル移動デ
ータを入力するカーソル移動キーを備えている。本実施
例では、カーソル移動キーは、カーソル上キー、カーソ
ル下キー、カーソル左キー、カーソル右キーから構成さ
れており、カーソルを4方向に移動させることが可能に
なっている。
【0027】上記CPU3は、ROM4に格納されてい
る制御プログラムに従って動作し、入力装置1の入力デ
ータに基づいて表示装置2の表示動作を制御すると共
に、入力された文章を文字コード列として文章バッファ
5に記憶させるようになっている。
【0028】上記ROM4には、現在入力されている文
章の文末の次の入力位置に、文末位置を示す文末コード
を付すようにCPU3を動作させるルーチン、および、
上記文末コードをチェックして文章の文末を判断するル
ーチン(上記ルーチンを実行するCPU3により文末判
断手段が構成される)が記憶されている。
【0029】また、ROM4には、入力された文章の文
末以降にカーソルを移動させるカーソル移動データが入
力されたとき、自動的に文末の次の入力位置にダミー改
行コードを付するルーチン(このルーチンを実行するC
PU3によりダミー改行コード付加手段が構成される)
が記憶されている。
【0030】また、ROM4には、ダミー改行コードよ
りも文字入力方向とは逆方向にカーソルを移動させるカ
ーソル移動データが入力されたとき、自動的に上記ダミ
ー改行コードを削除するルーチン(このルーチンを実行
するCPU3によりダミー改行コード削除手段が構成さ
れる)が記憶されている。
【0031】また、ROM4には、ダミー改行コードが
存在する状態で文字入力されるとき、ダミー改行コード
を通常の改行コードに置換させるルーチン(このルーチ
ンを実行するCPU3により改行コード置換手段が構成
される)が記憶されている。
【0032】さらに、ROM4には、入力された文章を
表示装置2に表示させる表示ルーチン等の各種のルーチ
ンが記憶されている。
【0033】上記ダミー改行コードは、通常の改行コー
ドに付加情報(例えば、アンダーライン情報)を付加し
たものであり、編集処理時には、通常の改行コードと同
等に扱われ、従来よりの編集処理で問題なく動作する。
即ち、カーソルの移動に先立って文末の次にダミー改行
コードが付されることにより、文末以降の未入力領域へ
のカーソルの移動が可能となる。
【0034】上記の構成において、カーソルの移動が行
われる際のワードプロセッサの動作を図4に示すフロー
チャートに基づいて説明する。尚、以下には、横書きの
文章を作成する(右上端から文字入力が開始され、文字
入力が行われる毎に文字の入力位置を指定するカーソル
が右へ移動し、1つの行の入力が終了するとその下の行
の左端にカーソルが移動する)場合について説明する
が、文字の入力方向はこれに限定されるものではなく、
縦書きの文章を作成する場合にも適応される。
【0035】入力装置1より入力された文章は、文字コ
ード列として文章バッファ5に記憶されると共に、表示
装置2に表示されることになる。この場合、入力された
文章の文末の次には文末コードが付されている。そし
て、使用者は、入力装置1のカーソル移動キーを操作す
ることにより、表示装置2に表示されるカーソルを移動
させ、文字の入力位置や各種編集処理の開始位置、処理
領域の指定等を行うことになる。
【0036】カーソル移動キーが押されてカーソルの移
動が行われる場合(S1)、カーソルが右あるいは下に
移動されるのか否か(即ち、カーソル右キーあるいはカ
ーソル下キーが押されたのか、それともカーソル左キー
あるいはカーソル上キーが押されたのか)が判断される
(S2)。尚、カーソル下キーが押された場合、1行の
文字数だけカーソルが右に移動するように処理される
(即ち、カーソル下キーが1回押されれば、カーソル右
キーが1行の文字数回だけ押されたときと同様の処理が
行われる)。同じく、カーソル上キーが押された場合、
1行の文字数だけカーソルが左に移動移動するように処
理される。したがって、S2では、カーソルが左右どち
ら方向に移動されるのかが判断されることになる。
【0037】そして、カーソル右移動と判断されたと
き、現在のカーソル位置が文末コードが付されている位
置にあるか否かが判断される(S3)。そして、カーソ
ルが文末コードが付されている位置にある場合、文末コ
ードがダミー改行コードに変換され(S4)、カーソル
が1つ右(カーソルが行尾にある場合、その下の行の行
頭)に移動される(S5)。この場合、ダミー改行コー
ドが付されることにより、文末はダミー改行コードの位
置になるので、その次の行の行頭に文末コードが付され
ることになる。一方、S3において、カーソルが文末コ
ードの位置にない場合、カーソルが1つ右に移動される
(S5)。
【0038】尚、カーソル下キーが押された場合、S3
〜S5(S5においてはカーソル位置が1つ右に移動)
のルーチンが1行の文字数回だけ繰り返されることにな
る。
【0039】また、S2においてカーソル左移動と判断
されたとき、現在のカーソル位置がダミー改行コードが
付されている位置にあるか否かが判断される(S6)。
そして、カーソルがダミー改行コードが付されている位
置にある場合、ダミー改行コードが削除され(S7)、
カーソルが1つ左(カーソルが行頭にある場合、その上
の行の行尾)に移動される(S5)。この場合、ダミー
改行コードが削除されることにより文末が変化するの
で、ダミー改行コードが削除された後の文末にダミー改
行コードが付されることになる。一方、S6において、
カーソルがダミー改行コードの位置にない場合、カーソ
ルが1つ左に移動される(S5)。
【0040】尚、カーソル上キーが押された場合、S6
・S7・S5(S5においてはカーソル位置が1つ左に
移動)のルーチンが1行の文字数回だけ繰り返されるこ
とになる。
【0041】ここで、入力された文章の文末以降(未入
力領域)へカーソルが移動されるときのワードプロセッ
サの動作を、図1(a)〜(c)、および図2(a)〜
(c)に基づいて以下に説明する。尚、図1(a)〜
(c)は、文章バッファ5に格納されているデータを示
す概念図であり、下矢マーク(↓)は改行コード、黒塗
り四角(■)はカーソル、空白は未入力領域、アンダー
ライン付き下矢マーク()はダミー改行コード、○は
文末コードを示している。また、図2(a)〜(c)
は、表示装置2の表示状態を示しており、下矢マーク
(↓)は改行マーク、黒塗り四角(■)はカーソル、空
白は未入力領域を示している。図1(a)と図2(a)
とは対応しており、文章バッファ5内の状態が図1
(a)のとき、図2(a)に示される画面表示が行われ
ている。同じく、図1(b)と図2(b)、図1(c)
と図2(c)とは対応している。
【0042】図1(a)および図2(a)は、“3”と
いう文字が入力された後の文章バッファ5内のデータお
よび表示画面の状態であり、カーソルは文末の次に位置
しており、カーソルの位置に文末コードが付されてい
る。
【0043】上記の状態において、カーソル下キーが押
された場合、図1(b)および図2(b)に示すよう
に、カーソルが1行下に移動する。この場合、図1
(b)に示すように、文字コード“3”の次(右)、お
よびその下の行の行頭にダミー改行コードが付され、さ
らにその下の行の行頭に文末コードが付される。このと
き、本実施例では、表示ルーチンは、ダミー改行コード
を半角スペース(未入力領域と同じく空白表示される)
として画面に表示するようになっているため、図2
(b)に示すように、表示画面にはダミー改行が表示さ
れない(使用者がダミー改行を意識する表示は行われな
い)。尚、文末コードも半角スペースとして画面に表示
されている。
【0044】尚、本実施例では、表示画面上において未
入力領域が空白表示されるため、ダミー改行コードも空
白表示されるようになっているが、これに限定されな
い。例えば、表示画面上において未入力領域が点(・)
で表示されるような場合は、ダミー改行コードも点表示
されるようにし、使用者がダミー改行コードを意識しな
いような表示方法をとることが望ましい。勿論、ダミー
改行が表示されてもよい。
【0045】上記の状態において、カーソル上キーが押
された場合、図1(c)および図2(c)に示すよう
に、カーソルが1行上に移動する。この場合、図1
(c)に示すように、ダミー改行コードが削除される。
そして、実際の文末である文字コード“3”の次(カー
ソルの位置)に文末コードが付される。即ち、文章バッ
ファ5内のデータは図1(a)の状態に戻る。また、図
2(c)に示すように、画面表示も図2(a)の状態に
戻る。
【0046】例えば、図5(a)に示すように、実際の
文末とカーソルとの間にダミー改行コードが挿入されて
いる状態において、文字(例えば“4”)の入力が行わ
れた場合、図5(b)に示すように、文字入力された行
の入力文字コード“4”の左側がスペースコード(棒線
で示す)に置換されると共に、文字入力された行と実際
の文末との間にあるダミー改行コードが通常の改行コー
ドに置換される。
【0047】これは次の処理に基づいて行われる。先
ず、現在のカーソル位置の前(1つ左)の文字がダミー
改行コードか否かがチェックされ、ダミー改行コードな
らば、通常の改行コードに置換する(即ち、改行コード
の付加情報をカットする)。続けてもう1つ前の文字が
上記同様にチェックされ、この処理がダミー改行コード
がなくなる実際の文末の前まで行われる。これは、ダミ
ー改行コードが本来の文末と現在のカーソル位置との間
にしか存在しないためである。この後、文字入力される
行のカーソルよりも左側(本来の文末が文字入力される
行にある場合、本来の文末からカーソル位置まで)をス
ペースコードで埋め、カーソル位置に文字を入力する
(改行の後ろで文字入力することは従来より実現されて
いる)。
【0048】本実施例では、以上のように、一旦ダミー
改行コードが付されても、カーソルを戻せばダミー改行
コードが削除されるようになっているので、従来必要で
あった誤って付された不要な改行コードを削除するとい
う煩わしい操作を行わなくてよい。このため、不要な改
行コードを消し忘れることもなく、入力文章の印字で余
分な印字用紙が使用されるといった事態が回避される。
【0049】そして、使用者は、不要な改行コード(ダ
ミー改行コード)を削除しなければならないという意識
を持つことなく、安心してカーソル移動操作が行える。
特に、本実施例では、ダミー改行コードが未入力領域と
同様に表示される(即ち、ダミー改行が画面上に表示さ
れない)ので、使用者は、文章作成中、ダミー改行を全
く意識することなく、快適な文章の作成が可能である。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明の文章編集装置は、以上
のように、文字および各種データを入力する入力手段
と、入力位置の指定を行うカーソルを移動させるカーソ
ル移動データを入力するカーソルデータ入力手段と、上
記入力手段およびカーソルデータ入力手段からの入力に
基づいて、入力された文章およびカーソルを表示する表
示手段と、上記入力手段により入力された文章の文末を
判断する文末判断手段とを備えている情報処理装置であ
って、上記文末以降にカーソルを移動させるカーソル移
動データが入力されたとき、文末の次の入力位置に、編
集処理時に改行コードと同等に扱われるダミー改行コー
ドを付するダミー改行コード付加手段と、ダミー改行コ
ードの位置よりも文字入力方向とは逆方向にカーソルを
移動させるカーソル移動データが入力されたとき、上記
ダミー改行コードを削除するダミー改行コード削除手段
とを備えている構成である。
【0051】それゆえ、カーソルの移動に先立って文末
の次の入力位置にダミー改行コードが付されることによ
り、文末以降の未入力領域へのカーソルの移動が可能と
なる。そして、文字入力しないのに間違ってカーソルを
文末以降に移動させてしまった場合でも、カーソルを戻
せば不要なダミー改行コードが自動的に削除される。し
たがって、従来のように不要な改行コードを削除すると
いう煩わしい操作を行わなくてもよく、使用者は、不要
な改行コードを削除しなければならないという意識を持
たなくなる。このため、使用者は安心してカーソル移動
操作を行えるにようになる。また、不要な改行コードを
消し忘れることもないので、入力文章の印字で余分な印
字用紙が使用されるといった事態が回避されるという効
果を奏する。
【0052】また、請求項2の発明の情報処理装置は、
以上のように、上記請求項1の構成において、上記表示
手段は、ダミー改行コードを未入力領域と同様に表示す
る構成である。
【0053】それゆえ、請求項1の効果に加えて、使用
者は、文章作成中、ダミー改行を全く意識することな
く、より安心してカーソル移動操作が行え、快適な文章
の作成が可能であるという効果を奏する。
【0054】また、請求項3の発明の情報処理装置は、
以上のように、上記請求項1の構成に加えて、ダミー改
行コードが存在する状態で文字入力が行われるとき、上
記ダミー改行コードを改行コードに置換する改行コード
置換手段を備えている構成である。
【0055】それゆえ、請求項1の効果に加えて、ダミ
ー改行コードが存在する状態で文字入力が行われても、
文中にダミー改行コードが残ることがなく、上記文字入
力後にカーソルを戻してもダミー改行コードが削除され
て文字入力された位置がずれるといったことがないとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、ワードプ
ロセッサの文章バッファに格納されているデータを概念
で表し、そのデータのカーソル移動に伴う変化を示す説
明図である。
【図2】上記ワードプロセッサの表示装置の表示状態を
示し、その表示状態のカーソル移動に伴う変化を示す説
明図である。
【図3】上記ワードプロセッサの要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】カーソルの移動が行われる際の上記ワードプロ
セッサの動作を示すフローチャートである。
【図5】上記ワードプロセッサの文章バッファに格納さ
れているデータを概念で表し、そのデータの文字入力に
伴う変化を示す説明図である。
【図6】従来例を示すものであり、予めスペースコード
が入力可能領域全体に埋められている情報処理装置の文
章バッファに格納されているデータを概念で表し、その
データのカーソル移動に伴う変化を示す説明図である。
【図7】従来例を示すものであり、文末以降にカーソル
が移動されるとき自動的に改行コードが付される情報処
理装置の文章バッファに格納されているデータを概念で
表し、そのデータのカーソル移動に伴う変化を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 入力装置(入力手段、カーソルデータ入力手段) 2 表示装置(表示手段) 3 CPU(文末判断手段、ダミー改行コード付加手
段、ダミー改行コード削除手段、改行コード置換手段) 4 ROM 5 文章バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21,17/25

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字および各種データを入力する入力手段
    と、 入力位置の指定を行うカーソルを移動させるカーソル移
    動データを入力するカーソルデータ入力手段と、 上記入力手段およびカーソルデータ入力手段からの入力
    に基づいて、入力された文章およびカーソルを表示する
    表示手段と、 上記入力手段により入力された文章の文末を判断する文
    末判断手段とを備えている情報処理装置において、 上記文末以降にカーソルを移動させるカーソル移動デー
    タが入力されたとき、文末の次の入力位置に、編集処理
    時に改行コードと同等に扱われるダミー改行コードを付
    するダミー改行コード付加手段と、 ダミー改行コードの位置よりも文字入力方向とは逆方向
    にカーソルを移動させるカーソル移動データが入力され
    たとき、上記ダミー改行コードを削除するダミー改行コ
    ード削除手段とを備えていることを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】上記表示手段は、ダミー改行コードを未入
    力領域と同様に表示することを特徴とする請求項1記載
    の情報処理装置。
  3. 【請求項3】文字および各種データを入力する入力手段
    と、 入力位置の指定を行うカーソルを移動させるカーソル移
    動データを入力するカーソルデータ入力手段と、 上記入力手段およびカーソルデータ入力手段からの入力
    に基づいて、入力された文章およびカーソルを表示する
    表示手段と、 上記入力手段により入力された文章の文末を判断する文
    末判断手段とを備えている情報処理装置において、 上記文末以降にカーソルを移動させるカーソル移動デー
    タが入力されたとき、文末の次の入力位置に、編集処理
    時に改行コードと同等に扱われるダミー改行コードを付
    するダミー改行コード付加手段と、 ダミー改行コードの位置よりも文字入力方向とは逆方向
    にカーソルを移動させるカーソル移動データが入力され
    たとき、上記ダミー改行コードを削除するダミー改行コ
    ード削除手段と、 ダミー改行コードが存在する状態で文字入力が行われる
    とき、上記ダミー改行コードを改行コードに置換する改
    行コード置換手段とを備えていることを特徴とする情報
    処理装置。
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