JP3015063U - スペアタイヤの保持装置 - Google Patents
スペアタイヤの保持装置Info
- Publication number
- JP3015063U JP3015063U JP1994010753U JP1075394U JP3015063U JP 3015063 U JP3015063 U JP 3015063U JP 1994010753 U JP1994010753 U JP 1994010753U JP 1075394 U JP1075394 U JP 1075394U JP 3015063 U JP3015063 U JP 3015063U
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- JP
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Abstract
(57)【要約】
【目的】スペアタイヤの回動を十分規制するとともに、
吊り板のスペアタイヤへの取付け、取外しを容易かつ確
実に行うことのできるスペアタイヤの保持装置を提供す
ること 【構成】車体Bに固定した巻取り機1に巻いた吊り下げ
チェーン4の先端にタイヤホルダ5を取付け、該ホルダ
5に回動自在にタイヤSの回転抑えを兼ねたハンドル9
の一端を装着すると共に、前記ハンドル9の他端にバン
ド11を取付け、該バンド11の端部をタイヤSの引出
方向の車体に固定したことにより、ハンドル9及びバン
ド11によってスペアタイヤSを降したとき車両の外側
近くに該タイヤが誘導されてその取扱いが容易となり、
作業性が向上する。また、タイヤホルダ5に回転抑えを
兼ねたハンドル9の一端を装着することにより、タイヤ
ホルダ5のスペアタイヤSへの取付け、取外しが容易且
つ確実に行なえる。また、ハンドル9及びバンド11を
設け、該バンド11の端部をタイヤSの引出し方向の車
体に固定したことにより、スペアタイヤSの不随意な回
転を確実に抑えることができる。
吊り板のスペアタイヤへの取付け、取外しを容易かつ確
実に行うことのできるスペアタイヤの保持装置を提供す
ること 【構成】車体Bに固定した巻取り機1に巻いた吊り下げ
チェーン4の先端にタイヤホルダ5を取付け、該ホルダ
5に回動自在にタイヤSの回転抑えを兼ねたハンドル9
の一端を装着すると共に、前記ハンドル9の他端にバン
ド11を取付け、該バンド11の端部をタイヤSの引出
方向の車体に固定したことにより、ハンドル9及びバン
ド11によってスペアタイヤSを降したとき車両の外側
近くに該タイヤが誘導されてその取扱いが容易となり、
作業性が向上する。また、タイヤホルダ5に回転抑えを
兼ねたハンドル9の一端を装着することにより、タイヤ
ホルダ5のスペアタイヤSへの取付け、取外しが容易且
つ確実に行なえる。また、ハンドル9及びバンド11を
設け、該バンド11の端部をタイヤSの引出し方向の車
体に固定したことにより、スペアタイヤSの不随意な回
転を確実に抑えることができる。
Description
【0001】
本考案は、車両殊にトラック用のスペアタイヤの保持装置の改良に関するもの である。
【0002】
一般に、車両殊にトラック用のスペアタイヤの保持装置は、シャシフレームの 後部の後輪付近に架設されたクロスメンバにタイヤキャリヤを取付け、該タイヤ キャリヤのチェーン下端にタイヤ吊り板を連結し、該タイヤ吊り板にスペアタイ ヤを保持し、前記チェーンを巻き上げスペアタイヤを保持するようにしたものが 用いられている。 このようなものにおいてタイヤキャリヤは前記クロスメンバのほぼ中央に取付 けられているため、スペアタイヤの交換時にはタイヤをタイヤキャリヤの真下で 上げ下げする必要があり、作業者は車両の下にもぐって交換作業をしなければな らずその作業性が悪いという問題がある。
【0003】 この問題に対しては、実開昭56−139682号公報又は同59−1478 1号公報に示されたように、前記タイヤ吊り板に一端を掛止し、他端を前記タイ ヤキャリヤの後方においてシャシフレーム又はクロスメンバに掛止した誘導部材 又は連結部材を備えたものがある。 このような構成によれば、タイヤキャリヤを緩み方向に回転してタイヤ吊り板 を降下させたとき、誘導部材等によって車両の外側近くにタイヤ吊り板が誘導さ れるので、スペアタイヤの吊り上げ又は降下の際の同タイヤの取扱いが容易とな り、作業性もよくなる。
【0004】
しかしながら、前記実開昭公報に示されたものでは、前記誘導部材等にタイヤ チェーン又はワイヤを使用しているため、スペアタイヤを吊り上げたとき該タイ ヤの回動を抑える働きが弱い。また、スペアタイヤのホイール部に前記吊り板を 引掛け又は外すとき、吊り板を手で直接持って引掛け又は外す必要があり、使い 勝手が悪い。 本考案は上記に鑑み案出されたもので、スペアタイヤの回動を十分規制する とともに、吊り板のスペアタイヤへの取付け、取外しを容易かつ確実に行うこと のできるスペアタイヤの保持装置を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するため本考案スペアタイヤの保持装置は、車体に固定した巻 取り機に巻いた吊り下げチェーンの先端にタイヤホルダを取付け、該ホルダに回 動自在にタイヤの回転抑えを兼ねたハンドルの一端を装着すると共に、前記ハン ドルの他端にバンドを取付け、該バンドの端部をタイヤの引出方向の車体に固定 したことを特徴とする。
【0006】
上記構成の本考案スペアタイヤの保持装置により、スペアタイヤを吊り上げよ うとするときは、タイヤを用意しておいて巻取り機を緩み方向へ作動し、吊り下 げチェーンを下げ方向に伸ばしてその先端のタイヤホルダを地上に下げる。この とき、タイヤホルダはハンドル及びバンドによって車両の側部付近まで寄せられ る。 次にハンドルをつかんでタイヤホルダをスペアタイヤのホイールの穴に挿入し て穴の縁に引掛けるようにする。 この状態で巻取り機を巻いて吊り下げチェーンを巻き上げると、スペアタイヤ はハンドル及びバンド側に傾斜しつつ上昇して後記ストッパに衝突し、水平とな って停止する。この巻き上げの際及び停止後は、タイヤが回転しようとしても前 記ハンドル及びバンドがタイヤホイール等に接触してバンドとともにスペアタイ ヤの不随意な回転を抑える。
【0007】
【実施例】 図1乃至図4により本考案を詳細に説明すると、1は車体Bのフレーム部材2 に取り付けられた巻取り機で、巻取りハンドル3を回転することにより、吊り下 げチェーン4を巻取り又は緩めることができる。 5はタイヤホルダで、図4の如く断面が上に開いたコ字状のホルダ主部5aの 基部の両端を延長してタイヤ引掛け部5bを形成すると共に、前記ホルダ主部5 aの中央(タイヤの重心位置)からやや外れた位置に孔5cをあけ、ここに前記 ホルダ主部5aの下面にセットしたばね座6付きの緩衝ばね7を圧縮するばね押 圧杆8の頭部リング部8aを突出させ、該リング部8aに前記吊り下げチェーン 4の下端を接続している。
【0008】 9はハンドルで、前記タイヤホルダ5のコ字状ホルダ主部5aの内法とほぼ同 一の幅で下方にコ字状に折り曲げられており、一端は前記コ字状ホルダ主部5a の開いた端部間にピン10で回動自在に取り付けられ、また他端には前記ハンド ル9の内法を幅とする軟質材製のバンド11の一端がピン12により装着されて いる。なお、ハンドル9の長さは、前記タイヤホルダ5をタイヤSに装着した際 タイヤホイール内に収まる長さとする。 13は前記バンド11の他端をピン14で固定する固定具で、スペアタイヤS の引き出し方向(図1において左方向即ち車体の幅方向)において、スペアタイ ヤSが一杯に巻き上げられてフレーム部材2のストッパ部2aに密着したときの 前記タイヤホルダ5よりやや下方にあるように、フレーム部材2に固着されてい る。
【0009】 上記構成の本考案スペアタイヤの保持装置により、スペアタイヤSを吊り上げ ようとするときは、まず巻取り機1を緩み方向へ作動して吊り下げチェーン4を 下げ方向に伸ばし、その先端のタイヤホルダ5を地上に下げる。地上に下げる。 このとき、タイヤホルダはハンドル及びバンドによって車両の側部付近まで寄せ られる。 次にハンドル9をつかんでタイヤホルダ5をスペアタイヤSのホイールの穴に 挿入してタイヤ引掛け部5bをタイヤの穴の縁に引掛けるようにする。 この状態で巻取り機1を巻取りハンドル3で巻いて吊り下げチェーン4を巻き 上げると、緩衝ばね7を圧縮しつつ、スペアタイヤSはハンドル及びバンド側に 傾斜しつつ上昇してフレーム部材2のストッパ部2aに衝突し、水平となって停 止する。この巻き上げの際及び停止後は、タイヤSが回転しようとしても主に前 記ハンドル9がタイヤホイール等に接触して軟質バンド11とともにスペアタイ ヤSの不随意な回転を抑える。 スペアタイヤSが前記ストッパ部2aに接触した後、更に巻取りハンドル3を 巻けば、吊り下げチェーン4、押圧杆8を介して緩衝ばね7を圧縮し、車両の振 動による緩みを防止する。
【0010】 スペアタイヤSを図1の2点鎖線状態から降ろすときは、巻取りハンドル3を 降下方向に回転して吊り下げチェーン4を緩めると、スペアタイヤSは降ろすに つれて軟質バンド11及びハンドル9に引かれて巻取りハンドル3側、即ち車両 の幅方向端部付近に降下し、図1実線のように着座する。降下し終わったらハン ドル9をもってタイヤホルダ5をスペアタイヤSから外せば、スペアタイヤSを 使用することができる。
【0011】
本考案のスペアタイヤの保持装置は、車体に固定した巻取り機に巻いた吊り下 げチェーンの先端にタイヤホルダを取付け、該ホルダに回動自在にタイヤの回転 抑えを兼ねたハンドルの一端を装着すると共に、前記ハンドルの他端にバンドを 取付け、該バンドの端部をタイヤの引出方向の車体に固定したことを特徴とする ので、ハンドル及びバンドによってスペアタイヤを降したとき車両の外側近くに 該タイヤが誘導され、その取扱いが容易となり、作業性が向上することはもちろ ん、タイヤホルダに回転抑えを兼ねたハンドルの一端を装着することにより、タ イヤホルダのスペアタイヤへの取付け、取外しが容易且つ確実に行なえる。 また、回転抑えを兼ねたハンドル及び該ハンドルの他端に取り付けたバンドを 設け、該バンドの端部をタイヤの引出し方向の車体に固定したことにより、スペ アタイヤの不随意な回転を確実に抑えることができる。
【図1】本考案スペアタイヤの保持装置の全体図。
【図2】本考案スペアタイヤの保持装置の要部正面図。
【図3】本考案スペアタイヤの保持装置の要部平面図。
【図4】図2のA−A線断面矢視図。 1;巻取り機 2;フレーム部材 2a;ストッパ部 3;巻取りハンドル 4;吊下げチェーン 5;タイヤホルダ 5a;ホルダ主部 5b;引掛け部 6;ばね座 7;緩衝ばね 8;押圧杆 9;ハンドル 10、12、14;ピン 11;バンド 13;固定具。
Claims (1)
- 【請求項1】車体に固定した巻取り機に巻いた吊り下げ
チェーンの先端にタイヤホルダを取付け、該ホルダに回
動自在にタイヤの回転抑えを兼ねたハンドルの一端を装
着すると共に、前記ハンドルの他端にバンドを取付け、
該バンドの端部をタイヤの引出方向の車体に固定したこ
とを特徴とするスペアタイヤの保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010753U JP3015063U (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | スペアタイヤの保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010753U JP3015063U (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | スペアタイヤの保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015063U true JP3015063U (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=43150646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994010753U Expired - Lifetime JP3015063U (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | スペアタイヤの保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015063U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012126159A (ja) * | 2010-12-13 | 2012-07-05 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用スペアタイヤの保持構造 |
-
1994
- 1994-08-05 JP JP1994010753U patent/JP3015063U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012126159A (ja) * | 2010-12-13 | 2012-07-05 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用スペアタイヤの保持構造 |
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