JP3014967U - パネルへのケース取付け装置 - Google Patents

パネルへのケース取付け装置

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JP3014967U
JP3014967U JP1995001961U JP196195U JP3014967U JP 3014967 U JP3014967 U JP 3014967U JP 1995001961 U JP1995001961 U JP 1995001961U JP 196195 U JP196195 U JP 196195U JP 3014967 U JP3014967 U JP 3014967U
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panel
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screw
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JP1995001961U
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Inventor
正男 山口
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Estech Corp
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Estech Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器のケースをパネルの前面側からパネルに
対して簡単に取付け取外しすることができるパネルへの
ケース取付け装置を提供すること。 【構成】 パネル1に開設した取付け孔2に取り付けら
れるケース3の前板部5に回動自在に挿入されるねじ1
1と、このねじ11と螺合し、前板部5と協働してパネ
ル1を挟持する固定部材12と、前板部5の背面側に所
定の角度で斜めに設けられたガイド部材13とからな
り、ねじの回動方向に伴って固定部材12が螺進すると
ともに、ガイド部材に沿いながらその姿勢を変えるよう
にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、制御盤などのパネルに開設された取付け孔に計器や電気機器など のケースを取り付けるための取付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、制御盤などのパネルに開設された取付け孔に計器や電気機器などのケー スを取り付けるのに、例えば実開昭56−154093号公報や実開平4−41 620号公報に示されるように、パネルに開設された取付け孔に対して前面側か らケースを挿入し、パネルの背面側に作業者がまわって作業を行い固定するよう にしていた。また、ケースをパネルから取り外す場合も、パネルの背面側に作業 者がまわって作業を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術のように、ケースの取付け・取外しに際してパ ネルの背面にまわって作業する場合、パネルへの機器取付け密度が高くなると、 その作業性が非常に悪くなる。
【0004】 この考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、機器のケースをパネルの 前面側からパネルに対して簡単に取付け取外しを行うことができるパネルへのケ ース取付け装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案のパネルへのケース取付け装置は、パネル に開設した取付け孔に取り付けられるケースの前板部に回動自在に挿入されるね じと、このねじと螺合し、前記前板部と協働して前記パネルを挟持する固定部材 と、前記前板部の背面側に所定の角度で斜めに設けられたガイド部材とからなり 、前記ねじの一方向への回転により、前記固定部材が前記前板部から離れるよう に螺進し、かつ前記ガイド部材に沿いながら前板部の端部から引っ込んで前記ケ ースが取付け孔を挿抜できる状態となり、前記ねじの他方向への回転により、前 記固定部材が前記前板部方向に螺進し、かつガイド部材に沿うようにして前板部 の端部から突出し、前記ケースがパネルに固定される状態になるように構成して いる。
【0006】
【作用】
上記構成のパネルへのケース取付け装置を用いてケースをパネルに取付けるに は、固定部材がケースの前板部の端部から引っ込んだ状態でケースをパネルの取 付け孔内を挿通させる。そして、ねじを例えば時計方向に回転させる。この回転 により、固定部材が前板部方向に螺進し、この螺進に伴ってガイド部材に沿うよ うにして徐々に立上がり、ついには垂直状態となり、ケースの前板部と協働して パネルを挟持し、これによってケースはパネルに固定される。
【0007】 また、パネルに取り付けられたケースをパネルから取り外すには、ねじを反時 計方向に回転させる。この回転により、固定部材が前板部から離れる方向に螺進 し、この螺進に伴ってガイド部材に沿いながら水平状態となり、前板部の端部か ら引っ込み、ケースを取付け孔を通して取り外すことができる。
【0008】 この場合、ねじの固定部材を設けた位置よりも端部側に、螺進してきた固定部 材を受け止める停止部材を設けた場合、固定部材がこれに当接し、ねじを所定方 向に回動させることにより、固定部材を確実に水平方向より下方位置とすること ができる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の詳細を図に示す実施例に基づいて説明する。 図1〜図5は、この考案の一実施例を示す。図1〜図4において、1は例えば 制御盤などのパネルで、このパネル1には複数の取付け孔2が適宜の間隔をおい て開設されている。3はパネル1の前面側から取付け孔2に挿抜され、パネル1 に取り付けられる機器などのケースである。
【0010】 前記ケース3は、例えば、次のように構成される。すなわち、前面が開口した ケース本体4とこのケース本体4の前面に着脱自在に設けられる前板部5とから なり、前板部5の背面には、ねじ挿通用の孔6を有する鉤状の取付け部材7が適 宜の間隔をおいて二つ設けてあり、ケース本体4の上面には前記孔6の開設ピッ チに対応するようにして二つのねじ孔8が形成してあって、ねじ9により固定で きるようにしてある。
【0011】 10はこの考案のケース取付け装置で、主として、ねじ11と、これに螺合さ れた固定部材12と、この固定部材12をガイドするガイド部材13とから構成 されており、この実施例では、図1〜図3に示すように、ケース3の上部と下部 とに設けられているが、以下の説明では便宜上、上部側に設けられているケース 取付け装置10の構成について説明する。
【0012】 すなわち、前記ねじ11は、例えば溝付き頭を有するボルトからなり、その途 中までねじ部11aが形成され、先端側はやや細い軸部11bとされている。こ のねじ11は、ケース3の前板部5の上部で、左右方向のほぼ中央に開設された 孔14を挿通するように設けられ、固定部材12が螺着され、さらに、ねじ部1 1aと軸部11bとの境界部分に例えばストップリングなどの停止部材15が止 着される。そして、ケース本体4には、その上面前面側に、固定部材12が自由 に回動できる程度の適宜寸法の切欠き部16が形成してあり、この切欠き部16 の端部には保持部材17が垂下するようにして形成してあり、前記ねじ11の先 端部、すなわち、軸部11bがこの保持部材17に開設された孔17aを挿通す るように保持されている。
【0013】 そして、前記固定部材12は、矩形状の板部材で、その一端側にはねじ11と 螺合するねじ孔(図示してない)が形成されているとともに、図1〜図4に示す ように、その垂直姿勢時においては、前板部5の上端面から突出し、前板部5と 協働してパネル1を挟持できるように構成されている。また、前記ガイド部材1 3は、前板部5の背面(ケース本体4側)に、鉛直方向と所定の傾斜角度(例え ば45°)で斜め下方、かつねじ11が挿通する近傍にこれに沿うようにして設 けられている。
【0014】 ケース3の下部に設けられる取付け装置10においては、ガイド部材13の傾 斜方向が斜め上方になっている以外は、上記ケース3の上部に設けられる取付け 装置10における構成と同じであることはいうまでもない。
【0015】 次に、上記構成のケース取付け装置10の動作について、図5をも参照しなが ら説明する。 まず、ケース3をパネル1に取付けるには、固定部材12がケース3の前板部 5の上端部から引っ込んだ状態(例えば、水平状態)でケース3を取付け孔2内 を挿通させる。そして、ねじ11を適宜の工具を用いて図5において矢印A方向 (時計方向)に回転させると、図5において、仮想線で示すように水平状態にあ った固定部材12が前板部5方向に螺進し、この螺進に伴って、ガイド部材13 に沿うようにして徐々に立上がり、ついには、同図において実線で示すように垂 直状態となり、図3に示すように、前板部と協働してパネル1を挟持し、これに よってケース3は、その上端側においてパネル1に固定保持される。ケース3の 下端側においても、上述と同様にすることにより、パネル1に固定保持される。
【0016】 また、上述のようにしてパネル1に固定保持されているケース3をパネル1か ら取り外すには、図5において矢印B方向(反時計方向)に回転させると、垂直 方向の固定部材12が前板部5から離れる方向に螺進し、この螺進に伴って、ガ イド部材13に沿いながら水平状態となり、さらに、固定部材12は停止部材1 5に当接して前板部5の上端部より低くなるように引っ込む。その状態でケース 3を取付け孔2を通して前面側に引き出すことにより、ケース3取り外すことが できる。
【0017】 上述した実施例のケース取付け装置10は、ねじ11に固定部材12を螺着し 、ケース3に設けられたねじ11をパネル1の前面側から時計方向または反時計 方向に回動するだけで、パネル1を固定するための固定部材12の姿勢を水平方 向または垂直方向にさせることができる。つまり、機器のケース3をパネル1の 前面側からパネル1に対して簡単に取付け取外しを行うことができる。
【0018】 そして、上記ケース取付け装置10においては、ねじ11にストップリングの ような停止部材15を止着してあるので、固定部材12のねじ11の先端側方向 への螺進した場合、これがねじ11から外れるのを防止できるとともに、固定部 材12がその起き上がり以前の姿勢に確実に戻すことができ、ケース3の取付け 孔2への挿入や引出しに好都合である。
【0019】 この考案は、上述の実施例に限られるものではなく、例えば、ケース取付け装 置10を、図6に示すように、ケース3の左右両側に設けるようにしてもよい。
【0020】 また、固定部材12は、前板部5と協働してパネル1を挟持できるものであれ ば、その形状は任意である。
【0021】 さらに、ガイド部材13の鉛直方向となす傾斜角度は任意であり、15°〜7 5°が適当である。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案のパネルへのケース取付け装置によれば、機器 のケースをパネルの前面側からパネルに対して簡単に取付け取外しを行うことが でき、従来のように、パネルの背面にまわって作業する必要がなくなる。また、 前記取付け装置は、部品点数も少なく、構造が簡単であるから安価であるといっ た実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のパネルへのケース取付け装置をケー
スに設けた状態を示す斜視図である。
【図2】前記ケースの正面図である。
【図3】前記取付け装置のケースにおける装着状態を示
す側面図である。
【図4】前記取付け装置のケースにおける装着状態を示
す要部の分解斜視図である。
【図5】前記取付け装置の動作説明図である。
【図6】前記取付け装置のケースへの他の装着態様を示
す正面図である。
【符号の説明】
1…パネル、2…取付け孔、3…ケース、5…前板部、
11…ねじ、12…固定部材、13…ガイド部材、15
…停止部材。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルに開設した取付け孔に取り付けら
    れるケースの前板部に回動自在に挿入されるねじと、こ
    のねじと螺合し、前記前板部と協働して前記パネルを挟
    持する固定部材と、前記前板部の背面側に所定の角度で
    斜めに設けられたガイド部材とからなり、前記ねじの一
    方向への回転により、前記固定部材が前記前板部から離
    れるように螺進し、かつ前記ガイド部材に沿いながら前
    板部の端部から引っ込んで前記ケースが取付け孔を挿抜
    できる状態となり、前記ねじの他方向への回転により、
    前記固定部材が前記前板部方向に螺進し、かつガイド部
    材に沿うようにして前板部の端部から突出し、前記ケー
    スがパネルに固定される状態になるように構成したこと
    を特徴とするパネルへのケース取付け装置。
  2. 【請求項2】 ねじの固定部材を設けた位置よりも端部
    側に、螺進してきた固定部材を受け止める停止部材を設
    けてなる請求項1に記載のパネルへのケース取付け装
    置。
  3. 【請求項3】 ガイド部材が前板部に設けられている請
    求項1に記載のパネルへのケース取付け装置。
JP1995001961U 1995-02-20 1995-02-20 パネルへのケース取付け装置 Expired - Lifetime JP3014967U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014038891A (ja) * 2012-08-10 2014-02-27 Digital Electronics Corp 装置取付機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014038891A (ja) * 2012-08-10 2014-02-27 Digital Electronics Corp 装置取付機構

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