JP3614022B2 - 配電ブロックの取付構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載される配電ブロックの取付構造に係り、詳しくは、車両内に突設された係合部材に吊り下げられた状態で取り付けられる配電ブロックの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コネクタホルダやジャンクション・ブロック等の車両用配電ブロックは、車両内の所定の搭載箇所に固定された状態で搭載される。例えば図8に示すコネクタホルダ51は、車両搭載部品の一つであるブロアモータ52の下方に取り付けられている。
【0003】
同図に示すように、ブロアモータ52の下面には、2本のブラケット53が離間した状態でそれぞれ下方に突設されている。各ブラケット53の先端には、雌ねじ孔54が設けられている。
【0004】
コネクタホルダ51は、車両用電装品間を配線するワイヤハーネスの接続コネクタを固定するものであり、同図に示すように、複数のコネクタ取付孔55を有する略直方体状をなしている。また、同ホルダ51の両端において各雌ねじ孔54と対応する箇所には、それぞれ貫通孔56が透設されている。
【0005】
そして、ボルト57を各貫通孔56に挿通させた状態で各雌ねじ孔54に螺着させることにより、コネクタホルダ51がブロアモータ52に固定される。このため、ワイヤハーネスの接続コネクタは、コネクタホルダ51を介して車両内に固定されることとなる。すなわち、車両走行時の振動等により、接続コネクタが車両搭載部品やフレーム等に接触して破損してしまうことが防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、コネクタホルダ51を各ブラケット53に固定する際には、各貫通孔56と各雌ねじ孔54とを一致させた状態を維持して、各ボルト57を各雌ねじ孔54に螺着させる必要がある。すなわち、作業者は、片手でコネクタホルダ51を支えながら各ボルト57を螺着させる必要がある。このため、コネクタホルダ51の取付作業が煩雑なものとなる。
【0007】
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、取付作業性を向上させることのできる配電ブロックの取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両内における搭載箇所の下方に係合部材を突設するとともに、配電ブロックの上方可視壁に設けられた透孔にその係合部材を挿入し、かつ固定手段を用いて前記搭載箇所に前記配電ブロックを吊り下げた状態で固定する配電ブロックの取付構造であって、前記係合部材は先太り状に形成され、前記透孔は、前記係合部材の先端を挿抜可能な幅を有する幅広部と、前記係合部材の先端を挿抜不能な幅を有しかつ前記幅広部に連通する幅狭部とからなるとともに、前記係合部材を挿入した状態で前記幅広部と前記幅狭部との間を相対的に移動可能な大きさに設定され、前記固定手段は、前記配電ブロックに設けられた貫通孔を介して、前記係合部材の先端部近辺に設けられた雌ねじ孔に螺着して配電ブロックを係合部材に吊り下げた状態で固定する締結部材であり、前記雌ねじ孔及び前記貫通孔は、前記係合部材を前記幅広部に挿入したときにほぼ同一の軸上に配置されるとともに、同係合部材を前記幅広部から前記幅狭部へ相対的に移動させることにより互いに近接する位置関係にあることを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の配電ブロックの取付構造において、前記幅広部と前記幅狭部との連通箇所には、幅広部から幅狭部に向かって徐々に狭くなるガイド部が設けられていることを要旨とする。
【0011】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、係合部材の先端を透孔に挿入させた状態で同係合部材を幅広部から幅狭部に相対移動させることにより、係合部材が透孔から抜け出し不能となる。このため、配電ブロックは係合部材に吊り下げられた状態で保持される。したがって、配電ブロックを支持しなくとも固定手段によって配電ブロックと係合部材とを固定することができる。よって、係合部材に対する配電ブロックの取付作業性を向上させることができる。
【0012】
請求項2に記載の発明によると、幅広部から幅狭部に向かって徐々に狭くなるガイド部が両者の連通箇所に設けられていることにより、幅広部に挿入された係合部材を幅狭部にスムーズに相対移動させることができる。したがって、係合部材に対する配電ブロックの取付作業性をより向上させることができる。
【0013】
また、本発明によると、雌ねじ孔及び貫通孔は、係合部材を前記幅広部に挿入したときにほぼ同一の軸上に配置されるとともに、同係合部材を幅広部から幅狭部へ移動させることにより互いに近接する位置関係にある。このため、係合部材を幅狭部に相対移動させて配電ブロックを係合部材に吊り下げた状態で保持させると、雌ねじ孔と貫通孔とが確実に一致する。したがって、雌ねじ孔に対して締結部材を簡単に螺着させることができる。よって、係合部材に対する配電ブロックの取付作業性をさらに向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に基づき詳細に説明する。
図示しない車両内の所定箇所には、図1に示すように、車両搭載部品の一つであるブロアモータ1が配設されている。このブロアモータ1は、室内ヒータの作動時等に車両室内に温風等を送風するファン装置であり、略円盤状の本体2と、その本体2の下面中央に形成されたモータ部3とから構成されている。
【0015】
本体2の下面におけるモータ部3の両側には、係合部材としての2本のブラケット4が下方に向けて突設されている。すなわち、本実施形態では離間した2箇所にブラケット4が設けられている。各ブラケット4は、板状をなす基部5と先端部6とから構成されている。先端部6は、基部5の幅方向の両側縁から突出した突出片6aを有している。すなわち、先端部6の幅は、基部5の幅より少なくとも4〜6mm程度広くなっている。各突出片6aは、上縁が水平に形成され、先端がテーパ状に形成されている。また、基部5の先端側には、表面を貫通するように雌ねじ孔7が透設されている。なお、本実施形態では、各ブラケット4の板厚が3〜6mm程度に設定されている。
【0016】
配電ブロックとしてのコネクタホルダ11は、車両用電装品間を配線するワイヤハーネスの接続コネクタ等の固定に用いられるものであり、同図に示すように、複数のコネクタ取付孔12を有している。コネクタホルダ11は略直方体状に形成され、その両側には、前記各ブラケット4への取り付けに用いられる取付部位13が設けられている。各取付部位13には、上方に開口する凹部14が設けられている。このため、凹部14の底壁15は、同図において上方から視ることのできる上方可視壁となっており、少なくとも2mm程度の肉厚を有している。
【0017】
また、底壁15には、略「凸」字状の透孔16が透設されている。すなわち、透孔16は、幅広部17と、その幅広部17に連通する幅狭部18とから構成されている。図3に示すように、幅広部17の幅W1は前記ブラケット4の先端部6の幅とほぼ同等またはやや幅広となるように設定されている。幅狭部18の幅W2は前記ブラケット4の基部5の幅とほぼ同等またはやや幅広となるように設定されている。すなわち、幅広部17は各ブラケット4の先端部6の挿抜が可能な幅を有し、幅狭部18は該先端部6の挿抜が不能な幅を有している。また、底壁15における幅広部17と幅狭部18との連通箇所には、幅広部17から幅狭部18に向かって徐々に狭くなるガイド部19が設けられている。なお、本実施形態において、同図に示す幅広部17の長さL1及び幅狭部18の長さL2は、ともに1.3mmに設定されている。また、前記幅W1は1.2mm、前記幅W2は1.8mmに設定されている。すなわち幅広部17と幅狭部18との幅の差は0.6mmとなっている。
【0018】
一方、図1〜図3に示すように、凹部14における幅狭部18側の側壁20には、貫通孔21が透設されている。この貫通孔21は、前記ブラケット4の先端部6を幅広部17に挿入したときに、前記雌ねじ孔7とほぼ同一の軸上となる位置に透設されている。
【0019】
次に、このように構成されたコネクタホルダ11を各ブラケット4に取り付ける手順を説明する。
まず、図2(a)に示すように、コネクタホルダ11の幅広部17内にブラケット4の先端部6を挿入させる。先端部6はテーパ上をなしているため、幅広部17への先端部6の挿入はスムーズに行われる。また、先端部6の挿入状態において、ブラケット4の雌ねじ孔7とコネクタホルダ11の貫通孔21とは、ほぼ同一軸上に位置する。
【0020】
そして、同図に矢印で示すように、ブラケット4が幅狭部18に位置するように、コネクタホルダ11を水平移動させる。このとき、ブラケット4はガイド部19に案内されながら幅狭部18に相対移動するため、ブラケット4はスムーズに幅狭部18に相対移動することとなる。そして、ブラケット4の基部5が幅狭部18に位置したときには、突出片6aの上面が幅狭部18の周縁における底壁15の下面に摺接する。ブラケット4の先端部6は幅狭部18に挿抜不能であるため、コネクタホルダ11は、ブラケット4の先端部6に引っかかった状態となる。したがって、コネクタホルダ11は、ブラケット4に吊り下げられた状態で保持される。また、ブラケット4を幅狭部18に移動させるときには、前記雌ねじ孔7と貫通孔21とが互いに近接する。このため、図3に示すように、ブラケット4の相対移動が完了したときには、雌ねじ孔7と貫通孔21とが一致した状態で連通する。
【0021】
その後、図1〜図3に示すように、締結部材としてのボルト22を貫通孔21に挿通させた状態で雌ねじ孔7に螺着させる。これにより、コネクタホルダ11は、各ブラケット4に吊り下げられた状態で固定される。
【0022】
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)ブラケット4の先端部6を幅広部17に挿入させた状態でブラケット4を幅狭部18に相対移動させると、底壁15における幅狭部18の周縁部分に先端部6の突出片6aが引っかかる。このため、ブラケット4は幅狭部18から抜け出し不能となり、コネクタホルダ11はブラケット4に吊り下げられた状態で保持される。すなわち、作業者の手によってコネクタホルダ11を支持しなくても、コネクタホルダ11がブラケット4から抜け落ちることはない。したがって、作業者は、ボルト22によるコネクタホルダ11の固定作業を両手を使って行うことができる。よって、ブラケット4に対するコネクタホルダ11の取付作業性を向上させることができる。
【0023】
(2)ブラケット4は、ガイド部19に案内されながら幅広部17から幅狭部18に相対移動する。このため、幅広部17に挿入されたブラケット4を幅狭部18にスムーズに相対移動させることができる。したがって、ブラケット4に対するコネクタホルダ11の取付作業性をより向上させることができる。
【0024】
(3)ブラケット4の雌ねじ孔7及びコネクタホルダ11の貫通孔21は、ブラケット4を幅広部17に挿入したときにほぼ同一の軸上に位置する。そして、ブラケット4を幅広部17から幅狭部18へ相対移動させることによって互いに近接する。このため、ブラケット4を幅狭部18に相対移動させてコネクタホルダ11をブラケット4に吊り下げた状態で保持させると、雌ねじ孔7と貫通孔21とが確実に一致する。したがって、雌ねじ孔7に対してボルト22を簡単に螺着させることができる。よって、ブラケット4に対するコネクタホルダ11の取付作業性をさらに向上させることができる。
【0025】
(4)先端部6は、基部5の幅方向の両側縁から突出した突出片6aを有している。このため、ブラケット4は両側端でコネクタホルダ11を支えることとなり、ブラケット4の中心にコネクタホルダ11の重量が加わる。したがって、ブラケット4に偏った応力が集中することがなく、コネクタホルダ11またはブラケット4の破損や変形を抑制できる。仮に、取付部位13がコネクタホルダ11の中央付近に一つのみ設けられ、同コネクタホルダ11が一本のブラケット4のみに吊り下げ保持される場合には、こうした効果が特に有効である。
【0026】
(5)コネクタホルダ11は、先端部6の突出片6aによって吊り下げ状態で保持される。このため、ボルト22によってコネクタホルダ11をブラケット4に固定させた際に、コネクタホルダ11の重量がボルト22のみに集中せず、底壁15の突出片6aと係合する部分にもその重量が分散される。したがって、ボルト22の折損や変形を抑制できる。
【0027】
(6)取付部位13は2箇所に設けられ、コネクタホルダ11は、これら取付部位13を2本のブラケット4に固定させることによって取り付けられている。このため、コネクタホルダ11を、安定した状態で車両内に搭載することができる。
【0028】
なお、本発明に関連する技術の参考例として、上記実施形態の変更例を以に示す。
・ ブラケット4に透設された前記雌ねじ孔7、及びコネクタホルダ11の凹部14の側壁20に透設された前記貫通孔21を、図4に示すように、それぞれ貫通孔31及びクランパ32に変更してもよい。なお、クランパ32とは、貫通孔31に嵌合する部材を示す。このようにすれば、クランパ32を貫通孔31に嵌合させることにより、コネクタホルダ11をブラケット4に固定させることができる。すなわち、ボルト22を用いることなくコネクタホルダ11をブラケット4に固定することができる。その結果、部品点数を削減できるとともに、コネクタホルダ11の固定を簡単に行うことができる。
【0029】
ところで、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 図5に示すように、コネクタホルダ11の取付部位13の形状を変更するとともに、ブラケット4に透設された雌ねじ孔7の透設位置を変更してもよい。
すなわち、取付部位13に前記凹部14を設けず、コネクタホルダ11の上壁に透孔16を透設するようにする。すなわち、この場合にはコネクタホルダ11の上壁が上方可視壁となる。そして、幅狭部18側においてコネクタホルダ11の上面から下方に延びる壁部33に前記貫通孔21を設ける。また、ブラケット4において先端部6を幅広部17に挿入したときに貫通孔21とほぼ同一の軸上となる位置に、前記雌ねじ孔7を透設する。このようにしても、前記実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0030】
・ 透孔16は、略「凸」字状をなすものに限定されず、例えば図6に示すように、略「逆L」字状をなしていてもよい。但し、この場合には、透孔16の形状に合わせて、ブラケット4の先端部6の形状も変形する必要がある。すなわち、先端部6は、基部5の一方の側縁からのみ突出する突出片6aを有している必要がある。
【0031】
・ 透孔16は、略「凸」字状をなすものに限定されず、例えば図7に示すように、略台形状をなしていてもよい。すなわち、この場合には、透孔16の両側縁全体にガイド部19が形成された状態となる。また、この場合、透孔16の最も幅広となる部分の近辺が幅広部17、最も幅狭となる部分の近辺が幅狭部18に相当する。
【0032】
・ ガイド部19は、形成されていなくてもよい。
・ 前記ブラケット4は、板状に限定されるものではなく、例えば円柱棒状や多角柱状であってもよい。
【0033】
・ 各ブラケット4は、ブロアモータ1に限らず、他の車両搭載部品や車両フレームに形成されていてもよい。
・ コネクタホルダ11は、2本のブラケット4に固定されるものに限定されない。すなわち、1本のみまたは3本以上のブラケット4に固定されるものであってもよい。但し、これらの場合、コネクタホルダ11には、ブラケット4の個数と対応する個数の取付部位13を設ける必要がある。
【0034】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。
(1) 請求項1または請求項2において、前記固定手段は、前記係合部材の先端部近辺に設けられた嵌合孔に嵌合する前記配電ブロックに設けられたクランパであり、そのクランパは、前記係合部材を前記幅広部に挿入したときに前記嵌合孔とほぼ同一の軸上に配置されるとともに、同係合部材を前記幅広部から前記幅狭部へ移動させることにより該嵌合孔と嵌合すること。この技術的思想(1)に記載の発明によれば、配電ブロックを固定部材に簡単に取り付けることができる。
【0035】
(2) 請求項1,2、技術的思想(1)のいずれか1つにおいて、前記係合部材は、板状の基部と、その幅方向の少なくとも一方に突出した突出片を有する先端部とを備え、前記突出片の上面が前記幅狭部の周縁部の下面に係合することによって前記配電ブロックが前記係合部材に吊り下げられた状態に保持されること。この技術的思想(2)に記載の発明によれば、固定手段によって配電ブロックを係合部材に固定させた際に、配電ブロックの重量が固定手段のみに集中せず、突出片と幅狭部の周縁部との係合部分にもその重量が分散される。したがって、固定手段の破損や変形を抑制できる。
【0036】
(3) 請求項1,2、技術的思想(1),(2)のいずれかに1つおいて、前記幅狭部の幅は、前記係合部材の幅と同等に設定されていること。この技術的思想(3)に記載の発明によれば、係合部材と配電ブロックとの間のガタツキを確実に防止できる。また、固定手段による両者間の固定をより簡単に行うことができる。
【0037】
(4) 請求項1,2、技術的思想(1)〜(3)のいずれか1つにおいて、前記係合部材及び前記透孔は複数個からなるとともに、それぞれ対応する位置に設けられていること。この技術的思想(4)に記載の発明によれば、配電ブロックを安定した状態で車両内に取り付けることができる。
【0038】
(5) 請求項1,2、技術的思想(1)〜(4)のいずれか1つにおいて、前記係合部材はブロアモータの下面に設けられ、前記配電ブロックはブロアモータの下方に取り付けられていること。
【0039】
(6) 車両内に搭載されるブロアモータにおいて、当該ブロアモータの下面には、先太り状に形成された先端部を有する係合部材が、下方に向かって突設されていることを特徴とするブロアモータ。
【0040】
(7)車両内の搭載箇所において下方に突設された先太り状の係合部材に対して吊り下げられた状態で固定される配電ブロックであって、その上方可視壁には、前記係合部材の先端を挿抜可能な幅を有する幅広部と、前記係合部材の先端を挿抜不能な幅を有しかつ前記幅広部に連通する幅狭部とからなるとともに、前記係合部材を挿入した状態で前記幅広部と前記幅狭部との間を相対的に移動可能な大きさに設定された透孔が透設されていることを特徴とする配電ブロック。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、係合部材に対する配電ブロックの取付作業性を向上させることができる。
【0042】
請求項2に記載の発明によれば、係合部材に対する配電ブロックの取付作業性をより向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配電ブロックの取付構造の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】同実施形態の配電ブロックの取付手順を示す斜視図。
【図3】同実施形態の配電ブロックの一部を拡大して示す平面図。
【図4】本発明に係る配電ブロックの取付構造の他の実施形態の一部を拡大して示す分解斜視図。
【図5】本発明に係る配電ブロックの取付構造の他の実施形態の一部を拡大して示す分解斜視図。
【図6】本発明に係る配電ブロックの取付構造の他の実施形態の一部を拡大して示す分解斜視図。
【図7】本発明に係る配電ブロックの取付構造の他の実施形態の一部を拡大して示す分解斜視図。
【図8】従来の配電ブロックとその取付構造を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1…ブロアモータ、4…係合部材としてのブラケット、5…基部、6…先端部6…雌ねじ孔、11…配電ブロックとしてのコネクタブロック、13…取付部位、14…凹部、15…上方可視壁としての底壁、16…透孔、17…幅広部、18…幅狭部、19…ガイド部、21…貫通孔、22…締結部材としてのボルト、31…貫通孔、32…クランパ。

Claims (2)

  1. 車両内における搭載箇所の下方に係合部材を突設するとともに、配電ブロックの上方可視壁に設けられた透孔にその係合部材を挿入し、かつ固定手段を用いて前記搭載箇所に前記配電ブロックを吊り下げた状態で固定する配電ブロックの取付構造であって、
    前記係合部材は先太り状に形成され、前記透孔は、前記係合部材の先端を挿抜可能な幅を有する幅広部と、前記係合部材の先端を挿抜不能な幅を有しかつ前記幅広部に連通する幅狭部とからなるとともに、前記係合部材を挿入した状態で前記幅広部と前記幅狭部との間を相対的に移動可能な大きさに設定され
    前記固定手段は、前記配電ブロックに設けられた貫通孔を介して、前記係合部材の先端部近辺に設けられた雌ねじ孔に螺着して配電ブロックを係合部材に吊り下げた状態で固定する締結部材であり、前記雌ねじ孔及び前記貫通孔は、前記係合部材を前記幅広部に挿入したときにほぼ同一の軸上に配置されるとともに、同係合部材を前記幅広部から前記幅狭部へ相対的に移動させることにより互いに近接する位置関係にあることを特徴とする配電ブロックの取付構造。
  2. 前記幅広部と前記幅狭部との連通箇所には、幅広部から幅狭部に向かって徐々に狭くなるガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配電ブロックの取付構造。
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