JP2514403Y2 - ブラシ保持器 - Google Patents

ブラシ保持器

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JP2514403Y2
JP2514403Y2 JP1989131684U JP13168489U JP2514403Y2 JP 2514403 Y2 JP2514403 Y2 JP 2514403Y2 JP 1989131684 U JP1989131684 U JP 1989131684U JP 13168489 U JP13168489 U JP 13168489U JP 2514403 Y2 JP2514403 Y2 JP 2514403Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
brush
brush holder
cylinder axis
commutator
opening end
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989131684U
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English (en)
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JPH0370066U (ja
Inventor
厚一 久山
隆 蠣崎
Original Assignee
株式会社芝浦製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は回転機に適用されるブラシ保持器に関する。
〔従来の技術〕
回転機例えば直流機では、ブラシは整流子の周囲に設
けられ整流子面に対して、筒軸がほぼ垂直に取り付けら
れた複数のブラシ保持器に、着脱可能に保持されてお
り、摩耗度合等に応じて交換される。このようなブラシ
保持器は従来、第3図および第4図に示すように、例え
ば、略断面十文字状をなす筒状に構成されており、ブラ
シ2は、ブラシ保持器1の整流子15の整流子面15aと反
対側の開口端部1aから挿入保持されるようになってい
る。
また、実開昭58−131167号公報に開示されているフラ
ットモータのブラシホルダーの様に、本考案と反対側、
即ち整流子面側のブラシホルダーの開口端部を、筒軸と
直交する直線に対して傾斜させているものもある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ブラシ保持器1の周囲に十分な作業スペースがあれ
ば、ブラシ2をブラシ保持器1の整流子面と反対側の開
口端部に容易に着脱すなわち挿入したり、または引抜く
ことができる。しかし、実際には直流機の設置場所が悪
い所や、また、直流機ケーシング内の狭隘なスペース中
でブラシの着脱作業をしなければならない場合が多い。
したがって、第3図に示す従来のブラシ保持器1の場合
は、整流子面と反対側の開口端部1aの端面は、筒軸と直
交する面となっているため、整流子に対するブラシ保持
器1の取付位置が例えば左右あるいは下部では、ブラシ
を着脱する場合、手探りで作業をしなければならず、特
にブラシを挿入する場合には、ブラシの軸線をブラシ保
持器1の筒軸と一致させて挿入させなければならず、手
探り状態では、作業性がきわめて低下する。また、実開
昭58−131167号公報に開示されているフラットモータの
ブラシホルダーの場合は、矢印方向に回転の場合は良い
が逆方向に回転する場合は、その構造上ブラシの保持が
不十分な為、最悪の場合ブラシが折損するおそれがあ
る。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、
ブラシの着脱が容易にでき、ブラシ交換等に際して、作
業性の向上が図れるブラシ保持器を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、整流子面に対して筒軸がほぼ垂直に取り付
けられたブラシ保持器において、ブラシの着脱を容易に
するため整流子面と反対側の開口端部を筒軸と直交する
直線に対して所定角度傾斜させてなることを特徴とす
る。
〔作用〕
本考案によれば、整流子面に対して筒軸がほぼ垂直に
取り付けられたブラシ保持器の整流子面と反対側の開口
端部が、筒軸と直交する直線に対して所定角度傾斜して
いるので、ブラシ着脱時、ブラシ保持器の開口端部の傾
斜方向に沿ってブラシを大きい角度で傾けることが可能
となる。
また、ブラシの軸線を筒軸と同じにしたり、傾けたり
してその後、筒軸と直交する方向に移動し、ブラシの下
部の一側部がブラシ保持器の内側端11bに当接した時点
でブラシを挿入すると挿入が容易にできる。したがっ
て、ブラシの交換・点検等に際しての作業性の向上が図
れる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を直流機に例をとって第1図
および第2図を参照して説明する。
ブラシ保持器11は例えば断面略十文字状をなす筒状に
構成されており、ブラシホルダ12のボルト13によって整
流子面15aに対して筒軸Aがほぼ垂直になる様に固定さ
れる。このブラシ保持器11の整流子面15aと反対側の開
口端部11aからブラシ14が着脱可能に挿入し得るように
なっている。また、このブラシ保持器11の開口端部11a
は、筒軸Aと直交する直線Bに対して所定角度α、例え
ば15〜30度傾斜している。15は整流子を示す。
ブラシ保持器11にブラシ14を挿入する場合には、第1
図に示すように、最初にブラシ14をブラシ保持器11の整
流子面15aと反対側の開口端部11aの傾斜側に沿って比較
的大きい角度で傾けた状態で挿入することができる。あ
る程度挿入した後は、ブラシ14の軸線はブラシ保持器11
の筒軸Aに一致する。また、ブラシ保持器11の周囲に十
分な作業スペースがある場合は、ブラシの軸線を筒軸A
と同じになるようにして、その後、筒軸Aと直交する方
向に移動し、ブラシの下部の一側部がブラシ保持器の内
側11bに当接した時点でブラシを挿入すると挿入が容易
にできる。また、ブラシ14をブラシ保持器11から引抜く
場合には、ある程度までブラシ14の軸線がブラシ保持器
11の筒軸Aに一致する状態で引抜いた後、挿入時と同様
にブラシ保持器11の整流子面15aと反対側の開口端部11a
の傾斜側に沿って傾けた状態で引抜くことができる。
よって本実施例によれば、ブラシ14の挿入または引抜
き角度を広範囲にとることができるとともに、狭隘なス
ペース中で手さぐり状態で行う整流子の左右、下部等に
あるブラシ保持器のブラシの交換・点検等に際して、作
業性の向上が図れる。また、回転機が正逆転しても、ブ
ラシ保持器のブラシを保持する部分が充分にあるためブ
ラシが折損するおそれもない。
また、開口端部11aと筒軸Aと直交する直線Bとの所
定角度αは15〜30度に限定されるものではない。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、整流子面に対して筒軸
がほぼ垂直に取り付けられたブラシ保持器において、整
流子面と反対側の開口端部が筒軸と直交する直線に対し
て所定角度傾斜しているので、ブラシ保持器の整流子面
と反対側の開口端部の傾斜方向に沿ってブラシを大きい
角度で傾けることが可能となり、ブラシの挿入または引
抜き角度を広範囲にとることができるので、狭隘なスペ
ース中でもブラシの着脱が容易にできる。また、整流子
の左右、下部等にあるブラシ保持器に対しては目視また
は手さぐりで傾斜部を確認することができるので、ブラ
シの挿入、引抜きが容易である。従って、ブラシの交換
・点検等に際しての作業性の向上が図れる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るブラシ保持器の一実施例を示す縦
断面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は従
来例を示す縦断面図、第4図は第3図のIV−IV線断面図
である。 11…ブラシ保持器、11a…開口端部、14…ブラシ、15…
整流子、15a…整流子面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転機の整流子面に対して筒軸がほぼ垂直
    に取り付けられたブラシ保持器において、ブラシの着脱
    を容易にするため整流子面と反対側の開口端部を筒軸と
    直交する直線に対して所定角度傾斜させてなることを特
    徴とするブラシ保持器。
JP1989131684U 1989-11-14 1989-11-14 ブラシ保持器 Expired - Lifetime JP2514403Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989131684U JP2514403Y2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 ブラシ保持器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989131684U JP2514403Y2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 ブラシ保持器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0370066U JPH0370066U (ja) 1991-07-12
JP2514403Y2 true JP2514403Y2 (ja) 1996-10-16

Family

ID=31679174

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JP1989131684U Expired - Lifetime JP2514403Y2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 ブラシ保持器

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5825566U (ja) * 1981-08-14 1983-02-18 株式会社東芝 刷子保持器
JPS58131167U (ja) * 1982-02-26 1983-09-05 カルソニックカンセイ株式会社 フラツトモ−タのブラシホルダ−
JPS59158971U (ja) * 1983-04-12 1984-10-25 三菱重工業株式会社 横型多管式蒸発器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0370066U (ja) 1991-07-12

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