JP3011365B2 - 自動機管理装置 - Google Patents

自動機管理装置

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JP3011365B2
JP3011365B2 JP24549195A JP24549195A JP3011365B2 JP 3011365 B2 JP3011365 B2 JP 3011365B2 JP 24549195 A JP24549195 A JP 24549195A JP 24549195 A JP24549195 A JP 24549195A JP 3011365 B2 JP3011365 B2 JP 3011365B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の自動取引
装置に収容された媒体の数量をそれぞれ適切に管理する
ように媒体補充回収機を設け、その補充回収動作を集中
制御部において集中管理する場合に適する自動機管理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、銀行の預貯金を管理する自動取
引装置は、顧客の要求に従って現金の入金処理や出金処
理を自動的に行う。銀行には、通常多数の自動取引装置
が据え付けられており、これらはそれぞれ独自に顧客の
要求に従った取引を実行する。この場合に、各自動取引
装置にはそれぞれ予め一定量の現金が収容され準備され
ているが、現金の引出しや預入れ等の取引が繰り返され
ると、これらが増減する。現金の引出し要求があったと
き、必要量の現金が金庫に格納されていない自動取引装
置は処理が中断するおそれがあり、また入金取引が連続
したために収容能力を超えて入金があると、やはり取引
を一時停止して係員による処置が必要となる。このよう
な自動取引装置の動作停止や係員による煩雑な管理業務
を自動化するために、補充回収用の現金を搭載し、複数
の自動取引装置の間を走行して任意の自動取引装置に紙
幣等の媒体を補充したり、別の任意の自動取引装置から
紙幣等の媒体を回収する機能を持つ媒体補充回収機を備
えたシステムが開発されている(特公平6−36229
号公報、特開昭62−31493号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な媒体補充回収機を用いた自動機管理装置には次のよう
な解決すべき課題があった。媒体補充回収機を用いた自
動取引装置中の媒体を補充回収する場合には、係員は媒
体補充回収機の内部に収納する補充回収用のカセットを
適時交換する。このカセットには、予め一定の管理のも
とに紙幣等の現金が収納される。従って、銀行員等が媒
体補充回収機へカセットを装填したり、媒体補充回収機
からカセットを取り出す場合、媒体である現金に触れる
ことがなく安全確実な管理が可能となる。従って、係員
はいつの時点でどのカセットを媒体補充回収機に装着し
たか、あるいは媒体補充回収機から取り出したかといっ
た業務の内容を記録しコンピュータ等に登録するといっ
た管理を行っている。ところが、媒体補充回収機に新た
なカセットが装填された場合には、媒体補充回収機全体
としてその中にどれだけ媒体が収納されているかを確認
しなければならない。この場合に、その合計額の確認
は、これまでの補充回収記録と新たに装填されたカセッ
トに収納された媒体量とを加算するといった処理とな
る。
【0004】しかしながら、装填され補充されたはずの
現金の一部が不足するといった現金事故は、このような
カセットの装着や交換の際に生じ易い。しかも、銀行内
部でこのようなカセット交換を行う場合のほかに、無人
運用等で、例えば警備員にカセットの交換を依頼すると
いった運用方法も少なくない。この場合には、責任の範
囲を明らかにし確実な媒体の確定管理が必要となる。本
発明は以上の点に着目してなされたもので、カセット装
着前と装着後の媒体量の確定操作を確実にし、媒体の管
理責任の範囲を厳密に切り分けることのできる自動機管
理装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〈構成1〉本発明の自動機管理装置は、自走移動する媒
体補充回収機を自動取引装置に位置づけ、自動取引装置
に対して媒体の補充回収を行う自動機管理装置におい
て、媒体補充回収機に、媒体補充回収用のカセットを装
填する場合に、カセットの装填を通知するカセット装填
キーを設け、このカセット装填キーの押し下げ後、媒体
補充回収機に既に装填されていた全てのカセット中の媒
体を計数して、カセット装填前の媒体量を確定し、か
つ、新たに装填されたカセット中の媒体を計数して、そ
の媒体量を確定するように制御する制御部と、カセット
装填前の媒体量とカセット装填後の媒体量とを表示する
表示部を備える。 〈説明〉媒体補充回収の対象となる自動取引装置は1台
でも複数台でもよい。また、媒体用の表示はディスプレ
イやプリンタ等の表示装置を用いて行う。装填前の媒体
量確定動作と新たに装填されたカセット中の媒体計数動
作はどちらが先でもよい。
【0006】〈構成2〉また、カセット装填キーの押し
下げ後、媒体量確定のための計数と表示を終了するま
で、全てのカセットの着脱を阻止するロック機構を設け
るとよい。 〈説明〉これによって、媒体量確定処理が中断されず確
実な管理ができる。計数や表示が終了した後、カセット
の着脱が行われると、再び確定処理が行われる。
【0007】〈構成3〉また、カセット装填前の媒体量
を確定させるための計数の終了までに発生した、リジェ
クト分の媒体を収納するためのリジェクトボックスを、
媒体補充回収機の内部に設け、カセット中の媒体量を確
定させるための計数の終了までに発生した、リジェクト
分の媒体を収納するためのリジェクトボックスを、当該
カセットの内部に設けるとよい。 〈説明〉これにより、装填されたカセットに収納された
媒体は確実に計数されて補充等に使用されたものの他は
リジェクトボックスに収納されており、当初収納された
媒体の全数が容易に確認できる。このため、カセット単
位の管理ができる。
【0008】〈構成4〉また、自動取引装置に対して媒
体の補充回収を行う媒体補充回収機から、既に装填され
ているいずれかのカセットを取り出して、媒体を収納し
た新たなカセットを装填する場合に、いずれかのカセッ
トの媒体の有高を最小にするように媒体を移動させて、
既に装填されているカセットのうちの、媒体の有高が最
小のもののみについて、媒体補充回収機からの取り外し
を可能とする、ロック機構を設けるとよい。 〈説明〉新たに媒体を収納したカセットを装填する場
合、効率の面からも安全性の面からも空のカセットを取
り出し、これと新たなカセットを交換することが好まし
い。そこで、媒体補充回収機側で空のカセットを検出し
あるいは有高が最小のカセットを検出してそれのみロッ
クを外す。従って、係員は容易に交換すべきカセットを
区別し操作できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図の実施の形態を
用いて詳細に説明する。図1は、本発明の装置の主要部
ブロック図である。本発明の装置は、例えばこの図に示
すような構成とされる。 〈システムの概略〉なお、本発明の装置を具体的に説明
する前に、予め自動機群管理システムの外観図と媒体補
充回収機の構造や動作を簡単に説明する。
【0010】図2は、自動機群管理システム外観斜視図
である。ここには、例えば4台の自動取引装置1が据え
付けられている。これらの装置は、例えば紙幣や硬貨を
金庫に収容して、顧客と入出金取引を行うための装置で
ある。これらの装置に紙幣や硬貨等の媒体を補充しある
いは自動取引装置1から媒体を回収するために媒体補充
回収機2が設けられている。媒体補充回収機2の中にも
媒体を収容する金庫が格納されている。そして、これら
の媒体を適切に運用し自動取引装置1と媒体補充回収機
2の動作を制御するために、図に示す集中制御部3が設
けられている。この集中制御部3は、係員が集中操作部
8を操作すると、その操作結果を表示部9に表示しなが
ら各種の処理を実行する。なお、必要に応じてこのよう
な処理結果がプリンタ10に出力される。
【0011】一方、媒体補充回収機2は、自動取引装置
1の背面に配置された軸5とレール6に沿って自由に移
動する。そして、媒体の補充あるいは回収が必要となっ
た自動取引装置1に横付けされ、図示しない搬送路接続
機構を用いて媒体補充回収機2と自動取引装置1との間
の搬送路を接続する。これによって、媒体の補充あるい
は回収処理が実行される。
【0012】この図2のA−A線に沿う断面図を図3に
示す。図3は、主として媒体の搬送路等を説明するため
の説明図である。図に示すように、自動取引装置1には
顧客が入出金取引を実行する場合に、媒体を投入しある
いは媒体を取り出す入出金口11が設けられている。そ
して、その内部には自動入出金のための装置が格納され
ている。この装置は、認識部12、入出金金庫13、リ
ジェクトカセット14、表裏反転部15等を備えてい
る。そして、媒体補充回収機2との接続のためにアダプ
タ16が装着されている。なお、自動取引装置1の内部
機構は搬送路31により相互に接続され、媒体が所定の
経路を搬送される構成となっている。
【0013】媒体補充回収機2には、補充回収用のカセ
ット21a,21bと、リジェクトカセット22及び認
識部23が設けられている。この内部機構の相互間は搬
送路32により接続され、所定の経路で媒体が搬送され
る。なお、自動取引装置1と媒体補充回収機2とは、媒
体の補充回収動作の際、接続部33により接続され、互
いにその搬送路が接続されている。自動取引装置1の認
識部12は、搬送された媒体の真偽を判別してその金種
等を認識するための部分である。入出金金庫13は、例
えば3台の入出金金庫13a,13b,13cとから構
成され、このうちの入出金金庫13aには万券、入出金
金庫13bには千券が収容されるものとする。認識部1
2で鑑別された紙幣は、その金種に応じてこれらの入出
金金庫13aや13bに選別されて収容される。入出金
金庫13cは、そのいずれかを収容したり別の目的に使
用されたりする。
【0014】リジェクトカセット14は、汚れのひどい
紙幣や破損した紙幣、重送等の搬送異常を生じた紙幣等
を収容するカセットである。表裏反転部15は、紙幣を
収容したり排出したりする場合に、予め紙幣の表裏を取
り揃えるための部分で、ここには一定量の紙幣が一時的
に蓄積される構成となっている。アダプタ16は、媒体
補充回収機2の搬送路32と自動取引装置1の搬送路3
1との間を接続するためのもので、図の断面図矢印に示
すように一定の方向へ紙幣等の媒体を搬送するベルト等
を収容した箱から構成される。
【0015】媒体補充回収機2には、この断面から見た
状態では上下2台のカセット21a,21bが格納され
ている。また、これらの下にリジェクトカセット22が
設けられている。ここには媒体補充回収機2の側で管理
する汚れたり破損したり搬送異常を生じた媒体が収容さ
れる。認識部23は、補充回収用のカセット21a,2
1bから取り出された媒体の鑑定や金種の認識を行う部
分で、その機能は自動取引装置1に設けられた認識部1
2と同様である。なお、各カセット21a,21bの下
部にも、リジェクト部25a,25bが一体に設けられ
ている。
【0016】以上の構成によって、自動取引装置1の入
出金金庫13に収容した媒体が減少したときは、媒体補
充回収機2のカセット21aあるいは21bから媒体を
搬送路32,31を介して送り込み補充する。なお、図
3の断面では上下2台のカセット21a,21bが現れ
ているが、この実施の形態では、例えば4個の金庫が縦
2段、横2列で媒体補充回収機2に格納され、それぞれ
同一の手順で搬送路32を介して媒体の補充回収ができ
る構成となっている。また、媒体の補充回収は入出金金
庫13の各金種別カセット単位で行われる。即ち、例え
ば千券万券毎にそれぞれ一定の数量の管理が行われる。
【0017】一方、自動取引装置1の入出金金庫13に
必要以上の媒体が収容された場合には、媒体補充回収機
2に対し搬送路31,32を介して媒体が搬送され、い
ずれかのカセット21に回収され収容される。図2に示
した集中制御部3は、各自動取引装置1から入出金金庫
13に収容された媒体の数量について定期的に通知を受
け、この通知から各自動取引装置1の動作状況を把握
し、適当なタイミングで媒体補充回収機2を走行させて
媒体の補充あるいは回収処理を実行させる。
【0018】〈本発明の主要部〉次に、図1に戻って、
本発明の自動機管理装置の具体的な機能説明を行う。本
発明の装置は、図に示すように、媒体補充回収機2の側
に新たにカセットが装填された場合に、これを集中制御
部3に知らせるためのカセット装填キー27を備えてい
る。また、媒体補充回収機2の内部に収納された媒体数
を確定するための制御を、集中制御部3が行うように構
成されている。なお、本発明では、この集中制御部3を
単に制御部と呼んでいる。また、集中制御部3の制御に
よって媒体数が確定した場合、その結果が表示部9に表
示されるように構成されている。
【0019】ここで、本発明の装置の動作を簡単に説明
する。まず、図1に示すように、媒体補充回収機2に
は、例えば4台のカセット21a〜21dが収納され
る。なお、この図ではカセット21aとカセット21c
のみが図示されている。ここで、新たに装填されたカセ
ットをカセット21aとする。本発明の装置は、新たに
カセット21aが装填された場合、係員がカセット装填
キー27を押すことによってこれを集中制御部3に通知
する構成とされている。即ち、図に示すステップS1に
おいて、カセット装填キー27の押し下げ通知が集中制
御部3に入力すると、集中制御部3は媒体補充回収機2
に対し装填前の媒体量確定命令を出力する(ステップS
2)。
【0020】この場合には、図3に示す断面図から見
て、各補充回収用のカセット21a〜21dより取り出
された媒体が認識部23によって認識され計数されて、
再び元のカセットに戻される。なお、この段階で認識が
できなかったり搬送不良となった媒体はリジェクトカセ
ット22に収納される。こうして、これまで既に装填さ
れていた全てのカセット中の媒体を計数すると、その計
数結果を図1の集中制御部3に通知する(ステップS
3)。次に、集中制御部3は新たに装填されたカセット
21a中の媒体の計数命令を媒体補充回収機2に向け出
力する(ステップS4)。
【0021】媒体補充回収機2は、先の場合と同様に認
識部23によって収容された媒体を認識して計数して、
再びカセット21aに収納する。なお、この段階で認識
不能であったり搬送不良を生じた媒体は、媒体補充回収
機2に既に収納されていた媒体と区別するため、図3の
カセット21a中に設けられたリジェクト部25aに収
納される。そして、計数結果が得られた場合には、図1
のステップS5において、集中制御部3に通知される。
集中制御部3はその結果をまとめて表示部9に向け出力
する(ステップS6)。こうして、表示部9にはカセッ
ト装填前の媒体量とカセット装填後の媒体量とが併せて
表示される。なお、この表示はディスプレイ等に表示さ
れる他、内部の記憶装置に記録され、更にプリンタ等を
用いて出力される。記憶装置やプリンタも全て表示部で
ある。いずれかの表示部によって表示されれば係員がそ
の内容を確認することができる。
【0022】以上のように、カセット装填キー27の押
し下げ通知によって、媒体補充回収機2に既に格納され
ている媒体量の確定と、新たに装填されたカセット中の
媒体量の確定とを行い、その集計結果を表示するように
すれば、カセットの装填前後の媒体量が確実に把握で
き、カセット装填作業の際の現金事故を防止できる。
【0023】〈ロック機構〉上記のようなカセット装填
時の媒体確定処理を行う場合に、カセットが装填される
と、その中の媒体量計数を完了させない限り、媒体補充
回収機内部の最終的な媒体量の確定が不可能となる。従
って、カセット装填キーが押された後、媒体計数処理が
完了するまでに、いずれかのカセットの着脱が行われる
と、媒体の確定処理が不可能になる。そこで、本発明の
装置には次のような機構を設けることが好ましい。
【0024】図4に、ロック機構の説明図を示す。この
図は媒体補充回収機2を背面から見た図で、図の斜め左
上部分にはカセット装填キー27が設けられている。そ
して、各カセットを収納する扉35a〜35dには、そ
れぞれその開閉を阻止することのできるロック機構28
が設けられている。また、係員が扉がロックされている
かどうかを容易に判断できるように、ロック表示ランプ
29が各扉の横に設けられている。例えば、ロックされ
ている場合には、このロック表示ランプ29が消灯し、
ロックが外れている場合は点灯するようにする。即ち、
ロック表示ランプ29が点灯している扉以外は係員が開
くことができない。また、この実施の形態では、カセッ
ト装填キーの押し下げ後、媒体量確定のための計数と表
示を終了するまで、このロック機構28が全てのカセッ
トの着脱を阻止するように構成される。この制御は、図
に示す集中制御部3が行う。以上の構成によって、カセ
ット装填時の媒体管理がより確実に行える。
【0025】〈リジェクト分の媒体処理〉先に説明した
通り、媒体補充回収機に既に収納されている媒体量と新
たに装填されたカセット中に収納されている媒体量とを
確実に切り分けてその計数管理を行うことが必要にな
る。媒体を計数する場合には、必ず媒体を認識部に送り
込む。全ての媒体が確実に認識できるときは、実際には
事故が起こりにくい。ところが、一部の媒体が汚れや破
損あるいは搬送不良等で認識不能であった場合に、その
媒体はリジェクト処理される。具体的には先に説明した
ように、リジェクトカセット等に収納される。こうした
場合、リジェクト分は計数ができないから、抜取り等の
事故も起こるおそれがある。従って、リジェクト分の処
理が現金管理には特に重要となる。
【0026】この実施の形態では、先に概略説明した通
り、次のようにして確実な媒体処理を行う。図5は、リ
ジェクト分の媒体処理説明図である。図に示すカセット
21aが既に媒体補充回収機に装填されているカセット
であるとする。この場合には、ここからルートR1を通
じて取り出された媒体が認識部23によって認識され、
正常な紙幣はルートR2を通ってカセット21aに戻さ
れる。一方、認識部23で認識不能であったり搬送不良
となった媒体はルートR5を通じてリジェクトカセット
22に収納される。即ち、既に媒体補充回収機に格納さ
れている媒体は媒体補充回収機全体としてその内容量が
管理されている。従って、どのカセットから取り出され
た媒体もリジェクト処理された場合には、リジェクトカ
セット22に収納しておけば、後でこのリジェクトカセ
ット22に収納された媒体と残りのカセットに収納され
た媒体とを加えることによって全体量が確実に把握し確
認できる。
【0027】一方、カセット21aが新たに装填された
ものである場合の処理を次に説明する。この場合には、
カセット21aからルートR1を通って認識部23に送
り込まれた媒体はこれが正常な紙幣である場合、ルート
R2を通ってカセット21aの運用媒体を収納する部分
に収納される。一方、認識部23で認識できなかったも
のや搬送不良の紙幣はルートR3を通って、カセット2
1aの下部に設けられたリジェクト部25aに送り込ま
れる。即ち、カセット21aに収納されていた媒体は正
常な紙幣もリジェクトされた紙幣もいずれも必ずカセッ
ト21aに戻されて確定処理が行われる。
【0028】従って、カセット21a中の媒体の計数処
理結果とリジェクト部25a中に収納されたリジェクト
分の媒体とを加算すれば、必ず当初カセット21aに収
納されていた媒体量となる。これによって、例えばカセ
ットを銀行の金庫等から取り出し、媒体補充回収機に装
填するまでの運搬中、何らかの原因で現金事故が生じた
とすれば、必ずその結果がカセット21aの計数結果と
して現れる。従って、カセット装填操作のための確実な
媒体管理ができる。カセット21aが媒体補充回収機に
装填されその中に収納された媒体の計数が完了し運用が
開始された後は、カセット21a中の正常な紙幣はその
まま媒体補充回収機に収納された媒体として全体として
の管理の対象になる。
【0029】〈空きカセットの処理〉上記のようなカセ
ットの補充のための装填を行う前提としては、既に媒体
補充回収機に装填された空のカセットを取り出す作業が
伴う。もし、空のカセットがなければ可能な限り媒体収
納量の少ないカセットを取り出し、新たに十分媒体を収
納したカセットを装填する作業が必要となる。この場合
に、係員がどのカセットも容易に取り出して、それと新
たなカセットを交換することが可能であると、やはり媒
体の管理面が不十分になる。そこで、この実施の形態で
は、交換対象となるカセットを表示するとともに、それ
以外のカセットの脱着を防止するため、図4で説明した
ロック機構を利用する。
【0030】図6には、空きカセットの処理方法説明図
を示す。一般に、随時4個のカセットを補充対象に使用
していると、全体として収納された媒体量が少なくなっ
たとしてもいずれかのカセットが空になっているとは限
らない。図の(a)に示すように、4個のカセット21
a〜21dを見た場合に、そのハッチングを付した媒体
量はカセット21aが最小でカセット21dが最大とな
っている。このような場合に、例えばカセット21aに
収納された媒体をカセット21bに移すことによってカ
セット21aは空になる。カセット21aを空にした方
が、カセット交換の際、新たな補充媒体量をその分だけ
少なくできる。
【0031】しかも、空のカセットの方が取り出した場
合の保管や運搬面で安全性が高い。そこで、この実施の
形態では、(a)のような状態の場合、まず空きカセッ
トを作り、(b)に示すように1台のカセット21aを
空にして、その他のカセットは図4に示した要領でロッ
ク機構を動作させ着脱不能にする。そして、カセット2
1aについてロック表示ランプ29を点灯させて交換を
可能にする。これによって、係員はカセット21aを新
たに媒体を収納した図示しないカセットと交換する。
【0032】また、上記のようにいずれかのカセットを
空にできない場合もある。図7は、最小収納カセットの
処理方法説明図を示す。図7(a)に示す状態では、カ
セット21aが媒体収納量最小のカセットであるが、そ
の全部を他のカセットに移すとしても、その移すだけの
余地が他のカセットに残っていない。従って、カセット
21aに収納された一部の媒体を、空きを持つカセット
21bに移す。そして、カセット21aに収納された媒
体を最小にしてカセット交換に備える。媒体が最小であ
れば、新たに補充する媒体量も少なく済む。また、収納
された媒体が少ないほど取り出したカセットの運搬保管
等のリスクが小さい。この場合にも、媒体量が最小のカ
セット以外はロック機構によって着脱を不能にする。こ
うして、確実性を高めることができる。
【0033】本発明は以上の実施の形態に限定されな
い。媒体補充回収機に装着できるカセットの数は2台以
上何台でもよく。また、カセット装填キーの取付位置や
表示部に対する計数結果の表示方法や表示内容等は適宜
自由に変更して差し支えない。また、計数処理の手順は
必ずしも上記実施の形態に限らず、実質的に新たに装填
するカセットと媒体補充回収機に既に収納されているカ
セット中の媒体を切り分けて計数できるものであればな
んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動機管理装置実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図2】自動機群管理システムの外観斜視図である。
【図3】媒体の搬送路説明図である。
【図4】ロック機構の説明図である。
【図5】リジェクト分の媒体処理説明図である。
【図6】空きカセットの処理方法説明図である。
【図7】最終収納カセットの処理方法説明図である。
【符号の説明】
2 媒体補充回収機 3 集中制御部 9 表示部 27 カセット装填キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走移動する媒体補充回収機を自動取引
    装置に位置づけ、自動取引装置に対して媒体の補充回収
    を行う自動機管理装置において、 前記媒体補充回収機に、媒体補充回収用のカセットを装
    填する場合に、 カセットの装填を通知するカセット装填キーを設け、 このカセット装填キーの押し下げ後、 媒体補充回収機に既に装填されていた全てのカセット中
    の媒体を計数して、カセット装填前の媒体量を確定し、
    かつ、新たに装填されたカセット中の媒体を計数して、
    その媒体量を確定するように制御する制御部と、 前記カセット装填前の媒体量とカセット装填後の媒体量
    とを表示する表示部を備えたことを特徴とする自動機管
    理装置。
  2. 【請求項2】 カセット装填キーの押し下げ後、媒体量
    確定のための計数と表示を終了するまで、全てのカセッ
    トの着脱を阻止するロック機構を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の自動機管理装置。
  3. 【請求項3】 カセット装填前の媒体量を確定させるた
    めの計数の終了までに発生した、リジェクト分の媒体を
    収納するためのリジェクトボックスを、媒体補充回収機
    の内部に設け、 カセット中の媒体量を確定させるための計数の終了まで
    に発生した、リジェクト分の媒体を収納するためのリジ
    ェクトボックスを、当該カセットの内部に設けたことを
    特徴とする請求項1記載の自動機管理装置。
  4. 【請求項4】 自動取引装置に対して媒体の補充回収を
    行う媒体補充回収機から、 既に装填されているいずれかのカセットを取り出して、
    媒体を収納した新たなカセットを装填する場合に、いず
    れかのカセットの媒体の有高を最小にするように媒体を
    移動させて、 既に装填されているカセットのうちの、媒体の有高が最
    小のもののみについて、媒体補充回収機からの取り外し
    を可能とする、ロック機構を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の自動機管理装置。
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