JP3075553B2 - 自動取引装置の媒体量制御システム - Google Patents

自動取引装置の媒体量制御システム

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JP3075553B2
JP3075553B2 JP26188594A JP26188594A JP3075553B2 JP 3075553 B2 JP3075553 B2 JP 3075553B2 JP 26188594 A JP26188594 A JP 26188594A JP 26188594 A JP26188594 A JP 26188594A JP 3075553 B2 JP3075553 B2 JP 3075553B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数台の自動取引装置
に収容された媒体の数量をそれぞれ適切に管理するよう
に媒体補充回収機を設け、その補充回収動作を集中制御
部において集中管理するようにした自動取引装置の媒体
量制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、銀行の預貯金を管理する自動取
引装置は、顧客の要求に従って現金の入金処理や出金処
理を自動的に行う。銀行には、通常多数の自動取引装置
が据え付けられており、これらはそれぞれ独自に顧客の
要求に従った取引を実行する。この場合に、各自動取引
装置にはそれぞれ予め一定量の現金が収容され準備され
ているが、現金の引出しや預入れ等の取引が繰り返され
ると、これらが増減する。現金の引出し要求があったと
き、必要量の現金が金庫に格納されていない自動取引装
置は処理が中断するおそれがあり、また入金取引が連続
したために収容能力を超えて入金があると、やはり取引
を一時停止して係員による処置が必要となる。このよう
な自動取引装置の動作停止や係員による煩雑な管理業務
を自動化するために、補充回収用の現金を搭載し、複数
の自動取引装置の間を走行して任意の自動取引装置に紙
幣等の媒体を補充したり、別の任意の自動取引装置から
紙幣等の媒体を回収する機能を持つ媒体補充回収機を備
えたシステムが開発されている(特公平6−36229
号公報、特開昭62−31493号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な媒体量制御システムには、次のような解決すべき課題
があった。例えば、預貯金のための現金入出金用自動取
引装置が多数据え付けられている店舗において、各装置
が非常に頻繁に使用され、多額の現金が入金されたり排
出されるシステムにおいては、各自動取引装置がそれぞ
れ個別に媒体の補充要求や回収要求を行うだけでなく、
システム全体として総合的な媒体の管理を行う必要があ
る。
【0004】また、同一の店舗内に取付け据え付けられ
た複数の自動取引装置の中には、例えば出入口付近で非
常に使用頻度が高い装置もあれば、比較的利用度の少な
い装置もある。また、入金取引と出金取引の両方を行う
装置もあれば、出金専用機もある。このような各装置の
取引頻度状況や機種等を考慮したきめの細かい制御が要
求される。更に、システム全体として、できるだけ媒体
切れを起こさないように、しかも必要以上の媒体を保持
しておくことがないように管理しなければならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の点を解決
するため次の構成を採用する。本発明は、複数の自動取
引装置に、紙幣の補充を開始するための補充開始量と前
記紙幣の回収を開始するための回収開始量とを設定し、
前記各自動取引装置の前記紙幣の現在量を集中制御部に
て管理し、該集中制御部が前記各自動取引装置の現在量
と補充開始量及び回収開始量とを比較し、紙幣の補充及
び回収が必要と判断すると、媒体補充回収機を制御して
補充及び回収のいずれかの必要な自動取引装置まで移動
させて該媒体補充回収機にて紙幣を補充及び回収させる
自動取引装置の媒体量制御システムにおいて、集中制御
部は、いずれかの自動取引装置に対し媒体補充回収機に
て紙幣の補充を行わせている間に、該自動取引装置に取
引を開始させ、該取引が入金及び出金のいずれの取引か
を判断し、入金取引と判断すると、媒体補充回収機の補
充動作を中止させると共に該自動取引装置の入金取引を
続行させ、出金取引と判断すると、出金すべき金額と現
在量とを比較し、該出金すべき金額が小さいと、媒体補
充回収機の補充動作を中止させると共に、該自動取引装
置の出金取引を続行させ、該出金すべき金額が大きい
と、該自動取引装置の出金取引を中止させる制御を行う
ことを特徴とする。
【0006】また、本発明において、集中制御部は、い
ずれかの自動取引装置に対し媒体補充回収機にて紙幣の
回収を行わせている間に、該自動取引装置に取引を開始
させ、該取引が入金及び出金のいずれの取引かを判断
し、出金取引と判断すると、媒体補充回収機の回収動作
を中止させると共に該自動取引装置の出金取引を続行さ
せることを特徴とする。
【0007】他の発明において、集中制御部は、複数の
自動取引装置の現在量が補充開始量以下と判断すると、
特定の自動取引装置以外の他の複数の自動取引装置から
媒体補充回収機を制御して紙幣を回収させ、かつ該媒体
補充回収機より回収した紙幣を特定の自動取引装置へ補
充させることを特徴とする。 また、他の発明において、
集中制御部は各自動取引装置に優先順位を設定し、これ
ら自動取引装置が同時に補充及び回収が必要になると、
優先順位に従って紙幣の補充及び回収を媒体補充回収機
に行わせることを特徴とする。 更に、他の発明におい
て、複数の自動取引装置は、収容されている自己の硬貨
の数を計数する精査手段を有し、媒体補充回収機は、自
動取引装置から紙幣を回収して計数する精査手段を有
し、集中制御部は、媒体補充回収機を制御して一つの自
動取引装置の紙幣を精査させると同時に、残りの自動取
引装置に自己の硬貨の精査を実行させることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】媒体補充回収機がいずれかの自動取引装置に対
し紙幣の補充動作を行っている間は、通常、この自動取
引装置の取引処理は中止されている。 しかるに、本発明
では、集中制御部は、この自動取引装置に取引処理を行
わせ、この取引が入金及び出金のいずれの取引かを判断
する。 入金取引の場合、紙幣の補充が不要なので、集中
制御部は媒体補充回収機の補充動作を中止させ、この自
動取引装置に入金取引処理を続行させる。 出金取引の場
合、集中制御部は出金すべき金額と現在量とを比較し、
出金金額が小さいと、媒体補充回収機の補充動作を中止
させ、この自動取引装置に出金取引処理を続行させる。
これに対し、出金金額が大きいと、出金が不能となるた
め、この自動取引装置の出金取引を中止させる。
【0009】このように、本発明では、自動取引装置の
取引を判断している間でも紙幣の補充を続行させるの
で、補充処理の迅速化を図り、自動取引装置の稼動率を
向上させて顧客の待ち時間を少なくし、その便宜を図る
ことができる。 そして、媒体補充回収機が回収動作して
いる間に、その自動取引装置が出金取引を開始すると、
回収動作を中止させて出金取引を続行させることによ
り、更に自動取引装置の稼動率を向上させ、かつ顧客の
便宜を図ることができる。
【0010】また、複数の自動取引装置の現在量が補充
開始量以下になると、集中制御部は特定の自動取引装置
に他の複数の自動取引装置から回収した紙幣を補充させ
る。これにより、全ての自動取引装置を停止させず、特
定の自動取引装置を取引可能にすることができるので、
顧客の便宜を図ることができる。 更に、複数の自動取引
装置に設定した優先順位で紙幣の補充、回収を行うの
で、例えば、出金取引の最も多い自動取引装置に優先的
に補充するので、この自動取引装置の停止を回避し、そ
の稼動率を向上させることができる。 更に、媒体補充回
収機が紙幣の精査のみを実行し、硬貨の精査は自動取引
装置に直接装着するカセット等を用いるものとした場
合、できるだけ早くこれら全ての媒体の精査を完了させ
たい。そこで、紙幣精査と硬貨精査の並行処理を実行す
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のシステム主要部ブロック図で
ある。本発明のシステムは、例えばこの図に示すような
構成とされる。なお、本発明のシステムを具体的に説明
する前に、予めシステムの外観図と媒体補充回収機の構
造や動作を簡単に説明する。
【0012】図2は、本発明のシステム外観斜視図であ
る。ここには、例えば4台の自動取引装置1が据え付け
られている。これらの装置は、例えば紙幣や硬貨を金庫
に収容して、顧客と入出金取引を行うための装置であ
る。これらの装置に紙幣や硬貨等の媒体を補充しあるい
は自動取引装置1から媒体を回収するために媒体補充回
収機2が設けられている。媒体補充回収機2の中にも媒
体を収容する金庫が格納されている。そして、これらの
媒体を適切に運用し自動取引装置1と媒体補充回収機2
の動作を制御するために、図に示す集中制御部3が設け
られている。この集中制御部3は、係員が集中操作部8
を操作すると、その操作結果を表示部9に表示しながら
各種の処理を実行する。なお、必要に応じてこのような
処理結果がプリンタ10に出力される。
【0013】一方、媒体補充回収機2は、自動取引装置
1の背面に配置された軸5とレール6に沿って自由に移
動する。そして、媒体の補充あるいは回収が必要となっ
た自動取引装置1に横付けされ、図示しない搬送路接続
機構を用いて媒体補充回収機2と自動取引装置1との間
の搬送路を接続する。これによって、媒体の補充あるい
は回収処理が実行される。
【0014】この図2のA−A線に沿う断面図を図3に
示す。図3は、主として媒体の搬送路等を説明するため
の説明図である。図に示すように、自動取引装置1には
顧客が入出金取引を実行する場合に、媒体を投入しある
いは媒体を取り出す入出金口11が設けられている。そ
して、その内部には自動入出金のための装置が格納され
ている。この装置は、認識部12、入出金金庫13、リ
ジェクトカセット14、表裏反転部15等を備えてい
る。そして、媒体補充回収機2との接続のためにアダプ
タ16が装着されている。なお、自動取引装置1の内部
機構は搬送路31により相互に接続され、媒体が所定の
経路を搬送される構成となっている。
【0015】媒体補充回収機2には、補充回収用金庫2
1と、リジェクトカセット22及び認識部23が設けら
れている。補充回収用金庫21は後で説明するように、
2台の金庫21a,21bから成る。この内部機構の相
互間は搬送路32により接続され、所定の経路で媒体が
搬送される。なお、自動取引装置1と媒体補充回収機2
とは、媒体の補充回収動作の際、接続点33により接続
され、互いにその搬送路が接続されている。自動取引装
置1の認識部12は、搬送された媒体の真偽を判別して
その金種等を認識するための部分である。入出金金庫1
3は、例えば3台の入出金金庫13a,13b,13c
とから構成され、このうちの入出金金庫13aには万
券、入出金金庫13bには千券が収容されるものとす
る。認識部12で鑑別された紙幣は、その金種に応じて
これらの入出金金庫13aや13bに選別されて収容さ
れる。入出金金庫13cは、そのいずれかを収容したり
別の目的に使用されたりする。
【0016】リジェクトカセット14は、汚れのひどい
紙幣や破損した紙幣、重送等の搬送異常を生じた紙幣等
を搬送して収容するカセットである。表裏反転部15
は、紙幣を収容したり排出したりする場合に、予め紙幣
の表裏を取り揃えるための部分で、ここには一定量の紙
幣が一時的に蓄積される構成となっている。アダプタ1
6は、媒体補充回収機2の搬送路32と自動取引装置1
の搬送路31との間を接続するためのもので、図の断面
図矢印に示すように一定の方向へ紙幣等の媒体を搬送す
るベルト等を収容した箱から構成される。
【0017】媒体補充回収機2には、この断面から見た
状態では上下2台の補充回収用金庫21a,21bが格
納されている。また、これらの下にリジェクトカセット
22が設けられている。ここには媒体補充回収機2の側
で管理する汚れたり破損したり搬送異常を生じた媒体が
収容される。認識部23は、補充回収用金庫21a,2
1bから取り出された媒体の鑑定や金種の認識を行う部
分で、その機能は自動取引装置1に設けられた認識部1
2と同様である。
【0018】以上の構成によって、自動取引装置1の入
出金金庫13に収容した媒体が減少したときは、媒体補
充回収機2の補充回収用金庫21aあるいは21bから
媒体を搬送路32,31を介して送り込み補充する。な
お、図3の断面では上下2台の補充回収用金庫21a,
21bが現れているが、この実施例では、例えば4個の
金庫が縦2段、横2列で媒体補充回収機2に格納され、
それぞれ同一の手順で搬送路32を介して媒体の補充回
収ができる構成となっている。また、媒体の補充回収は
入出金金庫13の各金種別カセット単位で行われる。即
ち、例えば千券万券毎にそれぞれ一定の数量の管理が行
われる。
【0019】一方、自動取引装置1の入出金金庫13に
必要以上の媒体が収容された場合には、媒体補充回収機
2に対し搬送路31,32を介して媒体が搬送され、い
ずれかの補充回収用金庫21に回収され収容される。図
2に示した集中制御部3は、各自動取引装置1から入出
金金庫13に収容された媒体の数量について定期的に通
知を受け、この通知から各自動取引装置1の動作状況を
把握し、適当なタイミングで媒体補充回収機2を走行さ
せて媒体の補充あるいは回収処理を実行させる。
【0020】次に、図1に戻って本発明のシステムの主
要部を説明する。図の上部には、例えば4台の自動取引
装置の入出金金庫13A〜13Dが示されている。ま
た、中央には、これらに媒体を補充しあるいはこれらか
ら媒体を回収するための媒体補充回収機2が示されてい
る。集中制御部3は、本発明においては、各自動取引装
置の媒体量を周期的に検出し管理するための、この図に
示すような機能ブロックが設けられる。
【0021】即ち、集中制御部3には、検出部41、検
出タイミング設定部42、記憶部43、比較部44及び
制御部45が設けられる。検出部41は、各自動取引装
置と通信を行い、各自動取引装置から入出金金庫に収容
した媒体の量を通信電文等により受け入れ認識する部分
である。検出タイミング設定部42は、検出部41に対
し各自動取引装置の媒体量を順番に問い合わせ、しかも
これらの制御が円滑にできる十分に短い周期で検出部4
1を動作させるタイマ等から構成される。
【0022】記憶部43には、検出部41が検出した各
自動取引装置の入出金金庫毎の現在媒体量48が格納さ
れる。また、記憶部43には装置毎の管理用のテーブル
データ49が記憶され、ここには装置番号49A、補充
開始量49B及び回収開始量49Cが記憶されている。
装置番号49Aは、自動取引装置毎に個別に設けられた
識別のための番号である。補充開始量49Bは図の上方
に示すように、各自動取引装置が正常に取引を実行する
ことができる最低限に近い媒体量である。従って、この
媒体量以下の媒体量となった場合には、媒体の補充によ
って補充開始量以上になるように管理する。
【0023】また、回収開始量49Cは、自動取引装置
に相当量の媒体が収容されており、更に入金取引等が行
われた場合に、そのような入金によって装置が媒体収容
不可能な状態になるといった事態を防止するための基準
である。従って、収容媒体量がこの回収開始量に近付い
た場合には、一定量だけこの装置から媒体量を取り出
し、回収するといった措置が要求される。
【0024】比較部44は、記憶部43から読み出され
た現在媒体量48と、例えば補充開始量49Bとを比較
し、現在媒体量48が補充開始量49Bを下回るような
場合には、直ちに制御部45に向けその結果を伝える部
分である。従って、この比較部44は、データの読み出
しや演算処理を行うプロセッサ等から構成される。制御
部45は、比較部44の比較処理の結果、補充回収が必
要であると判断された場合に、媒体補充回収機2や自動
取引装置に対し回収指示を発する部分である。検出部4
1の機能も制御部45の機能もこの例の場合、主として
通信機能が中心となることから、これらはいずれも通信
制御部等により構成できる。
【0025】上記の構成のシステムでは、複数台の自動
取引装置に対し媒体補充回収機2がこれらの間を走行
し、必要に応じて自動取引装置に横付けし、自動取引装
置の内部の搬送路に接続されて媒体の補充回収を実行す
る。そして、本発明のシステムでは、このような自動取
引装置の媒体量を集中制御部3が常に認識し、記憶部4
3に格納しておく。このような各自動取引装置の現在有
高の問い合わせは先に説明した要領で検出部41により
十分短い周期で行われる。こうして、その現在媒体量4
8と、補充開始量49Bや回収開始量49Cとを比較
し、各自動取引装置の入出金金庫13A〜13Dに収納
された媒体が、常に補充開始量と回収開始量との間にあ
るように媒体補充回収制御を実行する。こうして、各自
動取引装置は適切な量の媒体を収容し、円滑に取引が実
行できる。
【0026】図4に、補充中止動作フローチャートを示
す。上記のような補充回収動作を実行する場合、その間
自動取引装置の取引動作は一時中止される。従って、現
在実行中の取引を妨害しないようチェックを行う必要が
生じる。しかも、例えば現在入金取引が実行されてお
り、比較的多量の媒体がその自動取引装置に取り込まれ
るような場合には、その取引によって、収容された全媒
体量が媒体補充開始量を十分に上回ってしまうこともあ
る。このような場合を考慮し、この図に示すような動作
制御を行う。
【0027】まず、ステップS1において、媒体量が検
出される。そして、ステップS2において、補充開始量
より多いかどうかが判断される。補充開始量より多けれ
ば、再び次の媒体量検出まで待機することになる。な
お、この間、タイマ等の動作によって一定時間待機する
が、このフローチャートにはその手順を省略している。
補充開始量と等しいかあるいはこれを下回った場合に
は、ステップS3に移り、媒体補充の決定を行う。そし
て、次に装置の取引状態がチェックされる。即ち、ステ
ップS4において、入金取引中かどうかが判断される。
もし、入金取引中であれば、媒体補充の決定を一旦取り
消す(ステップS7)。そして、再びステップS1に戻
り、媒体量の検出から始める。媒体が十分に取り込まれ
るような取引であれば、あえて媒体を補充を行う必要が
ないからである。
【0028】入金取引中でない場合には、出金取引中か
どうかの判断がされる(ステップS5)。もし、出金取
引中であれば、この状態で待機し、出金取引が終了する
のをステップS5のループで監視する。出金取引が終了
すると、ステップS6に移り、媒体補充処理を実行す
る。出金取引の場合に単なる待機のみとしたのは、出金
取引が行われた場合には必ず媒体を補充しなければなら
ないからである。なお、上記各自動取引装置の補充開始
量や回収開始量は、装置毎にそれぞれ別々に設定して差
し支えない。例えば、同一店舗にある自動取引装置のう
ち、出口や入口に近い使用頻度の高い装置は媒体の補充
開始量を多めに設定する。一方、比較的奥の方に据え付
けられた使用頻度が低い装置は媒体の補充開始量を少な
めに設定する。
【0029】ここで、図4のフローチャート注1の部分
では、媒体補充動作中に入金取引や出金取引が開始され
ることもある。この場合にも、顧客の取引を優先させる
ために、媒体補充処理を中断することが好ましい。ま
た、この原則は媒体回収処理においても全く同様である
ことが好ましい。次に、図4のフローチャートの注2の
部分では、媒体の補充なしに出金処理が不可能なケース
もある。そこで、まず出金取引に伴う出金金額を判断し
て、その出金が可能なら出金取引を先行させ、不可能な
ら、出金取引を待機させて媒体補充処理を先行させる。
【0030】図5に、補充回収量の報告動作説明図を示
す。上記のような補充回収処理を集中制御部が媒体補充
回収機や自動取引装置に対して指示する場合に、その補
充量や回収量も同時に通知する。従って、媒体補充回収
機は指示された枚数の媒体を自動取引装置に補充すると
いった処理を行う。しかしながら、補充動作を開始する
と、媒体が先に説明した要領で搬送路を流れ、自動取引
装置の入出金金庫に収容されるまで長い経路を進む。従
って、斜行、重送等の障害も発生して一部の媒体のリジ
ェクトも起り得る。このような場合、例えば300枚補
充という指令を受けても、実際には299枚の補充であ
ったり301枚の補充であるといったことも有り得る。
従って、自動取引装置側で受け入れた媒体の数量を正確
に検出し、集中制御部にその結果を報告する。
【0031】図5は、その手順を説明するシーケンスチ
ャートである。まず、集中制御部3は、ステップS1に
おいて、媒体補充回収機2に対し補充回収指示を行う。
この場合には補充回収量の通知が併せて行われる。ステ
ップS2で媒体補充回収機2はこれを受けて、自動取引
装置1に対し補充回収処理を実行する。自動取引装置1
は、このとき補充回収量のカウントを行う(ステップS
3)。正確に補充回収量がカウントされ、それ以上の媒
体が自動取引装置に補充されていないことが確認される
と、ステップS4において、集中制御部3に対し補充回
収量の通知を行う。その結果、集中制御部3は各自動取
引装置の媒体有高を正確に把握することができる。
【0032】次に、複数台の自動取引装置が据え付けら
れている場合に、いずれの自動取引装置も既に補充開始
量を下回る媒体量となった場合には、各自動取引装置の
取引を一旦停止し、媒体の補充を待つ必要がある。この
ような状態になるのは、通常、媒体補充回収機自身に収
容された媒体も不足し、外部からの媒体の調達を待つよ
うなケースが考えられる。このような場合に、全ての自
動取引装置の動作を停止させてしまうと、顧客の便宜が
図れない。そこで、この実施例では、何台かの自動取引
装置のうちいずれか1台あるいは適当な台数の装置を代
表取引装置に選定する。この代表取引装置には、周辺の
自動取引装置から媒体を供給する。こうして、一部の代
表取引装置に媒体を集中させれば、その媒体量は十分に
増加し、取引可能な状態に戻る。
【0033】図6には、このような代表設定動作説明図
を示す。この図に示す4台の入出金金庫13A〜13D
には多少の媒体が収容されているが、これらはいずれも
補充開始量より下回るものとする。この場合に、例えば
自動取引装置1Dを代表取引装置に設定する。そして、
この代表取引装置1Dの入出金金庫13Dに全ての自動
取引装置の媒体を集中させる。この作業は媒体補充回収
機が行う。これによって、図6(b)に示すように、代
表取引装置1Dには、比較的十分な量の媒体20が収容
され、取引の続行が可能となる。例えば、この実施例を
採用すると、店舗に据え付けられた自動取引装置全てが
頻繁に取引に使用されているような場合は媒体を平均的
に分配し、全体として利用者が減少し、例えば一部の装
置のみを動作せておいても支障がない場合には、一部の
装置に媒体を集中して資金運用の経済化と円滑化を図る
ことができる。
【0034】図7は、媒体補充回収優先度設定説明図を
示す。先に説明したように、同一の店舗内に複数の自動
取引装置が据え付けられている場合に、入口付近の装置
は比較的使用され、奥の方に据え付けられた装置の利用
度はやや低いといった傾向が見られる。そこで、この図
に示すように、各装置に対する管理用のテーブルデータ
49に、取引回数カウンタ49D、機種49E、優先度
49F等のデータを格納する領域を定める。そして、自
動取引装置1からこれが使用される毎に一定の情報が送
り込まれ、取引回数カウンタ49Dがカウントアップす
る構成となっている。制御部45は、この取引回数カウ
ンタ49Dの内容や機種49Eの内容を認識した上で優
先度49Fを設定して、ここにそのデータを格納する。
これによって、各自動取引装置には、例えば全部で4台
ある場合には1番〜4番の優先度に関するデータが設定
される。このような優先度は、例えば全ての自動取引装
置が一斉に媒体の補充開始量に達した場合に、媒体補充
回収機が補充回収を行う順番を決定する。これによっ
て、利用度の高い、使用頻度の高い装置は優先的に媒体
の補充回収が実行される。媒体の絶対量が不足していれ
ば優先度の高い自動取引装置のみが媒体を補充される。
【0035】また、機種49Eは、例えば入出金取引の
両方を行う装置と、出金取引のみを行う装置を区別する
ためのものである。例えば、出金取引のみを行う装置
は、入金取引も伴う装置に比べ、媒体の排出量が多くな
る性質を持つ。従って、優先度を高くし、媒体が不足し
た場合、できるだけ速やかに媒体を補充するといった措
置をとる。
【0036】図8に、機種毎の補充回収開始設定動作説
明図を示す。入出金の両方の取引を行う自動取引装置と
出金処理のみを行う出金専用の自動取引装置が混在する
ような場合、先に説明した回収開始量や補充開始量を必
ずしも一律に設定する必要はない。例えば、この図に示
すように、出金専用機の場合には、入金がないため媒体
をいっぱいに収容しておいても何ら支障はない。従っ
て、回収開始量というものは設定しなくてよい。逆に、
出金取引ばかりが行われ、また比較的操作が簡単で利用
度も高いといった点から、他の自動取引装置と同一の補
充開始量を設定しておいては補充が間に合わないことも
ある。そこで、この図に示すように、補充開始量は、入
出金用の装置と出金専用機と比べて、出金専用機の方を
より高く設定する。こうして、取引の円滑な運用が図ら
れる。
【0037】ここで、各自動取引装置に収容された媒体
の数量を確定する精査がしばしば行われる。その方法
は、各自動取引装置から媒体補充回収機に対し全ての媒
体を回収し、その回収する過程に媒体数の計数を行う。
そして、計数が完了すると媒体を自動取引装置に戻し、
精査が完了する。なお、このような場合に、例えば紙幣
については媒体補充回収機が精査を行うが、貨幣につい
ては自動取引装置に回収用のカセットを装着して同様の
処理を行うといった場合がある。このような場合に、紙
幣の回収と計数及び硬貨の回収と計数を行う時間は非常
に長時間となり、精査を行う絶対的な時間が長くなって
しまう。
【0038】図9は、このような場合の精査処理動作説
明図である。4台の自動取引装置1A〜1Dが配置され
ている場合に、媒体補充回収機2を1台の自動取引装置
1Bに横付けし、その紙幣用金庫13Bから紙幣の回収
を実行する。なお、この場合に、その後に精査の対象と
なる自動取引装置1A,1C,1Dについて、硬貨補充
回収用カセット52を装着し、硬貨を硬貨用金庫51か
ら回収する。そして、硬貨数のカウントを並行して実行
する。
【0039】具体的には(b)に示すとおりである。例
えば、1台の自動取引装置に媒体補充回収機2を横付け
して紙幣の精査を行うために10分間を要するとする。
4台分の紙幣の精査には10×4、即ち40分が必要と
なる。一方、自動取引装置に硬貨補充回収用カセット5
2を装着して硬貨の精査を行うと、1台分13分を要す
るとする。この場合、例えば図9(b)のとの手順
に示すように、それぞれ空いている装置に対し紙幣の精
査と硬貨の操作を順番にやっていくと、硬貨の精査にか
かる13分×4、即ち49分が全体の精査時間となる。
【0040】ところが、図9(a)に示すように、1台
の自動取引装置について、紙幣の精査を行っている間
に、他の自動取引装置に一挙に硬貨補充回収用カセット
52を装着し、同時に並行して硬貨の精査を実行させる
こともできる。これによって、硬貨の精査を紙幣の操作
よりも短い時間で完了させることができる。これは、図
9(b)のに示すような手順で行われる。その結果、
全体の精査時間をの手順で行う場合に比べて短縮する
ことができる。
【0041】図10に、各自動取引装置の管理データ説
明図を示す。以下、上記のようなシステムの更に具体的
な使用データの内容と動作シーケンスを説明する。図1
0は、図1に示した管理用のテーブルデータ49の更に
具体的な内容例を示す。この図に示すように、テーブル
データには、それぞれアドレスがN〜N+13まで、あ
るいは必要に応じてそれ以上付けられている。そして、
例えばアドレスNには万券現金有高、N+1に千券現金
有高、N+2に五千券現金有高が情報として設定され
る。また、N+3,N+4,N+5には、それぞれ万
券、千券、五千券の補充開始枚数が設定される。更に、
N+6〜N+8には、万券、千券、五千券の回収開始枚
数が設定される。この他、N+9には優先順位、N+1
0には現金取引回数、N+11には機種等が設定され、
以下、任意の制御データが設定される。このようなテー
ブルデータが自動取引装置毎に用意され、これが図1に
示す集中制御部3の記憶部43に格納される。これによ
って、各自動取引装置は先に説明したような実施例に該
当する制御が行われる。
【0042】図11に、補充処理の具体的なシーケンス
チャートを示す。補充処理は、実際にはこの図に示すよ
うな具体的なシーケンスによって実行される。まず、ス
テップS1において、集中制御部3は自動取引装置1の
有高検出を行う。そして、ステップS2において、自動
取引装置1は集中制御部3に対し有高報告を行う。この
ような検出と報告は、先に説明した要領で一定の比較的
短い周期で行われる。なお、この周期は、取引の状況に
よって自由に設定して差し支えない。また、ここで例え
ば自動取引装置1には、最初300枚の媒体が収容され
ていたとする。そして、ある時点で150枚の支払が生
じ、その後有高の報告を受けたステップS5の時点で、
補充処理が必要だと判断したものとする。
【0043】この場合に、補充処理を決定すると、集中
制御部3はステップS6において、媒体補充回収機に対
し接続指示を行う。即ち、媒体補充回収機2はこの指示
によって駆動系を制御し、自動取引装置の背面まで移動
し、その搬送路を接続する(ステップS7)。そして、
ステップS8において、媒体補充回収機2は自動取引装
置1と相互に通信を行い、接続の確認を行う。そして、
接続が完了すると、自動取引装置1から、ステップS9
において、集中制御部3に対し接続完了通知が行われ
る。その後、集中制御部3は、ステップS10におい
て、補充スタート指示を行う。この指示は、媒体補充回
収機2及び自動取引装置1に伝えられる。ここで、補充
動作が開始される。例えば、350枚の媒体が補充され
る。その後、自動取引装置1からステップS11におい
て、補充完了通知が集中制御部3に送られる。なお、こ
のとき、自動取引装置1は補充された媒体の枚数等を情
報として付加し、集中制御部3に報告することになる。
【0044】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例においては、自動取引装置を預貯金管理等の現
金入出金装置等であるものとして説明したが、これは現
金以外の各種有価証券を取り扱うような装置であっても
差し支えない。また、媒体制御部の構成は必要な機能ブ
ロックのみを表示したが、既に図2や図3を用いて説明
したような各種の機能を持つ種々の回路を含めて構成し
て差し支えない。
【0045】
【発明の効果】以上説明した本発明の自動取引装置の媒
体量制御システムによれば、複数の自動取引装置の現在
有高を媒体の管理に必要な十分短い間隔で周期的に検出
して収集し、補充開始量と回収開始量とを比較して、自
動取引装置の収容する媒体量がこの補充開始量と回収開
始量との間にあるように制御する構成としたので、複数
の自動取引装置の媒体量を常に一定の適切な範囲内に制
御し、システムの円滑な運用を図ることができる。
【0046】また、媒体の補充開始量と回収開始量は装
置毎に任意の値に設定し、装置の取引頻度や機種等に応
じた柔軟な制御をすることができる。また、自動取引装
置が入金取引中あるいは出金取引中には、媒体の補充回
収処理を保留し、取引内容に応じた対処を行うようにし
たので、媒体補充回収処理によって取引が妨げられるこ
となく、また取引の内容に応じて媒体の補充回収処理を
適切に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム主要部実施例を示すブロック
図である。
【図2】本発明のシステム外観斜視図である。
【図3】媒体の搬送路説明図である。
【図4】補充中止動作フローチャートである。
【図5】補充回収量の報告動作シーケンスチャートであ
る。
【図6】代表設定動作説明図である。
【図7】媒体補充回収優先度設定説明図である。
【図8】機種毎の補充回収開始量設定説明図である。
【図9】精査処理の動作説明図である。
【図10】各自動取引装置の管理データ説明図である。
【図11】補充処理の具体的なシーケンスチャートであ
る。
【符号の説明】
2 媒体補充回収機 3 集中制御部 13A〜13D 入出金金庫 41 検出部 42 検出タイミング設定部 43 記憶部 44 比較部 45 制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−48588(JP,A) 特開 平2−311986(JP,A) 特開 昭62−115593(JP,A) 特開 平5−73754(JP,A) 特開 昭63−791(JP,A) 特開 昭62−31493(JP,A) 特開 昭63−157298(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の自動取引装置に、紙幣の補充を開
    始するための補充開始量と前記紙幣の回収を開始するた
    めの回収開始量とを設定し、前記各自動取引装置の前記
    紙幣の現在量を集中制御部にて管理し、該集中制御部が
    前記各自動取引装置の前記現在量と前記補充開始量及び
    前記回収開始量とを比較し、前記紙幣の補充及び回収が
    必要と判断すると、媒体補充回収機を制御して補充及び
    回収のいずれかの必要な自動取引装置まで移動させて該
    媒体補充回収機にて前記紙幣を補充及び回収させる自動
    取引装置の媒体量制御システムにおいて、 前記集中制御部は、 いずれかの前記自動取引装置に対し前記媒体補充回収機
    にて前記紙幣の補充を行わせている間に、該自動取引装
    置に取引を開始させ、該取引が入金及び出金のいずれの
    取引かを判断し、 入金取引と判断すると、前記媒体補充回収機の補充動作
    を中止させると共に該自動取引装置の入金取引を続行さ
    せ、 出金取引と判断すると、出金すべき金額と前記現在量と
    を比較し、該出金すべき金額が小さいと、前記媒体補充
    回収機の補充動作を中止させると共に、該自動取引装置
    の出金取引を続行させ、該出金すべき金額が大きいと、
    該自動取引装置の出金取引を中止させる制御を行うこと
    を特徴とする自動取引装置の媒体量制御システム。
  2. 【請求項2】 前記集中制御部は、いずれかの前記自動
    取引装置に対し前記媒体補充回収機にて前記紙幣の回収
    を行わせている間に、該自動取引装置に取引を開始さ
    せ、該取引が入金及び出金のいずれの取引かを判断し、 出金取引と判断すると、前記媒体補充回収機の回収動作
    を中止させると共に該自動取引装置の出金取引を続行さ
    せることを特徴とする請求項1記載の自動取引装置の媒
    体量制御システム。
  3. 【請求項3】 複数の自動取引装置に、紙幣の補充を開
    始するための補充開始量と前記紙幣の回収を開始するた
    めの回収開始量とを設定し、前記各自動取引装置の前記
    紙幣の現在量を集中制御部にて管理し、該集中制御部が
    前記各自動取引装置の媒体量制御システムにおいて、 前記集中制御部は、 前記複数の自動取引装置の前記現在量が前記補充開始量
    以下と判断すると、 特定の前記自動取引装置以外の他の前記複数の自動取引
    装置から前記媒体補充回収機を制御して紙幣を回収さ
    せ、 該媒体補充回収機より回収した紙幣を前記特定の自動取
    引装置へ補充させる制御を行うことを特徴とする自動取
    引装置の媒体量制御システム。
  4. 【請求項4】 前記集中制御部は、 前記各自動取引装置毎に、前記補充開始量と前記回収開
    始量とを個別に設定して制御することを特徴とする請求
    項3記載の自動取引装置の媒体量制御システム。
  5. 【請求項5】 複数の自動取引装置に、紙幣の補充を開
    始するための補充開始量と前記紙幣の回収を開始するた
    めの回収開始量とを設定し、前記各自動取引装置の前記
    紙幣の現在量を集中制御部にて管理し、該集中制御部が
    前記各自動取引装置の媒体量制御システムにおいて、 前記集中制御部は、 前記複数の自動取引装置に補充及び回収の優先順位を設
    定し、 前記複数の自動取引装置が同時に補充及び回収が必要に
    なると、各自動取引装置の前記優先順位を判定し、 該判定した順に各自動取引装置に対し前記媒体補充回収
    機により前記紙幣の補充及び回収を行わせることを特徴
    とする自動取引装置の媒体量制御システム。
  6. 【請求項6】 前記集中制御部は、 前記各自動取引装置の取引内容を所定期間記録し、取引
    回数の多い順に各自動取引装置に前記優先順位を設定す
    ることを特徴とする請求項5記載の自動取引装置の媒体
    量制御システム。
  7. 【請求項7】 前記集中制御部は、 前記各自動取引装置の機種に基づいて前記優先順位を設
    定することを特徴とする請求項5記載の自動取引装置の
    媒体量制御システム。
  8. 【請求項8】 複数の自動取引装置に、紙幣の補充を開
    始するための補充開始量と前記紙幣の回収を開始するた
    めの回収開始量とを設定し、前記各自動取引装置の前記
    紙幣の現在量を集中制御部にて管理し、該集中制御部が
    前記各自動取引装置の媒体量制御システムにおいて、 前記複数の自動取引装置は、収容されている自己の硬貨
    の数を計数する精査手段を有し、 前記媒体補充回収機は、前記自動取引装置から紙幣を回
    収して計数する精査手段を有し、 前記集中制御部は、前記媒体補充回収機を制御して一つ
    の自動取引装置の紙幣を精査させると同時に、残りの自
    動取引装置に自己の硬貨の精査を実行させることを特徴
    とする自動取引装置の媒体量制御システム。
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