JP3005798U - ミニカー用ボンネット開閉装置 - Google Patents

ミニカー用ボンネット開閉装置

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JP3005798U JP1994008894U JP889494U JP3005798U JP 3005798 U JP3005798 U JP 3005798U JP 1994008894 U JP1994008894 U JP 1994008894U JP 889494 U JP889494 U JP 889494U JP 3005798 U JP3005798 U JP 3005798U
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千冬 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成部品でミニカー用ボンネット開閉
装置を構成でき、組立作業能率を向上し、量産化とコス
トダウンとを図る。 【構成】 ミニカーのボディー基体Aのフロントエンジ
ンルーム部分後方に取付けプレート20を突設する一
方、この取付けプレート20を上部片26と弾性片23
とでもって上下から挟むように着脱自在にしたダッシュ
ボード部材Bを形成する。取付けプレート20の下面と
ダッシュボード部材Bの弾性片23との間に挟持した軸
杆24を支点としてボンネット本体30が上下方向に揺
動開閉自在となるようにボンネット部材Cを形成する。
軸杆24を、ボンネット本体30の倒伏状態で取付けプ
レート20当接部分を弾性片23当接部分よりも前方に
位置するように構成し、ボンネット本体30の斜起立状
態で取付けプレート20当接部分を弾性片23当接部分
よりも後方に位置するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ミニチュア自動車玩具、所謂ミニカーにおいて、フロントボンネッ トを確実に開閉できるようにすると共に、その組立が容易に行なえるようにした ミニカー用ボンネット開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ミニカーにおけるフロントボンネットの開閉装置にあっては、例えば、 実公昭55−35028号公報に記載されているようなミニチュア自動車玩具の 前部ボンネット開披装置がある。これは、上部車体の両側に下向きに開口した軸 受部を設け、この軸受部にボンネットの後部の両側に突設した軸を下から嵌入し 、ボンネットの後部の上記軸を結んだ線より幾分後方には下方に向けて係止片を 突設して、該係止片を弾性を有するプラスチックで構成し、上部車体に取付けた 疑似エンジンルームと一体に構成した弾性片で上方に常時圧迫し、上記ボンネッ トの後部には下方に向けて被圧片を突設し、上記疑似エンジンルームの一部を車 体の運転計器部とし、この運転計器部における被圧片に向く位置には前後方向に 貫通孔を穿設し、この貫通孔に被圧片の指圧杆を摺動自在に嵌挿して成るもので ある。
【0003】 また、図4、図5に示す如く、ミニカーの上部車体1のフロントエンジンルー ム部分後方に突設した取付けプレート2の下面に下向きに開口した軸受部3を形 成し、この軸受部3内に、ボンネット4の後部に支持アーム5を介して突設した 軸6を下から嵌入し、上部車体1に取付けた疑似エンジンルーム7と一体に構成 し、下方に向けて押圧杆8を突設した係止片9で軸6を上方に常時押圧し、弾性 を有するプラスチックで構成した座席ボード10により押圧杆8を上方へ圧接さ せ、この座席ボード10と左右ドアー14夫々の支持アーム11の回動支軸12 とを下部車体13により、回動支軸12が上部車体1、下部車体13夫々に形成 した軸受部分で挟み込まれるようにして、下方から押圧支受させて成るものがあ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述の如き前者のボンネット開披装置にあっては、上部車体の軸受 部にボンネットの軸を装着するとき、弾性片および運転計器部を含む疑似エンジ ンルームを構成する部材を上部車体にネジ止めするのと同時に行うようになって いるため、ボンネットの軸が上部車体の軸受部から逸脱しないようにしながら、 上部車体に弾性片および運転計器部を含む疑似エンジンルームを構成する部材を ネジ止めしなければならず、その組立作業が比較的面倒で、意外と手間がかかる 等の難点があった。
【0005】 また、後者においては、座席ボード10を介在させた押圧杆8と座席ボード1 0を介在させない左右ドアー14の支持アーム11の回動支軸12とを下部車体 13により同時に上方へ3点(白ヌキ矢印参照)で圧接させるため、ボンネット 4の開閉動作が円滑になるように、その軸6を緩まないように堅固にする目的で 座席ボード10を介して押圧杆8を押し上げ圧接させた場合には、座席ボード1 0を介在させない左右ドアー14用の支持アーム11の回動支軸12の支承部分 に余計なクリアランスが発生してしまい、左右ドアー14の開閉動作が緩くなっ てしまう。逆に、左右ドアー14用の支持アーム11の回動支軸12の支承部分 が緩まないように堅固にする目的で下部車体13で回動支軸12を堅固に締付け た場合には、回動支軸12の支承部分と座席ボード10との間に余計なクリアラ ンスが発生してしまうため、前述とは逆に座席ボード10を介しての押圧杆8の 支受が緩くなりボンネット4の開閉用の軸6が緩くなってしまうという問題点が あった。
【0006】 そこで、本考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、 簡単な構成部品でミニカー用ボンネット開閉装置を構成できるようにし、組立作 業能率を向上させ、量産化とコストダウンとが図れるようにし、さらに、ボンネ ットの開閉動作と左右ドアーの開閉動作とが何等干渉することなく共にスムース 且つガタつくことなく開閉動作できるようにしたミニカー用ボンネット開閉装置 を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本考案にあっては、ミニカーのボディー基体A のフロントエンジンルーム部分後方に突設した取付けプレート20と、この取付 けプレート20を上下から挟む上部片26、弾性片23を備え、取付けプレート 20に着脱自在に形成したダッシュボード部材Bと、取付けプレート20の下面 とダッシュボード部材Bの弾性片23との間に挟持された軸杆24を支点として ボンネット本体30が上下方向に揺動開閉自在となるようにしたボンネット部材 Cとから構成したことを特徴とする。
【0008】 あるいは、ミニカーのボディー基体Aのフロントエンジンルーム部分後方に突 設した取付けプレート20と、この取付けプレート20を上下から挟む上部片2 6、弾性片23を備え、取付けプレート20に着脱自在に形成した合成樹脂製の ダッシュボード部材Bとから成り、取付けプレート20の下面に突設された係止 突片21,22で囲まれた部分にボンネット部材Cの軸杆24を収容すると共に 、ダッシュボード部材Bの弾性片23が軸杆24を取付けプレート20下面に常 時弾発的に押圧するように形成し、ボンネット部材Cが軸杆24部分を支点とし て上下方向に揺動開閉自在となるように構成したことを特徴とする。
【0009】 あるいは、ミニカーのボディー基体Aのフロントエンジンルーム部分後方に突 設した取付けプレート20と、この取付けプレート20を上下から挟む上部片2 6、弾性片23を備え、取付けプレート20に着脱自在に形成した合成樹脂製の ダッシュボード部材Bとから成り、取付けプレート20の下面に突設された係止 突片21,22で囲まれた部分にボンネット部材Cの軸杆24を収容すると共に 、ダッシュボード部材Bの弾性片23が軸杆24を取付けプレート20下面に常 時弾発的に押圧するように形成し、ボンネット部材Cが軸杆24部分を支点とし て上下方向に揺動開閉自在となるように構成する一方、軸杆24は、ボンネット 本体30が倒伏状態にあるとき、軸杆24の取付けプレート20当接部分を軸杆 24の弾性片23当接部分よりも前方に位置するように形成し、ボンネット本体 30が斜起立状態にあるとき、軸杆24の取付けプレート20当接部分を軸杆の 弾性片23当接部分よりも後方に位置するように形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案に係るミニカー用ボンネット開閉装置にあって、ミニカーのボディー基 体Aのエンジンルーム部分後方に突設された取付けプレート20には例えば合成 樹脂製のダッシュボード部材Bが装着される。取付けプレート20の下面には、 係止突片21、22が突設され、この係止突片21、22で囲まれた部分には、 ボンネット部材Cの軸杆24が収容される。しかも、ボンネット部材Cの軸杆2 4は、取付けプレート20下面とダッシュボード部材Bの弾性片23とで弾発的 に挟持され、この軸杆24部分を支点としてボンネット部材Cが上下方向に揺動 開閉する。
【0011】 このとき、軸杆24の上下に設けた取付けプレート20当接部分と弾性片23 当接部分とは、ボンネット本体30が略倒伏状態にあるときは、弾性片23から の押圧力がボンネット本体30を閉じる向きに軸杆24に作用し、ボンネット本 体30が略斜起立状態にあるときは、弾性片23からの押圧力がボンネット本体 30を開く向きに軸杆24に作用し、いずれも、閉じた状態或いは開いた状態で 保持させる。
【0012】
【実施例】
以下、図1乃至図3を参照して本考案の一実施例を説明するに、本考案のミニ カー用ボンネット開閉装置は、適宜金属製或いは適宜合成樹脂製のボディー基体 Aのフロントエンジンルーム部分の後方に略水平に突設される略矩形板状の取付 けプレート20と、この取付けプレート20を上下から挟持するようにして装着 される弾性を備えた適宜合成樹脂製のダッシュボード部材Bと、取付けプレート 20の下面に下方に向かって突設される略棒状の係止突片21及び略鈎状の一対 の係止突片22で囲まれた枠内部分に収容されて取付けプレート20下面とダッ シュボード部材Bの弾性片23とで弾性的に挟持される軸杆24を備えた適宜金 属製或いは適宜合成樹脂製のボンネット部材Cとから成り、ボンネット部材Cが 、前記係止突片21,22で囲まれた軸杆24収容空間に収容されている軸杆2 4を支点として上下方向に揺動開閉自在となるよう構成したものである。
【0013】 図1に示す如く、ボディー基体Aは、前部に設けたエンジンルーム部分の後方 すなわち運転席前方のフロントガラス下側に取付けプレート20が一体的に突設 され、この取付けプレート20の下面の前側中央に略棒状の係止突片21を突設 し、取付けプレート20の下面の後側左右位置に略鈎状の一対の係止突片22を 突設し、これら係止突片21,22で略細長矩形状空間部分を枠状に囲むよう形 成してある。しかも、ボディー基体Aには、ボンネット部材Cの軸杆24を外側 から取付けプレート20下面に装着できるように、支持アーム挿通窓孔25をエ ンジンルーム部分内後部に開穿してある。
【0014】 図2に示す如く、ダッシュボード部材Bは、取付けプレート20の上面側に位 置して、取付けプレート20の上面に密接される上部片26と、取付けプレート 20の下面側に位置して、取付けプレート20下面の係止突片21,22で囲ま れた部分を跨いで係止突片21下面に密接されてボンネット部材Cの軸杆24に 常時弾発的に圧接する弾性片23とを備えている。すなわち、ダッシュボード部 材Bは、その弾性片23によって、ボンネット部材Cの軸杆24を取付けプレー ト20下面に常時弾発的に押圧すると同時に係止突片21,22で囲まれた部分 から軸杆24を逸脱させることなく、ボンネット部材Cのボディー基体Aへの装 着状態の維持が確実に図れるように構成してある。
【0015】 ボンネット部材Cは、ボディー基体Aのエンジンルーム部分を閉蓋合致するよ うな形状に形成されるボンネット本体30と、このボンネット本体30下面後端 部分に連設され、適宜間隔を隔てて配設される一対の支持アーム31と、この一 対の支持アーム31先端部分相互を結ぶように連設される軸杆24とから成る。 そして、軸杆24は、ボンネット部材Cの揺動開閉において、エンジンルーム部 分がボンネット本体30によって閉蓋されたときであるボンネット本体30が略 倒伏状態にあるときと、エンジンルーム部分が最も大きく開かれたときであるボ ンネット本体30が略斜起立状態にあるときとで、これらの状態を確実に維持で きるよう弾性片23に適宜係合するような形状に形成される。
【0016】 すなわち、軸杆24は、例えば、取付けプレート20当接部分と弾性片23当 接部分とを上下に設け、エンジンルーム部分がボンネット本体30によって閉じ られたときは、取付けプレート20当接部分が弾性片23当接部分より前方に位 置して、弾性片23からの押圧力がボンネット本体30を閉じる向きに軸杆24 に作用するよう形成され、一方、エンジンルーム部分が最も大きく開かれたとき は、取付けプレート20当接部分が弾性片23当接部分より後方に位置して、弾 性片23からの押圧力がボンネット本体30を開く向きに軸杆24に作用するよ う形成されている。
【0017】 これを更に具体的に説明すると、例えば、軸杆24の互いに隣接する取付けプ レート20当接面間の挟角度あるいは互いに隣接する弾性片23当接面間の挟角 度を鈍角に形成し、互いに隣接する取付けプレート20当接面と弾性片23当接 面との挟角度を鋭角に形成することで、軸杆24の断面形状を略菱形または略台 形あるいは略平行四辺形に形成してある(図2参照)。その結果、ボンネット本 体30を開いた状態では、軸杆24の前方に位置する取付けプレート20当接部 分と後方に位置する弾性片23当接部分との両面が互いに取付けプレート20と 弾性片23との間で水平に挟持圧接される状態となる。逆に、ボンネット本体3 0を閉じた状態では、取付けプレート20当接部分と弾性片23当接部分との両 面が互いに取付けプレート20と弾性片23との間で共に水平面よりも略45度 以下に傾いて挟持圧接される状態となる。尚、軸杆24に適宜係止面を設け、エ ンジンルーム部分がボンネット本体30によって閉じられるとき、及びエンジン ルーム部分が大きく開かれたときに、係止面が弾性片23上面に密接状に係止し て、これらの状態を確実に維持できるよう構成しても良い。
【0018】 図2、図3に示す如く、ダッシュボード部材Bの下面には下向きに棒状の係止 杆32を突設してあり、弾性を有するプラスチックで構成した座席ボード33の 係合孔34に係止杆32が係合装着させるようにして座席ボード33をボディー 基体Aの底面側より上方へ圧接させ、座席ボード33と左右ドアー37用の支持 アーム35の回動支軸36とをミニカーの底部を閉塞するシャーシ底体Dにより 下方から押圧支受させてある。このとき、支持アーム35の回動支軸36のシャ ーシ底体Dによる支承部分とダッシュボード部材Bによるボンネット部材Cの軸 杆24の支承部分とは互いに無干渉的に独立なものとなり、シャーシ底体Dで回 動支軸36を堅固に締付けても、回動支軸36の支承部分と座席ボード33との 間に余計なクリアランスが発生することがなく、その結果、座席ボード33を介 しての軸杆24の支受が緩くなってボンネット本体30の開閉が緩くなってしま うという従来の欠点が解消される。
【0019】 本考案の開閉装置は前述の如く構成されており、次に、その組立例について説 明すると、先ず、ボンネット部材Cの軸杆24及び支持アーム先端部分を、ボデ ィー基体Aのフロントエンジンルーム上方から支持アーム挿通窓孔25に挿通さ せ、軸杆24を取付けプレート20下面の係止突片21,22で囲まれた部分に 収容させる。それから、ダッシュボード部材Bを取付けプレート20後方から強 制的に嵌め込むようにして、その上部片26と弾性片23とで取付けプレート2 0及び軸杆24を上下から挟持するように、ダッシュボード部材Bをボディー基 体Aに装着する。このとき、弾性片23は、軸杆24を取付けプレート20下面 に常時圧接するようにその弾発力を作用させている。
【0020】 ところで、ダッシュボード部材Bの取付けプレート20からの逸脱を確実に防 止すべく、すなわちダッシュボード部材Bが後方に移動しないように、ダッシュ ボード部材Bの弾性片23下部に適宜突起を突設し、この突起をボディー基体A に内装される適宜構成部材、或いは、ボディー基体A下部に装着されるシャーシ 底体Dに直接係止されるようにしても良い。
【0021】 次いで、ダッシュボード部材Bの係止杆32を座席ボード33の係合孔34に 係合装着させるようにして座席ボード33をボディー基体Aの底面側より上方へ 圧入させ、座席ボード33と左右ドアー用支持アーム35の回動支軸36とをシ ャーシ底体Dにより下方から押圧支受させてネジ止めする。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、以上のように、ミニカーのボディー基体Aのフロントエンジンルー ム部分後方に突設した取付けプレート20と、この取付けプレート20を上下か ら挟む上部片26、弾性片23を備え、取付けプレート20に着脱自在に形成し たダッシュボード部材Bと、取付けプレート20の下面とダッシュボード部材B の弾性片23との間に挟持された軸杆24を支点としてボンネット本体30が上 下方向に揺動開閉自在となるようにしたボンネット部材Cとから構成したので、 簡単な構成部品で、ミニカー用ボンネット開閉装置を構成できるようになり、こ の部分における量産化や、コストダウンが図れるようになる。
【0023】 また、ボンネット部材Cの軸杆24を、取付けプレート20下面の係止突片2 1,22で囲まれた部分に収容させてから、ダッシュボード部材Bを取付けプレ ート20に強制的に嵌め込むようにして装着するだけで、ボンネット部材Cをボ ディー基体Aに揺動開閉自在に装着できるようになる。すなわち、ミニカーのダ ッシュボード部分を構成するダッシュボード部材Bのボディー基体Aへの装着と 同時にボンネット部材Cのボディー基体Aへの装着状態が確実に維持されるよう になる。したがって、左右ドアー37の回動支軸36の支承部分とボンネット部 材Cの軸杆24の支承部分とが完全に独立し、相互に不干渉となるため、回動支 軸36の支承部分と座席ボード33との間に余計なクリアランスが発生すること がなく、従来の如く座席ボード33を介しての軸杆24の支受が緩くなってボン ネット本体30の開閉が緩くなってしまい、外力による反動でもってボンネット 本体30が浮き上がってしまったりグラついてしまったりする欠点が解消される 。しかも、ボンネット部材Cのボディー基体Aへの装着が熟練を要することなく 非常に容易に行なえるようになると共に、手間がかからず、作業能率が大幅に向 上するようになる。
【0024】 ダッシュボード部材Bを合成樹脂製により形成し、取付けプレート20の下面 に突設された係止突片21,22で囲まれた部分にボンネット部材Cの軸杆24 を収容させ、ダッシュボード部材Bの弾性片23が軸杆24を取付けプレート2 0下面に常時弾発的に押圧するように構成したので、ボンネット部材Cの軸杆2 4を確実且つ安定に収容できるようになる。しかも、ダッシュボード部材Bの弾 性片23が軸杆24を取付けプレート20下面に常時弾発的に押圧するように形 成したので、ボンネット部材Cの軸杆24が、係止突片21,22で囲まれた部 分内でガタつくことなく収容され、この軸杆24部分を支点としてボンネット部 材Cが安定的に上下方向に揺動開閉できるようになる。
【0025】 軸杆24は、ボンネット本体Cが倒伏状態にあるとき、軸杆24の取付けプレ ート20当接部分を軸杆24の弾性片23当接部分よりも前方に位置するように 形成し、ボンネット本体Cが斜起立状態にあるとき、軸杆24の取付けプレート 20当接部分を軸杆24の弾性片23当接部分よりも後方に位置するように形成 したので、ボンネット部材Cが揺動して、ボディー基体Aのエンジンルーム部分 が閉じられたときの状態、或いは、ボディー基体Aのエンジンルーム部分が開か れたときの状態の維持が図り易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した一部省略分解斜視図
である。
【図2】同じく一部省略側断面図である。
【図3】同じく一部省略底面図である。
【図4】従来技術を示す一部省略縦断正面図である。
【図5】同じく一部省略側断面図である。
【符号の説明】
A…ボディー基体 B…ダッシュボ
ード部材 C…ボンネット部材 D…シャーシ底
体 1…上部車体 2…取付けプレ
ート 3…軸受部 4…ボンネット 5…支持アーム 6…軸 7…疑似エンジンルーム 8…押圧杆 9…係止片 10…座席ボー
ド 11…支持アーム 12…回動支軸 13…下部車体 14…左右ドア
ー 20…取付けプレート 21,22…係
止突片 23…弾性片 24…軸杆 25…支持アーム挿通窓孔 26…上部片 30…ボンネット本体 31…支持アー
ム 32…係止杆 33…座席ボー
ド 34…係合孔 35…左右ドア
ー用支持アーム 36…回動支軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミニカーのボディー基体のフロントエン
    ジンルーム部分後方に突設した取付けプレートと、この
    取付けプレートを上下から挟む上部片、弾性片を備え、
    取付けプレートに着脱自在に形成したダッシュボード部
    材と、取付けプレートの下面とダッシュボード部材の弾
    性片との間に挟持された軸杆を支点としてボンネット本
    体が上下方向に揺動開閉自在となるようにしたボンネッ
    ト部材とから構成したことを特徴とするミニカー用ボン
    ネット開閉装置。
  2. 【請求項2】 ミニカーのボディー基体のフロントエン
    ジンルーム部分後方に突設した取付けプレートと、この
    取付けプレートを上下から挟む上部片、弾性片を備え、
    取付けプレートに着脱自在に形成した合成樹脂製のダッ
    シュボード部材とから成り、取付けプレートの下面に突
    設された係止突片で囲まれた部分にボンネット部材の軸
    杆を収容すると共に、ダッシュボード部材の弾性片が軸
    杆を取付けプレート下面に常時弾発的に押圧するように
    形成し、ボンネット部材が軸杆部分を支点として上下方
    向に揺動開閉自在となるように構成したことを特徴とす
    るミニカー用ボンネット開閉装置。
  3. 【請求項3】 ミニカーのボディー基体のフロントエン
    ジンルーム部分後方に突設した取付けプレートと、この
    取付けプレートを上下から挟む上部片、弾性片を備え、
    取付けプレートに着脱自在に形成した合成樹脂製のダッ
    シュボード部材とから成り、取付けプレートの下面に突
    設された係止突片で囲まれた部分にボンネット部材の軸
    杆を収容すると共に、ダッシュボード部材の弾性片が軸
    杆を取付けプレート下面に常時弾発的に押圧するように
    形成し、ボンネット部材が軸杆部分を支点として上下方
    向に揺動開閉自在となるように構成する一方、軸杆は、
    ボンネット本体が倒伏状態にあるとき、軸杆の取付けプ
    レート当接部分を軸杆の弾性片当接部分よりも前方に位
    置するように形成し、ボンネット本体が斜起立状態にあ
    るとき、軸杆の取付けプレート当接部分を軸杆の弾性片
    当接部分よりも後方に位置するように形成したことを特
    徴とするミニカー用ボンネット開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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