JP2520986Y2 - 車体フードのシール構造 - Google Patents

車体フードのシール構造

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JP2520986Y2
JP2520986Y2 JP1989077969U JP7796989U JP2520986Y2 JP 2520986 Y2 JP2520986 Y2 JP 2520986Y2 JP 1989077969 U JP1989077969 U JP 1989077969U JP 7796989 U JP7796989 U JP 7796989U JP 2520986 Y2 JP2520986 Y2 JP 2520986Y2
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hood
seal
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pressure contact
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雅之 中島
英樹 寺前
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Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の車体フードのシール構造に関す
る。
(従来の技術) 従来、自動車には、走行中に跳ね上げられた泥等が、
エンジンルームを通ってフロントウィンドに達すること
を防止するため、上記エンジンルームを上方に向って開
放させる開口の後部開口縁と、上記開口を閉じるフード
の後端下面との間に弾性シール材を介設し、このシール
材を上記後部開口縁の上面に取り付けられる取付部と、
この取付部から突出してフードの後端下面に圧接する中
空状のシール本体とで構成したものがある(例えば、実
開昭64-33456号公報、および実公昭56-18511号公報)。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、従来より、フードの軽量化のため、このフ
ードをより小形にさせることが望まれている。
また、通常、フロントウィンドの下部と、フードの後
端との間には、上記フロントウィンド用のワイパを収納
するための空間が設けられるが、この空間をより広くし
てワイパ等の車体構成部品の配置の自由度を向上させる
ことが望まれている。
そこで、上記シール本体を上記取付部の前縁から前方
に向って突出させ、上記シール本体の突出端部の上面を
上記フードの後端下面に圧接させることが考えられる。
つまり、このようにすれば、上記シール本体を前方に
突出させた寸法に応じて、上記フードの後端を前方に位
置させることができ、その分、このフードを小形化して
軽量にさせることができる。
また、上記したように、フードの後端を前方に位置さ
せると、その分、上記フロントウィンドの下部と、フー
ドの後端との間の空気を広くできて、ワイパなど車体構
成部品の配置の自由度が向上することとなる。
しかし、上記のようにシール本体を単に前方に突出さ
せると、このシール本体の上記取付部側の端部である基
部から、フードの後端下面への圧接部までの長さが長く
なり、このため、特に、シール本体の中空部分の後端付
近の応力がより大きくなって、この点を中心として上記
シール本体が下方に向って折れ曲がり易くなり、この結
果、同上フードに対するシール本体の圧接力は低下して
上記シール材によるシールの効果が低下したり、フード
にがたつきが生じ易くなるというおそれがある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたも
ので、フードを軽量にさせると共に、フロントウィンド
の下部と、上記フードの後端との間の空間における車体
構成部品の配置の自由度を向上させるようにし、また、
このようにした場合でも、エンジンルームの後部開口縁
とフードの後端との間のシール材によるシールの効果
が、良好に保たれるようにすることを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の車体フードのシ
ール構造は、エンジンルームの後上方近傍にフロントウ
ィンドを配設し、上記エンジンルームを上方に開放させ
る開口の後部開口縁と、上記開口を閉じるフードの後端
下面との間に弾性シール材を介設し、このシール材を上
記後部開口縁の上面に取り付けられる取付部と、この取
付部から突出してフードの後端下面に圧接する中空状の
シール本体とで構成した車体フードのシール構造におい
て、上記シール本体を上記取付部の前縁から前方に向い
突出させて、このシール本体の突出端部の上面を上記フ
ードの後端下面に圧接させると共に、この圧接部を上記
後部開口縁よりも前側に位置させ、上記シール本体の中
空部分の後端の下方で、上記取付部からシール本体への
遷移部の下面に突起を一体成形し、この突起を上記後部
開口縁の前縁に当接させたものである。
(作用) 上記構成による作用は次の如くである。
なお、下記した( )内の用語は、実用新案登録請求
の範囲の用語に対応するものである。
シール材18を、エンジンルーム6の水平板(後部開口
縁)12に取り付けられる取付部19と、この取付部19から
突出してフード25の後端下面に圧接する中空状のシール
本体20とで構成した場合において、上記シール本体20の
上記取付部19の前縁から前方に向って突出させて、この
シール本体20の突出端部の上面を上記フード25の後端下
面に圧接させると共に、この圧接部28を上記水平板(後
部開口縁)12よりも前側に位置させてある。
このため、上記シール本体20を前方に突出させること
により、上記フード25の後端下面に対する圧接部28を水
平板(後部開口縁)12よりも、より前側に位置させた
分、上記フード25の後端をより前方に位置させることが
でき、これに応じて、このフード25を小形化できる。
また、上記したように、フード25の後端を前方に位置
させた分、上記フロントウィンド2の下部と、フード25
の後端との間の空間を広くできる。
ところで、上記したように、シール本体20を前方に突
出させると、このシール本体20の上記取付部19側の端部
である基部から、フード25の後端下面への圧接部28まで
の長さが長くなり、このため、特に、シール本体20の中
空部分20aの後端付近の応力がより大きくなって、この
点を中心として上記シール本体20が下方に向って折れ曲
がり易くなり、この結果、フード25に対するシール本体
20の圧接力Fが低下しがちとなる。
そこで、上記シール本体20の中空部分20aの後端の下
方で、上記取付部19からシール本体20への遷移部22の下
面に突起29を一体成形し、この突起29を上記水平板(後
部開口縁)12の前縁に当接させてある。
このため、上記シール本体20がフード25の後端下面へ
の圧接による圧接力で上記中空部分20aの後端付近を中
心として下方に向って折れ曲がろうとするときには、上
記突起29が上記エンジンルーム6の水平板(後部開口
縁)12の前縁に当接して、上記折れ曲がりが効果的に抑
制され、上記シール本体20は上記フード25の後端下面に
十分の圧接力Fで圧接する。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第2図において、1は自動車の車体で、この車体1は
フロントウィンド2、およびフロントサイドドア3を有
している。
第1図と第2図において、上記車体1の前後中途部の
内部が車室5であり、前部の内部がエンジンルーム6と
なっている。このエンジンルーム6の後上方近傍に、上
記フロントウィンド2が配設されている。
上記エンジンルーム6の後壁の上部は、アウタカウル
9とインナカウル10とを上下方向から最中状に接合させ
ることにより形成されている。また、上記アウタカウル
9は水平板12と、この水平板12の前縁から下方に折れ曲
がった縦向板13とで構成され、一方、上記インナカウル
10は水平板14と、この水平板14の後縁から上方に延びる
縦向板15とで構成されている。
そして、上記アウタカウル9の縦向板13の下縁と、イ
ンナカウル10の水平板14の前縁とが重ね合わされて溶接
されている。一方、同上アウタカウル9の水平板12の後
縁と、インナカウル10の縦向板15の上縁とが重ね合わさ
れて溶接され、これら水平板12と縦向板15の溶接部に前
記フロントウィンド2の下縁が支持されている。
また、上記インナカウル10の水平板14の前縁からダッ
シュパネル16が下方に向って延びている。
上記の場合、エンジンルーム6を上方に開放させる開
口17の後部開口縁は、アウタカウル9の水平板12と、前
記縦向板13の上縁と、上記水平板12から縦向板13に向っ
て折れ曲がる折曲部23とで構成されており、上記水平板
12の前部上面に沿ってゴム製で弾性のあるシール材18が
設けられている。
上記シール材18は上記水平板12の前部上面に沿って延
びる長尺の取付部19と、この取付部19の前縁から前上方
に向って一体的に突出する中空状で、孔心が車幅方向に
延びる筒状のシール本体20とで構成され、上記取付部19
はボルト21によって上記水平板12の前部上面にねじ止め
されている。また、上記ボルト21により、前記水平板12
の上面やフロントウィンド2の下縁を覆うカウルルーバ
ー24が共締めされている。
前記エンジンルーム6の開口17を開閉自在とするフー
ド25が設けられている。このフード25は、フード本体26
と、このフード本体26の外側縁下面を補強する断面が倒
立ハット形の補強板27とを有している。
前記シール材18が自由状態にあるときには、シール本
体20は第1図中仮想線で示すように前上方に向って突出
している。一方、上記フード25が開口17を閉じるときに
は、同上第1図中実線で示すように、フード25の後端下
面である補強板27にシール本体20の突出端部の上面が圧
接する。この補強板27へのシール本体20の圧接によっ
て、上記水平板12とフード25の後端との間のシールがな
される。
上記の場合、補強板27へのシール本体20の圧接部28は
上記水平板12よりも前側に位置させられている。このた
め、シール本体20の上記取付部19側の端部である基部か
ら、上記補強板27への圧接部28までの長さが長くなり、
上記圧接により、特に、シール本体20の中空部分20aの
後端付近の応力がより大きくなって、この点を中心とし
て上記シール本体20が下方に向って弾性変形するよう折
り曲げられようとする。
上記取付部19からシール本体20に移る遷移部22は、上
記折曲部23に上下方向で対応している。上記シール本体
20の中空部分20aの後端下方で、上記遷移部22の下面に
は、側面視で、断面半円状の突起29が一体形成されてい
る。この突起29は、シール材18に沿って長く延び、シー
ル材18の自由状態において折曲部23の外面にわずかな圧
力で接している。そして、前記したように、フード25に
シール本体20が圧接させられて、シール本体20が弾性変
形するとき、上記突起29が折曲部23に圧接して、遷移部
22を含んでシール本体20が下方に向って折れ曲がること
が抑制される。
このため、上記フード25の補強板27に対するシール材
18のシール本体20の圧接力Fが低下することは抑制さ
れ、つまり、十分に大きい圧接力Fが得られることとな
る。
なお、上記突起29は短尺のものであってもよい。ま
た、第1図中に示した寸法Lは、シール本体20の変形前
後の変位寸法であり、この寸法Lを十分大きくとれば、
その分、上記圧接力Fを大きくすることができる。
(考案の効果) この考案によれば、シール材を、エンジンルームの後
部開口縁に取り付けられる取付部と、この取付部から突
出してフードの後端下面に圧接する中空状のシール本体
とで構成した場合において、上記シール本体を上記取付
部の前縁から前方に向って突出させて、このシール本体
の突出端部の上面を上記フードの後端下面に圧接させる
と共に、この圧接部を上記後部開口縁よりも前側に位置
させてある。
このため、上記シール本体を前方に突出させることに
より、上記フードの後端下面に対する圧接部を後部開口
縁よりも、より前側に位置させた分、上記フードの後端
をより前方に位置させることができ、これに応じて、こ
のフードを小形化でき、よって、このフードを軽量にさ
せることができる。
また、上記したように、フードの後端を前方に位置さ
せた分、上記フロントウィンドの下部と、フードの後端
との間の空間を広くできて、この空間における車体構成
部品の配置の自由度が向上する。
ところで、上記したように、シール本体を前方に突出
させると、このシール本体の基部から、フードの後端下
面への圧接部までの長さが長くなり、このため、特に、
シール本体の中空部分の後端付近の応力がより大きくな
って、この点を中心として上記シール本体が下方に向っ
て折れ曲がり易くなり、この結果、フードに対するシー
ル本体の圧接力が低下しがちとなる。
そこで、上記シール本体の中空部分の後端の下方で、
上記取付部からシール本体への遷移部の下面に突起を一
体成形し、この突起を上記後部開口縁の前縁に当接させ
てある。
このため、上記シール本体がフードの後端下面への圧
接による圧接力で上記中空部分の後端付近を中心として
下方に向って折れ曲がろうとするときには、上記突起が
上記エンジンルームの後部開口部の前縁に当接して、上
記折れ曲がりが効果的に抑制され、上記シール本体は上
記フードの後端下面に十分の圧接力で圧接する。
従って、上記したように、シール本体を取付部の前縁
から前方に向って突出させることにより、上記圧接力が
低下しがちである場合でも、エンジンルームの後部開口
縁とフードの後端との間のシール材によるシールの効果
は、良好に保たれる。また、上記シール材の圧接力によ
って、上記フードにがたつきが生じることも防止され
る。
また、上記突起はシール材に一体成形したものであっ
て、後部開口縁の前縁に当接するものであるため、シー
ル材の取付部を上記後部開口縁に取り付ける場合には、
まず、この後部開口縁の前縁に上記突起を当接させれ
ば、上記後部開口縁に対し取付部の位置決めができる。
よって、上記したシールの効果を維持するための突起の
利用により、上記シール材の取り付け作業が容易化され
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は第2図のI−I
線矢視断面図、第2図は自動車の車体の前部斜視図であ
る。 1……車体、2……フロントウィンド、6……エンジン
ルーム、12……水平板(後部開口縁)、18……シール
材、19……取付部、20……シール本体、20a……中空部
分、22……遷移部、23……折曲部(後部開口縁)、25…
…フード、28……圧接部、29……突起、F……圧接力。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンルームの後上方近傍にフロントウ
    ィンドを配設し、上記エンジンルームを上方に開放させ
    る開口の後部開口縁と、上記開口を閉じるフードの後端
    下面との間に弾性シール材を介設し、このシール材を上
    記後部開口縁の上面に取り付けられる取付部と、この取
    付部から突出してフードの後端下面に圧接する中空状の
    シール本体とで構成した車体フードのシール構造におい
    て、上記シール本体を上記取付部の前縁から前方に向い
    突出させて、このシール本体の突出端部の上面を上記フ
    ードの後端下面に圧接させると共に、この圧接部を上記
    後部開口縁よりも前側に位置させ、上記シール本体の中
    空部分の後端の下方で、上記取付部からシール本体への
    遷移部の下面に突起を一体成形し、この突起を上記後部
    開口縁の前縁に当接させた車体フードのシール構造。
JP1989077969U 1989-06-30 1989-06-30 車体フードのシール構造 Expired - Lifetime JP2520986Y2 (ja)

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JPS6433456U (ja) * 1987-08-24 1989-03-01

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