JP3005638U - 茶碗蒸しの冷凍食品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 家庭では準備と手間のかかる茶碗蒸しを、簡
単便利に作れるようにしたもので、しかも味覚を落とす
ことなく、長期間保存でき、任意の器で食卓にだせるよ
うにした茶碗蒸しのインスタント冷凍食品の提供。 【構成】 卵その他調味料を調合した出汁を適量入れた
袋又は容器と、海老、蒲鉾、百合根など数種類の具をセ
ットにして、任意の容器に入れ冷凍食品としたことを特
徴とする茶碗蒸しの冷凍食品。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、冷凍食品として開発された茶碗蒸しに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

家庭で手軽に茶碗蒸しを作るためのインスタント食品として、具の入った出汁 を熱を加え、調理して出来上がったものを、簡易なプラスチック容器等に封入し たものが、冷凍及び冷蔵保存用として市販されている。 これらの食品は、熱湯や電子レンジでそのまま解凍し温めるだけで良く、調理 に手間をかけず簡便に食することができた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上述する食品は、陶器で蒸し上げた出来立ての茶碗蒸しに比較す ると、格段に味が落ちるものであった。その理由として、製造過程で一度加熱し 出来上がったものを、流通過程から使用するまでの期間冷凍冷蔵保存され、そし て陶器などで蒸し上げずに、購入時の簡易な容器のまま再加熱するからである。 それは、別の容器に移し変えるとなると、その内容物が崩れてしまい、又お客様 に出す場合等、その容器のまま食べて頂くには、余りに不適切なものであった。 更に、上記工程で製造された冷蔵保存用茶碗蒸しは、賞味期間が短く購入してか らすぐに食べる必要があった。

【０００４】 本考案は上記の欠点に鑑み成されたものであって、家庭で一から作ると大変準 備と手間のかかる茶碗蒸しを、長期間保存がきき、簡便に調理することができ、 しかも味を落とすことなく、お客様にも出せるものを提供することを目的とする ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための本考案の要旨とするところは、卵その他調味料を加 えた茶碗蒸し用の出汁を適量入れた容器又は袋と、海老、蒲鉾、百合根など一般 に茶碗蒸しに入れる具をセットにして、任意の本体容器に入れたことを特徴とす る茶碗蒸しの冷凍食品である。

【０００６】

【作用】

以上の如く構成された本考案の調理をする時は、まず冷蔵庫より取り出した本 体容器３から出汁１と具２を取り出し、温湯又は電子レンジ等で解凍し、次に解 凍をした出汁１を任意の陶器等に移しかえて具２を入れる。それを電子レンジ又 は蒸し器等で加熱し完成させるだけである。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は本考案の一実施例を示す正面図である。 １は卵、その他調味料を加えた茶碗蒸しの出汁であり、袋詰め或いは容器に入 れられたもので、２は茶碗蒸しに入れる具で示し、その内容は一般に海老、穴子 、鶏肉、練り物、百合根、三ツ葉等任意である。３は出汁と具を入れるための任 意形状の本体容器であり、冷凍保存用として使用されるもので、表面をヒートシ ールにて封入し、量産化することも可能である。

【０００８】

【考案の効果】

以上説明してきた如く本考案によれば、茶碗蒸しを作る準備と手間を省く上に 、従来の調理済の冷凍、冷蔵食品としての茶碗蒸しの欠点である味覚面を大幅に 改善するなど多大な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 出汁 ２ 具 ３ 本体容器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 茶碗蒸し用の出汁１を適量入れた容器又
   は袋と、数種類の具２をセットにして、冷凍保存用の本
   体容器３に入れたことを特徴とする茶碗蒸しの冷凍食
   品。