JP3046748U - 即席茹で麺 - Google Patents
即席茹で麺Info
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- JP3046748U JP3046748U JP1997007661U JP766197U JP3046748U JP 3046748 U JP3046748 U JP 3046748U JP 1997007661 U JP1997007661 U JP 1997007661U JP 766197 U JP766197 U JP 766197U JP 3046748 U JP3046748 U JP 3046748U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子レンジを用いるだけで、何ら手を加える
ことなく、迅速に調理することができる即席茹で麺。 【解決手段】 即席茹で麺として、容器内に茹で麺と具
および喫食時における調味汁全量を予めゲル化したもの
を入れて包装してある。麺は中華麺やうどん,そば、そ
の他の麺類についても実施可能である。冷凍はせず,お
よそ10℃以下で保存する。
ことなく、迅速に調理することができる即席茹で麺。 【解決手段】 即席茹で麺として、容器内に茹で麺と具
および喫食時における調味汁全量を予めゲル化したもの
を入れて包装してある。麺は中華麺やうどん,そば、そ
の他の麺類についても実施可能である。冷凍はせず,お
よそ10℃以下で保存する。
Description
【0001】
本考案は電子レンジのみで調理することができる即席茹で麺に関する。
【0002】
従来、長期保存用の冷凍即席麺に使用されるス−プ類として、濃縮液体ス−プ や粉末ス−プ、液体ス−プの凍結品等がある。たとえば、アルニウム製の耐加熱 容器内の底部に凍結した喫食時状態の調味汁を位置させ、その上に麺ならびに具 を凍結した状態で位置させて包装してある包装冷凍麺(実公昭56−35020 号)では、調理時、包装容器底部から火炎で加熱すると、調味汁が解凍液化して 、調味液汁内に麺、具が浸り、この状態で麺、具が解凍されたのち調味汁ととも に煮焚できるというが、冷凍即席麺に共通する問題点として、保存中の凍結維持 があるほか、解凍等の調理に時間がかかり迅速性に欠ける。なお、電子レンジを 使用した場合でも,凍結した調味汁は凍結麺に比べて融解しにくいので、麺の過 熱を惹き起しやすく問題がある。
【0003】 また、耐加熱性容器内の底部に水を凍結させて氷とし、その上に凍結麺を載置 し、さらに防湿性袋入りの濃縮調味料を載置した即席麺(実公昭63−2759 6号)では、調理に際し、調味料の入った袋を取除いてから、容器を火炎で加熱 し、少なくとも氷の一部が解凍してから、袋より取出した濃縮調味料を容器内の 湯中に添加して適宜時間加熱するので、水を計量する手間が省け、麺の着色や変 質のおそれが少ないというが、冷凍即席麺に共通する問題点があるほか、濃縮調 味料の包装に手間がかかり、開封の際に手指が汚れるなどの煩わしさがある。
【0004】 これらを解決するという、喫食時希釈使用する麺用濃縮ス−プにゼラチン等を 1.3〜10重量%添加してゲル状にした冷凍麺用濃縮ゲル状ス−プ(特公平5 −4062号)では、アルミニウム等の金属製容器に茹で麺を冷凍して入れ、こ れに具とともに濃縮ゲル状ス−プを入れて用いる。そして、調理の際、水や湯を 注加して濃縮ス−プを5〜6倍に希釈し、ガスコンロで数分間加熱すれば喫食が 可能になるというが、冷凍即席麺に共通する問題点があるほか、水や湯の注加が 煩雑であり、煮込む時間もかかる。たとえ、容器を変えて、水や湯の注加後に電 子レンジにかけるとしても、濃縮ゲル状ス−プの溶解や冷凍麺の解凍に時間がか かり、冷凍即席麺に共通する問題点は解消しない。
【0005】 これと同様なものとして、ゼラチンでゲル化した濃縮調味汁を茹で麺や具で取 り囲み、全体を強固な塊状とした即席冷凍麺(特公昭63−18452号)もあ る。調理の際は、調理鍋に冷凍麺を移して水を多量に加え、強火で数分間加熱し 、沸騰させる。包装が簡略化できるというが、製造工程が複雑なほか、前例と同 様の欠点がある。
【0006】 さらに、麺塊の上面に、ゼラチン等を添加してゾル状態にある濃縮調味汁をか けてから、冷凍してその濃縮調味汁をゲル化させ麺塊に付着させた即席冷凍麺( 特開平8−112069号)もある。これにより、周囲の温度が多少上昇しても 、濃縮調味汁の部分に伝わった熱は効率よく麺塊に吸収されるので、ゲル状態の 維持が容易であり、包装の汚染を起こし難いというが、冷凍保存中であれば何ら 問題とならない。調理方法は前例と同様であり、電子レンジの使用も可能とある が、前例と同様の欠点がある。
【0007】
本考案は即席茹で麺として、とくに電子レンジにかけるだけで喫食できるとい う、調理が至極簡便なものを提供せんとするものである。
【0008】
ここにおいて本考案者は、容器内に茹で麺と具および喫食時における調味汁全 量を予めゲル化したものを入れて包装してある電子レンジ調理用即席茹で麺を見 出すにいたった。
【0009】
本考案の即席茹で麺は茹でた麺を使用するが、冷凍はせず、およそ10℃以下 で冷蔵保存するものである。したがって、日持ちは数日内であり、長期保存を意 図した食品ではない。
【0010】 麺の種類は中華麺に限らず、うどんやそば、その他の麺類についても実施可能 である。これら麺の種類に応じて,喫食時使用する全量の調味汁であるス−プや つゆは、ゼラチン粉末と、所要の水と食用油脂、水溶性調味液、着味油および着 香油等からなる群から選択されたものを80℃以上に加熱して液状にしたものを 、およそ10℃以下にして充分ゲル化させ、ゼリ−状に固化させる。通常、水1 Lに対し、ゼラチン粉末は5g程度添加すれば足りる。
【0011】 即席茹で麺の保存中は、調味汁が固化しているので、茹で麺がこれと接触して も何ら変質をきたすことがない。なお、即席茹で麺には、調理済みの各種具類を 適宜選択して加える。
【0012】 このように調理済みであるから、本考案の即席茹で麺は高周波出力600ワッ ト程度の市販の電子レンジで数分程度加熱するだけで、ゲル状の調味汁がただち に液状になり、茹で面と混和し沸騰を経て完全に水溶液化したス−プやたれが得 られ、とろみを生ずることなく、喫食することができる。
【0013】 即席茹で麺の容器は電子レンジでの使用が可能なもの、たとえばフィラ−入り ポリプロピレン製、二重壁構造の碗状体を使用し、密閉し得るふたを適宜容易し ておく。当該容器に即席茹で麺一式を充填したならば、ふたをしてから容器全体 にプラスチック製の帯びシュリンクを巻き、密閉する。なお、帯びシュリンクも 電子レンジの使用が可能な材料を用い、喫食時にふたをとりやすくするため、切 断用の切れ目を付しておくと好都合である。
【0014】 麺が中華麺の場合、麺は小麦粉、でん粉、卵白粉末,食塩、かんすい、小麦た ん白、卵殻カルシウム、粉末油脂、クチナシ色素等で構成し、茹で麺とする。具 はチャ−シュ−、シナチク、ナルト、ワカメおよびねぎ等の調理したものを用い る。調味汁のス−プは、しょうゆ、チキン・ポ−クエキス、動・植物性油脂、食 塩、調味料(アミノ酸等)、糖類、野菜エキス、香辛料、貝エキス、カラメル色 素、増粘剤(キサンタンガム)、酸味料、香料、糖等を用い、水とゼラチンでゲ ルを形成させる。
【0015】 麺がうどんの場合、麺は小麦粉、でん粉、食塩等で構成し、茹で麺とする。具 はナルト、ワカメ、てんぷらおよびねぎ等の調理したものを用いる。調味汁のつ ゆは、食塩、糖類、風味原料(かつお節、昆布、しいたけ)粉末しょうゆ、調味 料(アミノ酸等)、たんぱく加水分解物、チキンエキス、ねぎ、植物油脂、カラ メル色素、香辛料、酸味料、甘味料(ステビア、甘草)、香料等にとろろ昆布等 を用い、水とゼラチンでゲルを形成させる。
【0016】 麺がそばの場合、麺は小麦粉、そば粉、卵白粉末、小麦たん白、食塩等で構成 し、茹で麺とする。具はうどんの場合と同様である。調味汁のつゆは、かつおだ し、しょうゆ、発酵調味料、食塩、砂糖、魚介エキス、調味料(アミノ酸等)、 酒精、カラメル色素等を用い、水とゼラチンでゲルを形成させる。
【0017】
以下、実施例により本考案をさらに具体的に説明する。 麺として中華麺の場合について述べる。麺は小麦粉、でん粉、卵白粉末,食塩 、かんすい、小麦たん白、卵殻カルシウム、粉末油脂、クチナシ色素で構成し、 茹で中華麺4をつくる。一方、ス−プは、こくの部分に豚骨・鶏骨エキス、動・ 植物性油脂、鰹エキス、煮干し、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)、酒精を用 い、味の部分にはしょうゆ、食塩、調味料(アミノ酸等)、動・植物性油脂、肉 エキス、魚貝エキス、酒精、野菜エキス、香辛料、カラメル、増粘剤をそれぞれ 適量用い、これらに水を加えて1L当たりゼラチンを5g添加し、煮沸してゼラ チンを溶解してから、8 ℃に冷却してゼリ−状に固化させる。これから、1食分 として360g相当の直方体状のゼリ−状ス−プ3を取り、これをフィラ−入り ポリプロピレン製、二重壁構造の碗状の容器1に入れ、さらに別途得られた20 0gの茹で中華麺4と、調理済みの具5としてチャ−シュ−、シナチクおよびね ぎを載せ、しかるのち密閉用のふた2をし、容器全体にプラスチック製の帯びシ ュリンクを巻き、密閉する。保存中、容器内は冷凍をせず、10℃以下の冷温に 保つ。 調理にあたっては、即席茹で麺の容器1を高周波出力600ワットの電子レン ジに入れ、約3分間通電してから、帯びシュリンクを切断してふた2を外し、美 味なる中華麺を即座に喫食することができる。
【0018】
本考案の即席茹で麺は冷蔵の茹で麺を使用するのでその復元性が良く、とくに 電子レンジを用いるだけで、何ら手を加えることなく、迅速に調理することがで きる便利さがある。
【提出日】平成9年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【0013】 即席茹で麺の容器は電子レンジでの使用が可能なもの、たとえばフィラー入り ポリプロピレン製、二重壁構造の碗状体を使用し、これに密閉し得るふたを適宜 用意しておく。ふたもポリプロピレン製等による電子レンジでの使用可能なもの を用いる。当該容器に即席茹で麺一式を充填したならば、ふたをしてから全体に プラスチック製の帯びシュリンクを巻き、密閉する。なお、帯びシュリンクも電 子レンジでの使用が可能な材料を用い、喫食時にふたをとりやすくするため、切 断用の切れ目を付しておくと好都合である。
【図1】 即席茹で麺の入った容器の内部を示す説明図
である。
である。
1 容器 2 ふた 3 ゼリ−状ス−プ 4 茹で中華麺 5 具
Claims (1)
- 【請求項1】 容器内に茹で麺と具および喫食時におけ
る調味汁全量を予めゲル化したものを入れて包装してあ
る電子レンジ調理用即席茹で麺。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007661U JP3046748U (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | 即席茹で麺 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007661U JP3046748U (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | 即席茹で麺 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3046748U true JP3046748U (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=32983990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997007661U Expired - Lifetime JP3046748U (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | 即席茹で麺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046748U (ja) |
-
1997
- 1997-08-13 JP JP1997007661U patent/JP3046748U/ja not_active Expired - Lifetime
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