JPH0457769A - 電子レンジ用半調理食品のパッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は電子レンジ用半調理食品のパッケージに関する
ものである。

〈従来技術〉 この種の調理食品としては実開昭６２−１９１６７５号
公報がある。該公報は袋等の外装体の底部に予め必要量
の水を含ませた吸水性シートを設け、該吸水性シート上
に蒸し調理食品を載せ、前記外装体の開口部を熱シール
等により密封した電子レンジ用の包装体を記載している
。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら上記公報は１００％において蒸し上げた調
理食品を包装体内に収容しているので、電子レンジ内に
て調理するときは蒸し返しになって味を落とすという課
題がある。また包装体は扁平な底面であって、該底面に
蒸し調理食品を載せ収容しているので電子レンジ内に入
れて加熱すると加熱用マイクロ波の特性によって蒸し調
理食品に加熱ムラを生ずるという課題がある。

く課題を解決するための手段〉 本発明は底面上に２乃至複数個の隆起部を設け、該底面
と側周との間および側周の四隅を無角の円曲形状とする
箱形容器内に食品を５０〜８０％の半調理状態において
収容し、該容器内または蓋体内に含水した保冷保水剤を
添加して、該容器を糊付する蓋体にて閉塞して電子レン
ジ用の半調理食品とし、該半調理食品を電子レンジ内に
て好みの時間加熱調理し、調理時に生ずる蒸気圧を蓋体
との間の糊付部分の部分的な剥離を伴って噴出させ、噴
出圧の終息により再接着するようにしたことを特徴とす
る電子レンジ用半調理食品のパッケージを提供して前記
した課題を解決しようとするものである。

〈作　用〉 蒸し、焼き、煮付などの時間を５０〜８０％にとどめて
半調理食品を形成し、該半調理食品を箱形容器内に収容
する。この際食品の底面の全面または一部を容器の底面
に設けた隆起部上に載るようにし、蓋体を被着して半調
理食品のパッケージとして消費者に提供する。なお容器
または蓋体内の適所に含水した保冷保水剤を添入してお
く。消費者は電子レンジ内に入れて好みの時間加熱して
調理するのである。提供を受けた半調理食品は好みの硬
さなどに調理して食することとなる。

〈実施例〉 以下図面に基づいて実施例を説明する。

マイクロ波の透過と耐熱性に優れた合成樹脂、例えばポ
リプロピレン等の材料にて底面１上に２条の隆起部２ａ
、　２ｂを設け、底面１との間および四隅を無角の曲面
形とする側周３を設けた箱形容器４を形成する。５は箱
形容器の扁平上縁である。

６は前記容器４と同材料にて上面との間および四隅を無
角円曲とする浅い膨出形の蓋体で、該蓋体６の下端外周
に前記容器４の扁平上縁５に接面する扁平下縁７を設け
ている。

前記箱形容器Ｉ内の隆起部２ａ、　２ｂ上に５０乃至８
゜％程度において加熱調理した半調理食品Ｆを収容する
。半調理食品Ｆは例えばハンバーグステーキ。

グラタン、ピザ、シューマイなど蒸し、焼き、煮付によ
るさまざまなものにて構成される。比較的加熱調理時間
が短くて済む食品については５０％程度、長時間を要す
る食品については７０〜８０％程度に加熱調理して半調
理食品Ｆを形成し容器４内に収容するのである。

半調理食品Ｆを収容した箱形容器■内または蓋体６内の
間隙に含水した保冷保水剤８を添え入れして箱形容器４
の扁平上縁５と蓋体６の扁平下縁７間を糊付け９にて封
止して半調理食品のパッケージとするのである。保冷保
水剤８は吸水ポリマーのほか、海藻粉、カラギーナンや
こんにゃく粉などが適当し、内向透水性で且つ外向通気
性を有するシート材にてなる袋体１ｏ内に収納し構成さ
せている。

このようにして形成された半調理食品のパッケージの提
供を受けた消費者は冷蔵庫に入れて保存することができ
、食するときは層着容器ごと電子レンジｌｌ内に入れて
加熱調理を行うのである。この加熱調理は単に温めるの
でなく、未調理分を補完して硬いものは柔らかくまた調
味料等を浸透させて食品の品質を向上させるのである。

箱形容器４と蓋体６は四隅を含む各折目が無角の曲面形
に形成されていることによって、電子レンジ内において
加熱用のマイクロ波は容器内をひとしく反転して半調理
食品Ｆをムラなく加熱調理することとなる。電子レンジ
内では同時に含水した保冷保水剤８が加熱して蒸気を袋
体１ｏより発散して食品Ｆに水分を補給することとなる
。

この蒸気圧の増大は箱形容器４と蓋体６間の糊付部９の
部分的な剥離を伴って容器外に噴出して密閉された容器
の破裂を防止し、電子レンジの設定時間切れに伴う加熱
の停止によって蒸気の噴出圧が終息すると前記の剥離部
分は再接着して容器を密閉状態に戻すこととなる。かく
て芳香等を逃がすことなくし食卓に運び食することがで
きるものとなる。

〈発明の効果〉 本発明は以上のように底面上に隆起部を設けた無角の箱
形容器内に蒸し、焼き、煮込みなどの調理を５０〜８０
％にとどめた半調理食品を収容し、含水した保冷保水剤
を添加してパッケージとしたので、電子レンジにおける
加熱は単に加温による蒸し返し等にとどまらずして、味
覚および硬さ柔らかさなどを引出すという調理そのもの
の役割を担うこととなるという効果が生ずる。電子レン
ジによる加熱時間を長短に変化させることにより硬さ、
柔らか等を好みによって調理することができるという効
果を生ずる。容器が隆起部を有して且つ無角なため、電
子レンジの加熱用マイクロ波が容器内を等しく反転して
、食品のすべてをムラなく調理するという効果を生ずる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明半調理食品用の箱形容器と蓋体とを前蓋
前の状態にて示す斜視図、第２図は同、箱形容器の平面
図、第３図は本発明半調理食品を電子レンジ内において
加熱調理している状態を示す縦断面図、１は底面、２ａ
、　２ｂは隆起部、３は側周、４は箱形容器、５は扁平
上縁、６は蓋体、７は扁平下縁、８は保冷保水剤、９は
糊付は部、１゜は袋体、１１は電子レンジである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）底面上に２乃至複数個の隆起部を設け、該底面と
   側周との間および側周の四隅を無角の円曲形状とする箱
   形容器内に食品を５０〜８０％の半調理状態において収
   容し、該容器内または蓋体内に含水した保冷保水剤を添
   加して、該容器を糊付する蓋体にて閉塞して電子レンジ
   用の半調理食品とし、該半調理食品を電子レンジ内にて
   好みの時間加熱調理し、調理時に生ずる蒸気圧を蓋体と
   の間の糊付部分の部分的な剥離を伴って噴出させ、噴出
   圧の終息により再接着するようにしたことを特徴とする
   電子レンジ用半調理食品のパッケージ。