JP3029912U - 頭足類の風味を損なわない簡便性調理食品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 専門家による調理でしか賞味できなかった頭
足類を一般消費者でも簡単に最終加熱調理する事によ
り、風味を損なわず賞味できるようにした。 【構成】 生鮮又は、解凍した原料（１）を充分に水洗
し適量の加塩をした後約６０分程度機械的に良く撹拌す
る。撹拌後再度水洗し、整形及び秤量のうえ調味料又
は、調味液（３）と共に、気密容器（２）に入れ真空包
装する。真空包装後、急速凍結し製品を得る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が解決しようとする課題】

従来、頭足類は強靭な筋肉繊維を有する為、調理を専門家が行わなければならな かった。従い専門家が行った最終調理後の品質管理は、極めて困難で有り、調理 後の鮮度保持の為、どうしても風味を犠牲にせざるを得ないとゆう問題点を有し ていた。

【０００２】

【課題を解決するための手段】

上記問題点を克服する為、専門家による調理工程を分割し、事前調理した頭足類 及び調味液又は、調味料を気密容器に入れ、凍結することによって、品質管理を 容易にした。加えて、賞味する直前に消費者による最終加熱調理を施すことによ り、風味及び鮮度保持を同時に解決することができる。

【０００３】

【考案の効果】

本考案の製品は、凍結包装状態のまま賞味する直前にマイクロウェーブ又は、湯 煎にて最終加熱調理を行っても、容器内の圧力が、自動的に逃れ爆発を起こさず 本来頭足類の持つ風味を、消費者による簡単な調理でも賞味することができる。 尚、原料（頭足類）を完全加熱又は、半加熱したものを利用しても、又は、ブツ 切り若しくは、串剌しの状態で利用しても、その効果は同様である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による製品の斜視図である。

【図２】本考案による製品の断面図である。頭足類
（１）及び調味料を含む調味料液（３）は、気密容器
（２）内で完全凍結かつ真空状態に調整している為、品
質管理が容易である。

【図３】本考案による製品の最終加熱調理例の断面図で
ある。気密容器（２）内の水蒸気圧（６）が一定以上に
なると、予め装備している自動減圧弁（４）が作動し、
水蒸気（６）を外部に逃す為爆発を起こさず加熱調理を
続行することができる。

【符号の説明】

１．整形された頭足類 ２．気密容器 ３．調味料を含む調味液の氷結晶 ４．減圧弁 ５．沸騰中の調味液 ６．水蒸気 ７．調理用容器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗浄、整形、調味を施した非加熱状態
   の頭足類（１）に、調味液又は、調味料（３）を秤量し
   耐熱性及び耐凍性の気密容器（２）に入れ、保存に適す
   る凍結の後、必要に応じマイクロウェーブ又は湯煎にて
   最終加熱調理を施し賞味する簡便性食品