JP3066029U - 鰻加工食品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】鰻を保存可能状態にして任意な時に即席で簡単
に調理することができると共に、独特な味と風味と食感
をもって食べ易くした鰻加工食品を提供する。 【解決手段】鰻を１蒲焼き風に調理して短く切断したも
のと、根野菜である短線切り状のゴボウ２を調理したも
のを、蒲焼きのタレ４と共に真空パック３で包装する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、鰻を保存して簡単な調理で風味良く食べ易くした加工食品に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、鰻は蒲焼きにして食されるのが美味しく一般的によく知られている。ま た家庭においては味付けする前の状態で焼かれたもの即ち白焼きで持ち帰って食 べる直前に再び焼いてタレをつけ蒲焼きとしていた。また、一部には味付けを濃 くして煮詰めた佃煮にも供されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、鰻は一般的に他の魚類より高価で貴重なスタミナ食であるので 冷凍保存による味や風味が損なわれることが嫌われたり、鰻の蒲焼きは調理が面 倒であったり、鰻の脂分によって台所が汚れるのを嫌う人々には敬遠されがちで あった。また鰻独特の風味が好みによっては臭気ともなり、一部にはこれを嫌う 人々も見られた。更に蒲焼きは一本の姿焼きとしているために不揃いなものや概 観上に難が有るものは使うことができないため、より一層コストも上がってしま うという問題もあった。 この考案は、以上の問題点を解決するために成されたもので、鰻を保存可能状 態にして任意な時に即席で簡単に調理することができると共に、独特な味と風味 と食感をもって食べ易くした鰻加工食品を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

鰻を蒲焼き風に調理して短く切断したものと、根野菜である短線切り状のゴボ ウを調理したものを、蒲焼きのタレと共に真空パックで包装した鰻加工食品とす ることである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１は本考案の一実施例を示す一部を切り欠いた斜視図である。 図２は同実施例を料理として調理後の盛り付けをした断面図である。 図１で示すように、鰻１と根野菜のゴボウ２を調理後まとめて一括包装して「 鰻混ぜご飯の素」としたものである。 先ず鰻１は白焼きしてから一度蒸したものを適宜短く切断してタレつゆでかる く煮込み味付けしたものを真空パック３とする。この場合、白焼きしてから一度 蒸すことによって鰻を、より柔らかにして美味しくするためである。 次にゴボウ２を細い線切りにして油で炒め、蒲焼き用の鰻のエキスが入ったタ レにてかるく煮込んでからタレに充分からめてタレとともに真空パック３とする 。この場合、油で炒めることによってゴボウの香りが失われ難く、しかも形が崩 れないで食べたときの歯触り（食感）が快く感じられるようにするためである。 ここで鰻１と野菜の組合せで最良なものを多数研究の結果、それが細く切ったゴ ボウ２であることを考案者は発見した。特に混ぜご飯にしたときには何とも言え ない、快い風味をかもしだすことである。このゴボウ２の香りで鰻の臭いが消さ れ、これが前述の鰻独特の風味が好みによっては臭気ともなり、一部にはこれを 嫌う人々に対しては大変効果的に作用するのである。またゴボウは身体に必要な 食物繊維が最も多く含まれている野菜で、健康維持にも効果的な作用がある。 最後に蒲焼きのタレ４も適量真空パック３とする。 それぞれを真空パックにすることによって常温での保存が可能となっている。 これらすべてをまとめて発砲スチロールのトレイ５に収容して、上からラップ フィルムにて包装した後、使用方法を表示した商品ラベル６を貼付する。

【０００６】 次に使用法については以下の手順にて行なって鰻の混ぜご飯を作る。 １）袋のまま熱湯の中で３分程煮立てる。 ２）あたたかいご飯と１）のゴボウ１とタレ４をよく混ぜ合わせる。 ３）２）を器に盛りつけ、その上に１）の鰻１をのせる。図２参照 ４）錦糸卵または煎り玉子７、ネギまたは大葉、のりなどを色取りよく添えると より豪華となって好ましい。。

【０００７】

【考案の効果】 以上のように本考案によれば、 １）鰻の風味とゴボウの香りが程よくマッチして美味しく食欲をそそるものとす ることができる。（鰻の臭いを嫌う人々には、その臭いが消える。） ２）健康維持に有効な食物繊維の多い根野菜ゴボウをゴボウ嫌いな人（子供）に も食べさせることができる。 ３）蒲焼きの姿焼きとして使えない鰻も活用することができるので安価に作るこ とができる。。 ４）保存が可能で非常時にもスタミナ食を供給することができる。 ５）即席に料理が簡単にできるので誰でも何時でも便利に食することができる。 しかも台所を汚すこともない。 以上の結果、鰻の幅広い活用で需要の拡大を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】は、本考案の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】 １ 鰻 ２ ゴボウ ３ 真空パック ４ タレ ５ トレイ ６ 商品ラベル ７ 煎り玉子

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【手続補正書】

【提出日】平成１１年９月９日（１９９９．９．９）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】は、本考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】は、本考案の料理の調理後の盛り付け断面図で
ある。

【符号の説明】 １ 鰻 ２ ゴボウ ３ 真空パック ４ タレ ５ トレイ ６ 商品ラベル ７ 煎り玉子

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 鰻を（１）蒲焼き風に調理して短く切断
   したものと、根野菜である短線切り状のゴボウ（２）を
   調理したものを、蒲焼きのタレ（４）と共に真空パック
   （３）で包装した鰻加工食品。