JP3002425U - スピンコ−ティング装置 - Google Patents

スピンコ−ティング装置

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JP3002425U
JP3002425U JP1994002864U JP286494U JP3002425U JP 3002425 U JP3002425 U JP 3002425U JP 1994002864 U JP1994002864 U JP 1994002864U JP 286494 U JP286494 U JP 286494U JP 3002425 U JP3002425 U JP 3002425U
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信幸 大隅
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピンコ−ティング装置において、ディスク
面で弾き跳ばされ飛散した溶液や、遠心力によってディ
スク周縁に溜った溶液が、ディスクの裏面である信号読
み取り面を浸食することを防止し、常に正常な読み取り
が行えるようにする。 【構成】 タ−ンテ−ブル4とその下面中心に連結する
回転軸3を設け、ターンテーブル4には、下面側の開口
部がエア−取入部、上面側の開口部がエア−吹出部とな
った複数個の貫通穴44を所定角度間隔で配置し、さら
に、タ−ンテ−ブル4の下部より貫通穴44を通ってエ
ア−を吹き出させるエア−供給路51を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、記録媒体であるディスク表面にスピンコ−ティング用溶液を滴下し てスピンコ−トする装置(以降、スピンコーティング装置と称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスク表面に保護膜を作成する装置として、例えば特開平4−195 744号公報に記載された、光ディスク記録膜作製用塗布装置を掲げることがで きる。この光ディスク記録膜作製用塗布装置では、吐出された溶液の広がりを液 検出部で検出し、その検出信号に基づいて溶液の吐出とディスクの回転を制御さ せ、記録膜を均一な厚みでかつ一定の範囲に塗布できるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した光ディスク記録膜作製用塗布装置では、ディスク面で弾き跳 ばされ飛散した溶液や、遠心力によってディスク周縁に溜った溶液がディスクの 裏面である信号読み取り面を浸食し、部分的に正常な読み取りができなくなる場 合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、 1.タ−ンテ−ブルとその下面中心に連結する回転軸を設け、ターンテーブルに は、下面側の開口部がエア−取入部、上面側の開口部がエア−吹出部となった複 数個の貫通穴を所定角度間隔で配置し、さらに、タ−ンテ−ブルの下部より貫通 穴を通ってエア−を吹き出させるエア−供給路を設ける、 2.1項において、貫通穴の空気取入部を、タ−ンテ−ブルの回転方向に関し、 空気吹出部よりも前進位置に設ける、 3.1項において、エア−供給路を前記回転軸の軸心に設ける、 4.1項において、エア−供給路を前記回転軸の周縁に設ける、 5.1項において、ディスク中心部を吸着する吸引穴をボス部に設けると共に、 そのボス部の周囲に貫通穴を設ける、 6.4項において、タ−ンテ−ブル下面にハブ部を設け、このハブ部からタ−ン テ−ブル上面にかけて貫通穴を形設すると共に、回転軸を支持する軸受部とハブ 部をリングで囲んでエア−供給路たる環状空間を構成し、この環状空間にエア− ホ−スを接続する、 7.4項において、ディスク中心部を吸着する吸引穴をボス部に設け、この吸引 穴に真空圧を及ぼす吸引路を回転軸内に形設し、他方タ−ンテ−ブル下面にはハ ブ部を設け、このハブ部からタ−ンテ−ブル上面にかけて貫通穴を形設すると共 に、回転軸を支持する軸受部とハブ部をリングで囲んでエア−供給路たる環状空 間を構成し、この環状空間にエア−ホ−スを接続する、 ものとした。
【0005】
【作用】
貫通穴から吹き出されたエア−はディスクの裏面に吹き付けられて、飛散して いる溶液やディスク周縁に溜っている溶液がディスクの裏面側に進入することが 防止され、それらの溶液がディスク裏面に付着することがない。
【0006】
【実施例】
図1に基づき一実施例を説明する。1は図示しないベ−ス上に水平に支持され たプレ−トで、軸受部2が固着される。軸受部2は、回転軸3を垂直に支持し、 内部に真空吸引路21を有している。回転軸3の下端部には、図示しない駆動モ −タから回転力が伝達される。31は回転軸3の軸線方向に形成された真空吸引 路で、その一端が軸受部2の真空吸引路21に向かって開口し、他端が後述する ターンテーブル4に設ける真空吸引口43に応じて開口している。4は回転軸3 の上端に固着されたタ−ンテ−ブルである。このタ−ンテ−ブル4の上面中央に は、ディスクWの中心部のみを載置してディスクW残部とターンテーブル4との 間に一定の隙間を開けるボス部41を設け、下面中央にはハブ部42を設ける。 43はタ−ンテ−ブル4内に上向きに形成された真空吸引口で、ボス部41の上 面に所定角度間隔で複数個開口しており、回転軸3の真空吸引路31と軸受部2 の真空吸引路21を通って、軸受部2の側壁に設けた接続口22を介し、図示し ない真空吸引源に連通する。
【0007】 44は、ハブ部42の下面からタ−ンテ−ブル4の上面に向かう貫通穴で、ボ ス部41を避けた位置に所定角度の間隔を置いて複数個配置される。5は、プレ ート1上に回転軸3の軸心と同心に設置されるリングであり、その内周面上部で ハブ部42の外周を囲み、内周面下部で回転軸3を支持する軸受部2の外周を囲 んで、環状空間6を形成させるものである。51はリング5の下面から内周面に 開口するエア−供給路であり、プレート1にエア−供給路51に通じる接続口1 1を設け、接続口11には、継ぎ手12、エア−ホース13を介して図示しない エア−供給源を接続する。こうして、貫通穴44は、環状空間6を介してエア− 供給路51と連通し、エア−供給源から圧縮エアーが供給されると、貫通穴44 からディスクWの裏面に向かってエアーが吹き出すことになる。
【0008】 貫通穴44の形状について、図に基づき補足説明する。図2はタ−ンテ−ブル 4を側方から見た断面図であり、貫通穴44は、タ−ンテ−ブル4の回転方向に 関して、ハブ部42の下面の空気取入部がタ−ンテ−ブル4の上面の空気吹出部 よりも前進した位置にある。
【0009】 このような構成を有する本実施例の動作は次のようになる。まず、図示しない ピックアンドプレ−ス装置により、ディスクWをタ−ンテ−ブル4上に載置する 。この時、図示しない真空吸引源に吸引を開始させて、真空吸引路21、31を 経由して真空吸引口43に真空吸引力を生じさせ、ボス部41上面に載置された ディスクWを一時吸着保持させる。そして、この状態のままで、図示しない駆動 モ−タに回転軸3へ回転力を伝達させ、それに伴いディスクWを載置したタ−ン テ−ブル4を回転させる。
【0010】 一方、ディスクWがタ−ンテ−ブル4上に載置された段階で、図示しない滴下 装置を、ディスクW中心側のアルミ蒸着面の上方に進出させ、タ−ンテ−ブル4 の回転に伴って、溶液の滴下を行わせる。滴下された溶液は、タ−ンテ−ブル4 の回転で生じる遠心力により、ディスクW周縁に向かって拡散される。
【0011】 溶液の滴下と同時に、図示しないエア−供給源にエア−の供給を開始させる。 ここで供給されるエア−は、エア−ホ−ス13、エア−供給路51を通じて環状 空間6に送り込まれた後、ハブ部42の下面側から貫通穴44を抜けて、タ−ン テ−ブル4の上面へと吹き出される。このエア−は、タ−ンテ−ブル4の回転で 生じる遠心力によって、ディスクW裏面の周縁方向に向かって流れ、ディスクW とタ−ンテ−ブル4間の隙間に入り込もうとする溶液を遮断する。
【0012】 また、貫通穴44のエア−取入部が、タ−ンテ−ブル4の矢印で示す回転方向 に関し、エア−吹出部よりも前進位置に設けられているため、貫通穴44から吹 き出すエア−は、回転方向とは逆方向かつ斜め上向きに吹き出すことになる。図 2において、ディスクW周縁に溜った溶液Lは、貫通穴44から吹き出る斜め上 向きの矢印で示すエア−の流れに妨げられ、ディスクWの裏面側へ入り込むこと はない。さらに飛散している溶液も、同様にエア−の流れに妨げられて、ディス クWの裏面側へ入り込むことはない。
【0013】 上記実施例では、エア−供給路51を回転軸の周縁に設けたが、回転軸3内に 真空吸引路31と分離してエア−供給路を形成することもできる。この場合、例 えばエア−供給路の一端を、回転軸下端面に開口させ、エアー配管用ロ−タリ− ジョイント等でエア−供給源と接続し、他端を、前述の環状空間に通じるよう側 面へ開口させ、貫通穴からエア−を供給すればよい。また、本実施例の貫通穴は 、貫通穴44のエア−取入部が、タ−ンテ−ブルの回転方向に関し、エア−吹出 部よりも前進位置に設けることとしたが、真っ直ぐ上向きとしてもよく、さらに は、エア−吹出部よりも後退位置に設けるようにしてもよい。取入部を吹出部よ り軸心よりに位置させて、吹出部から吹き出すエアーがディスクWの周縁方向に 向かうように形成してもよい。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、ディスク裏面に回りこもうとする溶液は、貫通穴から吹き出 されるエア−に妨げられて、ディスク裏面に付着することはなく、裏面の信号読 み取り面を損なうことのない良好なディスクが提供できる。従って、ディスク製 造におけるスピンコーティング工程で、歩留まりが向上する。
【提出日】平成6年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、記録媒体であるディスク表面にスピンコ−ティング用溶液を滴下し てスピンコ−トする装置(以降、スピンコーティング装置と称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスク表面に保護膜を作成する装置として、例えば特開平4−195 744号公報に記載された、光ディスク記録膜作製用塗布装置を掲げることがで きる。この光ディスク記録膜作製用塗布装置では、吐出された溶液の広がりを液 検出部で検出し、その検出信号に基づいて溶液の吐出とディスクの回転を制御さ せ、記録膜を均一な厚みでかつ一定の範囲に塗布できるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した光ディスク記録膜作製用塗布装置では、ディスク面で弾き跳 ばされ飛散した溶液や、遠心力によってディスク周縁に溜った溶液がディスクの 裏面である信号読み取り面を浸食し、部分的に正常な読み取りができなくなる場 合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、 1.タ−ンテ−ブルとその下面中心に連結する回転軸を備え、ターンテーブルに は、その上面中心にディスクの中心部を支えるボス部を設けて、ディスク残部と タ−ンテ−ブルとの間に隙間を形成させると共に、 下面側の開口部がエア−取入 部、上面側の開口部がエア−吹出部となった複数個の貫通穴を所定角度間隔で配 置し、さらに、タ−ンテ−ブルの下部より貫通穴を通ってエア−を吹き出させる エア−供給路を設ける、 2.1項において、貫通穴の空気取入部を、タ−ンテ−ブルの回転方向に関し、 空気吹出部よりも前進位置に設ける、 3.1項において、エア−供給路を前記回転軸の軸心に設ける、 4.1項において、エア−供給路を前記回転軸の側面に設ける、 5.1項において、ディスク中心部を吸着する吸引穴をボス部に設けると共に、 そのボス部の周囲に貫通穴を設ける、 6.4項において、タ−ンテ−ブル下面にハブ部を設け、このハブ部からタ−ン テ−ブル上面にかけて貫通穴を形設すると共に、回転軸を支持する軸受部とハブ 部をリングで囲んでエア−供給路たる環状空間を構成し、この環状空間にエア− ホ−スを接続する、 7.4項において、ディスク中心部を吸着する吸引穴をボス部に設け、この吸引 穴に真空圧を及ぼす吸引路を回転軸内に形設し、他方タ−ンテ−ブル下面にはハ ブ部を設け、このハブ部からタ−ンテ−ブル上面にかけて貫通穴を形設すると共 に、回転軸を支持する軸受部とハブ部をリングで囲んでエア−供給路たる環状空 間を構成し、この環状空間にエア−ホ−スを接続する、 ものとした。
【0005】
【作用】 貫通穴から吹き出されたエア−はディスクの裏面に吹き付けられて、飛散して いる溶液やディスク周縁に溜っている溶液がディスクの裏面側に進入することが 防止され、それらの溶液がディスク裏面に付着することがない。
【0006】
【実施例】
図1に基づき一実施例を説明する。1は図示しないベ−ス上に水平に支持され たプレ−トで、軸受部2が固着される。軸受部2は、回転軸3を垂直に支持し、 内部に真空吸引路21を有している。回転軸3の下端部には、図示しない駆動モ −タから回転力が伝達される。31は回転軸3の軸線方向に形成された真空吸引 路で、その一端が軸受部2の真空吸引路21に向かって開口し、他端が後述する ターンテーブル4に設ける真空吸引口43に応じて開口している。4は回転軸3 の上端に固着されたタ−ンテ−ブルである。このタ−ンテ−ブル4の上面中央に は、ディスクWの中心部のみを載置してディスクW残部とターンテーブル4との 間に一定の隙間を開けるボス部41を設け、下面中央にはハブ部42を設ける。 43はタ−ンテ−ブル4内に上向きに形成された真空吸引口で、ボス部41の上 面に所定角度間隔で複数個開口しており、回転軸3の真空吸引路31と軸受部2 の真空吸引路21を通って、軸受部2の側壁に設けた接続口22を介し、図示し ない真空吸引源に連通する。
【0007】 44は、ハブ部42の下面からタ−ンテ−ブル4の上面に向かう貫通穴で、ボ ス部41を避けた位置に所定角度の間隔を置いて複数個配置される。5は、プレ ート1上に回転軸3の軸心と同心に設置されるリングであり、その内周面上部で ハブ部42の外周を囲み、内周面下部で回転軸3を支持する軸受部2の外周を囲 んで、環状空間6を形成させるものである。51はリング5の下面から内周面に 開口するエア−供給路であり、プレート1にエア−供給路51に通じる接続口1 1を設け、接続口11には、継ぎ手12、エア−ホース13を介して図示しない エア−供給源を接続する。こうして、貫通穴44は、環状空間6を介してエア− 供給路51と連通し、エア−供給源から圧縮エアーが供給されると、貫通穴44 からディスクWの裏面に向かってエアーが吹き出すことになる。
【0008】 貫通穴44の形状について、図に基づき補足説明する。図2はタ−ンテ−ブル 4を側方から見た断面図であり、貫通穴44は、タ−ンテ−ブル4の回転方向に 関して、ハブ部42の下面の空気取入部がタ−ンテ−ブル4の上面の空気吹出部 よりも前進した位置にある。
【0009】 このような構成を有する本実施例の動作は次のようになる。まず、図示しない ピックアンドプレ−ス装置により、ディスクWをタ−ンテ−ブル4上に載置する 。この時、図示しない真空吸引源に吸引を開始させて、真空吸引路21、31を 経由して真空吸引口43に真空吸引力を生じさせ、ボス部41上面に載置された ディスクWを一時吸着保持させる。そして、この状態のままで、図示しない駆動 モ−タに回転軸3へ回転力を伝達させ、それに伴いディスクWを載置したタ−ン テ−ブル4を回転させる。
【0010】 一方、ディスクWがタ−ンテ−ブル4上に載置された段階で、図示しない滴下 装置を、ディスクW中心側のアルミ蒸着面の上方に進出させ、タ−ンテ−ブル4 の回転に伴って、溶液の滴下を行わせる。滴下された溶液は、タ−ンテ−ブル4 の回転で生じる遠心力により、ディスクW周縁に向かって拡散される。
【0011】 溶液の滴下と同時に、図示しないエア−供給源にエア−の供給を開始させる。 ここで供給されるエア−は、エア−ホ−ス13、エア−供給路51を通じて環状 空間6に送り込まれた後、ハブ部42の下面側から貫通穴44を抜けて、タ−ン テ−ブル4の上面へと吹き出される。このエア−は、タ−ンテ−ブル4の回転で 生じる遠心力によって、ディスクW裏面の周縁方向に向かって流れ、ディスクW とタ−ンテ−ブル4間の隙間に入り込もうとする溶液を遮断する。
【0012】 また、貫通穴44のエア−取入部が、タ−ンテ−ブル4の矢印で示す回転方向 に関し、エア−吹出部よりも前進位置に設けられているため、貫通穴44から吹 き出すエア−は、回転方向とは逆方向かつ斜め上向きに吹き出すことになる。図 2において、ディスクW周縁に溜った溶液Lは、貫通穴44から吹き出る斜め上 向きの矢印で示すエア−の流れに妨げられ、ディスクWの裏面側へ入り込むこと はない。さらに飛散している溶液も、同様にエア−の流れに妨げられて、ディス クWの裏面側へ入り込むことはない。
【0013】 上記実施例では、エア−供給路51を回転軸の側面に設けたが、回転軸3内に 真空吸引路31と分離してエア−供給路を形成することもできる。この場合、例 えばエア−供給路の一端を、回転軸下端面に開口させ、エアー配管用ロ−タリ− ジョイント等でエア−供給源と接続し、他端を、前述の環状空間に通じるよう側 面へ開口させ、貫通穴からエア−を供給すればよい。また、本実施例の貫通穴は 、貫通穴44のエア−取入部が、タ−ンテ−ブルの回転方向に関し、エア−吹出 部よりも前進位置に設けることとしたが、真っ直ぐ上向きとしてもよく、さらに は、エア−吹出部よりも後退位置に設けるようにしてもよい。取入部を吹出部よ り軸心よりに位置させて、吹出部から吹き出すエアーがディスクWの周縁方向に 向かうように形成してもよい。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、ディスク裏面に回りこもうとする溶液は、貫通穴から吹き出 されるエア−に妨げられて、ディスク裏面に付着することはなく、裏面の信号読 み取り面を損なうことのない良好なディスクが提供できる。従って、ディスク製 造におけるスピンコーティング工程で、歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスピンコーティング装置の一実施例を
示す、一部破断正面図である。
【図2】同じく、溶液の動きと吹出部から吹き出される
エア−を説明する図である。
【符号の説明】
W ディスク L 溶液 1 プレ−ト 11、22 接続口 12 継ぎ手 13 エア−ホ−ス 2 軸受 21、31 真空吸引路 3 回転軸 4 タ−ンテ−ブル 41 ボス部 42 ハブ部 43 真空吸引口 44 貫通穴 5 リング 51 エア−供給路 6 環状空間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 スピンコ−ティング装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスピンコーティング装置の一実施例を
示す、一部破断正面図である。
【図2】同じく、溶液の動きと吹出部から吹き出される
エア−を説明する図である。
【符号の説明】 W ディスク L 溶液 1 プレ−ト 11、22 接続口 12 継ぎ手 13 エア−ホ−ス 2 軸受 21、31 真空吸引路 3 回転軸 4 タ−ンテ−ブル 41 ボス部 42 ハブ部 43 真空吸引口 44 貫通穴 5 リング 51 エア−供給路 6 環状空間
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体であるディスクの表面に、スピ
    ンコ−ティング用溶液を滴下してスピンコ−トするもの
    において、次の構成を備えたことを特徴とするスピンコ
    −ティング装置。 a.タ−ンテ−ブル。 b.前記タ−ンテ−ブルの下面中心に連結した回転軸。 c.タ−ンテ−ブルの上面中心にあって、ディスクの中
    心部を支え、ディスク残部とタ−ンテ−ブルとの間に隙
    間を形成するボス部。 d.タ−ンテ−ブルに所定角度間隔で配置された、タ−
    ンテ−ブル下面側の開口部がエア−取入部、タ−ンテ−
    ブル上面側の開口部がエア−吹出部となった複数個の貫
    通穴。 e.タ−ンテ−ブルの下部より、前記貫通穴を通ってエ
    ア−を吹き出させるエア−供給路。
  2. 【請求項2】 貫通穴のエア−取入部を、タ−ンテ−ブ
    ルの回転方向に関し、エア−吹出部よりも前進位置に設
    けることを特徴とする請求項1記載のスピンコ−ティン
    グ装置。
  3. 【請求項3】 エア−供給路を前記回転軸の軸心に設け
    ることを特徴とする請求項1記載のスピンコ−ティング
    装置。
  4. 【請求項4】 エア−供給路を前記回転軸周縁に設ける
    ことを特徴とする請求項1記載のスピンコ−ティング装
    置。
  5. 【請求項5】 ディスク中心部を吸着する吸引穴をボス
    部に設けると共に、そのボス部の周囲に貫通穴を設ける
    ことを特徴とする請求項1記載のスピンコ−ティング装
    置。
  6. 【請求項6】 タ−ンテ−ブル下面にハブ部を設け、こ
    のハブ部からタ−ンテ−ブル上面にかけて貫通穴を形設
    すると共に、回転軸を支持する軸受部とハブ部をリング
    で囲んでエア−供給路たる環状空間を構成し、この環状
    空間にエア−ホ−スを接続したことを特徴とする請求項
    4記載のスピンコ−ティング装置。
  7. 【請求項7】 ディスク中心部を吸着する吸引穴をボス
    部に設け、この吸引穴に真空圧を及ぼす吸引路を回転軸
    内に形設し、他方タ−ンテ−ブル下面にはハブ部を設
    け、このハブ部からタ−ンテ−ブル上面にかけて貫通穴
    を形設すると共に、回転軸を支持する軸受部とハブ部を
    リングで囲んでエア−供給路たる環状空間を構成し、こ
    の環状空間にエア−ホ−スを接続したことを特徴とする
    請求項4記載のスピンコ−ティング装置。
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