JPS5810789B2 - ジキメモリ デイスク パツクヨウノセイジヨウクウキシステム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

開示の概要 清浄な濾過空気の源を有するディスク・パック用の清浄
空気システムであって、それは隣接するディスクの中間
で、読取り書き込みヘッドの放射方向の内側の点で終端
する。 清浄な濾過された空気の量と流れとはディスク表面のポ
ンプ作用を補うに充分であり、従って又ディスク・パッ
クを囲繞する周囲の空気がディスク・パック内に送り込
まれるのを防止するのに充分である。 該ディスク・パックは覆蔽で囲まれており、その覆蔽は
彎曲したパネルで形成されており清浄な空気の流出用開
口を与えるよう形成されている。 発明の背景 本発明は、磁気記憶ディスク・パック用の汚染制御及び
清浄空気システムに関し、更に詳しくは磁気記憶装置の
読取り書き込みヘッドに濾過された清浄な空気を供給す
るためのシステムに関する。 近時の磁気記憶ディスク・パック・システム用の読取り
書き込みヘッドは高密度と高い雑音対信号比の利益を達
成するために磁気媒体に極めて密接して置かれる。 ヘッドをディスクに対して密接して配置するための１つ
の態様は、読取り書き込みヘッド用のキャリヤ又はシュ
ーに、運動中のディスク表面で回動する空気によって該
キャリヤの下に発生した力に等しい力を与えてやること
であった。 より大きい強度の力を与えればキャリヤをディスクに対
してより近接せしめるようになる。 ディスクは完全に平坦にすることはでさす、そしてディ
スク表面の起伏はキャリヤの浮動している高さをはるか
に越えることがあり、従ってそのような起伏はキャリヤ
及び／又は磁気媒体の表面をそれらの衝突によって損傷
させる。 斯かる起伏は、読取り書き込みヘッドが不適切な間隔に
起因して適切な読取り書き込み操作を遂行することを妨
げる。 煙草の煙の粒子は直径が約０．０６３５ｍｍ（約１／４
ミル）程ある。 指紋の汚れは高さで約０．０１２７ｍｍ（約ＩＡ ミル
）程ある。 人間の毛髪は平均０．７６２ｍｍ（３ミル）であり、大
気中の塵埃粒の直径は殆んど人間の毛髪と同様である。 市場で入手し得る清浄空気システム用の最上のフィルタ
は、理想的な条件の下に使用されたとき凡そ３５．５６
μ（約１４マイクロインチ）よりも大きい汚染粒子を濾
過する。 若し平均汚染粒子サイズがキャリヤの浮動高よりも小さ
ければ、汚染粒子が磁気読取り書き込みヘッドの適切な
作動を阻害する機会はより少ない。 従来技術の清浄空気システムでは濾過装置の出口から清
浄な空気をヘッドとディスクの対向面に直接供給するこ
とがなかった。 成る先行技術のディスク・パックシステムは、ディスク
表面に起伏や歪みを生せしめるような態様で組立てられ
ていた。 １つの先行技術のシステムは、プレナムを与えるべくデ
ィスク・パックのまわりに閉鎖された覆蔽を用いていた
。 該プレナムには更に入口導管と出口導管とが設けられ、
そして又可動ヘッド支持キャリッジ用のアクセス（ａｃ
ｃｅｓｓ）を持っていた。 このシステムでは、清浄な濾過空気源は該プレナムの入
口導管に連結されており、それ故清浄な濾過空気は、デ
ィスクから排出されている空気及び可動キャリッジ用の
アクセス開口部で覆蔽プレナム内に吸引されている覆蔽
の外側の空気を含めて、覆蔽の内側の全ての空気と混合
される。 斯かる覆蔽プレナム・システムは覆蔽又は、プレナムの
外側の空間が清浄であることが必要であり、そして又斯
かるシステムを始動する前に覆蔽プレナムは隅なく浄化
されねばならない。 他の先行技術のシステムは、清浄な濾過空気を該ディス
ク・パックのスピンドル内の通路又は空気シャフトを介
して、隣接するディスク間のスペーサに於けるパーフオ
レーションスは開口へ案内し、空気を放射方向の外側へ
排出させるようになっていた。 読取り書き込みヘッドとディスクとの対向面に到達する
空気は、通常潤滑油を注油する必要のあるハブ、シャフ
ト及びスロットル・リングの領域内及びその周辺を通過
しており、従って摩耗生成物及び潤滑剤による汚染の危
険が犬であった。 穴あきのスピンドル又はシャフトはスロットを設けた一
連のリングから形成されているときは、斯かる隣接リン
グ間に挟まれたディスクは不均一な挟持圧力によって屡
々歪曲される。 このタイプのシステムは穴あきスピンドルを通じて充分
な量の空気が供給されなければ、ディスク・パックの外
側から周囲の空気を摂取若しくは吸引する傾向がある。 過剰な量の空気は騒音の条件を造り出し、しかも充分な
量の空気が供給され５ば、ディスクの外周は囲繞する外
部の空気を放射方向の内側に吸入して最外側のトラック
に於て汚染を生ぜしめる傾向を持っていた。 この開示に於ては排出プレナム・チェンバーから読取り
書き込みヘッドとディスクとの対向面部に至る清浄な濾
過空気の通路は、可能な限り短かくなっており、清浄に
保たれることができ、如何なる外界又は摩耗生成物の汚
染もない導管を通っている。 発明の要約 本発明の教示によれば、清浄な濾過空気を供給する複数
の導管が設けられている。 該導管は隣接する対のディスク間をディスクの外側から
内側に向って延びて作動する読取り書き込みヘッドの放
射方向の内側の点に清浄な濾過空気の流れを与える。 清浄な空気は圧力差及びディスクのポンプ効果によって
放射方向に及び円周方向に外側に向って流れる。 斯くて、清浄な濾過空気の層がディスクの表面に与えら
れ、その層中に読取り書き込みヘッドが浮動している。 この層の清浄度は、清浄空気の源に於けるフィルタの特
性によってのみ制限される。 好適な実施例の説明 第１乃至３図は、１つのキャビネット１１内に装着され
た１つのディスク・パック・システム１０を示している
。 キャビネット１１には蝶番付けされた１つの頂部カバー
１２が設けられており、それは該ディスク・パック組立
体１３を覆っている。 該ディスク・パック組立体１３は、キャビネット１１の
上部室１４内に於て露出しており、従って接近できる。 ディスク・パック組立体用の駆動組立体１５は、キャビ
ネット１１の下部室１６内に位置づけられる。 該上部室及び下部室１４及び１６は補強板１７によって
分離されている。 補強板１７は、型打ちされた基板１８を支持し、該基板
上には装着ブロック２１とヘッド・マウント２２を有す
る作動積重体１９が位置づけられている。 該ディスク・パック組立体に於ける個個のディスク２３
は、複数の円筒状セパレータ・リング２４によって互に
他のものから離隔されている。 該リング２４は長いボルト２５によって一緒に保持され
ており、そしてそのボルトは頂部環状保持体２６及び底
部環状保持体２７をも適所に保持する。 環状保持体２６及び２７は垂直方向に延びる脚２８を持
っており、その脚は後述の如く円筒状セパレータ・リン
グ２４と同様の目的に役立つ。 装着バブ２９は円筒状セパレータ・リング２４の１つに
対してその外周で固定されているが、そのバブはシャフ
ト３１上のテーパを付された中心に載置され、ボルト３
２によってそれに固定されている。 該シャフト３１はシャフト・ハウジング３３内で図示さ
れていないベアリング上に回転可能に装着されている。 シャフト・ハウジング３３は基板型打体１８上に固定的
に装置されている。 基板型打体によって支持されている駆動モータ３６には
、そのシャフト３８上に駆動プーリー３７が設けられて
いる。 ベルト３９は駆動プーリー３７をシャフト３１上に装着
された被駆動プーリー３５に連結している。 駆動モータ３６はサブフレーム４１上に装置されており
、そのサブフレームはボルト４２によって基板型打体１
８に取りつけられている。 基板型打体１８は複数の緩衝マウント４３上に装置され
ており、その緩衝マウントは補強板１７によって支持さ
れている。 フィルタに掛けられた清浄な空気は、パック組立体１３
の個々のディスク２３に対してフィルタに掛けられた清
浄な空気の源４４から供給され、該源は側方に空気取入
口を有する遠心送風機４５を有し、該送風機はその取入
口に装着されたフィルタ（図示せず）を持っている。 遠心送風機４５はプレナム４８に連結された排出ダクト
４７を有し、該プレナムは濾過された清浄な空気を与え
る最も有効な完全なフィルタをその内に持っている。 プレナム４８の出口は可撓性の連結手段４９によって基
板型打体１８の底部に取りつけられたアダプター・カバ
ー・プレート５１に連結されている。 基板型打体１８は、中空の環状チェンバー５２を持って
おり、そのチェンバー信作動積重体１９の下方でそれに
沿って延びている。 作動ブロック２１及びヘッド・マウント２２を通じて延
びている中空の通路又は開口５３は、最上部のヘッド２
２の頂部にある閉鎖板５４によってその上端を密封又は
閉鎖されている。 ヘッド・マウント２２の各々に於ける出口又は導管５５
は、通路５３と連通しており、それ故プレナム４８から
の濾過された清浄な空気が導管５５を介してディスク２
３上のメモリ・トラックの放射状に内側の位置に与えら
れる。 プレナム４８からの濾過された清浄な空気は隣接するデ
ィスク２３の中間に外側の又は汚れた周囲の空気が隣接
するディスク間に侵入してディスク２３の表面を汚すの
を防止するような態様で隣接するディスク２３の中間に
供給される。 第１図に最も良く示されているように、上方遮蔽板５７
が設けられており、その遮蔽板は濾過された空気を放射
方向に外側へ流れさせて最上部のディスク２３′を清浄
に維持させるようにするのに役立つ。 同様に下方遮蔽板５８が設けられており、それは、最下
部の導管からの濾過された清浄な空気を放射方向に外側
へ流れさせて最下部のディスク２３を清浄に維持するの
に役立つ。 読取り書き込みヘッド組立体５９には、第２及び３図に
最も良く示されているが、該ヘッド組立体をヘッド・マ
ウント２２上に枢軸的に装着するためのピボット・ピン
６１が設けられている。 該ピボット・ピン６１は保持スプリング６２によって適
所に保持されている。 図示された好ましい具体例に於ては、ヘッド・マウント
２２を有する作動積重体１９は、隣接するディスク２３
の中間の位置内に揺動又は滑動し、１度位置づけられた
ならばボルト締めされ固定される。 読取り書き込み組立体５９は、放射方向に固定されるが
、然しディスク２３に近付いたり遠去かったりする方向
に自由に枢軸運動することができる。 複数の読取り書き込みヘッド６３がシュー又はスライダ
ー６４に永久的に固定されており、そしてそれはヘッド
組立体５９のスプリングアーム６５上に運動自在に装着
されている。 第３，９及び１０図に最も良く示されているように、シ
ュー６４内にある読取り書き込みヘッド６３は、空気作
動機６７に圧力が与えられるまでは通常は作動位置にな
い。 空気作動機は圧縮空気源（図示せず）によって作動され
、圧縮空気はホース６８から装着ブロック２１内に入り
、そして装置ブロック２１とヘッド・マウント２２内の
中空通路６９を通って上がって行く。 中空の通路６９は導管７２を介して室７１に連絡してい
る。 室７１に入った圧力は、リング７４によって保持されて
いる可撓性のダイヤフラム７３を拡張させて室７１から
遠去けるのに充分なものであり、それによってベアリン
グ・ディスク７５を読取り書き込みヘッド組立体５９の
アーム７７上にあるベアリング・ポイント７６と係合さ
せる。 スプリング６５はその片持ち支持された基部で組立体５
９に固定されており。 スライダ６４をディスク２３の方へ押しやる。 スプリング６５上の盛り上ったベアリング・コーン７８
は、シュー又はスライダ６４の背面と係合してそれを作
動位置に押しやりその位置で該シュー６４は空気薄膜上
で浮いている。 最下部の読取り書き込みヘッド組立体５９は係合位置又
は作動位置で示されており、その位置に於て該シュー又
はスライダ６４は空気の薄膜上で浮いている。 第４図はディスクの外周縁部に覆蔽体又は囲繞体８１を
有する一対のディスク２３を模式的に示している。 それらディスク２３が回転していると仮定すると、それ
らは薄い空気の膜を放射方向に外方へ送り出す平滑な羽
根車の遠心ポンプとして作用する。 該空気膜が放射方向に外側の位置に到達したとき、それ
は覆蔽体８１と出会い、回動され中央の空気流通路８３
に沿った差圧によって内側へ引込まれる。 中央部の空気８３の若干は回動後直ちに放射方向に外側
へ送り出されるが、然し該中央部の空気８３の他の部分
は放射方向の内側へ圧力の均衡がとれるまで進行し、圧
力が均衡したとき表面空気流通路８４によって放射方向
外側へ引出される。 ディスクのパック１３が中央部の空気の流入に関してデ
ィスクのポンピング作用に依存している場合には円筒状
のセパレータ・リング２４の隣接した放射方向内側の位
置に空気流のない部分（ｄｅａｄａｉｒｓｐａｃｅ）
８２が常に形成される。 第５図は覆蔽体８１によって影響を受けていない一対の
隣接したディスク２３を模式的に示している。 中央部の空気流通路８３の空気はその空気の若干は回動
させられるもの＼放射方向内側に進行する。 セパレータ・リング２４に近い位置でその空気の流れは
圧力が等しくなり表面空気流通路８４をディスクの表面
に沿って回動する。 第５図に於ける如く隣接する一対のディスク２３が開放
されている場合には送り出される空気の量は第４図に図
示された閉鎖システムに於て送り出される空気の量より
も大きい。 より大きい量の空気が送り出されても、セパレータ・リ
ング２４の付近の空気流のない部分は依然として存在す
る。 第６図は本発明によって成就される空気流路と同様な清
浄な空気流路の模式的な平面図である。 渦巻状の空気通路８５は、ディスク２３が数回転する間
に表面空気流が該ディスク２３の放射方向外側縁に到達
することを表わしているに過ぎないことが理解されるで
あろう。 排出導管８６はセパレータ・リング２４に近接した位置
に濾過された清浄な空気を供給して、通常は存在する空
気流のない部分８２（図示せず）を排除し、そしてヘッ
ドに空気を供給する。 ディスク２３の回転運動は、清浄な空気の表面流をベク
トル８９に沿い且つ速度ベクトル９１に沿って円周方向
に送り出させ、それによって生じた合成ベクトル９２が
図解の目的で誇張して示されている。 複数の読取り書き込みヘッド６３が固定的なパターンで
互に分離して円周方向に配置される場合には、好適な具
体例で説明されたように排出導管８６はヘッド・マウン
ト２２に取りつけることができる。 読取り書き込みヘッド６３が可動キャリッジ（図示せず
）上に支持されて予定された所望のトラック上で放射方
向内側に位置づけられたとき、分離された独立の導管８
６が用いられ得る。 ディスク２３の表面を清浄に維持し濾過された空気の供
給を維持する１つの代替方式として、導管に沿って放射
方向の内側端に複数の排出口を有する排出導管８７が用
いられ得る。 読取り書き込みヘッドを支持する可動キャリッジと共に
用いられるときは８７に類似する単一の排出導管が固定
され得ることを理解できるであろう。 第７図は本発明の好適な具体例に於ける濾過された清浄
な空気の好ましい流れを示す拡大された模式的な立面図
である。 濾過された清浄な空気が第６図の導管８６及び８７に関
して記述されたようにセパレータ・リング２４の近接点
に供給されていると仮定すると、濾過された清浄な空気
９３はディスク２３の表面に沿って送り出されて約２．
５４Ｘ１０ （１０００マイクロインチ）の厚さＴ
の極めて短かい距離上に造り上げられる清浄な空気の境
界層９４が与えられる。 この境界層９４は、それがディスク２３の放射方向の外
側縁に達する迄実質的に一定の厚みを維持する。 シュー６４は高さｈに於けるこの表面空気流内に支持さ
れ、その高さは２．５４Ｘ１０ （１００マイクロ
インチ）以下である。 煙の粒子、糸屑、指の汚れ等は全て６．３５Ｘ１０
（２５０マイクロインチ）を越える高さを持っている
ので、斯かる汚染は読取り書き込みヘッドの適当な作動
を阻害するであろうことが理解される。 好適な具体例に於ては、濾過された清浄な空気９３は、
表面空気流を送り出すディスク２３の送り出し率を越え
て供給される。 この過剰な中央の空気流９６は放射方向に外側へ移動す
るように図解されているが、全ての濾過された清浄な空
気は放射方向及び円周方向に外側に向って移動するもの
と考えられるべきである。 第８図はディスク表面からの距離に対する濾過された清
浄な空気の流速との関係を示す曲線図である。 曲線９８はディスクの表面に於ける放射方向の清浄な空
気の流速のベクトルが０であることを示している。 ディスクからの距離が増大すると放射方向の流速は急激
に増大し、然る後厚さＴに於て次第に０に近づく。 円周運動に対して接線方向である濾過された清浄な空気
の移動の速度成分が曲線９９によって示されている。 円周速度はＴがＯに等しいディスクの表面に於て最も高
く、凡そＴの一倍半の厚さまで指数関数的に減少し、そ
れから実質的に一定に保たれる。 第７及び８図を参照して、セパレータ・リング２４に於
て充分な清浄な空気が供給されない限り、中央部の空気
はディスクによって放射方向の外側へ送り出される空気
流を補給すべく放射方向の内側へ送り込まれるであろう
ことが理解される。 若し同量の清浄な空気がセパレータ・リング２４に供給
されるときは、若干の周囲の空気がディスク２３の縁部
に於て２つのディスク間の間隙内に内方に向って送り込
まれる傾向がある。 従って好適な具体例に於ては、この可能性を克服すべく
僅かに過剰な清浄空気が放射方向の内側のセパレータ・
リング２４に供給される。 清浄な空気が放射方向の内側のセパレータ・リング２４
に於て過剰に供給されるときは、境界層９４を阻害する
傾向を有する。 図示された好ましい具体例に於ては、部分的な覆蔽又は
不連続な覆蔽９７がディスク２３の放射方向の外側部分
に設けられている。 この不連続な覆蔽９７は周囲の空気が隣接するディスク
間に侵入しないようにし、そして又隣接ディスクのポン
ピング率を開放ディスクの場合に通常送出する率に比較
して著しく減少させる。 第２図を参照して、作動積重体１９及び電子印刷回路板
１０１が上述の不連続な覆蔽９７の部分を提供している
ことが理解されるであろう。 付加的な覆蔽１０２が作動積重体１９に装着されて設け
られ得る。 好適な実施態様に於ては垂直方向の間隙１０３が開いた
ま＼に残されて、ディスクを離れ去る空気１０４が自由
に抜ける通路を持つようになされる。 変形された不連続な覆蔽が第１１図に模式的に示されて
おり、その変形に於ては彎曲した偏向パネル１０６が、
ディスク・パックを離れ去る空気の流れ１０４をそらせ
或いは偏向するように形作られている。 好適な具体例に於ては、空気１０４は、ディスクの縁部
に於ける接線から凡そ２３°でディスク２３から離れ去
る。 偏向された空気は圧力が高まり、そして隣接するパネル
で生じた低圧領域を満たす。 一定でない曲率で彎曲した偏向板が不連続になっている
ので、ディスクに一定の割合で供給されている空気１０
４のために出口１０３が設けられる。 隣接ディスクのポンプ作用が空気を放射方向の内側へ吸
引する傾向があるときには、外周の空気よりは濾過され
た覆蔽の内側の清浄な空気が与えられる。 この変形された不連続な覆蔽はまた、開放ディスクに比
して可成りのポンプ率の減少をもたらすのに役立つ。 出口１０３は毎秒２５．４ｍ（毎秒１０００フイート）
以下の流率を維持するのに充分な領域になっている。 パネル１０６はヘッド・マウント２２及び／又は印刷回
路板１０１で代替的に配列されることができ、該マウン
ト及び／又は該印刷回路板１０１を囲繞する不連続な覆
蔽として配列されても良く、或いは又該マウント及び／
又は該印刷回路板１０１を囲繞する不連続な覆蔽として
配列されても良い。 以上固定ヘッド・システムに関して本発明の好適な具体
例を説明してきたが、可動ヘッド及び新鮮な清浄な空気
用の可動導管を当該技術の熟達者は自ずと想起されるで
あろう。 全ての磁気メモリ・ディスクの表面を常に濾過された清
浄な空気に保ち、そして更に作動システムから選ばれる
かも知れない汚染物又は粒子を一掃する濾過された清浄
な空気システムが提供されている。 尚、本発明は次の如〈実施できる。 〔１〕複数の磁気メモリ・ディスクのための清浄空気シ
ステムであって、 清浄な濾過空気の源と、 メモリ・トラックを有するタイプの複数の磁気ディスク
であってそれらは穴のない円筒状壁によって互に離隔さ
れているところの前記磁気ディスクと、 上記離隔されたディス間に延びており読取り書き込みヘ
ッドをその上に支持している読取り書き込みヘッド手段
と、 上記清浄な濾過空気源に連結され上記磁気ディスクの各
隣接対間の内部に延びている導管手段と、を有し、 上記導管手段は清浄な濾過空気の流れを上記メモリ・ト
ラックの放射方向の内側の部位に供給して上記読取り書
き込みヘッドに連続的な清浄な空気流を維持するための
出口を有する磁気メモリ・ディスク・パック用の清浄空
気システム。 〔２〕上記〔１〕記載の清浄空気システムであって、上
記導管手段は清浄な濾過空気の互に他から隔たった個々
的な流れの複数を持っている磁気メモリ・ディスク・パ
ック用の清浄空気システム〔３〕上記〔２〕記載の清浄
空気システムであって、上記複数の個々的な流によって
供給された清浄な濾過空気の全量が、磁気ディスクの各
隣接対のポンプ送出量に等しいか上まわっており、それ
によって上記磁気ディスクの外側からの空気の侵入を阻
止する磁気メモリ・ディスク・パック用の清浄空気シス
テム。 〔４〕上記〔１〕記載の清浄空気システムであって、上
記読取り書き込みヘッド手段が上記読取り書き込みヘッ
ドと上記導管手段とを支持するマウントを含んでいる磁
気メモル・ディスク・パック用の清浄空気システム。 〔５〕上記〔４〕記載の装置であって、上記読取り書き
込みヘッド手段がその中に中空の通路を有する複数の固
定ヘッド・マウントを含んでおり、上記通路は清浄濾過
空気の出口流を導通する磁気メモリ・ディスク・パック
用の清浄空気システム。 〔６〕上記〔５〕記載の清浄空気システムであって、上
記複数の固定ヘッド・マウントは上記磁気ディスクの外
側縁部で部分的な周囲覆蔽を形成している磁気メモリ・
ディスク・パック用の清浄空気システム。 〔７〕上記〔６〕記載の清浄空気システムであって、上
記磁気ディスクの外側の周囲を囲繞して配置された偏向
板を含み更なる覆蔽効果を与える磁気メモリ・ディスク
・パック用の清浄空気システム。 〔８〕上記〔７〕記載の清浄空気システムであって、上
記偏向板は上記読取り書き込みヘッドに対する電気的接
続用の回路板を含んでいる磁気メモリ・ディスク・パッ
ク用の清浄空気システム。

〔９〕上記〔８〕記載の清浄空気システムであって、上
記システムはベース・キャビネットに装着されており、
上記ディスク間から排出された清浄な空気のための蓄積
器を形成する上記キャビネット上の迅速に操作できるア
クセス頂部カバーを有する磁気メモリ・ディスク・パッ
ク用の清浄空気システム。 （１１０１複数の磁気メモリ・ディスク用の清浄空気シ
ステムであって、 外気に通じる換気出口を持ったキャビネットと、 上記外部の気圧以上の圧力を持った上記キャビネット内
の清浄な濾過空気源と、 上記キャビネット内にあるメモリ・トラックを有するタ
イプの複数の磁気ディスクとを有し、上記磁気ディスク
は穴のない円筒状壁によって相互に離隔されていてそれ
等の間に読取り書き込みヘッドを受は入れるようになっ
ており、上記清浄な濾過空気源に導管手段が連結されて
いて、それは磁気ディスクの各隣接対間に内方に延びて
おり、 上記導管手段は清浄な濾過空気を上記メモリ・トラック
の遠心方向内側の点に与え、それによって上記ディスク
の回転運動が上記磁気ディスクの表面を横切って放射方
向外方に上記清浄な空気を送り出す磁気メモリ・ディス
ク・パック用の清浄空気システム。 αυ上記（１０）記載の清浄空気システムであって、上
記導管手段は上記磁気ディスク表面に清浄な濾過空気の
流れを与えるための複数の開口を有する管状の延長部を
持っている磁気メモリ・ディスク・パック用の清浄空気
システム。 （１２）上記（１１〕記載の清浄空気システムであって
、上記管状の延長部は上記読取り書き込みヘッドの上流
に位置している磁気メモリ・ディスク・パック用の清浄
空気システム。 （１３）上記（１０）記載の清浄空気システムであって
、複数のパネルが上記複数の磁気ディスクの外側の周囲
を囲繞して配置されて覆蔽効果を与えている磁気メモリ
・ディスク・パック用の清浄空気システム。 （１４）上記（１３）記載の清浄空気システムであって
、上記パネルは不連続であってそれらの間に排気スペー
スを有している磁気メモリ・ディスク・パック用の清浄
空気システム。 （１５］上記（１４）記載の清浄空気システムであって
、上記パネルは不均一な曲率で彎曲していて上記ディス
クから排出される空気に偏向を与える磁気メモリ・ディ
スク・パック用の清浄空気システム。 （１６）一つの軸のまわりで回転可能な複数の磁気記録
ディスクと、作動中にディスク回転により運ばれる空気
膜によってディスク表面に近く支持される複数の読取り
／書き込みヘッドを有する磁気ディスク・メモリであっ
て、 隣接するディスクは、平滑な切れ目のない円筒状壁によ
って離隔されており、 該ディスクの各対間の該円筒状壁に近接し、且つ該読取
り／書き込みヘッドの放射方向内側の地点に清浄な濾過
空気を供給する手段が設けられており、 それらディスクは、開口を有する覆蔽によって囲繞され
て、それらディスクの周辺部からの空気の流出を制限し
ている、上記ディスク・メモリ。 （１７）上記清浄な濾過空気の供給用導管が磁気ヘッド
支持手段内に形成されている上記（１６）記載の磁気デ
ィスク・メモリ。 （１８）上記覆蔽が、磁気ヘッド支持手段の部材及び／
又は該磁気ヘッドに関連する回路を担持している印刷回
路板によって、少なくとも部分的に形成されている上記
（１６）又は（１７）記載の磁気ディスク・メモリ。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ディスク・パック・システムの正面図である
。 第２図は、第１図のディスク・パック・システムの平面
図である。 第３図は、第２図の３−３線に於ける拡大された部分的
断面図である。 第４図は、覆蔽されたディスクの模式的立面図である。 第５図は、開放されたディスクの模式的立面図である。 第６図は、本発明による空気通路の模式的平面図である
。 第７図は、フィルタにかけられた空気の好ましい境界層
の模式的立面図である。 第８図は、磁気ディスクからの距離に対する速度の曲線
図である。 第９図は、読取り書き込みヘッド用の好ましい支持体の
一部分の拡大平面図である。 第１０図は、第９図の支持体の側面図である。第１１図
は、覆蔽体の一変形の模式的平面図である。 符号の説明、１０：ディスク・パック・システム、１１
：キャビネット、１２：頂部カバー、１３：ディスク・
パック組立体、２２：ヘッド・マウント、２３：ディス
ク、２４：円筒状セパレータ・リング、４４：清浄な濾
過空気源、４５：遠心送風機、４７：ダクト、４８：プ
レナム、４９：可撓性連結手段、５２：環状チェンバー
、５３：中空通路、５５：導管、５９：読取り書き込み
ヘッド手段、６３：読取り書き込みヘッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 一つの軸のまわりで回転可能な複数の磁気記録ディ
   スクと、作動中にディスク回転により運ばれる空気膜に
   よって表面に近く支持される複数の読取り／書込みヘッ
   ドを有する磁気ディスク・メモリであって、 隣接するディスクは、平滑な切れ目のない円筒状壁によ
   って離隔されており、 該ディスクの各対間の該円筒状壁に近接し、且つ該読取
   り／書込みヘッドの放射方向内側の地点に清浄な濾過空
   気を供給する手段が設けられており、 それらディスクは、開口を有する覆蔽によって囲繞され
   て、それらディスクの周辺部からの空気の流出を制限し
   ている、上記ディスク・メモリ。