JP2002208133A - 記録装置のための測定装置用筺体 - Google Patents

記録装置のための測定装置用筺体

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JP2002208133A
JP2002208133A JP2001002491A JP2001002491A JP2002208133A JP 2002208133 A JP2002208133 A JP 2002208133A JP 2001002491 A JP2001002491 A JP 2001002491A JP 2001002491 A JP2001002491 A JP 2001002491A JP 2002208133 A JP2002208133 A JP 2002208133A
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recording
hard disk
recording device
housing
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JP2001002491A
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Tokuo Nakano
徳雄 中野
Eiji Ishimoto
英司 石本
Hiroshi Kaminaga
拓 神永
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Agilent Technologies Japan Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/20009Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating using a gaseous coolant in electronic enclosures
    • H05K7/20136Forced ventilation, e.g. by fans
    • H05K7/20181Filters; Louvers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/001Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばハードディスクドライブなどの記録装
置のための測定装置の測定対象物である記録媒体と磁気
ヘッドの周囲の温度、風の環境を一定に保ち、測定結果
のバラツキを抑えることができる。 【解決手段】 ハードディスク記録媒体7及びそれに記
録する記録装置のための測定装置用筺体であり、送風フ
ァン102は高性能微粒子エアーフィルタを備え、測定
中のハードディスク記録媒体7及び記録装置に対して実
質的に一定の温度と実質的に一定の風量で高性能微粒子
エアーフィルタを介して送風する。また、自動扉103
は、記録装置の測定中であるハードディスク記録媒体7
及び記録装置の位置とその所定の周囲エリアを含む送風
保護エリアA3に侵入しない位置に設けられ、測定装置
用筺体100内において、測定中ではないときに送風保
護エリアA3と遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スクドライブ装置の磁気ヘッドや記録媒体などの記録装
置のための測定装置用筺体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばハードディスクドライブ装置など
の記録装置のための測定装置では、周囲の温度変化、風
の影響を少なくするために、ハードディスクなどの記録
媒体の回りをカバーで覆い、測定箇所の小さい範囲のみ
開けたり、装置全体をカバーで覆ったりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】記録媒体の回りをカバ
ーで覆い、測定箇所の小さい範囲のみ開ける場合、記録
媒体の周りのカバーが記録媒体の測定範囲に制限を加え
る。また外部からの温度、向きが不安定な風をすべて遮
断できず、測定結果のばらつきにつながる。
【0004】また、装置全体をカバーで覆っている場合
においては、スピンドルやモータなどによる発熱で、装
置のカバー内と外気の温度差が生じ、ヘッド付け替え時
のドアの開閉によりカバー内の温度が乱れ、風が生じ、
測定結果がばらついてしまうという問題点があった。
【0005】さらに、近年ハードディスクドライブの記
録容量の増加に伴い、記録媒体の記録密度の向上がハー
ドディスクメーカーによって行われてきた。それに伴
い、磁気ヘッドのフライングハイトを安定に保つため面
精度の高いガラス記録媒体の必要性が出てきた。ガラス
記録媒体は、アルミ記録媒体に比べて割れやすく、割れ
たあとのガラス飛散の危険性がうたわれているのは周知
の事実である。このガラス記録媒体による測定におい
て、測定箇所の小さい範囲のみ開けているカバーは、安
全性の問題から使用されない。装置全体をカバーで覆っ
ている場合においては、安全性を高めるために、磁気ヘ
ッドの付け替え時にスピンドルを停止させる。スピンド
ルを停止させることは、スピンドルの加速による発熱が
記録媒体とその周囲の温度変化を引き起こし精度を悪化
させる要因となる。
【0006】本発明の目的は以上の問題点を解決し、例
えばハードディスクドライブなどの記録装置のための測
定装置の測定対象物である記録媒体と磁気ヘッドの周囲
の温度、風の環境を一定に保ち、測定結果のバラツキを
抑えることができる、記録装置のための測定装置用筺体
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録装置の
ための測定装置用筺体は、記録媒体及びそれに記録する
記録装置のための測定装置用筺体において、高性能微粒
子エアーフィルタを備え、測定中の上記記録媒体及び記
録装置に対して実質的に一定の温度と実質的に一定の風
量で上記高性能微粒子エアーフィルタを介して送風する
送風手段を備えたことを特徴とする。
【0008】上記記録装置のための測定装置用筺体にお
いて、好ましくは、上記記録装置の測定中である上記記
録媒体及び記録装置の位置とその所定の周囲エリアを含
む送風保護エリアに侵入しない位置に設けられ、上記測
定装置用筺体内において、測定中ではないときに上記送
風保護エリアと遮断するための自動扉をさらに備えたこ
とを特徴とする。
【0009】また、上記記録装置のための測定装置用筺
体において、好ましくは、上記測定装置用筺体は、上記
自動扉により上記送風保護エリアと遮断しているときの
み開閉可能になるように構成された外部扉をさらに備え
たことを特徴とする。
【0010】さらに、上記記録装置のための測定装置用
筺体において、上記測定装置用筺体は、好ましくは、上
記自動扉が開いているときに、測定すべき上記記録媒体
及び記録装置を上記送風保護エリアに移動させる移動手
段をさらに備えたことを特徴とする。
【0011】またさらに、上記記録装置のための測定装
置用筺体において、好ましくは、上記記録媒体はハード
ディスク記録媒体であり、上記記録装置は磁気ヘッドを
備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0013】図1は、本発明に係る第1の実施形態であ
る記録装置のための測定装置用筺体100の正面から見
た一部破断斜視図であり、図2は、図1の磁気ヘッド
1、カセット2及びヘッドローディング機構(以下、H
LMという。)3とのその周辺装置を示す斜視図であ
る。
【0014】図1において、本実施形態に係る測定装置
用筺体100は、磁気ヘッド1からハードディスク記録
媒体7に測定信号を書き込んだ後、書き込まれた測定信
号を読み出して、その信号の強さや書込みトラックの幅
などを測定することで、磁気ヘッドの性能を検査する記
録装置のための測定装置用筺体である。この測定装置用
筺体100においては、送風ファン102は高性能微粒
子エアーフィルタを備える。本明細書において高性能微
粒子エアーフィルタとは典型的には、サイズがサブミク
ロンにいたる種々の微粒子を99.9%以上もの高効率
で除去できるエアーフィルタの総称であり、後述のHE
PAフィルタをはじめ、ULPAフィルタなどの通称で
市販されているエアーフィルタを含む。なお、本明細書
の以下の記述においては、本発明の理解に充分で、特筆
しない限りHEPAフィルタを用いて説明する。送風フ
ァン102は、測定中のハードディスク記録媒体7及び
記録装置に対して好ましくは実質的に一定の温度と実質
的に一定の風量でHEPAフィルタを介して送風し、自
動扉103は、記録装置の測定中であるハードディスク
記録媒体7及び記録装置の位置とその所定の周囲エリア
を含む送風保護エリアA3(図4参照)に侵入しない位
置に設けられ、測定装置用筺体100内において、測定
中ではないときに送風保護エリアA3と遮断することを
特徴としている。また、ここで、送風保護エリアA3
は、カバー101の上部から装置本体への投影面(a−
2α)×(b−2α)(この投影面は、図4で示す点線
の範囲であり、αをマージン長という。)の範囲であっ
て、当該送風保護エリアA3に入らない位置においてハ
ードディスク記録媒体7のエリアA1と磁気ヘッド1の
付け替えエリアA2を遮断する自動扉103を備えたこ
とを特徴としている。
【0015】図2の詳細図に示すように、測定対象物で
ある磁気ヘッド1はカセットと呼ばれる治具(以下、カ
セットという。)2にばねなどの弾性体による付勢力で
固定され、カセット2は、作業者によりHLM3上の所
定位置に搭載される。Y方向に移動するYステージ5
と、Y方向とは直交するX方向に移動するXステージ6
とにより、ハードディスク記録媒体7の測定したい箇所
に移動し測定が開始される。このとき、ハードディスク
記録媒体7は、スピンドル8により回転され、磁気ヘッ
ド1はピエゾステージ4により微小精密な位置で位置決
めがなされる。
【0016】図3は、図1の測定装置用筺体100にお
いてカバーを閉じたときの正面から見た斜視図であり、
図4は、図1の磁気ヘッド1、カセット2、ヘッドロー
ディング機構3及びハードディスク記録媒体7とのその
周辺装置を示す上から見たときの破断上面図である。
【0017】図1乃至図4に示すように、本実施形態に
係る測定装置用筺体100は、ハードディスク記録媒体
7に測定信号を書き込んだ後、その測定信号を読み出す
磁気ヘッド1を検査する測定装置のための筺体であっ
て、測定装置本体を覆うためのカバー101と、ハード
ディスク記録媒体7の上部であってカバー101の上面
に配置されたHEPAフィルタ付送風ファン102とを
備える。カバー101の上部から装置本体への投影面
(a−2α)×(b−2α)の送風保護エリアA3にお
いて、HEPAフィルタ付きファン102の寸法を、図
3に示すように、奥行A×幅B×高さHとすると、吹き
出し口はa×bの大きさを有し、ここで、a<A、b<
Bであり、マージン長αは次式で表される。
【0018】
【数1】α=c×(カバー101の厚さ)
【0019】ここで、cは厚さに係る乗算定数であり、
例えば0.2ないし0.5である。この送風保護エリア
A3に入らない位置においてハードディスク記録媒体7
のエリアA1と磁気ヘッド1の付け替えエリアA2を遮
断する自動扉103を備えている。
【0020】また、送付ファン102に付属するHEP
Aフィルタは、High Efficiency Particulate Air Filt
erの略語であって、1950年代にアメリカのNASA
で開発されたものである。このHEPAフィルタは、
0.3ミクロン以上のものであれば、粉塵、花粉、細菌
などを問わず、あらゆる種類の微粒子を99.97%以
上の効率で除去する性能を有するフィルタである。ここ
で、開発当初は、セルローズアスベストで製造されてい
たが、現在はグラスウールで製造されており、ペーパー
形状の濾過材を折りたたんで使用している。
【0021】以上のように構成された測定装置の測定時
において、測定装置本体のスピンドル8は、常に回転し
続ける。HEPAフィルタ付き送風ファン102は一定
の回転速度で回転し、HEPAフィルタを介して、常に
好ましくは実質的に一定の温度と実質的に一定の風量で
かつクリーン度の高い風を、ハードディスク記録媒体7
の上方からハードディスク記録媒体7に向かって下方に
送り、測定装置用筺体100の下側(例えば、側壁下方
のスリットや測定装置を搭載する台座と側壁間の隙間か
ら)から外部に排出される。この風がハードディスク記
録媒体7の周りの空気の流れを一定にし、ハードディス
ク記録媒体7の周りの環境を常に安定に保つ。この状態
において、矢印111の方向でYステージ5が移動する
とともに、矢印112の方向でXステージ6が移動し、
図5に示すように、ハードディスク記録媒体7と、磁気
ヘッド1とを遮断する位置に設けられた自動扉103が
矢印113で示す方向で上方に開き、磁気ヘッド1がハ
ードディスク記録媒体7に対して測定信号を書き込んだ
後、その測定信号を読み出すことによりハードディスク
記録媒体7の測定を行う。
【0022】そして、測定の後、矢印111の方向でY
ステージ5が移動するとともに、矢印112の方向でX
ステージ6が移動し、上記自動扉103が下方向に移動
し、これにより、図4で示された投影面(a−2α)×
(b−2α)の送風保護エリアA3にかからない位置に
おいて、図5上で右側のハードディスク記録媒体7のエ
リアA1と、図5上で左側の磁気ヘッド付け替えエリア
A2(このエリアは、ハードディスク記録媒体7を測定
しないときに、磁気ヘッド1の付け替えの交換作業を行
うための空間エリアである。)と遮断する。すなわち、
風の流れを妨げないようにするために、投影面(a−2
α)×(b−2α)の送風保護エリアA3に自動扉10
3はすべての動作範囲において入らないように構成され
ている。
【0023】次いで、自動扉103により、ヘッド付け
替えエリアA2をハードディスク記録媒体エリアA1と
遮断した後に、作業者は外部扉104を開けて磁気ヘッ
ド1を交換し、外部扉104を閉める。その後、自動扉
103が矢印113で示すように上方に開き、Yステー
ジ5及びXステージ6が移動して、ハードディスク記録
媒体7に対する測定が開始される。ここで、自動扉10
3は、図6に示すように、当該測定装置用筺体100の
上部に設けられた空気シリンダ105により動作させ、
外部扉104は作業者による手動で開閉が行われる。ま
た、外部扉104は、自動扉103がヘッド付け替えエ
リアA1とハードディスク記録媒体エリアA1とを遮断
したときのみ開くことができるように構成され、外部扉
104が閉じていないと測定にとりかかれない。また、
常にHEPAフィルタ付き送風ファン102が実質的に
一定の風量で、当該筺体100の外部の空気から吸気し
て外部からクリーン度の高い風を送風しており、筺体1
00の外部よりわずかであるが、高い気圧になる。その
ために、ヘッド付け替え時にドア104を通して外部か
ら入る空気がハードディスク記録媒体7付近まで到達せ
ずに安定した状態をたもつことができる。
【0024】本発明者らは、当該測定装置用筺体100
を装着したときとそうでないときのハードディスク記録
媒体7のトラックプロファイル特性をそれぞれ20回測
定したが、この測定結果によれば、装着した方がトラッ
クプロファイル特性のバラツキがきわめて小さくなった
ことを確認した。
【0025】以上のように構成された本実施形態に係る
測定装置用筺体100によれば、以下の特有の効果が得
られる。 (1)測定装置用筺体100内に送風ファン102から
HEPAフィルタを介して送風するために、送風される
空気により、測定装置用筺体100内に熱がこもること
がなく、これにより、より安定な環境での測定を実現す
ることができ、ハードディスク記録媒体7の測定結果の
バラツキを従来例に比較して小さくすることができる。
すなわち、ハードディスク記録媒体7及びそれに測定信
号を書き込む磁気ヘッド1の周囲の温度、温度分布、風
の環境を一定に保ち、安定した測定結果を得ることがで
きる。 (2)ハードディスク記録媒体7を回しっぱなしにでき
るのでスピンドル回転変化時に生じる温度変化によるハ
ードディスクの伸びや縮みの影響を実質的に少なくする
ことができる。 (3)ハードディスク記録媒体7に対して測定信号を書
き込み、読み出すための電気回路部の増幅器やスピンド
ルモータ8の寿命を延伸できる。 (4)常に送風しているのでスピンドルモータ8を常に
回転させることができ、スピンドルモータ8の立ち上げ
スピードを気にせずに測定を行うことができる。
【0026】<第2の実施形態>図7は、本発明に係る
第2の実施形態である記録装置のための測定装置用筺体
100aの上部部分の下方正面から見た一部破断斜視図
である。この第2の実施形態は、空気シリンダ105の
自転を利用し扉を開閉する例であり、第1の実施形態と
の相違点のみ以下に説明する。
【0027】図7において、自動扉103の四隅の1つ
にそれを支点として回転自在に測定装置用筺体100a
に対してピン106が設けられており、自動扉103は
ピン106を支点として矢印203方向に回転可能であ
る。また、自動扉103の四隅のもう1つにそれを支点
として回転自在に設けられたピン107に空気シリンダ
105のロッド105aの一端が連結され、すなわち、
ピン107は自動扉103とロッド105aとを連結し
ている。さらに、空気シリンダ105の本体の一端は、
測定装置用筺体100aに対して回転自在に設けられた
ピン108に連結されている。ここで、空気シリンダ1
05のロッド105aが矢印202方向に縮むとき、ロ
ッド105aはピン108を支点としてに矢印201方
向に回転し、このとき、自動扉103はピン106を支
点として矢印203方向に回転して開く。
【0028】以上のように構成された測定装置用筺体1
00aにおいて、自動扉103を、第1の実施形態と同
様に上方向に開くことができ、第1の実施形態と同様の
作用効果を有する。
【0029】なお、第2の実施形態において、各ピン1
06,107,108は少なくとも連結される一方が回
転自在に結合されていればよい。また、各ピン106,
107,108に連結される双方が各ピン106,10
7,108に対して回転自在に結合されていてもよい。
【0030】<第3の実施形態>図8は、本発明に係る
第3の実施形態である記録装置のための測定装置用筺体
100bの上部部分の下方正面から見た一部破断斜視図
である。この第3の実施形態は、HEPAフィルタ付き
送風ファン102を測定装置用筺体100bの側面に設
置した例である。ここで、自動扉103は、矢印204
の上方向に移動して開くように構成される。
【0031】以上のように構成された測定装置用筺体1
00bにおいて、自動扉103を、第1の実施形態と同
様に上方向に開くことができ、第1の実施形態と同様の
作用効果を有する。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る記録装
置のための測定装置用筺体は、記録媒体及びそれに記録
する記録装置のための測定装置用筺体において、高性能
微粒子エアーフィルタを備え、測定中の上記記録媒体及
び記録装置に対して実質的に一定の温度と実質的に一定
の風量で上記高性能微粒子エアーフィルタを介して送風
する送風手段を備えたので、以下の特有の効果が得られ
る。
【0033】(1)測定装置用筺体内に送風手段から高
性能微粒子エアーフィルタを介して送風するために、送
風される空気により、測定装置用筺体内に熱がこもるこ
とがなく、これにより、より安定な環境での測定を実現
することができ、例えばハードディスク記録媒体などの
記録媒体の測定結果のバラツキを従来例に比較して小さ
くすることができる。すなわち、記録媒体及びそれに測
定信号を書き込むための記録装置の周囲の温度、温度分
布、風の環境を一定に保ち、安定した測定結果を得るこ
とができる。 (2)記録媒体を回しっぱなしにできるのでスピンドル
回転変化時に生じる温度変化による記録媒体の伸びや縮
みの影響を実質的に少なくすることができる。 (3)記録媒体に対して測定信号を書き込み、読み出す
ための記録装置内の電気回路部の増幅器やスピンドルモ
ータの寿命を延伸できる。 (4)常に送風しているので、スピンドルモータを常に
回転させることができ、スピンドルモータの立ち上げス
ピードを気にせずに測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態である記録装置
のための測定装置用筺体100の正面から見た一部破断
斜視図である。
【図2】 図1の磁気ヘッド1、カセット2及びヘッド
ローディング機構3とのその周辺装置を示す斜視図であ
る。
【図3】 図1の測定装置用筺体100においてカバー
を閉じたときの正面から見た斜視図である。
【図4】 図1の磁気ヘッド1、カセット2、ヘッドロ
ーディング機構3及びハードディスク記録媒体7とのそ
の周辺装置を示す上から見たときの破断上面図である。
【図5】 図1の測定装置用筺体100において自動扉
103を開けたときの一部破断斜視図である。
【図6】 図1の測定装置用筺体100の上部部分を下
方からみたときの一部破断斜視図である。
【図7】 本発明に係る第2の実施形態である記録装置
のための測定装置用筺体100aの上部部分の下方正面
から見た一部破断斜視図である。
【図8】 本発明に係る第3の実施形態である記録装置
のための測定装置用筺体100bの上部部分の下方正面
から見た一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1…磁気ヘッド、 2…カセット、 3…ヘッドローディング機構(HLM) 4…ピエゾステージ、 5…Yステージ、 6…Xステージ、 100,100a,100b…測定装置用筺体、 101…カバー、 102…HEPAフィルタ付き送付ファン、 103…自動扉、 104…外部扉、 105…空気シリンダ、 106,107,108…ピン、 A1…ハードディスク記録媒体のエリア、 A2…磁気ヘッド付け替えエリア、 A3…送風保護エリア。
フロントページの続き (72)発明者 神永 拓 東京都八王子市高倉町9番1号 アジレン ト・テクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 5D112 AA24 JJ07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体及びそれに記録する記録装置の
    ための測定装置用筺体において、 高性能微粒子エアーフィルタを備え、測定中の上記記録
    媒体及び記録装置に対して実質的に一定の温度と実質的
    に一定の風量で上記高性能微粒子エアーフィルタを介し
    て送風する送風手段を備えたことを特徴とする記録装置
    のための測定装置用筺体。
  2. 【請求項2】 上記記録装置の測定中である上記記録媒
    体及び記録装置の位置とその所定の周囲エリアを含む送
    風保護エリアに侵入しない位置に設けられ、上記測定装
    置用筺体内において、測定中ではないときに上記送風保
    護エリアと遮断するための自動扉をさらに備えたことを
    特徴とする請求項1記載の記録装置のための測定装置用
    筺体。
  3. 【請求項3】 上記測定装置用筺体は、上記自動扉によ
    り上記送風保護エリアと遮断しているときのみ開閉可能
    になるように構成された外部扉をさらに備えたことを特
    徴とする請求項2記載の記録装置のための測定装置用筺
    体。
  4. 【請求項4】 上記測定装置用筺体は、上記自動扉が開
    いているときに、測定すべき上記記録媒体及び記録装置
    を上記送風保護エリアに移動させる移動手段をさらに備
    えたことを特徴とする請求項2又は3記載の記録装置の
    ための測定装置用筺体。
  5. 【請求項5】 上記記録媒体はハードディスク記録媒体
    であり、上記記録装置は磁気ヘッドを備えたことを特徴
    とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載の記
    録装置のための測定装置用筺体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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