JPH03214491A - ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、例えばＣＰＬＪのデータ記録媒体として使用
されるハードディスクの記録再生装置に適用するのに最
適なディスク装置に関するものである。

〔発明の概要〕

本発明は、密閉されたケース内で、ディスクの記録及び
／又は再生を行うディスク装置において、上記ケース内
の集塵を行う循環フィルターと、上記ケース内の空気清
浄度を測定するためにケースに設けられ、その測定後に
密閉手段で密閉される測定用孔との配置関係を特定する
ことにより、ディスクの回転によって発生する空気流の
清浄度を直接測定することができると共に、その測定後
に密閉される測定用孔からケース内に不測に進入した塵
埃を循環フィルターで直ちに集塵できるようにしたもの
である。

〔従来の技術］ 本発明の出願人は、ＣＰＵのデータ記録媒体として使用
されるハードディスク（磁気ディスク）の記録再生装置
（ハードディスク装置）の従来例として、例えば実願昭
６１−９５５６２号を先に出願している。

この従来例は、第５図に示すように、内部が完全密閉さ
れた密閉ケースｌ内にディスク収納室２とアクチュエー
タ収納室３とが設けられている。

そして、ディスク収納室２内には、ハードディスク４が
ターンテーブル５に装着されて収納されており、このハ
ードディスク４はスピンドルモータ６によって矢印ａ方
向に高速回転されるように構成されている。そして、デ
ィスク収納室２の内壁面２ａがハードディスク４の外周
に沿ってほぼ円弧状に形成されていて、その一部でアク
チュエータ収納室３とは反対側に設けられた凹所７内に
エアフィルターである循環フィルター８が設けられてい
る。

また、アクチュエータ収納室３内には、先端に浮上式の
磁気ヘッドｌＯが取付けられたヘッドアーム１１と、こ
のヘノトアーム１１を支点軸１２を中心に矢印ｂ，ｂ′
方向に往復動するためのボイスコイル１３と磁気回路ｌ
４とからなるボイスコイルモータ１５とのアクチュエー
タ１６が収納されている。

そして、ハードディスク４をスピンドルモータ６によっ
て矢印ａ方向に高速回転させながら、ボイスコイルモー
タｌ５によってヘッドアーム１１を矢印ｂ，ｂ’方向に
往復動させることにより、磁気ヘッドｌＯをサブミクロ
ンオーダでハードディスク４上に浮かせて矢印ｂ，ｂ’
方向に往復動させて、この磁気ヘッド１０によりハード
ディスク４の記録、再生を行うものである。

この際、ディスク収納室２内には、ハードディスク４の
高速回転によって、そのハードディスク４の周辺に矢印
Ｃ方向の空気流（旋回流）が発生する。そこで、この空
気流を内壁面２ａによって案内して循環フィルター８へ
送り、この空気流中に含まれている塵埃を循環フィルタ
ー８で集塵して、密閉ケース１内の空気の清浄度を上げ
ることによって、ハードディスク４の記録、再生時に磁
気ヘッド１０とハードディスク４との間に塵埃が入り込
むことによるスペーシングロス等を防止してハードディ
スク４の記録、再生の特性や精度を向上させている。

ところで、この種ハードディスクの記録再生装置では、
従来から、工場出荷等に際して、密閉ケース１内の空気
清浄度を測定して、良否を検査する必要がある。このた
めに、密閉ケースｌに空気清浄度の測定用の孔ｌ７を設
け、この測定用孔１７から密閉ケース１内に測定用ノズ
ルを挿入し、パーティカルカウンターによって密閉ケー
ス１内の空気清浄度を測定する。そして、この測定後に
測定用孔ｌ７を密閉ケースｌ外からプラグやラベル等の
密閉手段によって密閉して出荷している。

この際従来は、密閉ケース１内の空気清浄度の測定時に
、測定用孔ｌ７から挿入した測定用ノズルが高速回転さ
れるハードディスク４と干渉しないように、測定用孔１
７をハードディスク４から遠《離間させたアクチュエー
タ収納室３４！ＩＩｌに配置させていた。

〔発明が解決しようとする課題］ 従って従来は、密閉ケースｌ内の空気清浄度を測定する
際に、アクチュエータ収納室３を通じてディスク収納室
２の空気を間接的に測定することになり、スペーシング
ロス等の防止のために最も重要な測定目的箇所であるデ
ィスク収納室２でハードディスク４の回転によって発生
する空気流の清浄度を直接測定することができず、測定
値の信顛性に問題が残った。

また、循環フィルター８が測定用孔ｌ７から遠く離間さ
れていたために、空気清浄度の測定後に、測定用孔１７
を密閉ケース１外からプラグやラベル等の密閉手段によ
って密閉する際に、その測定用孔ｌ７から密閉ケース１
内に不測に侵入した塵埃を循環フィルター８で集塵しに
くく、測定後のケース内の空気清浄度の信顛性にも問題
が残った。

本発明は、ディスクの回転によって発生する空気流の清
浄度を直接測定することができると共に、その測定後に
密閉される測定用孔からケース内に不測に進入した塵埃
を循環フィルターで直ちに集塵できるようにしたディス
ク装置を従供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のディスク装置は、
密閉されたケース内の集塵を行う循環フィルターと、上
記ケース内の空気清浄度を測定するためにケースに設け
られ、その測定後に密閉千段で密閉される測定用孔とを
具備するディスク装置において、上記測定用孔と上記循
環フィルターとを−Ｆ記ディスクの外周近傍位置でその
ディスクの回転方向に沿って測定用孔と循環フィルター
の順に互いに近接させて配置させたものである。

〔作用〕

ｔ記のように構成されたディスク装置によれば、測定用
孔がディスクの外周近傍位置に配置されているので、デ
ィスクを回転させた状態でこの測定用孔からケース内の
空気清浄度を測定するごとにより、ディスクの回転によ
って発生する空気流の清浄度を直接測定することができ
る．しかも、循環フィルターが測定用孔に対してディス
クの回転方向の下流側に近接して配置されているので、
ケース内の空気清浄度の測定後に、測定用孔を密閉手段
で密閉する作業をディスクの回転中に行えば、その密閉
作業中に測定用孔からケース内に不測に侵入した塵埃を
、ディスクの回転によって発生する空気流に乗せて循環
フィルターで直ちに集塵できる。

〔実施例〕

以下に、本発明をハードディスクの記録再生装置（ハー
ドディスク装置）に適用したディスクプレーヤの実施例
を第１図〜第４図によって説明する。なお、第５図に示
した従来例と同一構造部には同一の符号を付して重複説
明を省略する。

まず、第１図及び第２図に示すように、密閉ケース１内
のディスク収納室２内でハードディスク４の外周近傍位
置に設けた凹所１９内に循環フィルター８を配置し、そ
の凹所１９内に通じるように測定用孔ｌ７を密閉ケース
１の下壁２０又は上壁２１の何れか一方に設けている。

この際、測定用孔１７と循環フィルター８とをハードデ
ィスク４の回転方向（矢印ａ方向）に沿って測定用孔ｌ
７と循環フィルター８の順に互いに近接させて配置（循
環フィルター８が測定用孔１７に対してハートディスク
４の回転方向の下流側に近接して配置されること）させ
たものである。

なお、循環フィルター８としては各種形状及び構造のエ
アフィルターを使用できるが、この実施例では、静電タ
イプの無塵紙８ａでガラス繊維８ｂ等の外周を囲繞した
カード式のものを示しており、密閉ケースｌの凹所１９
内に一体成形された一対の差込みガイド２２間にそのカ
ード式の循環フィルター８を垂直状に差込んで、この循
環フィルター８で凹所ｌ９内における密閉ケースｌの上
下壁２０、２１間を垂直状に閉塞している。また、この
循環フィルター８は凹所ｌ９内に矢印Ｃ方向から流入さ
れる空気流に対してほぼ直角状に対向されている。

このハードディスク４の記録再生装置によれば、第２図
に示すように、測定用空気吸引口２３と清浄空気供給口
２４とを有する測定用ノズル２５を測定用孔ｌ７から密
閉ケースｌ内に挿入し、ハードディスク４を矢印ａ方向
に高速で回転駆動させた状態で、密閉ケースｌ内の空気
清浄度をパーティカルカウンター２６によって測定すれ
ば、密閉ケース１のディスク収納室２でハードディスク
４の矢印ａ方向の高速回転によって発生する矢印Ｃ方向
の空気流を測定用ノズル２５の空気吸引口２３から直接
吸引できるので、その空気流の清浄度を直接測定するこ
とができる。

そして、第３図や第４図に示すように、上記密閉ケース
ｌ内の空気清浄度が測定後に、測定用孔ｌ７をプラグ２
７やラベル２８、或いは呼吸フィルター２９等の密閉手
段３０によって密閉ケースｌ外から密閉する作業を行う
際に、ハードディスク４を矢印ａ方向に高速で回転駆動
させておけば、その密閉作業中に測定用孔ｌ７から密閉
ケース１内に不測に侵入した塵埃３ｌをハードディスク
４の高速回転によって発生する矢印Ｃ方向の空気流に乗
せて、循環フィルター８で直ちに集塵できる．以上、本
発明の実施例に付き述べたが、本発明は上記実施例に限
定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて、各
種の有効な変更が可能である。

また本発明は、ハートディスクの記録再生装置に限定さ
れることなく、各種のディスクを使用する各種のディス
クプレーヤに適用可能である。

［発明の効果〕 本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。

スペーシングロス等の防止のために最も重要な測定目的
箇所であるケース内でディスクの回転によって発生する
空気流の清浄度を直接測定することができるので、空気
清浄度の測定を高精度に行え、測定値の信頼性を向上で
きる。

ケース内の空気清浄度の測定後に密閉される測定用孔か
らケース内に不測に侵入した塵埃を循環フィルターで直
ちに集塵できるので、空気清浄度の測定後のケース内の
空気清浄度の信頬性を向」二できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を示したものであっ
て、第１図は全体の平面図、第２図は空気清浄度の測定
作業を説明する要部の拡大断面図、第３図及び第４図は
測定用孔の密閉作業を説明する要部の拡大断面図である
。 第５図は従来例を示した平面図である。 なお図面に用いた符号において、 １　−−−−−−−−−−密閉ケース ４　−−−−　−一−−−−ハードディスク８　−−−
　　−循環フィルター １０−−一−−−−−−一磁気ヘッド １７−−−−・−−一・−−−−一一測定用孔２５−−
−−−−−・一−−−−測定用ノズル３０−−一−一−
−−−密閉手段 Ｃ 空気流 である。 代 理 人 土 屋 勝 室ｈ請二争庵のミｊ＋Ｊ定 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 密閉されたケース内でディスクの回転駆動とその記録及
   び／又は再生を行うように構成し、上記ケース内の集塵
   を行う循環フィルターと、上記ケース内の空気清浄度を
   測定するためにケースに設けられ、その測定後に密閉手
   段で密閉される測定用孔とを具備するディスク装置にお
   いて、上記測定用孔と上記循環フィルターとを上記ディ
   スクの外周近傍位置でそのディスクの回転方向に沿って
   測定用孔と循環フィルターの順に互いに近接させて配置
   させたことを特徴とするディスク装置。