JP2001266541A - ディスク装置 - Google Patents
ディスク装置Info
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- JP2001266541A JP2001266541A JP2000076831A JP2000076831A JP2001266541A JP 2001266541 A JP2001266541 A JP 2001266541A JP 2000076831 A JP2000076831 A JP 2000076831A JP 2000076831 A JP2000076831 A JP 2000076831A JP 2001266541 A JP2001266541 A JP 2001266541A
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- G11B25/043—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card using rotating discs
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- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B33/08—Insulation or absorption of undesired vibrations or sounds
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
再生、記録を可能とし、磁気ヘッドが磁気ディスクの表
面に衝突したり、磁気ディスク装置がクラッシュしたり
することを防止して信頼性の高い磁気ディスク装置を提
供する。 【解決手段】 ディスク102を回動可能に支持するシ
ャフトがエンクロージャ100内に収納されているディ
スク装置において、前記エンクロージャ100の内面の
前記シャフトの周囲に、該シャフトと平行な方向に延伸
する遮蔽体20が配置され、該遮蔽体20と前記エンク
ロージャ100の底面との間及び遮蔽体20と内壁面と
の間に隙間20aを形成する。
Description
着したディスク装置に関し、より詳細には磁気ディスク
装置に装着されている磁気ヘッド及び磁気ディスク等が
空気流によって振動することを抑えたディスク装置に関
する。
部構成を示す平面図である。100は磁気ディスク装置
のエンクロージャ、102は磁気ディスクである。10
4はアクチュエータ106により磁気ディスク102の
平面と平行に揺動されるアームである。108はアーム
104の先端に固定したサスペンションである。サスペ
ンション108の先端には磁気ディスク102の平面に
対向して磁気ヘッド110が取り付けられている。
る磁気ディスク102を側面方向から見た図である。磁
気ディスク102はシャフト112の軸線方向に複数枚
設置され、磁気ヘッド110は各々の磁気ディスク10
2に対応して一つずつ配置されている。シャフト112
はスピンドルモータに連結し、磁気ディスク102はモ
ータ駆動によって回転される。磁気ヘッド110は磁気
ディスク102が静止している際には磁気ディスク10
2の表面に接触し、磁気ディスク102が回転するとと
もに磁気ディスク102の回転によって生じる空気流に
より磁気ディスク102の表面から浮き上がる。磁気ヘ
ッド110によって情報を記録、再生するシーク動作
は、アクチュエータ106によりアーム104が回転軸
105を中心として回動駆動されることによってなされ
る。
高速回転して情報の記録、再生を行うもので、エンクロ
ージャ100に侵入した塵埃はシーク動作に悪影響を与
える。このため、エンクロージャ100はフィルタによ
って外部から塵埃が侵入しないようシールドされ密閉さ
れた構造となっている。このようにエンクロージャ10
0が密閉された空間になっていることと、シーク動作に
際してアーム104、磁気ヘッド110が高速で揺動す
ることから、磁気ディスク102が回転することによっ
て生じる空気流はエンクロージャ100の内部で散乱し
一定の安定した流れにならない。
ド110が振動して磁気ディスク102の表面からの浮
上量が規格範囲外となって情報の記録、再生に支障をき
たしたり、磁気ディスク102の表面に衝突して媒体を
損傷させてしまったり、サスペンション108が曲がっ
てしまったり、磁気ヘッド110が損傷して装置がクラ
ッシュしたりするといった問題が生じる。磁気ディスク
装置は、近年、ますます高密度化して記憶容量が増大す
るとともに、シーク動作が高速となり、また、磁気ディ
スク102の表面からの磁気ヘッド110の浮上量を高
精度に設定する必要が生じてきていることから、磁気デ
ィスク装置内での空気流の散乱によって磁気ヘッド11
0が振動することを防止する必要が高まってきている。
ことによって生じる空気流による影響が磁気ヘッド11
0に及ばないようにするため、磁気ディスク102の外
周囲に遮蔽体120を設けた従来例である。この従来例
では、遮蔽体120の側面と磁気ディスク102の外側
面との離間間隔を狭くすることによって、磁気ディスク
102の相互間で空気が流通することを抑制し、これに
よって磁気ヘッド110の振動を抑えるようにしてい
る。しかしながら、図18に示すような遮蔽体120を
設置した場合は、磁気ヘッド110の振動を抑制する作
用は一定程度発揮されるものの、振動を減衰させる効果
は必ずしも十分とは言い難い。本発明は、上述した、磁
気ディスク装置等において磁気ディスクの回転によって
生じる空気流の散乱により磁気ヘッドが規格範囲外にま
で振動することを防止し、より信頼性の高い磁気ディス
ク装置として提供するとともに、より高密度化、高速化
を図ることができる磁気ディスク装置として提供するこ
とを目的とするものである。
成するため次の構成を備える。すなわち、ディスクを回
動可能に支持するシャフトがエンクロージャ内に収納さ
れているディスク装置において、前記エンクロージャの
内面の前記シャフトの周囲に、該シャフトと平行な方向
に延伸する遮蔽体が配置され、該遮蔽体と前記エンクロ
ージャの底面との間に隙間が形成されていることを特徴
とする。また、前記遮蔽体と前記エンクロージャの内壁
面との間に隙間が形成されていることにより、ディスク
の回転によって生じる空気流を隙間に導入してエンクロ
ージャ内で底面側から上面側に向けて生じる巻き上げ気
流を好適に抑えることができる。また、前記遮蔽体が、
前記エンクロージャ内で一周する連続形状に形成されて
いることにより、空気流を隙間内で循環させてさらに効
果的に巻き上げ気流を抑えることができる。
装着されたディスクがエンクロージャ内に収納されてい
るディスク装置において、前記ディスクのうちの一枚あ
るいは複数枚を、他のディスクよりも径大に形成したこ
とを特徴とする。また、前記径大に形成したディスクを
除くディスクの外周面に、前記シャフトと平行な方向に
延伸する遮蔽体が形成されていることを特徴とする。ま
た、前記遮蔽体と前記エンクロージャの内壁面との間に
隙間が形成されていることを特徴とする。
ついて、添付図面と共に詳細に説明する。図1及び図2
は本発明に係るディスク装置の実施形態としての磁気デ
ィスク装置の本体及びカバーの構成を示す。100aは
ベース、100bはカバーである。ベース100aは磁
気ディスク102等の所要の部材を収納する箱形に形成
されている。カバー100bに設けられている嵌入孔1
06bは、アクチュエータのケース部を嵌入させるため
のものである。カバー100bをベース100aに装着
することにより、磁気ディスク102等の各部材が本体
内に密閉される。
る構成は、磁気ディスク102の外周囲に配置した遮蔽
体20の構成にある。すなわち、遮蔽体20を磁気ディ
スク102の外側面にできるだけ接近させて配置して磁
気ディスク102の外側面と遮蔽体20との間隔を狭く
するともに、磁気ディスク102の周方向に連通する隙
間を設けている。図1に示す実施形態では、遮蔽体20
を断面形状でU字形に形成して隙間20aを形成してい
る。
に配置するが、シーク動作の際にアーム104は磁気デ
ィスク102の内周と外周との間を揺動するから、アー
ム104が揺動する範囲については遮蔽体20を配置す
ることができない。図1で、アーム104の揺動範囲に
ついては遮蔽体20が配置されず、磁気ディスク102
の側面は開放されている。
ク102が高速回転することによって生じる空気流が磁
気ディスク装置の内部で散乱することによって磁気ヘッ
ド110を振動させる等の問題を抑えることを目的とす
るものである。遮蔽体20と磁気ディスク102の外側
面との間隔を狭くするのは、磁気ディスク102の上下
方向に空気が流れることを抑制し、隙間20aを設ける
のは磁気ディスク102の回転によって生じる空気流を
周方向に導くことによって空気流の散乱を抑える目的が
ある。
スク102の周方向に導く作用は、図3に示す磁気ディ
スク装置のように、遮蔽体20が装置内で一周する連続
した形態とすることによってさらに有効となる。隙間2
0aを一周する形態とすることにより、磁気ディスク1
02の回転によって周方向に生じる空気流は隙間20a
内で循環し、アーム104が揺動する範囲で磁気ディス
ク102の外周部分が遮蔽されないことによる空気流の
乱れを低減させることができる。
と同様の遮蔽体を設けた他の実施形態を示す。この磁気
ディスク装置は、ベース100aを略平板状に形成し、
カバー100bを磁気ディスク102等の部材を収納す
る箱形に形成している。磁気ディスク102及びアーム
104等の基本的な構成は上記実施形態と同様である。
本実施形態では、遮蔽体22をカバー100b側に装着
し、カバー100bをベース100aに装着した際に、
磁気ディスク102の外周囲に遮蔽体22が配置される
ように形成している。遮蔽体22は板体により円弧状に
形成し、磁気ディスク102の外側面に近接して配置さ
れるようにする。遮蔽体22とカバー100bの内壁面
との間は空気流を流す隙間22aとなる。
動する範囲については遮蔽体22を配置せず、遮蔽体2
2を中途で欠除した形態としたものである。これに対
し、図6に示す実施形態は、遮蔽体22をカバー100
bの内部で一周させて配置した例である。カバー100
bの内側面との間に完全に一周する隙間22aを形成す
ることにより、隙間22a内で空気流を循環させること
ができ、空気流の乱れを効果的に低減させることが可能
となる。
気ディスク102が高速回転して生じた空気流が磁気デ
ィスク装置内で散乱することにより磁気ヘッド110を
揺動させるといった問題を防止することを目的としてい
る。本発明者は遮蔽体の効果的な構成を検討するため、
磁気ディスク装置内における空気流の影響を検証する実
験を行った。磁気ディスクが高速回転することによって
生じる空気流は磁気ディスクの回転方向に生じるとされ
ている。しかしながら、磁気ディスク装置は密閉空間に
形成されているから、磁気ディスク装置内では空気流が
磁気ディスクの回転方向に生じるとは限らない。
気の輸送現象を検証する方法として行った方法は、磁気
ディスク装置内に検証用のパウダーを入れて密閉した状
態で磁気ディスクを回転させ、磁気ディスク装置内にお
けるパウダーの付着状態を観察する方法である。まず、
図17に示す遮蔽体を使用していない磁気ディスク装置
で検証実験を行った。実験条件は、磁気ディスク装置に
装着されている乾燥剤を入れるケースに、乾燥剤にかえ
てベビーパウダー1gを入れ、カバーを装着した後、1
0,000rpmで60分間磁気ディスクを回転させる
というものである。実験で使用した磁気ディスク装置は
図1に示す磁気ディスク装置で、磁気ディスクを5枚装
着したものである。
察した結果、もっとも特徴的な点は、磁気ディスク装置
の上側(カバー側)でのパウダーの付着量が、磁気ディ
スク装置の下側(モータ側)の付着量よりも極端に多い
ということである。カバーの内面とベースの内面でのパ
ウダーの付着を比較すると、磁気ディスクに対向するカ
バーの内面にはパウダーが白く付着しているのに対し
て、ベースの磁気ディスクに対向する内面にはほとんど
パウダーの付着が見られなかった。
をあけて配置されている5枚の磁気ディスクについて各
面でのパウダーの付着状況を調べると、ベース側の1枚
目から4枚目の磁気ディスクについてはパウダーの付着
量は僅かであり、1枚目から4枚目の順に全体としてパ
ウダーの付着量が僅かずつ増えていることが観察され
た。これに対して、最上位の5枚目の磁気ディスクにつ
いては、ディスク全体としてのパウダーの付着量がその
両面ともに大きく、とくにディスクの上面についてはほ
ぼ全面に均一にパウダーが付着していた。
クを設置する底の位置にベビーパウダー1gを置き、磁
気ディスクを装着して密閉した後、10秒間、10,0
00rpmで磁気ディスクを回転してパウダーの付着状
況を調べる実験を行った。この試験によるパウダーの付
着状況を見ると、カバーの内面にはほぼ全面にパウダー
が付着し、ベースの内面にはほとんどパウダーが付着し
ないこと、磁気ディスクの各面を観察すると下側の磁気
ディスクから上側の磁気ディスクになるほどパウダーの
付着量が多くなること、最も上側の磁気ディスクでは上
面の付着量が下面の付着量よりも多く、上面ではディス
クの内周側での付着量が外周縁側よりも多くなることが
観察された。ディスクの内周でのパウダーの付着量が多
くなっているのはディスクの内周側での周速度が外周側
での周速度よりも遅いためと考えられる。
置内ではパウダーを下側から上側に引き上げる空気の輸
送現象が生じていることを示すものと考えられる。空気
は圧力の高い側から低い方に流れ、温度の高い側から低
い側に流れる性質がある。上記の検証試験結果は、磁気
ディスクが回転した際における磁気ディスク装置内で
は、磁気ディスク装置の下側(モータ側)よりも上側
(カバー側)が圧力が低くなる圧力差が生じ、下側から
上側へ向けて巻き上げるような空気の流れ(図17に矢
印で示す)が生じることを示すものと考えられる。した
がって、このようなベース側からカバー側へ向けて巻き
上げるような空気の流れを抑えることができれば、各磁
気ディスクにおける空気流のばらつきを抑えることがで
き、磁気ヘッドに対する余分な振動等を抑えることが可
能になると考えられる。
した遮蔽体20、22はこのような磁気ディスク装置内
における空気の輸送現象を考慮し、磁気ディスク装置の
底面側からカバー側に向けて生じる巻き上げ方向の空気
流を抑えることを目的とするものである。図7〜13
は、磁気ディスク装置内における上記の巻き上げ方向の
空気流を抑制する例を示す。遮蔽体はエンクロージャ1
00と、磁気ディスク102との関係において装着す
る。したがって、これらの図ではエンクロージャ100
と磁気ディスク102との相対位置関係で遮蔽体20を
示している。
形態における遮蔽体の構成に対応する。図7に示す遮蔽
体20の構成において特徴とする構成は、遮蔽体20の
側面と磁気ディスク102の外側面との間隔を狭くし、
磁気ディスク102の上下方向への空気の流れを抑制す
ること、遮蔽体20の下端縁と磁気ディスクのエンクロ
ージャ100の底面とを若干離間させ、遮蔽体20の内
側に形成した隙間20aに気流が流れ込むようにするこ
とにある。図8に示す実施形態は、エンクロージャ10
の内壁面にブロック状の遮蔽体24を設け、遮蔽体24
の側面と磁気ディスク102の外側面との間隔を狭く設
定するとともに、遮蔽体24の底面とエンクロージャ1
00の底面との間に隙間24aを形成し、この隙間24
aを磁気ディスク102の周方向に連通させたものであ
る。遮蔽体の内側面と磁気ディスクの外側面との間隔は
1mm程度である。
図7、8に示す遮蔽体20を設けた場合について磁気デ
ィスクを回転駆動した際の磁気ディスクの振動量(NR
ROの値)を測定した結果を示すグラフである。同図で
グラフAは図17に示す従来例について、グラフBは図
18に示す遮蔽体120を設けた従来例、グラフCは図
8に示すブロック状の遮蔽体20を設けた実施形態、グ
ラフDは図7に示す遮蔽体20を設けた実施形態に対応
する。各々のNRRO6σ値は、グラフA:2.986
μm、グラフB:2.1223μm、グラフC:2.0
61μm、グラフD:1.207μmである。これらの
測定結果は、図7に示す遮蔽体20を設けた磁気ディス
ク装置について磁気ディスクの振動量が大きく低減する
ことを示す。
検証試験と同様の試験を図7、図8、図18に示す磁気
ディスク装置について行った。図18に示す磁気ディス
ク装置では、最上面の磁気ディスクの内周面にパウダー
が付着することが観察され、図8に示す磁気ディスク装
置では、最上面の磁気ディスクに僅かにパウダーが付着
することが観察された。また、図7に示す磁気ディスク
装置では最上面の磁気ディスクにはほとんどパウダーが
付着していなかった。この検証試験から、図7に示す磁
気ディスク装置では前述したエンクロージャ100の底
面から上面方向に巻き上げる気流が効果的に抑制されて
いるものと考えられる。また、図8、18に示す構成の
場合も一定程度の巻き上げ気流を抑制する効果が作用し
ているものと考えられる。
用を奏する他の実施形態を示す。これらの実施形態で
は、エンクロージャ100の最も底面に近い最下位位置
の磁気ディスク102aの径寸法を他の磁気ディスク1
02の径寸法よりも大きく設定し、磁気ディスク102
aの外側面がエンクロージャ100の内側面に接近する
ように設定したことを特徴とする。このように1枚目の
磁気ディスク102aの外側面がエンクロージャ100
の内側面に近接するように配置することによって、エン
クロージャ100の底面側から上面側に向けて生じる巻
き上げ気流を抑えることを目的としている。
けず、1枚目の磁気ディスク102を大径に形成した例
である。図10、11に示す実施形態は、1枚目の磁気
ディスク102aを大径に形成するとともに、遮蔽体2
6、28を設けた例である。磁気ディスク102aの外
側面とエンクロージャ100の内側面との間隔は1mm
程度である。図10に示す磁気ディスク装置では、ブロ
ック状に形成した遮蔽体26を使用し、図11に示す磁
気ディスク装置では、エンクロージャ100の内壁面と
の間に隙間28aを設けた遮蔽体28を使用している。
遮蔽体26及び遮蔽体28は、エンクロージャ100の
底面との間に1枚目の磁気ディスク102aの外周縁部
を通過可能とすべくエンクロージャ100の底面から一
定間隔離間させて配置する。遮蔽体26とエンクロージ
ャ100の底面との間隙部分は空気の流路としての作用
も有する。2枚目から5枚目の磁気ディスク102の外
側面と遮蔽体26、28の側面との間隔を狭く設定する
ことは上記実施形態と同様である。
ィスク装置の実施形態について磁気ディスクを回転駆動
した際の磁気ディスクの振動量(NRROの値)を測定
した結果を示すグラフである。同図でグラフBは図18
に示す従来例について、グラフE、F、Gは、各々図
9、10、11に示す実施形態の磁気ディスク装置につ
いての測定結果を示す。各々のNRRO6σ値は、グラ
フB:2.1223μm、グラフE:1.660μm、
グラフF:1.698μm、グラフG:1.581μm
である。これらの測定結果から、図9〜11に示す実施
形態の磁気ディスク装置によれば、磁気ディスクの振動
が効果的に抑制できていることがわかる。
について、前述したパウダーを用いた空気流の検証試験
と同様の試験を行った。その結果、いずれの実施形態の
場合も、最上面の磁気ディスクに付着するパウダーの量
はわずかであり、とくに、図11に示す実施形態では、
最上面の磁気ディスクにはほとんどパウダーが付着しな
いことが確かめられた。このように、大径に形成した磁
気ディスク102aを使用するだけでも、エンクロージ
ャ100の底面からカバー側に向かう巻き上げ気流を効
果的に抑制することができる。
他の実施形態の構成を示す。これらの実施形態では、エ
ンクロージャ100の底面に最も近い1枚目の磁気ディ
スク102aと、カバーに最も近い5枚目の磁気ディス
ク102bとを他の磁気ディスク102よりも大径に形
成し、これら磁気ディスク102a、102bの外側面
とエンクロージャ100の内側面とを近接させて配置し
たことを特徴とする。
枚目の磁気ディスク102a、102bの中間にブロッ
ク状の遮蔽体30を設けた例、図13の磁気ディスク装
置は、1枚目と5枚目の磁気ディスク102a、102
bとの間にエンクロージャ100の内壁面との間に隙間
32aを形成した遮蔽体32を設けた例である。遮蔽体
30とエンクロージャ100の底面との間の隙間30a
は空気の流路としても作用する。遮蔽体32は図13に
示すようにエンクロージャ100の底面に対向する側が
開放する。もちろん、図12、13に示す実施形態にお
いて遮蔽体30、32を設けずに、1枚目と5枚目の磁
気ディスク100a、100bを径大にするのみでも有
効である。
18に示す従来の磁気ディスク装置について、磁気ディ
スクの振動量、媒体に与えるキズ、サスペンションの変
形、クラッシュ等の問題を評価して表したものである。
A〜Gは図14及び図15に示したA〜Gの測定対象に
対応している。表1からわかるように、A〜Gの態様の
うち、態様Dすなわち図7に示す磁気ディスク装置の構
成がもっとも効果的であり、態様E、F、Gがこれに次
ぐ。態様Cも一定程度の効果が認められる。
ャ100とは別体に遮蔽体20、22等を設けたが、遮
蔽体20、22等は必ずしもベース100aあるいはカ
バー100bと別体に設けなければならないものではな
い。すなわち、ベース100a、カバー100bを形成
する際に遮蔽体20、22等を一体に形成してもよい。
本明細書で遮蔽体という場合は、エンクロージャ100
とは別体に形成したものも一体に形成したものも共に含
むものである。また、本発明に係るディスク装置は、シ
ャフト112に磁気ディスク102を固定したタイプの
製品にも、シャフト112に磁気ディスク102を交換
してセットできる製品についても適用することができ
る。
述したように、エンクロージャの内面のシャフトの周囲
に、シャフトと平行な方向に延伸する遮蔽体を配置し、
遮蔽体とエンクロージャの底面との間に隙間を設けたこ
とによって、ディスクが回転した際にエンクロージャの
底面側から上面側に向けて巻き上がる気流を抑えること
が可能となる。これによって、シャフトに磁気ディスク
を装着した磁気ディスク装置において、磁気ディスクの
回転時に磁気ディスク及び磁気ヘッドに生じる振動を効
果的に抑えることができ、磁気ディスクを高速回転した
際における高精度の情報の再生・記録を可能とする。ま
た、磁気ヘッドの振動等を抑えることができることか
ら、磁気ヘッドが磁気ディスクの表面に衝突したり、磁
気ディスク装置がクラッシュしたりすることを防止し、
信頼性の高いディスク装置として提供することが可能に
なる。
図である。
視図である。
示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
図である。
斜視図である。
の構成を示す説明図である。
の構成を示す説明図である。
置の構成を示す説明図である。
置の構成を示す説明図である。
置の構成を示す説明図である。
ィスク装置の構成を示す説明図である。
ィスク装置の他の構成を示す説明図である。
グラフである。
グラフである。
である。
クの配置を示す側面図である。
クの配置を示す側面図である。
2a 隙間 100 エンクロージャ 100a ベース 100b カバー 102、102a、102b 磁気ディスク 104 アーム 106 アクチュエータ 108 サスペンション 110 磁気ヘッド 112 シャフト 120 遮蔽体
Claims (6)
- 【請求項1】 ディスクを回動可能に支持するシャフト
がエンクロージャ内に収納されているディスク装置にお
いて、 前記エンクロージャの内面の前記シャフトの周囲に、該
シャフトと平行な方向に延伸する遮蔽体が配置され、 該遮蔽体と前記エンクロージャの底面との間に隙間が形
成されていることを特徴とするディスク装置。 - 【請求項2】 前記遮蔽体と前記エンクロージャの内壁
面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求
項1記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項3】 前記遮蔽体が、前記エンクロージャ内で
一周する連続形状に形成されていることを特徴とする請
求項2記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項4】 シャフトに所定間隔をあけて複数枚装着
されたディスクがエンクロージャ内に収納されているデ
ィスク装置において、 前記ディスクのうちの一枚あるいは複数枚を、他のディ
スクよりも径大に形成したことを特徴とするディスク装
置。 - 【請求項5】 前記径大に形成したディスクを除くディ
スクの外周面に、前記シャフトと平行な方向に延伸する
遮蔽体が形成されていることを特徴とする請求項4記載
のディスク装置。 - 【請求項6】 前記遮蔽体と前記エンクロージャの内壁
面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求
項5記載のディスク装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000076831A JP3728169B2 (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | ディスク装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000076831A JP3728169B2 (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | ディスク装置 |
Publications (2)
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