JPH06325563A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
- Publication number
- JPH06325563A JPH06325563A JP11352993A JP11352993A JPH06325563A JP H06325563 A JPH06325563 A JP H06325563A JP 11352993 A JP11352993 A JP 11352993A JP 11352993 A JP11352993 A JP 11352993A JP H06325563 A JPH06325563 A JP H06325563A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- magnetic
- recording
- internal pressure
- disk device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 エアフィルタを付設した呼吸口の代りに、内
部温度の上昇下降に応じて伸長収縮するベロー管を有す
る内圧調整機構部と、内圧調整機構部を密封して保護す
るカバーとを設ける。 【効果】 磁気ディスク装置の内部を完全な密封構造に
することが可能となり、従って、エアフィルタおよび吸
湿剤の定期的交換を削除でき、工数を節減できる。
部温度の上昇下降に応じて伸長収縮するベロー管を有す
る内圧調整機構部と、内圧調整機構部を密封して保護す
るカバーとを設ける。 【効果】 磁気ディスク装置の内部を完全な密封構造に
することが可能となり、従って、エアフィルタおよび吸
湿剤の定期的交換を削除でき、工数を節減できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を記録する磁気デ
ィスクと、磁気ディスクを一定速度で回転させるスピン
ドルモータと、磁気ディスクに対して情報の記録・再生
を行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドにおける記録・再生動
作を指示する記録再生回路部と、磁気ヘッドを磁気ディ
スクの指定された位置に位置決めする磁気ヘッド位置決
め機構部とを備え、密封構造とした磁気ディスク装置に
関し、特にその内圧の調整手段に関する。
ィスクと、磁気ディスクを一定速度で回転させるスピン
ドルモータと、磁気ディスクに対して情報の記録・再生
を行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドにおける記録・再生動
作を指示する記録再生回路部と、磁気ヘッドを磁気ディ
スクの指定された位置に位置決めする磁気ヘッド位置決
め機構部とを備え、密封構造とした磁気ディスク装置に
関し、特にその内圧の調整手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の磁気ディスク装置の一例を
示す平面図、図６は図５のＣ−Ｃ線断面図である。
示す平面図、図６は図５のＣ−Ｃ線断面図である。
【０００３】図５および図６に示すように、従来の磁気
ディスク装置２１は、情報を記録する磁気ディスク２２
と、磁気ディスク２２を一定速度で回転させるスピンド
ルモータ２３と、磁気ディスク２２に対して情報の記録
・再生を行う磁気ヘッド２４と、磁気ヘッド２４におけ
る記録・再生動作を指示する記録再生回路部２５と、磁
気ヘッド２４を磁気ディスク２２の指定された位置に位
置決めする磁気ヘッド位置決め機構部２６と、外部の空
気に含まれる塵埃を除去して清浄な空気を磁気ディスク
装置２１の中に供給するためのエアフィルタ２７とを備
えている。また、エアフィルタ２７を介して取込んだ外
部の空気の湿度を常時４０〜５０％に保持するため、吸
湿剤２８を設けてある。
ディスク装置２１は、情報を記録する磁気ディスク２２
と、磁気ディスク２２を一定速度で回転させるスピンド
ルモータ２３と、磁気ディスク２２に対して情報の記録
・再生を行う磁気ヘッド２４と、磁気ヘッド２４におけ
る記録・再生動作を指示する記録再生回路部２５と、磁
気ヘッド２４を磁気ディスク２２の指定された位置に位
置決めする磁気ヘッド位置決め機構部２６と、外部の空
気に含まれる塵埃を除去して清浄な空気を磁気ディスク
装置２１の中に供給するためのエアフィルタ２７とを備
えている。また、エアフィルタ２７を介して取込んだ外
部の空気の湿度を常時４０〜５０％に保持するため、吸
湿剤２８を設けてある。
【０００４】このように構成した磁気ディスク装置２１
は、外部から塵埃が侵入して磁気ディスク２３や磁気ヘ
ッド２４に付着してそれらが損傷を受けないように、全
体を密封構造としている。
は、外部から塵埃が侵入して磁気ディスク２３や磁気ヘ
ッド２４に付着してそれらが損傷を受けないように、全
体を密封構造としている。
【０００５】しかし、外部との空気の流通が全くない完
全な密封構造にすると、周囲の温度の変化によって磁気
ディスク装置２１内の圧力が変化して構造体の歪を生
じ、その結果磁気ヘッド２４の磁気ディスク２２に対す
る位置決めにずれが発生して誤動作の原因となる。
全な密封構造にすると、周囲の温度の変化によって磁気
ディスク装置２１内の圧力が変化して構造体の歪を生
じ、その結果磁気ヘッド２４の磁気ディスク２２に対す
る位置決めにずれが発生して誤動作の原因となる。
【０００６】これを回避するため、密封構造の一部に呼
吸口を設けて外部との空気の流通ができるようにして磁
気ディスク装置２１内の圧力の変化を防止し、この呼吸
口にエアフィルタ２７を設けて外部の空気に含まれる塵
埃を除去した清浄な空気を供給するようにしている。
吸口を設けて外部との空気の流通ができるようにして磁
気ディスク装置２１内の圧力の変化を防止し、この呼吸
口にエアフィルタ２７を設けて外部の空気に含まれる塵
埃を除去した清浄な空気を供給するようにしている。
【０００７】一方、磁気ヘッド２４および磁気ディスク
２２の表面は、極めて滑かな面となっており、このた
め、磁気ディスク２２が回転を停止しているときは、磁
気ヘッド２４が磁気ディスク２２の表面に接触して静止
しているため、両者が吸着を起すことがある。
２２の表面は、極めて滑かな面となっており、このた
め、磁気ディスク２２が回転を停止しているときは、磁
気ヘッド２４が磁気ディスク２２の表面に接触して静止
しているため、両者が吸着を起すことがある。
【０００８】この吸着現象は、磁気ディスク装置２１内
の空気の湿度が高い程発生し易いため、吸湿剤２８を設
けると共に、磁気ディスク装置２１の使用環境の湿度を
８０％以下に制限することにより、磁気ディスク装置２
１内の湿度を４０〜５０％に保持している。
の空気の湿度が高い程発生し易いため、吸湿剤２８を設
けると共に、磁気ディスク装置２１の使用環境の湿度を
８０％以下に制限することにより、磁気ディスク装置２
１内の湿度を４０〜５０％に保持している。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の磁気ディスク装置は、エアフィルタを設けた呼吸口に
よって内圧の変化の防止を行っているが、エアフィルタ
も通過する微細な塵埃や外気に含まれる窒素酸化物や硫
黄酸化物によって磁性膜が侵されたり、湿度の高い外気
が繰返えして侵入することによって吸湿剤が劣化したり
するため、エアフィルタと吸湿剤とを定期的に交換しな
ければならず、従って多くの工数を必要とするという欠
点を有している。
の磁気ディスク装置は、エアフィルタを設けた呼吸口に
よって内圧の変化の防止を行っているが、エアフィルタ
も通過する微細な塵埃や外気に含まれる窒素酸化物や硫
黄酸化物によって磁性膜が侵されたり、湿度の高い外気
が繰返えして侵入することによって吸湿剤が劣化したり
するため、エアフィルタと吸湿剤とを定期的に交換しな
ければならず、従って多くの工数を必要とするという欠
点を有している。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置は、情報を記録する磁気ディスクと、前記磁気ディス
クを一定速度で回転させるスピンドルモータと、前記磁
気ディスクに対して情報の記録・再生を行う磁気ヘッド
と、前記磁気ヘッドにおける記録・再生動作を指示する
記録再生回路部と、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスク
の指定された位置に位置決めする磁気ヘッド位置決め機
構部とを備える磁気ディスク装置において、前記磁気デ
ィスク装置の内部温度の上昇下降に応じて伸長収縮する
ベロー管を有し前記磁気ディスク装置の外側または内部
に装着した内圧調整機構部と、前記内圧調整機構部を保
護するカバーとを備えている。
置は、情報を記録する磁気ディスクと、前記磁気ディス
クを一定速度で回転させるスピンドルモータと、前記磁
気ディスクに対して情報の記録・再生を行う磁気ヘッド
と、前記磁気ヘッドにおける記録・再生動作を指示する
記録再生回路部と、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスク
の指定された位置に位置決めする磁気ヘッド位置決め機
構部とを備える磁気ディスク装置において、前記磁気デ
ィスク装置の内部温度の上昇下降に応じて伸長収縮する
ベロー管を有し前記磁気ディスク装置の外側または内部
に装着した内圧調整機構部と、前記内圧調整機構部を保
護するカバーとを備えている。
【００１１】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１２】図１は本発明の第一の実施例を示す平面
図、図２は図１のＡ−Ａ線断面図である。
図、図２は図１のＡ−Ａ線断面図である。
【００１３】図１および図２に示す磁気ディスク装置１
は、情報を記録する磁気ディスク２と、磁気ディスク２
を一定速度で回転させるスピンドルモータ３と、磁気デ
ィスク２に対して情報の記録・再生を行う磁気ヘッド４
と、磁気ヘッド４における記録・再生動作を指示する記
録再生回路部５と、磁気ヘッド４を磁気ディスク２の指
定された位置に位置決めする磁気ヘッド位置決め機構部
６と、磁気ディスク装置１内の湿度を４０〜５０％に保
持するための吸湿剤８とを備えている。また、磁気ディ
スク装置１の外側には、磁気ディスク装置１の内部温度
の上昇下降に応じて伸長収縮するベロー管を有する内圧
調整機構部９と、内圧調整機構部９を密封して保護する
カバー１０とが設けてある。
は、情報を記録する磁気ディスク２と、磁気ディスク２
を一定速度で回転させるスピンドルモータ３と、磁気デ
ィスク２に対して情報の記録・再生を行う磁気ヘッド４
と、磁気ヘッド４における記録・再生動作を指示する記
録再生回路部５と、磁気ヘッド４を磁気ディスク２の指
定された位置に位置決めする磁気ヘッド位置決め機構部
６と、磁気ディスク装置１内の湿度を４０〜５０％に保
持するための吸湿剤８とを備えている。また、磁気ディ
スク装置１の外側には、磁気ディスク装置１の内部温度
の上昇下降に応じて伸長収縮するベロー管を有する内圧
調整機構部９と、内圧調整機構部９を密封して保護する
カバー１０とが設けてある。
【００１４】このように構成した磁気ディスク装置１
は、周囲の温度の変化によって磁気ディスク装置１内の
圧力（内圧）が変化すると、それに応じて内圧調整機構
部９のベロー管が伸長収縮し、内圧を一定に保持するこ
とができる。
は、周囲の温度の変化によって磁気ディスク装置１内の
圧力（内圧）が変化すると、それに応じて内圧調整機構
部９のベロー管が伸長収縮し、内圧を一定に保持するこ
とができる。
【００１５】また、呼吸のために湿度の高い外気が侵入
することがないため、吸湿剤の劣化が防止され、吸湿剤
を定期的に交換する必要がなくなる。また、微細な塵埃
や外気に含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物の侵入もなく
なるため、磁性膜も保護される。
することがないため、吸湿剤の劣化が防止され、吸湿剤
を定期的に交換する必要がなくなる。また、微細な塵埃
や外気に含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物の侵入もなく
なるため、磁性膜も保護される。
【００１６】図３は本発明の第二の実施例を示す平面
図、図４は図３のＢ−Ｂ線断面図である。
図、図４は図３のＢ−Ｂ線断面図である。
【００１７】本実施例の磁気ディスク装置１１の磁気デ
ィスク１２およびスピンドルモータ１３および磁気ヘッ
ド１４および記録再生回路部１５および磁気ヘッド位置
決め機構部１６おおび吸湿剤１８の構成および作用は、
図１の実施例と同じである。
ィスク１２およびスピンドルモータ１３および磁気ヘッ
ド１４および記録再生回路部１５および磁気ヘッド位置
決め機構部１６おおび吸湿剤１８の構成および作用は、
図１の実施例と同じである。
【００１８】内圧調整機構部１９およびカバー２０は、
磁気ディスク装置１１の内部に設けてあるが、その作用
は図１の実施例と同じである。
磁気ディスク装置１１の内部に設けてあるが、その作用
は図１の実施例と同じである。
【００１９】このように内圧調整機構部１９を磁気ディ
スク装置１１の内部に設けることにより、磁気ディスク
装置１１の小型化が可能となる。
スク装置１１の内部に設けることにより、磁気ディスク
装置１１の小型化が可能となる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置は、エアフィルタを付設した呼吸口の代りに、
内部温度の上昇下降に応じて伸長収縮するベロー管を有
する内圧調整機構部と、内圧調整機構部を密封して保護
するカバーとを設けることにより、磁気ディスク装置の
内部を完全な密封構造にすることが可能となり、従って
エアフィルタおよび吸湿剤の定期的交換を削除でき、工
数を節減できるという効果がある。
スク装置は、エアフィルタを付設した呼吸口の代りに、
内部温度の上昇下降に応じて伸長収縮するベロー管を有
する内圧調整機構部と、内圧調整機構部を密封して保護
するカバーとを設けることにより、磁気ディスク装置の
内部を完全な密封構造にすることが可能となり、従って
エアフィルタおよび吸湿剤の定期的交換を削除でき、工
数を節減できるという効果がある。
【図１】本発明の第一の実施例を示す平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】本発明の第二の実施例を示す平面図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ線断面図である。
【図５】従来の磁気ディスク装置の一例を示す平面図で
ある。
ある。
【図６】図５のＣ−Ｃ線断面図である。
１・１１・２１ 磁気ディスク装置 ２・１２・２２ 磁気ディスク ３・１３・２３ スピンドルモータ ４・１４・２４ 磁気ヘッド ５・１５・２５ 記録再生回路部 ６・１６・２６ 磁気ヘッド位置決め機構部 ８・１８・２８ 吸湿剤 ９・１９ 内圧調整機構部 １０・２０ カバー ２７ エアフィルタ
Claims (2)
- 【請求項１】 情報を記録する磁気ディスクと、前記磁
気ディスクを一定速度で回転させるスピンドルモータ
と、前記磁気ディスクに対して情報の記録・再生を行う
磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドにおける記録・再生動作
を指示する記録再生回路部と、前記磁気ヘッドを前記磁
気ディスクの指定された位置に位置決めする磁気ヘッド
位置決め機構部とを備える磁気ディスク装置において、
前記磁気ディスク装置の内部温度の上昇下降に応じて伸
長収縮するベロー管を有し前記磁気ディスク装置の外側
に装着した内圧調整機構部と、前記内圧調整機構部を保
護するカバーとを備えることを特徴とする磁気ディスク
装置。 - 【請求項２】 情報を記録する磁気ディスクと、前記磁
気ディスクを一定速度で回転させるスピンドルモータ
と、前記磁気ディスクに対して情報の記録・再生を行う
磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドにおける記録・再生動作
を指示する記録再生回路部と、前記磁気ヘッドを前記磁
気ディスクの指定された位置に位置決めする磁気ヘッド
位置決め機構部とを備える磁気ディスク装置において、
前記磁気ディスク装置の内部温度の上昇下降に応じて伸
長収縮するベロー管を有し前記磁気ディスク装置の内部
に装着した内圧調整機構部と、前記内圧調整機構部を保
護するカバーとを備えることを特徴とする磁気ディスク
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11352993A JPH06325563A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11352993A JPH06325563A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06325563A true JPH06325563A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14614640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11352993A Withdrawn JPH06325563A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06325563A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6008966A (en) * | 1997-09-05 | 1999-12-28 | Seagate Technology, Inc. | Desiccant housing for a disc drive |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP11352993A patent/JPH06325563A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6008966A (en) * | 1997-09-05 | 1999-12-28 | Seagate Technology, Inc. | Desiccant housing for a disc drive |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |