JP3352371B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP3352371B2
JP3352371B2 JP31463297A JP31463297A JP3352371B2 JP 3352371 B2 JP3352371 B2 JP 3352371B2 JP 31463297 A JP31463297 A JP 31463297A JP 31463297 A JP31463297 A JP 31463297A JP 3352371 B2 JP3352371 B2 JP 3352371B2
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイ基板等の基板に対してフォトレジスト液等の塗布
液を塗布する塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶ディスプレイ(以下LCD
と称する)の製造においては、ガラス製の基板にフォト
レジスト液を塗布してレジスト膜を形成し、要求される
回路パターンに対応してこのレジスト膜を露光し、つい
で現象処理をするという、いわゆるフォトリゾグラフィ
技術により基板上に回路パターンを被着形成する工程が
存在する。
【0003】これらの工程のうち、レジスト膜を形成す
る塗布工程は、矩形のLCD基板を収容する基板収容容
器(カップ)内に配設された載置台上に載置固定し、処
理容器の開口部を蓋体で閉塞して、載置台を回転させ、
この基板上面の中心部に溶剤と感光性樹脂とからなるレ
ジスト液(塗布液)を滴下し、このレジスト液を基板の
回転力と遠心力とにより基板中心部から周縁部に向けて
渦巻状に拡散させて塗布するいわゆるスピンコーティン
グが知られている。
【0004】このような塗布装置は、基板を載置・収容
する上述のカップと、このカップの周囲に固定されてフ
ォトレジスト液のパーティクルやシンナを分離除去する
ドレインカップとを有しており、スピンコーティングに
際してはフォトレジスト液がカップ内周に飛散するとと
ともにドレインカップに流出し、かつフォトレジスト液
のパーティクルやシンナを含んだミストがカップ内部に
充満し、ドレインカップに排出される状況となる。この
ため、ドレインカップは気体と液体とを容易に分離する
構造を有しかつ気体を速やかに排出する排気管が接続さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ドレインカ
ップに連通する排気管は、ドレインカップの数箇所(例
えば4箇所)から単に導出されているのみであり、この
ため、高速回転しつつ行われるスピンコーティングに際
しても、排気管近傍の気体がまず排気され、排気範囲が
回転カップおよびドレインカップの全体に次第に広がる
といった状況である。換言すれば、カップ全体からまん
べんなく排気がしにくく排気管から離れた位置ではミス
ト蒸気がこもることになり、このミスト蒸気が基板に再
付着するおそれがあり、このためレジスト膜形成の際に
レジスト膜が汚れるというおそれがあった。
【0006】しかも、最近LCD基板は大型化する傾向
にあり、従来の650×550mmから、例えば830
×650mmのような著しく大型化したものが求められ
ており、このように基板が大型化すると、上述のミスト
蒸気量が多くなり、レジストが汚れる可能性が高くな
る。
【0007】さらには、従来のドレインカップでは、回
転によって運動方向を持ったミストがドレインカップで
十分に気液分離されず、そのまま排気管に排出されてし
まうという現象も生じる。
【0008】そして、このような現象は、大型の基板に
なる程著しく、ミストの量が多くなるに従い排気管に入
り込むミストの量も多くなるといった情況にある。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、一様で均一な排気が可能であり、排気管か
らのミストの排気を極力少なくすることができる塗布装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、第1発明は、基板を収容する基板収容容器と、前
記基板収容容器内に収容された基板を保持し、回転可能
なスピンチャックと、 前記スピンチャックを介して基板
を回転させる基板回転手段と、基板表面に塗布液を供給
する塗布液供給手段と、前記基板収容容器の外側に設け
られ、その外周壁に排気口を有する気液分離容器と、前
記排気口に連通されて外部に導出される排気管とを有す
る塗布装置であって、前記排気管は、前記排気口の開口
幅が周方向に広がるように、基板の回転中心から引かれ
る直線に対して傾いた方向に設けられ、かつ排気口から
排気管へ流れ込む気体の流れが前記基板の回転方向と逆
方向となるように前記排気口に連通されるとともに、前
記気液分離容器の外周壁の上端面に対してその上端部が
大きな段差を有するように前記気液分離容器の外周壁の
下部に連通されたことを特徴とする塗布装置を提供す
る。
【0011】第2発明は、第1発明において、前記基板
とともに前記基板収容容器を回転させる容器回転手段を
有することを特徴とする塗布装置を提供する。
【0012】第3発明は、第1発明または第2発明にお
いて、前記気液分離容器は、その平面形状がリング状を
なし、前記排気管が基板回転方向と逆方向の接線方向に
排気されるように設けられていることを特徴とする塗布
装置を提供する。
【0013】第4発明は、第1発明ないし第3発明のい
ずれかにおいて、前記気液分離容器は、前記基板収容容
器の外周部下方側に突出する部分を有し、その突出部分
と前記基板収容容器との間の間隙を調整する調整機構を
備えたことを特徴とする塗布装置を提供する。
【0014】第5発明は、第4発明において、前記調整
機構は、上端が前記気液分離容器の前記基板収容容器の
外周部下方側に突出する部分に当接する上部柱と、前記
上部柱を支持する下部台と、前記下部台に対して前記上
部柱を上下動させて前記気液分離容器の前記基板収容容
器の外周部下方側に突出する部分の高さ位置を調節す
る、ボルトおよびナットからなる上下昇降部分とを有す
ることを特徴とする塗布装置を提供する。
【0015】第6発明は、第1発明ないし第5発明のい
ずれかにおいて、 前記基板収容容器の開口部を塞ぐ着
脱自在の蓋体と、基板収容容器の周囲に設けられ、前記
蓋体の位置ずれを検出する複数のインタロックセンサと
を備えたことを特徴とする塗布装置を提供する。
【0016】第1発明によれば、排気口の開口幅が周方
向に広がるように、排気管を基板の回転中心から引かれ
る直線に対して傾いた方向に設けたので、排気口の間口
が広がった分、気液分離容器ひいては基板収容容器内を
速やかにかつ均一に排気することが可能となり、ミスト
蒸気が不均一に残存することによるミストの再付着を抑
制することができる。また、排気口から排気管へ流れ込
む気体の流れが前記基板の回転方向と逆方向となるよう
に、排気口に排気管を連通し、かつ、排気管を気液分離
容器の外周壁の上端面に対してその上端部が大きな段差
を有するように前記気液分離容器の外周壁の下部に連通
するように設けたので、排気管の向きお よび連通位置に
よってミストが直接排気管に入り込むことが極めて有効
に防止され、前記大きな段差により気液分離容器内に排
出されたミストが外周壁の内側に当って気液分離が一層
促進される。
【0017】そして、大型の基板を取扱う場合、基板収
容容器や気液分離容器が大型になり、またミストやシン
ナの飛散も著しくなることを勘案すると、上記第1発明
における一様な排気や回転方向と逆方向の排気、さらに
は段差構造に基づく効果は一層有益なものとなる。
【0018】第2発明によれば、基板収容容器を基板と
ともに回転させるように設けたので、基板収容容器内を
密閉状態にして塗布処理を行うことが容易となる。
【0019】第3発明によれば、気液分離容器は、その
平面形状がリング状をなし、排気管が基板回転方向と逆
方向の接線方向に排気されるように設けられているの
で、排気口の開口幅を最大にすることができ、かつミス
トが排気管に最も入り込みにくくすることができる。し
たがって、上記第1発明の効果をより高めることができ
る。
【0020】第4発明によれば、調整機構を備えること
により、基板収容容器と気液分離容器との間の隙間をな
るべく狭くしてミスト等の漏れをなくし、しかも気液分
離容器の一部が基板収容容器に接触しないように調整す
ることができる。
【0021】第5発明によれば、ボルトおよびナットか
らなる上下昇降部分により上部柱を上下動させて前記気
液分離容器の前記基板収容容器の外周部下方側に突出す
る部分の高さ位置を調節するので、基板収容容器と気液
分離容器との間の隙間の調整を容易に行うことができ
る。
【0022】第6発明によれば、基板収容容器の開口部
を塞ぐ着脱自在の蓋体の位置ずれを検出する複数のイン
タロックセンサを基板収容容器の周囲に複数設けたの
で、基 板が大型化した場合でも前記蓋体の位置ずれを容
易に検知することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明が適用
されるLCD基板の塗布・現像処理システムを示す斜視
図である。
【0024】この塗布・現像処理システムは、複数のL
CD基板Sを収容するカセットCを載置するカセットス
テーション101と、基板Sにレジスト塗布および現像
を含む一連の処理を施すための複数の処理ユニットを備
えた処理部102と、カセットステーション1上のカセ
ットCと処理部102との間でLCD基板Sの搬送を行
うための搬送機構103とを備えている。そして、カセ
ットステーション101においてカセットCの搬入出が
行われる。また、搬送機構103はカセットの配列方向
に沿って設けられた搬送路12上を移動可能な搬送アー
ム111とを備え、この搬送アーム111によりカセッ
トCと処理部102との間で基板Sの搬送が行われる。
【0025】処理部102は、前段部102aと後段部
102bとに分かれており、それぞれ中央に搬送路ユニ
ット115、116を有しており、これら搬送路の両側
に各処理ユニットが配設されている。そして、これらの
間には中継部117が設けられている。
【0026】前段部102aは、搬送路ユニット115
に沿って移動可能な主搬送装置118を備えており、搬
送路115の一方側には、上下2段に積層されてなる2
組の加熱処理ユニット121、ならびにそれに隣接して
上下に設けられたアドヒージョン処理ユニット122お
よび冷却ユニット123が配置されており、他方側には
洗浄ユニット124および現像処理ユニット125が配
置されている。
【0027】一方、後段部102bは、搬送路ユニット
116に沿って移動可能な主搬送装置119を備えてお
り、搬送路ユニット116の一方側には、二段積層され
てなる3組の加熱処理ユニット128が配置されてお
り、搬送路ユニット116の他方側には、レジスト塗布
ユニット126および基板Sの周辺部のレジストを除去
する周辺レジスト除去ユニット127が配置されてい
る。これら塗布ユニット126および周辺レジスト除去
ユニット127は、後述するように一体的に設けられて
おり、塗布処理部を構成する。加熱処理ユニット128
は、レジストの安定化のためのプリベーク、露光後のポ
ストエクスポージャーベーク、および現像後のポストベ
ーク処理を行うものである。なお、後段部102bの後
端には、露光装置(図示せず)との間で基板Sの受け渡
しを行うためのインターフェース部130が設けられて
いる。
【0028】中継部117には、加熱処理ユニット12
8に隣接した位置に、二段積層されてなる冷却処理ユニ
ット129が設けられており、冷却処理ユニット129
に対向する位置に、薬液供給ユニット131および搬送
装置進入路132が設けられている。
【0029】上記主搬送装置118は、搬送機構103
のアーム111との間で基板Sの受け渡しを行うととも
に、前段部102aの各処理ユニットに対する基板Sの
搬入・搬出、さらには中継部117との間で基板Sの受
け渡しを行う機能を有している。また、主搬送装置11
9は中継部117との間で基板Sの受け渡しを行うとと
もに、後段部102bの各処理ユニットに対する基板S
の搬入・搬出、さらにはインターフェース部130との
間の基板Sの受け渡しを行う機能を有している。
【0030】このように各処理ユニットを集約して一体
化することにより、省スペース化および処理の効率化を
図ることができる。
【0031】このように構成される塗布・現像処理シス
テムにおいては、カセットC内の基板Sが、処理部10
2に搬送され、処理部102では、まず、洗浄ユニット
124により洗浄処理され、加熱処理ユニット121の
一つで加熱乾燥された後、レジストの定着性を高めるた
めにアドヒージョン処理ユニット122にて疎水化処理
され、冷却ユニット123で冷却後、レジスト塗布ユニ
ット126でレジストが塗布され、周辺レジスト除去ユ
ニット127で基板Sの周縁の余分なレジストが除去さ
れる。その後、基板Sは、加熱処理ユニット128の一
つでプリベーク処理され、冷却ユニット129で冷却さ
れた後、インターフェース部130を介して露光装置に
搬送されてそこで所定のパターンが露光される。そし
て、再びインターフェース部130を介して搬入され、
加熱処理ユニット128の一つでポストエクスポージャ
ーベーク処理が施される。その後、冷却ユニット129
で冷却された基板Sは、現像処理ユニット125で現像
処理され、所定の回路パターンが形成される。現像処理
された基板Sは、主搬送装置118および搬送機構10
3によってカセットステーション101上の所定のカセ
ットに収容される。
【0032】次に、塗布ユニット126および周辺レジ
スト除去ユニット127からなる塗布処理部について、
図2〜図10を参照して詳細に説明する。図2は塗布処
理部の平面図であり、図中、左半分は塗布ユニット12
6であり、右半分は周辺レジスト除去ユニット127で
ある。
【0033】図2に示すように、塗布処理部では、塗布
ユニット126において、矩形状のLCD基板Sの表面
に塗布液供給ノズル1aからレジスト液を供給してレジ
スト膜を形成し、この塗布ユニット126によって基板
Sの周縁部に塗布形成された不要なレジスト膜を周辺レ
ジスト除去ユニット127により除去される。そして、
さらに周辺レジスト除去ユニット127にて使用される
洗浄液例えばレジスト液の溶剤であるシンナを回収し、
この回収したシンナを塗布ユニット126の洗浄に利用
するための洗浄処理部4と、塗布ユニット126からエ
周辺レジスト除去ユニット127に基板Sを搬送するた
めの搬送部3とを有する。
【0034】塗布ユニット126は、基板Sを吸着保持
する水平回転可能なスピンチャック10、このスピンチ
ャック10の上端部を囲みかつこのスピンチャック10
に吸着保持された基板Sを包囲して上端部が開口する有
底開口円筒形状の基板収容容器である回転カップ11、
回転カップ11の上端開口にかぶせられる蓋体12(図
2では省略)、回転カップ11の外周を取り囲むように
固定配置される気液分離容器であるドレインカップ13
を有する。
【0035】また、周辺レジスト除去ユニット127
は、回転カップ11から搬送されたレジスト塗布基板S
を吸着保持する載置台20、載置台20上に置かれた基
板Sを四方から取り囲むように配置されたガイドレール
21、ガイドレール21上を移動するスライド部材2
2、このスライド部材22に取り付けられ基板Sの周縁
に対して洗浄液であるシンナを噴射する除去ノズル23
を有し、さらに四方に備えられたガイドレール21上を
それぞれ往復動する除去ノズル23同士の干渉を防止す
るための接近センサ24が備えられている。したがっ
て、基板Sを囲んで4組のガイドレール21、スライド
部材22、除去ノズル23、近接センサ24が備えられ
ることになる。
【0036】周辺レジスト除去ユニット127において
は、除去ノズル23から噴射されて基板S上の不要なレ
ジスト膜を除去したシンナを回収する手段としては、シ
ンナと空気との混合液を気液分離するためのミストスト
ラップ40、気液分離されたシンナを回転カップ11の
洗浄液として貯留する貯留タンク41を有する。
【0037】また、回転カップ11上にあってレジスト
膜が形成された基板Sを周辺レジスト除去ユニット12
7の戴置台20上に搬送するために、塗布ユニット12
6から周辺レジスト除去ユニット127にかけてその両
側に備えられたガイドレール30上には、それぞれキャ
リア31が往復移動可能に取り付けられている。
【0038】次に、塗布ユニット126における塗布機
構の断面構造を図3を参照して説明する。ここでは、回
転カップ11やスピンチャック10を回転させるカップ
回転手段(容器回転手段)および基板回転手段として機
能する駆動部D、スピンチャック10を昇降するための
昇降手段UD、スピンチャック10に係る真空吸引手段
V、ドレインカップ13に取り付けられた洗浄ノズルお
よびドレインカップ13に連通される排気口13dを
も、回転カップ11やドレインカップ13の内部構造と
共に示してある。
【0039】回転カップ11およびスピンチャック10
の駆動部Dには、駆動モータD1、この駆動モータD1
の駆動軸D2に連結された駆動プーリD3、この駆動プ
ーリD3によって回転させられる従動プーリD4A、D
4B、一方の従動プーリD4Aとスピンチャック10の
回転軸14に固定されたスプライン軸受D6との間にか
け回されたベルトD5A、他方の従動プーリD4Bと回
転カップ11に連結される回転外筒D7との間にかけ回
されたベルトD5Bとを有し、回転軸14のスプライン
軸受D6と回転外筒D7とは固定カラーD8にて隔てら
れ、回転外筒D7は固定カラーD8の外周面に取り付け
たベアリングD9にて支持され、スプライン軸受D6は
固定カラーD8内周面に取り付けたベアリングD10及
びスプライン軸受D6に対して相対的に軸方向に移動可
能な回転内筒D11を介して連結される。なお、回転外
筒D7と回転カップ11底部とは連結筒D12を介して
連結されている。
【0040】この結果、回転カップ11は、駆動モータ
D1によって駆動プーリD3、従動プーリD4B、ベル
トD5B、回転外筒D7、連結筒D12を介して回転駆
動され、またスピンチャック10も、駆動モータD1に
よって駆動プーリD3、従動プーリD4A、ベルトD5
A、スプライン軸受D6、回転軸14を介して回転駆動
される。そして、この場合従動プーリD4A、D4Bの
径が同じ場合には、回転数が同じになるので回転軸14
ひいてはスピンチャック10と回転カップ11とが同一
回転することになる。
【0041】もっとも従動プーリD4A、D4Bの径を
異ならしめることで、回転カップ11とスピンチャック
10との回転数を違えることができるが、この場合回転
カップ11の底部上面とスピンチャック10の下面と
は、シール機能を有するベアリング15が介在されてお
り、回転カップ11とスピンチャック10との相対回転
に対応することができる。
【0042】次に、基板Sの搬入、搬出を円滑にするた
め、スピンチャック10は上下方向に昇降可能に構成さ
れている。この昇降のための手段UDとしては、回転軸
14を支えて上下動可能な昇降シリンダUD1が存在
し、この昇降シリンダUD1の駆動により回転軸14ひ
いてはスピンチャック10が上下方向に移動され得る。
なお、回転軸14は前述したようにスプライン軸受D6
を有しているので、回転内筒D11との間では軸方向移
動は円滑に行われる。
【0043】また、スピンチャック10に係る吸引手段
Vは、回転軸14下端部に備えられたバキュームシール
部V1を介して空気を吸収するようになっており、スピ
ンチャック10に形成された開口(図示省略)や回転軸
14内部の空気を吸い出して、スピンチャック10上に
置かれた基板Sをスピンチャック10上に吸着させ固定
・保持される。
【0044】回転カップ11そのものは、平板状の有底
開口円筒容器であり、そこに基板Sが収納される大きさ
を有し、前述した駆動部Dによって高速回転が可能であ
る。回転カップ11の底部中央は、スピンチャック10
にて塞がれる構造となっており、また側壁の内周面は上
側に向かって縮径されたテーパ面に形成される。そし
て、この側壁下端部には、レジスト液塗布時の飛散レジ
スト液やミストをドレインカップに排出するための排出
孔16が適宜設けられる。
【0045】回転カップ11の開口は、蓋体12によっ
て被われる。この蓋体12はその中央部に給気孔12a
が形成されるが、外周部分は回転カップ11に隙間なく
密閉される構造である。そして、塗布処理の際に回転カ
ップ11がスピンチャックと10とともに回転するの
で、容易に密閉状態を保つことができる。そして蓋体1
2の回転カップ11への着脱(開閉)は、蓋体12の中
央植立部12bの膨隆頭部12cの下側にロボットアー
ム50を挿入して当てがい、膨隆頭部12cに設けられ
た係止溝12dにロボットアーム50の係止ピン50を
係合させた後ロボットアーム50を上下動させることに
よって行われる。このとき、係止溝12dと係止ピン5
0との位置合わせあるいは、後述するロックピンと嵌合
凹所である受け(図3では省略)の位置合わせは、サー
ボモータ等にて形成される駆動モータD1の回転角制御
によって達成することができる。蓋体12の下方にあっ
て中央植立部12bの下端には、空気流の整流板12e
が備えられ、給気孔12aから入った空気が整流板12
eに沿って周縁に広がりつつ回転カップ11の側壁下端
の排出孔16に流れ、排出されるようになっている。こ
の給気孔12aから排出孔16への空気の流れは、レジ
スト液の塗布時飛散したレジスト液やミストを好適に排
出させ、しかも回転カップ11内を必要以上に負圧にす
るのを防止し、また塗布後の蓋体12の解放に際し大き
な力を要することなく容易に解放させることに役立つ。
【0046】このように構成される塗布処理部における
基板Sへのレジスト液の塗布処理は、次のようになる。
まず、蓋体12が解放され昇降手段UDにて持ち上げら
れたスピンチャック10上に基板Sが置かれると、吸引
手段Vにて真空引きして基板Sをスピンチャック10に
固定し、昇降手段UDにてスピンチャック10を下げる
と共に蓋体12を閉じる。その後、駆動部Dにて回転カ
ップ11、蓋体12及びスピンチャック10を高速回転
させると共にレジスト液を基板S上に滴下して遠心力に
てレジスト液を広げ基板S上にレジスト膜を作る。この
とき、レジスト液やその溶剤であるシンナが回転カップ
11の側壁周囲に飛散しパーティクルを含むミストが立
ちこもるが、給気孔12aから排出孔16への空気流に
よって回転カップ11の外部へ排出される。この後、蓋
体12を開けスピンチャック10を持ち上げ基板Sの吸
引を解き、次の工程のエッジトリマに搬送部3により基
板Sを搬送する。
【0047】図3に示すように、回転カップ11の外周
には、ドレインカップ13が設けられている。このドレ
インカップ13は回転カップ11の排出孔16から出る
ミスト等を気液分離するための容器である。このドレイ
ンカップ13は回転カップ11の外周に環状に形成さ
れ、回転カップ11から排出されるミスト等を上下に迂
回する通路によって気液分離するために、内側壁13c
を天井から垂下させて下部通路を設け、ついで外側壁1
3bを底部から起立させて上部通路を設け、そして外周
壁13aの排気口13dを介して排出管EXHに連通し
ている構造であり、回転カップ11の排気孔16からの
ミスト等を内側壁13eの下部通路に通し、この下部通
路の下端のドレイン孔13eより液体を排出し、上部通
路を通った気体を外周壁13aより排出孔13dを介し
て排気管EXHに導いている。なお、内側壁13cの上
端部にも排気通路13fが形成され、この排気通路13
fによる空気流により回転カップ11の回転時に飛散し
てドレインカップ13に流れ込んだミストの舞い上がり
を抑えている。
【0048】ドレインカップ13内部には、その要所に
洗浄液であるシンナ噴射ノズルC1〜C3が配置されて
おり、噴射ノズルC1ではドレインカップ13の内側壁
13cからシンナを回転カップ11に向けて噴射させ、
噴射ノズルC2では外側壁13bの内側面及び内側壁1
3cの外側面に向けてシンナを噴射させ、噴射ノズルC
3では回転カップ11の外側下面及び内側壁13cの内
側面に向けてシンナを噴射させるものである。そして、
この噴射ノズルC1〜C3による洗浄は、回転カップ1
1による塗布処理後、図2に示す貯留タンク41のシン
ナを用いて行われる。
【0049】以上、図2にて塗布ユニット126および
周辺レジスト除去ユニット127の平面、図3にて塗布
ユニット126の断面をそれぞれ示した。
【0050】次に、図4を参照して、ドレインカップ1
3の外周壁13aに設けた排気口13dにつきさらに詳
細に述べる。ここでは、ドレインカップ13の外周壁1
3aの例えば周囲4箇所に排気口13dが形成されてお
り、これら排気口13dにそれぞれ排気管EXHが接続
されている。これら排気管EXHは、排気口13dが周
方向にその開口幅が広げられて大きな開口面積を有する
ように、ドレインカップ13の外周壁の接線方向に設け
られている。
【0051】このように、排気管EXHをドレインカッ
プ13の外周壁の接線方向に設けることにより、従来の
ように排気管EXHを径方向に設けるよりも、排気口1
3dの開口幅を著しく広くすることができ、広範囲に亘
る排気が可能となる。つまり、ドレインカップ13の周
囲のうち少しでも多くの部分に排気口13dひいては排
気管EXHを臨ませて、ドレインカップ13内を速やか
にかつ均一に排気できるようにし、カップ11内に不均
一にミスト蒸気が残存してレジスト膜厚がばらつくこと
を防止するものである。このことは、被処理基板が大型
化するにともない、速やかかつ均一な排気を行いにくく
なることを勘案すれば、大型基板を処理する際にその効
果は著しい。
【0052】また、上述のように排気口13dや排気管
EXHの開口面積を広げるという手段の外に、この実施
の形態ではこの排気口13dに連通される排気管EXH
の向きにも配慮がなされている。つまり、ドレインカッ
プ13が存在するとしても、塗布処理にあたりスピンチ
ャック10に回転カップ11とともに高速回転が与えら
れ、スピンチャック10上のレジスト液は飛散してミス
トとなり、このミスト等は回転カップ11の排気孔16
より流出する。この流出ミストはドレインカップ13の
排気口13dに至るまで勢いを持つので、排気管にミス
トが直接入り込むおそれがある。ドレインカップ13に
よる気液分離を一層向上させてミストの排気管EXHへ
の流入を有効に防止するためには、ドレインカップ13
の排気口13dにおいて勢いあるミストを遮断すればよ
い。
【0053】そこで、本実施の形態では、排気口13d
から排気管EXHへ通る気体の流れを回転カップ11の
回転方向と逆向きとなるようにされている。つまり、排
気管EXHは回転カップ11の回転方向と逆方向に排気
を取り込むようにドレインカップ13の外周壁13aに
連通される。このように構成することで、気液分離が好
適に行われミストの流出もなくなり、特に大型基板にあ
って回転基板周縁部にて特に高速となり飛び出すミスト
を排気管EXHに入り込まないよう遮断する効果は大き
い。
【0054】また、図5は、ドレインカップ13の一部
を主に示した拡大図であり、ここでは図3と異なり噴射
ノズルを4箇所(図3では3箇所C1,C2,C3)設
けた構成を例示する。この場合のドレインカップ13
は、ドレインカップ13内にて下部から起立する外側壁
13bの上部通路に臨む外周壁13aは壁となって塞が
れ、排気管EXHはその壁の下に位置する構造を有す
る。すなわちドレインカップ13の上端面と排気管EX
Hの上端部とは、段差を有する断面構造となっている。
したがって、回転カップ11の下端排出孔16より放出
されるミストは、内側壁13cに沿って下り、外側壁1
3bに沿って上り上部通路を通って外周壁面に一旦ぶつ
かり、上部通路からそのまま排気管EXHに侵入するこ
とがないので、この外周壁13aの壁のため気液分離が
促進されミストの排気管への侵入も少なくなる。
【0055】このドレインカップ13の段差構造を得る
ために、図5では外周壁13aの壁面分だけ従来よりも
ドレインカップ13を深く形成してあるが、このように
深さを深くすることは、ミストの流れる通路を増大させ
ることになり、この点においても気液分離を促進する。
このように、気液分離の促進のためには、ドレインカッ
プ13の深さを深くするだけでも有効であるが、上記の
段差構造は、ドレインカップ13を深くするという変更
自体構造上余裕のない場合に、わずかな変更で済み有益
である。また、このドレインカップ13の段差構造やド
レインカップ13の深さの増大は、最近の大型基板の塗
布処理において、多量のミストの気液分離のために、あ
るいは排気管EXHへのミストの侵入防止のために、極
めて有用なものとなる。
【0056】上述の図5に示す排気管EXHはドレイン
カップ13のものであるが、図6は塗布ユニット126
および周辺レジスト除去ユニット127の各ユニットの
排気を示している。この図に示すように、塗布装置12
6および周辺レジスト除去ユニット127には、それぞ
れ4箇所のユニット排気管UEXHが設けられ、ユニッ
ト内で気化したシンナの臭気がしないようにこのユニッ
ト排気管UEXHから排気される。
【0057】図7は、大型基板に対応するための蓋体1
2と回転カップ11との確実な密閉のための構造であ
り、図3では省略するが蓋体12を確実に所定位置にか
ぶせるため、回転カップ11の周囲3箇所にインタロッ
クセンサ12S及びロックピンが嵌まる受け12Rがそ
れぞれ備えられ、大型基板に伴う大きな蓋体12をずれ
がなく正確に位置決めしかつ確実に密閉できるようにな
っている。したがって、インタロックセンサ12Sやロ
ックピンの受け12Rは周囲略等配に備えられるのが好
ましい。特にかかる構造配置は、蓋体12が水平を保て
ないとき、センサ検出信号により一見して判明すること
ができ、大型化基板により発生しやすい事故を未然に防
止することができる。
【0058】図5に示すように、ドレインカップ13
は、回転する回転カップ11の外周部下方に延出した部
分を有しており、その部分において、回転する回転カッ
プ1と固定的に設けられているドレインカップ13との
間からミスト等の漏れが生じないようにする必要があ
る。このために図5に示すように回転カップ11の下方
でドレインカップ13の内周端には、上端に噴射ノズル
が備えられる調整機構17が存在する。この調整機構1
7はその上端が回転カップ11に当たることなく、しか
もミストの漏れがないようできるだけ狭く調整する必要
がある。このため図8の如く上部柱17aと下部台17
bとの間にボルト17cおよびナット17dからなる上
下昇降部分が備えられ、ボルト17cと上部柱17aと
の相対回転により下部台17bに対し上部柱17aの高
さを変化させることができ、回転カップ11に当たらな
いようその上端との間隙を狭く調整できることとなる。
この調整機構の存在は基板が大型化し回転カップ11が
大面積になる程必要なものであり、この調整機構によっ
て微小で適切な間隙を簡単に得ることができる。なお、
従来ワッシャ等を加減して調整していた場合と比べると
組立後の稼働状態に際しての調整が極めて容易となっ
た。
【0059】図9、図10は図2に示す搬送部3であっ
て特にそのキャリア31を中心に図示する。キャリア3
1は図1、図9に示すように二股に分かれたコ字状のア
ーム31a一対が向き合ってガイドレール30に沿い移
動できるようになっており、このキャリア31のアーム
31a先端部には吸引して基板Sを固定・保持する倣い
チャック31bが備えられている。この倣いチャック3
1bは、図10の如く吸引孔が末広がりに形成されたト
ップパッド31b1と、トップパッド31b1の吸引孔
に連通して配管31cにつながるバキューム孔31b
2、パッキング31b3等から形成され、基板Sの端部
がアーム31a上に戴置された状態で配管31cを通じ
て吸引することにより、基板Sの裏面がトップパッド3
1b1に吸着され保持される。なお、大型の基板Sの場
合はアーム31a間にて湾曲する場合があるので、ガイ
ド31dを設けて基板Sを支える機構となっている。
【0060】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れることなく種々変更可能である。例えば、上記実施の
形態では排気管をドレインカップの外周壁の接線方向に
設けたが、径方向から傾斜して、排気口の開口面積が広
がればこれに限るものではない。また、基板収容容器と
して、スピンチャックとともに回転する回転カップを用
いたが、基板収容容器は必ずしも回転する必要はない。
【0061】さらに、上記実施の形態では、本発明をレ
ジスト塗布する塗布装置に適用したが、これに限らず他
の塗布液、例えば現像液に適用しても良い。また、上記
実施形態においては、基板としてLCD基板を用いた場
合について示したが、これに限らず他の基板の処理の場
合にも適用可能であることはいうまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明によれ
ば、排気口の開口幅が周方向に広がるように、排気管を
基板の回転中心から引かれる直線に対して傾いた方向に
設け、かつ回転カップの回転方向と逆方向に排気するよ
うに構成し、さらに排気管を気液分離容器の外周壁の上
端面に対してその上端部が大きな段差を有するように気
液分離容器の外周壁の下部に連通されるように設けたの
、速やかにかつ均一に排気することができ、ミスト蒸
気の基板への再付着を抑えることができるとともに、排
気管へのミストの入り込みを極めて有効に抑制すること
ができる。
【0063】第2発明によれば、基板収容容器を基板と
ともに回転させるように設けたので、基板収納容器内を
密閉状態にして塗布処理を行うことが容易となる。
【0064】第3発明によれば、気液分離容器は、その
平面形状がリング状をなし、排気管が基板回転方向と逆
方向の接線方向に排気されるように設けられているの
で、排気口の開口幅を最大にすることができ、かつミス
トが排気管に最も入り込みにくくすることができ、第1
発明の効果をより高めることができる。
【0065】第4発明によれば、調整機構を備えること
により、基板収容容器と気液分離容器との間の隙間をな
るべく狭くしてミスト等の漏れをなくし、しかも気液分
離容器の一部が基板収容容器に接触しないように調整す
ることができる。
【0066】第5発明によれば、ボルトおよびナットか
らなる上下昇降部分により上部柱を上下動させて前記気
液分離容器の前記基板収容容器の外周部下方側に突出す
る部分の高さ位置を調節するので、基板収容容器と気液
分離容器との間の隙間の調整を容易に行うことができ
る。
【0067】第6発明では、複数のインタロックセンサ
にて蓋体の位置ずれが容易に検出することができ、特に
大型化の基板を扱う場合の蓋体の位置ずれ防止に効果的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の塗布装置が適用されるレ
ジスト塗布・現像システムを示す斜視図。
【図2】図1のシステムにおける塗布ユニットおよび周
辺レジスト除去ユニットを含む塗布処理部を示す平面
図。
【図3】塗布処理ユニットを示す断面図。
【図4】塗布処理ユニットを示す簡略平面図。
【図5】塗布処理ユニットのドレインカップを主に示す
拡大断面図。
【図6】塗布ユニットおよび周辺レジスト除去ユニット
におけるユニット排気を示す簡略平面図。
【図7】塗布ユニットに設けられたインタロックセンサ
およびロックピン受けの配置状態を示す平面図および断
面図。
【図8】回転カップとドレインカップとの隙間を調整す
る調整機構を示す概略図。
【図9】塗布処理ユニットから周辺レジスト除去ユニッ
トへ基板を搬送するためのキャリアを示す斜視図。
【図10】図9のキャリアを用いて基板を支持した状態
を示す図。
【符号の説明】10……スピンチャック 11……回転カップ(基板収容容器) 12……蓋体 12S……インタロックセンサ 13……ドレインカップ(気液分離容器) 13a……外周壁 13d……排気口 17……調整機構 17c……ボルト 17d……ナット 126……塗布ユニット 127……周辺レジスト除去ユニットD……駆動部(基板回転手段、容器回転手段) EXH……排気管 S……基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 11/08 B05D 1/40 G03F 7/16 H01L 21/027

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を収容する基板収容容器と、 前記基板収容容器内に収容された基板を保持し、回転可
    能なスピンチャックと、 前記スピンチャックを介して基板を回転させる基板回転
    手段と、 基板表面に塗布液を供給する塗布液供給手段と、 前記基板収容容器の外側に設けられ、その外周壁に排気
    口を有する気液分離容器と、 前記排気口に連通されて外部に導出される排気管とを有
    する塗布装置であって、 前記排気管は、前記排気口の開口幅が周方向に広がるよ
    うに、基板の回転中心から引かれる直線に対して傾いた
    方向に設けられ、かつ排気口から排気管へ流れ込む気体
    の流れが前記基板の回転方向と逆方向となるように前記
    排気口に連通されるとともに、前記気液分離容器の外周
    壁の上端面に対してその上端部が大きな段差を有するよ
    うに前記気液分離容器の外周壁の下部に連通されたこと
    を特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記基板とともに前記基板収容容器を回
    転させる容器回転手段を有することを特徴とする請求項
    1に記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記気液分離容器は、その平面形状がリ
    ング状をなし、前記排気管が基板回転方向と逆方向の接
    線方向に排気されるように設けられていることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記気液分離容器は、前記基板収容容器
    の外周部下方側に突出する部分を有し、その突出部分と
    前記基板収容容器との間の間隙を調整する調整機構を備
    えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    か1項に記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記調整機構は、 上端が前記気液分離容器の前記基板収容容器の外周部下
    方側に突出する部分に 当接する上部柱と、 前記上部柱を支持する下部台と、 前記下部台に対して前記上部柱を上下動させて前記気液
    分離容器の前記基板収容容器の外周部下方側に突出する
    部分の高さ位置を調節する、ボルトおよびナットからな
    る上下昇降部分とを有することを特徴とする請求項4に
    記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記基板収容容器の開口部を塞ぐ着脱自
    在の蓋体と、基板収容容器の周囲に設けられ、前記蓋体
    の位置ずれを検出する複数のインタロックセンサとを備
    えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれ
    か1項に記載の塗布装置。
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