JP2690862B2 - 真空チャック装置からのワークの取り外し方法及びワークの取り外し装置 - Google Patents

真空チャック装置からのワークの取り外し方法及びワークの取り外し装置

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JP2690862B2 JP17908194A JP17908194A JP2690862B2 JP 2690862 B2 JP2690862 B2 JP 2690862B2 JP 17908194 A JP17908194 A JP 17908194A JP 17908194 A JP17908194 A JP 17908194A JP 2690862 B2 JP2690862 B2 JP 2690862B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空チャック装置から
のワークの取り外し方法及びこの方法に使用する真空チ
ャック装置からのワークの取り外し装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、半導体集積回路装置製造
工程において、フォトエッチングのためのシリコンウェ
ハ上面にフォトレジストをコーティングする場合、スピ
ンコータ31が使用されている。
【0003】図4に示すように、スピンコータ31は回
転駆動部32、軸部33、空気吸引部34、ウェハ支持
部35、回転ヘッド36等から構成されている。空気吸
引部34には空気を吸引するための空気ポンプ37が接
続される。ウェハWを乗せた状態で回転する回転ヘッド
36は、それ自体が真空チャック装置になっている。こ
の真空チャック装置は、チャック本体38とチャック板
39とによりチャンバ40が形成され、チャック板39
の上面に吸着板41が固定されている。この吸着板41
は焼結銅でチャック板39と同径の円板状に形成され、
内部に形成された多数の透孔によりその表裏間に空気を
流通させる。そして、真空チャック部はこの吸着板41
を介してウェハWを吸着するようになっている。
【0004】この真空チャック部の内部には、電子式の
加熱・冷却器42が設けられている。この加熱・冷却器
42はチャック板39及び吸着板41を介して吸着板4
1上に載置されたウェハWを加熱又は冷却するようにな
っている。即ち、フォトレジスト膜は均一の厚さで形成
しなければならないため、加熱・冷却器42は膜厚を決
定する要因であるスピンコート時のウェハWの温度を制
御するようになっている。
【0005】又、真空チャック装置の下側には、真空チ
ャック装置とともに回転するウェハ支持部35が設けら
れている。このウェハ支持部35には真空チャック装置
側に延びる3本のピン43が設けられ、この各ピン43
は連動して上下移動するようになっている。各ピン43
の先端側はチャック本体38、チャック板39及び吸着
板41の内部に上下方向に貫通された孔に挿通されてい
る。吸着板41内部に形成された孔44の内周面には空
気の流通を遮断するための非通気層45が形成されてい
る。そして、各ピン43が最上位置に移動すると、その
先端が吸着板41の上面から3〜4mm突出する。反対
に、各ピン43が最下位置に移動すると、その先端が吸
着板41の上面より下方に没入するようになっている。
【0006】そして、スピンコートを行うときは各ピン
43が吸着板41から没入するため、ウェハWを吸着板
41に当接させることができる。又、ウェハWの取り外
し時には、二点鎖線で示すように、各ピン43が吸着板
41から突出するため、ウェハWが吸着板41の上面か
ら3〜4mm上がった状態で支持される。この3〜4m
mの隙間に図示しないウェハ移動装置のハンドリング用
治具を挿入し、ウェハWを下側から支持した状態で吸着
板41上から移動させている。即ち、ウェハWの上面側
には半導体集積回路が形成されるため、その上面には何
も接触させないようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、スピン
コート時のウェハWの加熱は真空チャック装置内に設け
られた加熱・冷却器42により吸着板41を介して行わ
れる。ところが、吸着板41には孔44が形成されてい
るため、孔44内部の温度は周囲の部分の温度に対して
低くなる。従って、ウェハWの温度分布は均一になら
ず、ウェハWは孔44に相対する部分の温度が他の部分
の温度よりも低くなる。この結果、ウェハWに滴下され
たフォトレジストの粘度が孔44部分で高くなるため、
ウェハW全体に均一にスピンコートされなくなる。この
結果、このウェハWから製造される半導体集積回路の品
質がばらつくという問題があった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は真空チャックの吸着板に
ワークを持ち上げるピンを挿通させるための孔を設ける
ことなく、かつ、ワークの上面に触れることなくワーク
を吸着板上から移動させることができる真空チャック装
置からのワークの取り外し方法及びこの方法に使用する
ワーク取り外し装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、表裏両面に連通する多数
の透孔を有する吸着部の一方の面から空気を吸引するこ
とにより他方の面にワークを吸着し、ワークの吸着終了
時には、この吸着部の一方の面から空気を吸着部内に導
入して他方の面から噴出させ、噴出する空気によりワー
クを他方の面から浮いた状態で支持し、吸着部を傾斜さ
せることにより、吸着部から噴出する空気により浮いた
状態のワークをその自重により吸着部から外れた位置に
落下移動させる。
【0010】又、請求項2に記載の発明は、一方の面か
ら空気を吸引することにより他方の面にワークを吸着す
る吸着部を備えた真空チャック部と、前記真空チャック
部から空気を吸引することにより、ワークを吸着部に吸
着する空気吸引手段と、真空チャック部に空気を供給す
ることにより、ワークを吸着部から浮いた状態で支持す
る空気供給手段と、真空チャック部に対して前記空気吸
引手段と前記空気供給手段を切り換え接続する切換手段
と、空気供給手段が供給する空気により吸着部から浮い
た状態で支持されるワークを吸着部上から外れた位置に
移動させるワーク移動手段とから構成し、ワーク移動手
段を、吸着部を傾斜させることにより、吸着部から噴出
する空気により浮いた状態のワークをその自重により吸
着部から外れた位置に落下移動させる吸着板傾斜手段と
した。
【0011】又、請求項3に記載の発明は、請求項2に
記載の真空チャック装置からのワークの取り外し装置に
おいて、吸着部を表裏両面に連通する多数の透孔を有す
る多孔質体にて形成された吸着板とした。
【0012】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、ワー
クの吸着終了時に、真空チャックに空気を供給すると、
供給された空気が吸着部からワークの下面と吸着部の上
面との間に噴出する。すると、吸着部から噴出する空気
にてワークが吸着部上面から浮いた状態で支持される。
吸着部を傾斜させると、吸着部から噴出する空気により
浮いた状態で支持されるワークが自重により吸着部上面
から外れた位置に落下移動する。この結果、ワークをそ
の上面に触れることなく、又、ワークの下面を吸着部に
接触させることなく吸着部の上面から外れた位置に移動
させることができる。
【0013】又、請求項2に記載の発明によれば、ワー
クの吸着終了時に、切換手段が空気供給手段を真空チャ
ック部に切り換え接続して真空チャック部に空気を供給
すると、供給された空気は吸着部上面とワークの下面と
の間に噴出する。すると、吸着部から噴出する空気によ
りワークが吸着部上面から浮いた状態で支持される。
着板傾斜手段が吸着部を傾斜させると、吸着部から噴出
する空気により浮いた状態で支持されるワークが自重に
より吸着部上面から外れた位置に落下移動する。この結
果、ワークがその上面に何も接触することなく、又、ワ
ークの下面が吸着部上面に接触しない状態で吸着部上か
ら外れた位置に移動される。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、吸着部を
介してワークを加熱する際、ワークを均一に加熱するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明をでウェハにフォトレジストを
コーティングするために使用されるスピンコータの回転
ヘッドに備えられた真空チャックに具体化した一実施例
を図1〜3に従って説明する。
【0016】図1に示すように、スピンコータ1は水平
な支持台2の上面に載置されている。スピンコータ1の
最下段には箱状の傾斜部3が設けられている。この傾斜
部3は図示しない公知の機構により、傾斜部3の上部に
設けられた傾斜板4を水平状態から傾斜するようになっ
ている。この結果、二点鎖線で示すように、スピンコー
タ1の傾斜板4よりも上側の部分が水平状態から傾斜し
た状態に配置されるようになっている。
【0017】傾斜板4の上面には回転駆動部5が設けら
れている。この回転駆動部5の内部にはモータ等が収容
されている。このモータは図示しない制御部にて回転駆
動される。
【0018】回転駆動部5は上面に垂直方向に延びる軸
部6を回転可能に支持し、その軸部6を回転駆動部5の
モータにて回転駆動する。軸部6の上下方向のほぼ中央
部には径方向に延びる空気吸排孔7が形成されている。
この空気吸排孔7から上方には軸部6の軸線に沿って空
気吸排路8が形成されている。
【0019】軸部6の外周側の空気吸排孔7に相対する
位置には、軸部6を全周側から取り囲むように円柱状の
空気吸排部9がラジアルベアリング10及び図示しない
ラビリンスパッキングを介して連結されている。この空
気吸排部9は図示しない支持部を介して前記傾斜板4上
に固定されている。従って、軸部6が回転しても、空気
吸排部9は回転しないようになっている。空気吸排部9
の内周側には軸部6を全周から取り囲むように空気室1
1が設けられている。又、空気吸排部9の上下方向のほ
ぼ中央部には径方向に延びる空気吸排口12が設けられ
ている。従って、空気吸排口12は空気室11を介して
空気吸排路8にほぼ気密状態で連通されている。
【0020】この空気吸排口12には空気吸排管13を
介して切換弁14が接続されている。この切換弁14に
は空気を排出するための真空ポンプ15及び空気を供給
するための空気圧縮機16が接続されている。
【0021】軸部6の上端には真空チャック部としての
回転ヘッド17が軸部6と一体回転可能に固定されてい
る。軸部6の上端には金属にて有底円筒状に形成された
チャック本体18が固定されている。このチャック本体
18の底部中央には前記空気吸排路8に連通する空気吸
排孔18aが形成されている。
【0022】チャック本体18の上面にはチャック本体
18と同径の円板状に形成された金属製のチャック板1
9が固定されている。このチャック板19によりチャッ
ク本体18の上側が閉塞され、内部にチャンバ20が形
成されている。チャック本体18とチャック板19との
接合面には図示しないパッキングが介在されている。こ
のチャック板19の上面には同心円上に複数の環状溝2
1が形成されている。各環状溝21とチャンバ20とは
各環状溝21毎に形成された空気吸排孔22にて連結さ
れている。
【0023】又、チャンバ20の内部において、チャッ
ク板19の下面には円板状に形成された電子式の加熱・
冷却器23が固定されている。この加熱・冷却器23は
チャック板19を加熱又は冷却するようになっている。
【0024】チャック板19の上面にはチャック板19
と同形の円板状に形成された吸着部としての吸着板24
が接着剤により接着されている。接着剤はチャック板1
9の上面外周部のみに塗布されているため、チャック板
19と吸着板24との接合面からは外部に空気が漏れな
いようになっている。吸着板24がチャック板19と接
合する側の面は空気を吸引する吸引面24aとなってお
り、その反対側の面はワーク等の被吸着物を吸着する吸
着面24bになっている。
【0025】吸着板24は焼結銅にて形成された多孔質
体てあって、その吸引面24aと吸着面24bとの間で
空気を流通させることできる。又、吸着板24の外周部
全体には被通気層25が形成され、外周部からの空気の
流通が遮断されている。この吸着板24は前記加熱・冷
却器23によりチャック板24を介して加熱又は冷却さ
れる。そして、吸着板24の上面にウェハWが載置され
る。
【0026】回転ヘッド17の側方には、吸着板24上
のウェハWを所定の場所に移動させるための図示しない
ウェハ移動装置が設けられている。ウェハ移動装置から
は回転ヘッド24の側方にウェハWをその下面から支持
するためのハンドリング部が配置されるようになってい
る。
【0027】次に、以上のように構成されたスピンコー
タ1の作用について説明する。ウェハWにフォトレジス
トのスピンコートを行うには、先ず、ウェハWが吸着板
24の上面に図示しないウェハ移動装置にて運ばれる。
ウェハWが吸着板24上の正しい位置に配置されると、
切換弁14が真空ポンプ15側に切り換えられる。この
結果、吸着板24、チャンバ20、空気吸排路8、空気
室11、空気吸排管13を介して空気が吸引されるた
め、ウェハWが吸着板24上に吸着される。次に、加熱
・冷却器23が作動されて吸着板24を介してウェハW
が所定温度まで加熱される。この際、吸着板24には従
来のようにウェハWを吸着板24上から持ち上げるため
のピンを挿通させる孔が形成されていないため、吸着板
24の温度分布は均一となる。この結果、ウェハWの温
度分布も均一になる。
【0028】ウェハWの温度が所定の温度に達すると、
回転駆動部5が作動されてウェハWが固定された回転ヘ
ッド17が所定回転数で回転駆動される。この状態で、
図示しないフォトレジスト供給装置から所定量のレジス
トが回転するウェハWの中央部に滴下される。ウェハW
に滴下されたレジストは遠心力によりウェハWの外周部
側に展延される。この結果、ウェハWの上面全体にフォ
トレジストがスピンコートされ、上面全体に均一なレジ
スト膜が形成される。レジスト膜が形成されると、加熱
・冷却器23が作動されて吸着板24を介してウェハW
が冷却される。この結果、レジスト膜がウェハW上で均
一に広がった状態で固化する。
【0029】次に、切換弁14が空気圧縮機16側に切
り換えられると、圧縮空気が空気吸排管13、空気室1
0、空気吸排路8、チャンバ20を介して吸着板24と
ウェハWの間に噴出する。この結果、継続的に噴出する
空気により、ウェハWが吸着板24の上面から浮いた状
態で支持される。
【0030】次に、ウェハWが吸着板24上に浮いた状
態で、傾斜部3が作動される。この結果、傾斜板4とと
もに回転ヘッド17が傾斜するため、吸着板24ととと
もにウェハWが浮いた状態のまま傾斜する。すると、ウ
ェハWはその自重により、吸着板24上を浮いた状態で
落下移動し、吸着板24上からずれた位置に移動する。
この結果、ウェハWが真空チャック部から外れた位置に
移動配置され、その位置に待機するウェハ移動装置のハ
ンドリング部にて下面側から支持される。そして、ハン
ドリング部にて支持されたウェハWは、ウェハWを収容
するカセット等に移動される。
【0031】以上のように本実施例では、スピンコータ
1の回転ヘッド17である真空チャック部の吸着板24
が空気を表裏間で流通させる多孔質材である焼結銅の板
材にて構成した。そして、真空チャック部のチャンバ2
0には、切換弁14を介して空気を吸引する真空ポンプ
15とともに、圧縮空気をチャンバ20に供給する空気
圧縮機16が接続されている。そして、ウェハWをスピ
ンコートした後、空気圧縮機16からチャンバ20に圧
縮空気を供給し、空気を吸着板24を介してウェハWの
下面に噴出させる。この吸着板24の上面とウェハWの
下面との間に噴出する空気により、ウェハWを吸着板2
4から浮いた状態で支持する。この状態で傾斜部3によ
り吸着板24を傾斜させることにより、空気により支持
されるウェハWを自重により落下移動させ吸着板24か
ら外れた位置まで移動させる。この結果、ウェハWを下
面から支持できる状態になるため、ウェハ移動装置のハ
ンドリング部にて下面から支持して保持することができ
る。そして、以上の結果、ウェハWを吸着板24上から
移動させるために、従来のように吸着板24内部にウェ
ハWを支持するためのピンを挿通させる孔を設ける必要
がなくなる。従って、加熱・冷却部23により吸着板2
4、さらに、ウェハWを温度分布が均一になるように加
熱することができる。
【0032】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように構成することもできる。 (1) 本実施例では、多孔質体である焼結銅にて吸着
板24を形成したが、これをチャンバ20に連通する多
数の吸排孔、又は、吸排孔によりチャンバ20に連通さ
れる吸排溝により空気の吸排を行う真空チャックとして
もよい。
【0033】(2) 傾斜部3をスピンコータ1の最下
段に設け、スピンコータ1全体を傾斜させるようにした
が、回転ヘッド17のみを傾斜させる構成としてもよ
い。 (3) 吸着板24を焼結銅にて形成したが、その他、
例えば、焼結アルミニウム、焼結ステンレス等の多孔質
材料を用いた吸着板24としてもよい。
【0034】(4) シリコンウェハWにフォトレジス
トをスピンコートするためのスピンコータ1の回転ヘッ
ド17に用いられる真空チャック装置に実施したが、他
に、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)のガラス基板
に薄膜トランジスタを形成するために使用されるフォト
プレートに用いられる真空チャック装置に実施してもよ
い。
【0035】
【0036】尚、この明細書において、発明の構成に係
る手段及び部材は、以下のように定義されるものとす
る。
【0037】(1) 透孔とは、吸着板を形成する材料
中に多数形成され、この空間が互いに繋がることにより
吸着板の表裏面間に空気を流通させる空間を意味する。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜に記
載の発明によれば、真空チャックの吸着部にワークを持
ち上げるピンを挿通させるための孔を設けることなく、
かつ、ワークの上面に触れることなく、ワークを吸着部
上から移動させることができる。
【0039】
【0040】請求項に記載の発明によれば、吸着部を
介してワークを加熱する際、ワークを均一に加熱するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例を具体化した一実施例の真空チャッ
ク装置からのワークの取り外し装置を備えたスピンコー
タの正面図である。
【図2】 吸着板上のウェハが浮上した状態を示す正面
図である。
【図3】 吸着板が傾斜してウェハが落下移動する状態
を示す正面図である。
【図4】 従来例の真空チャック装置を備えたスピンコ
ータの正面図である。
【符号の説明】
3…吸着板傾斜手段としての傾斜部、14…切換手段と
しての切換弁、15…空気吸引手段としての真空ポン
プ、16…空気供給手段として空気圧縮機、17…真空
チャック部としての回転ヘッド、24…吸着部としての
吸着板、W…ワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/68 H01L 21/30 564C

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏両面に連通する多数の透孔を有する
    吸着部(24)の一方の面から空気を吸引することによ
    り他方の面にワーク(W)を吸着し、ワーク(W)の吸
    着終了時には、この吸着部(24)の一方の面から空気
    を導入して他方の面から噴出させ、噴出する空気により
    ワーク(W)を他方の面から浮いた状態で支持し、吸着
    部(24)を傾斜させることにより、吸着部(24)か
    ら噴出する空気により浮いた状態のワーク(W)をその
    自重により吸着部(24)から外れた位置に落下移動さ
    せる真空チャック装置からのワークの取り外し方法。
  2. 【請求項2】 一方の面から空気を吸引することにより
    他方の面にワーク(W)を吸着する吸着部(24)を備
    えた真空チャック部(17)と、 前記真空チャック部(17)から空気を吸引することに
    より、ワーク(W)を吸着部(24)に吸着する空気吸
    引手段(15)と、 真空チャック部(17)に空気を供給することにより、
    ワーク(W)を吸着部(24)から浮いた状態で支持す
    る空気供給手段(16)と、 真空チャック部(17)に対して前記空気吸引手段(1
    5)と前記空気供給手段(16)を切り換え接続する切
    換手段(14)と、 空気供給手段(16)が供給する空気により吸着部(2
    4)から浮いた状態で支持されるワーク(W)を吸着部
    (24)上から外れた位置に移動させるワーク移動手段
    (3)とからなり、 ワーク移動手段(3)は、吸着部(24)を傾斜させる
    ことにより、吸着部(24)から噴出する空気により浮
    いた状態のワーク(W)をその自重により吸着部(2
    4)から外れた位置に落下移動させる吸着板傾斜手段
    (3)である真空チャック装置からのワークの取り外し
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の真空チャック装置から
    のワークの取り外し装置において、吸着部(24)を表
    裏両面に連通する多数の透孔を有する多孔質体にて形成
    された吸着板(24)とした真空チャック装置からのワ
    ークの取り外し装置。
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